JP3014666U - 炊き込みごはんセット及び炊飯セット - Google Patents

炊き込みごはんセット及び炊飯セット

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JP3014666U JP1995001473U JP147395U JP3014666U JP 3014666 U JP3014666 U JP 3014666U JP 1995001473 U JP1995001473 U JP 1995001473U JP 147395 U JP147395 U JP 147395U JP 3014666 U JP3014666 U JP 3014666U
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和泉 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美味な炊き込みごはんが、簡易、迅速に得ら
れ、後片付けの手間の少ない炊き込みごはんセット及び
炊飯セットを提供する。 【構成】 容器本体11及びこれに取着される蓋体12
を有するアルミ箔製の炊飯容器1と、所定の収納袋21
内に略密閉収納された早炊き米22と、所定の具材と共
に所定の収容袋31内に密閉収容され、炊飯時に上記早
炊き米22の味付け及び炊飯用水分の補給を行う炊き込
みごはん用スープと、を備える。このセットに、略中央
寄りを固形燃料配置部とし、その周囲に略U字状等の第
1切り込み部を設け、これに取り囲まれた折り上げ自在
の第1舌片状部をコンロ脚部とし、且つ可撓性アルミ板
等で一体形成された携帯用コンロを備えてもよい。ま
た、早炊き米22、炊き込みごはん用スープを取り除い
た炊飯セットとしてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、炊き込みごはんセット及び炊飯セットに関し、更に詳しくは、美味 な炊き込みごはんが、簡易、迅速に得られ、後片付けの手間の少ない炊き込みご はんセット等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、炊き込みごはんの調理は、洗米等のされた生米に、人参、コンニャク 、油揚等の具材を入れ込んだスープ(出し汁)を加え、炊飯器(電気炊飯器、瓦 斯炊飯器等)等で炊き上げて行われている。そして、美味な炊き込みごはんを得 るためには、具材の選択、スープの味付けが良好であると共に、生米とスープ量 のバランスが取れ、炊きあがった米の含水量が適当であることが重要となる。従 って、新米の主婦、一人住まいの独身男性等の家事経験の乏しい者にとって、そ の調理は必ずしも容易でない。また、ベテランの主婦にとっても、通常の炊飯( 生米のみを炊き上げる炊飯)に比べ、面倒と言える。更に、後片付けの段階でも 、炊飯器の他に、具材を煮込んだり、スープを得るために用いた調理器具(鍋等 )の洗浄が必要となり面倒である。
【0003】 一方、百貨店、スーパー等の食材コーナー、持ち帰り用の弁当屋等において、 調理済みの炊き込みごはんをパック詰めにしたものが旧来より、販売されてい る。また、近年、女性の社会進出、電子レンジの普及、コンビニエンスストアー の増加等に呼応して、インスタント食品の一つとしての炊き込みごはんも販売さ れている。その一例として、調理済みの炊き込みごはんを、耐熱性を備えた樹 脂容器等に封入して加熱殺菌したもの等が例示できる。そして、これらの炊き込 みごはんは、いずれも、調理の手間、後片付けの手間を軽減できる便利なものと 言える。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記に示す炊き込みごはんは、冷めないうちに食さなければ、電子 レンジ、蒸し器等で再加熱することが必要となる。また、販売店等で、一度に多 量に調理されたものが、ある程度の時間が経ってから、再加熱して客に販売され ることも多い。従って、調理後、ある程度、時間が経過し、味が少々落ちてから 、消費者が食することも多い。 また、上記の炊き込みごはんは、一度、炊き上げられたものを、更に再加熱 殺菌したものであるため、食する段階で、米がふやけ過ぎて芯のない状態となり 易いと共に、むれ臭が生じていることも多い。従って、この種の炊き込みごはん は、ベテラン主婦が丹精を込めて炊き上げた自家製のものよりも味が劣ることが 多い。
【0005】 更に、近年では、レジャーブームを背景に、キャンプ地等の屋外での調理が盛 んに行われている。この屋外での調理に際しては、電化製品を用いずに、簡易、 迅速に調理できる食材が好まれる。そして、この様な食材の一つに、インスタン ト性に優れた炊き込みごはんや、これを調理するためのセットが加わることは好 ましい。 また、我が国は、所謂、地震国であり、大規模地震(例えば、マグニチュード 6クラスの直下型地震)の起きた場合には、種々のライフライン(水道、ガス、 電気等)が寸断される恐れがある。この為、従来より、乾パン、ビスケット、缶 詰等を、非常食として備蓄することが行われているが、この様な災害時にこそ、 瞬時に米飯を提供できれば、傷心の被災者の心をいくばかりでも慰めることがで きると考えられる。そして、米飯に味付けがなされ、種々の具材と一緒に食する ことのできる炊き込みごはんであれば、より一層、被災者の心を慰められると考 えられる。
【0006】 しかしながら、上記ライフラインの寸断された状況において、水や燃料を必要 とする炊き込みごはんの調理は困難である。従って、炊き込みごはんを含め米飯 を非常食とする場合には、予め、調理済みのもの(おにぎり、弁当等の形態をと るもの)とせざるを得ない。この為、ライフラインの寸断された状況でも、被災 者の心を慰める様な暖かな炊き込みごはんを提供できる炊き込みごはんセットの 出現は好ましい。
【0007】 本考案は、上記観点に鑑みてなされたものであり、美味な炊き込みごはんが、 簡易、迅速に得られ、後片付けの手間の少ない炊き込みごはんセットを提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本第1考案の炊き込みごはんセット(以下、「ごはんセット」という。)は、 容器本体及び該容器本体に取着される蓋体を有するアルミ箔製の炊飯容器と、所 定の収納袋内に密閉収納された早炊き米と、所定の具材と共に所定の収容袋内に 密閉収容され、炊飯時に上記早炊き米の味付け及び該早炊き米への炊飯用水分の 補給を行う炊き込みごはん用スープ(以下、「スープ」という。)と、を備えた ことを特徴とする。
【0009】 上記「炊飯容器」をアルミ箔製とするのは、軽量化及び廃棄の容易化を考慮し たものてある。尚、炊飯容器の形状は種々選択でき、例えば、上方側を開口部と し、外形が略直方体の容器としてもよい。また、容器本体の形状を所定の丼形状 としたり、釜飯用の釜本体形状としてもよい。 また、一般に、炊飯時には、炊飯容器の内部より、過剰な水蒸気を容器外へと 逃がしてやることが必要である。この水蒸気の排出は、例えば、上記蓋体や容器 本体の適所に設けられた貫通孔や、蓋体及び容器本体の間の隙間等を通して行う ことができる。
【0010】 尚、蓋体として、必ずしも、所定の蓋形状に賦形されたものを用いる必要はな い。例えば、調理用のアルミホイールを蓋形状としたものでもよい。 上記「早炊き米」は、一般に、精米されただけの生米に比べて炊飯時間を短縮 できる様にした加工米をいう。例えば、生米〔例えば、含水重量が約15重量% (以下、「%」という。)程度で、澱粉が殆ど、α化していない。〕を蒸し器等 により、数分間加熱して、含水量を高める(例えば、20〜50%とする。)と 共に、澱粉のα化度を高める(例えば、70%以上とする。)ことにより得られ る。また、この早炊き米には、この「α化度を高める」以外の手法により、炊飯 時間の短縮化を図ったものも含まれる。
【0011】 上記「具材」の種類、スープの味付けは、所望の炊きこみごはんの種類(例え ば、山菜ごはん、松茸ごはん、鳥釜飯等)に応じて種々選択される。尚、このス ープには、出汁、醤油、味醂等の主原料の他に、添加物(例えば、馬鈴薯澱粉、 トウモロコシ澱粉等の澱粉類、キサンタガム、タマリンドガム等のガム類、着色 剤、防腐剤)が含まれていてもよい。 上記容器本体の容量、早炊き米及びスープの量は、目的(一人用、二人用、大 盛り用、子盛り用等)に応じて種々選択できる。そして、本第2考案では、一人 用のセットとしての適量を定めている。即ち、同考案では、上記容器本体の容量 を480〜520(特に、好ましくは500g)cc、上記早炊き米の収納量を 、140〜145g、該早炊き米の含水量及び上記炊き込みごはん用スープの水 分量の合計を155〜160ccとしている。
【0012】 尚、早炊米を収納するための収納袋、スープを収容するための収容袋の材質、 形態等は特に問わない。また、この収納袋の内部には、早炊米と共に、所定の脱 酸素剤を収納することもできる。但し、この脱酸素剤は、炊飯前に、取り除くこ とが必要となる。 上記第1及び2考案に示す各セットにて、炊飯時の加熱を行うための手段は特 に問わない。例えば、ガスレンジ、オーブントースター、オーブンレンジ、固形 燃料等を例示できる。また、キャンプ地、被災地等では、焚き火等を用いてもよ い。
【0013】 但し、本第3考案に示す様に、これらのセットが、炊飯容器、早炊き米及びス ープの他に、携帯用コンロを備えていればより一層便利である。この携帯用コン ロは、略中央寄りを固形燃料配置部とし、該固形燃料配置部の周囲に複数の略U 字状若しくは略コの状の第1切り込み部を設け、該第1切り込み部に取り囲まれ た折り上げ自在の第1舌片状部を上記炊飯容器の載置されるコンロ脚部とし、且 つ可撓性アルミ板、可撓性ステンレス板若しくは可撓性亜鉛鉄板で一体形成され たものである。
【0014】 上記「固形燃料配置部」の形態、形式等は特に問わない。例えば、板状の携帯 用コンロの上面の中央寄りの部分を、そのまま固形燃料配置部としてもよい。ま た、携帯用コンロの中央寄りの部分に設けられた開口部や凹部を固形燃料配置部 としてもよい。 上記「第1切り込み部」及びこれに取り囲まれて形成される第1舌片状部の数 、配置箇所は、本考案の目的を達成できる限り特に問わない。但し、第1舌片状 部で支えられ炊飯容器の安定性等を考慮すれば、上記固形燃料配置部を取り囲む 箇所に、略等間隔に形成されることが好ましい。尚、上記第1舌片状部は、携帯 用コンロの使用時に、携帯用コンロの中央寄りから、端縁寄りに向かって序々に 折り上げられるものでも、端縁寄りから中央寄りに向かって序々に折り上げられ るものでもよい。
【0015】 更に、この携帯用コンロは、本第4考案に示す様に、上記携帯用コンロの上記 固形燃料配置部の周囲に、上記第1切り込み部とは別の複数の略U字状若しくは 略コの状の第2切り込み部を設け、該第2切り込み部に取り囲まれた折り下げ自 在の第2舌片状部を該携帯用コンロの土台となる土台脚部とすることもできる。 本考案は、携帯用コンロの下方に敷板(固形燃料の熱が、携帯用コンロの載置 場所にそのまま伝わることを防止するための板である。)が不要となる点で便利 である。
【0016】 また、本第5考案は、本第3及び4考案のセットに、適量の固形燃料を加えた ものである。本セットでは、利便性がより一層、向上することとなる。即ち、使 用者は、炊飯の際、炊飯容器内への早炊き米及びスープの入れ込み、炊飯容器の 携帯用コンロへの載置、固形燃料の点火等を行えば足りることになる。これは、 固形燃料が収納袋内の早炊き米を炊きあげるのに過不足のない量であり、早炊き 米が炊きあがれば固形燃料は独りでに消失し火が消えるからである。また、固形 燃料は、点火直後は火力が弱く、その後強くなり、この強さを一定時間維持し、 消化時直前には弱くなる。このため、炊飯に適した火力調節を自動的に行うため 、美味な炊き込みごはんを得ることがより一層、容易になる。
【0017】 本第6考案は、上記各ごはんセットを一人用としたものである。尚、上記第5 一人用とする場合には、上記固形燃料も一人用とすることが好ましい。 本第7の炊飯セットは、本第3考案のセットより、早炊き米及びスープを取り 除いたセットであり、本第8考案は、本第4考案のセットより、早炊き米及びス ープを取り除いたセットである。
【0018】
【作用】
本各考案のごはんセットは、炊飯容器と早炊き米とスープとを備えている。従 って、炊き込みごはんの調理に際し、消費者の側で、(生)米とスープとを用意 する必要はない。特に、本セットを構成する米が早炊き米であるため、消費者の 側で、生米の計量、洗米等の面倒な作業が不要となる点で大きな意義を有する。 これ加えて、上記スープに、所定の具材が入れ込まれているため、具材の準備、 水洗い、切り揃え等の作業が不要となる。また、このスープにより、早炊き米に 水分の補給がなされるため、消費者の側で「生米とスープ量とのバランス」をと らなくても、含水量が適当な炊き込みごはんが得られる。従って、家事経験の少 ない者でも、手間を掛けずに美味な炊き込みごはんが得られる。
【0019】 また、この様にセットの中に、必要、且つ適量の水分が含まれおり、且つ洗米 、具材の水洗いが必要ないため、キャンプ等のレジャー用として便利である。ま た、上記の如く、ライフラインが寸断され、水の供給がままならない被災地でも 、水を必要としない点で特に大きな意義を有する。 また、炊飯容器が、アルミ箔製であるため、運搬、取扱い等が容易である。ま た、炊き込みごはんを食した後に、小さく折り畳むことができ、廃棄が容易であ る。更に、この様に、使用後は廃棄すれば足りるため、炊飯器等を洗浄する手間 が省かれる 更に、本セットは、この様な利便性を備えつつも、食べたいときに、その都度 、炊き上げるものである。従って、時間を選ばず、炊きたての美味な炊き込みご はんを楽しめる。
【0020】 更に、本第3乃至6考案では、携帯用コンロを備えている。従って、本セット とは別にコンロを用意することが不要となり、更に利便性が向上する。また、使 用前の段階で、このコンロは、コンロ脚部となる部分を含め板状の形態を備える ため、取扱い、移送が容易である。特に、本第5及び6考案では、適量の固形燃 料を備える。この結果、火力調節等が不要となりセットとしての利便性がより一 層、向上し、美味な炊き込みごはんを得ることがより一層、容易になる。
【0021】 本第7及び8考案の炊飯セットは、上記と同様な炊飯容器と、携帯用コンロと を備えている。このため、炊き込みごはんは言うに及ばず、それ以外のごはんの 炊飯の容易化等の種々作用を奏することとなる。
【0022】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 本実施例のごはんセットは、図1に示す様なものであり、一人前用の鶏釜飯セ ットである。そして、このセットは、炊飯容器1と早炊き米22とスープとを備 えている。 上記炊飯容器1は、アルミ箔製のものであり、容器本体11と、蓋体12とか らなる。 このうち、容器本体11は、上方側に開口部11aを備え、外形の平面形状が 略直方体(高さ;約55mm、容量;約500cc)のものである。また、その 横断面積は、下方側に向かい序々に小さくなっている(開口部の横断面積;約9 0mm×155mm、底面部の横断面積;約70mm×130mm)。
【0023】 上記蓋体12は、上記容器本体11の開口部11aと略同サイズで、平面形状 が略矩形状の基板部12aと、該基板部12aの端縁より下方側に垂れ下がる袴 部12bとを備えている。そして、上記容器本体11への取着の際に、この袴部 12bが容器本体11の上方側に係合する。但し、本炊飯容器1では、袴部12 bの描く経路線をやや蛇行さて、容器本体11及び袴部12bが、しっかりと接 触する部分と、非接触となる部分とを混在させてある。そして、この非接触とな る部分に生ずる隙間が、炊飯時の際に、炊飯容器1の内部より過剰な水蒸気を炊 飯容器1外へと逃がす排出部となる。但し、この排出部を上記容器本体11若し くは蓋体12の適所に設けられた貫通孔により構成してもよい。また、容器本体 11の開口部11aのコーナーの曲率よりも、蓋体12の係合部(即ち、垂設部 12b)のコーナーの曲率を大きくして、両コナーの重ねられる部分に隙間を設 け、これを排出部とすることもてきる。
【0024】 上記早炊米22は、ポリエチレン製、若しくはポリプロピン製等の収納袋21 の内部に、所定の脱酸素剤と共に密閉収納されている。 この早炊米22は、精米済みの生米(品種;ササニシキ)を、水に所定時間、 浸漬した後に、連続式スチーマに供給し、所定時間、加熱し、更に、真空冷却器 で急速冷却して作成したものである。そして、この早炊き米の重量は、143g であり、含水重量(率)は約28%である。
【0025】 上記スープは、所定の具材と共に(これらは、図1には直接図示されていない 。)、所定の収容袋31の内部に密閉収容されている。尚、この収容袋31は、 レトルトパウチ食品を収容するために一般的に用いられているアルミ製の袋であ り、この袋に収められた具材及びスープの総重量は200gである。 また、上記具材は、鶏肉、椎茸、人参、ごぼう及びたけのこを、それぞれ所望 の大きさ、形状にきざみ込んだものである。更に、上記スープは、市販のチキン コンソメに、適量の醤油、味醂、砂糖及びその他の調味量(例えば、アミノ酸等 )を加えて調整されたものである。但し、このスープの中に、ガム類、着色剤、 防腐剤等の添加剤を加えることもできる。そして、具材及びスープには、鶏釜飯 に適した味付けが施されている。 尚、本実施例においては、早炊き米22の含水量及びスープの水分量の合計が 158ccとなっている。
【0026】 以下、以上の様に構成されるセットの使用例を述べる。 先ず、上記収納袋21と、上記収容袋31とを開封し、早炊米22、具材及び スープを、上記容器本体11の内部に入れる。そして、容器本体11に上記蓋体 12を被せた後に、所定の熱源(ガスコンロ、固形燃料、オーブンレンジ、オー ブントースター等)により、約20〜25分間、炊飯を行う。そして、約10分 間蒸らせば、目的の美味で、歯ごたえのある鶏釜飯が得られる。 本セットによれば、家事経験の少ない者でも、調理に殆ど手間を掛けずに、食 べたいときに、美味な鶏釜飯を食することができる。また、セットの中に、必要 、且つ適量の水分が含まれ、更に材料を洗う手間が不要なため、家庭用としての みならず、レジャー用、非常用としても有効である。また、本セットは、運搬、 取扱い等、釜飯を食した後の廃棄等が容易で、後片付けの手間も省略される。
【0027】 以上の様に、本実施例では、炊飯容器1と早炊き米22とスープとを備えたセ ットに関して述べたが、このセットに、図2及び3に示す様な携帯コンロ5を更 に加えてたごはんセットとしてもよい。 この携帯コンロ5では、図2に示す様に、外形の平面形状が略正方形となって いる。また、このコンロ5は、十分に手で曲げられる程度の薄手のアルミ板(厚 み;0.2〜0.5mm)から作成したものである。
【0028】 このコンロ5では、その中央寄りの上面が、所定の固形燃料61を配置するた めの固形燃料配置部51となっている。但し、この配置部51を、コンロ5の略 中央に設けられた開口部若しくは凹部で構成してもよい。また、同図に示す固形 燃料61の周囲には、所定の金属製(アルミ製等)の保持体62が被せられてい る。 また、上記固形燃料配置部51の周囲で、且つコンロ5の対角線に沿った四箇 所には、略U字状の第1切り込み部52が設けられている。また、固形燃料配置 部51の周囲の該第1切り込み部52に挟まれた箇所には、略コの状の第3切り 込み部53が設けられている。
【0029】 そして、第1切り込み部52に囲まれた第1舌片状部52aを、折り返し線5 2bを中心にして折り上げれば(コンロ5の内側より外側に折り上げられる。) この第1舌片状部52aは、図3に示す様に、上記容器本体11をその下面側か ら支持するコンロ脚部となる。また、第3切り込み部53に囲まれた第3舌片状 部53aを同様にして折り上げると、固形燃料配置部51に風が当り、火が消え てしまうことを防止するための風避けとなる。
【0030】 尚、上記固形燃料配置部51の周囲の所定の箇所に、上記第1切り込み部52 等と同様な第2切り込み部を設け、図3の破線に示す様に、これにより取り囲ま れた第2舌片状部55aを折り下げて、携帯用コンロ5、ひいてはごはんセット 全体を支える土台脚部としてもよい。この場合には、ごはんセットを安定した状 態で使用できると共に、炊飯時にコンロ5の下方に敷板等を配置する必要がなく なる。 この様なコンロ5を備えたセットとすれば、コンロ5自体が使用前に板状で運 搬、取扱い等が容易であることと相待って、より利便性が向上する。そして、キ ャンプ地、被災地等での使用に特に適したものとなる。
【0031】 また、上記固形燃料6の量を、早炊き米22を炊きあげるために、過不足のな い量とすれば、火力調節等が不要となり、利便性がより向上し、美味な炊き込み ごはんを得ることがより一層、容易になる。 尚、本考案においては、前記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途 に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、炊き 込みごはんの種類は、上記鶏釜飯に限らない。また、本第7及び8考案に対応す る炊飯セットでは、炊き込みごはん以外の米の炊飯を行うことができる。更に、 炊飯容器1、携帯用コンロの形状等は、上記実施例に示すものに限らない。
【0032】
【考案の効果】
以上の様に、本第1〜6考案に示すごはんセットによれば、家事経験の少ない 者でも、調理に殆ど手間を掛けずに、食べたいときに、美味な鶏釜飯を食するこ とができる。また、セットの中に、必要、且つ適量の水分が含まれいるため、キ ャンプ等のレジャー用や、災害時の非常食としても用いることができる。更に、 本セットは、運搬、取扱い等、釜飯を食した後の廃棄等が容易で、後片付けの手 間も省略できる。 また、本第7及び8考案の炊飯セットによれば、炊き込みごはんを含む種々の 米の炊飯を容易、的確、且つ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の炊き込みごはんセットの斜視図であ
る。
【図2】本実施例の変形例に係わる炊き込みごはんセッ
トを構成する携帯用コンロの平面図である。
【図3】図2に示す携帯用コンロのX−X矢視縦断面図
である。
【符号の説明】
1;炊飯容器、11;容器本体、12;蓋体、21;収
納袋、22;早炊米、31;収容袋、5;携帯用コン
ロ、51;固形燃料配置部、52;第1切り込み部、5
2a;第1舌片状部、53;第3切り込み部、53a;
第3舌片状部、55a;第2舌片状部、61;固形燃
料、62;保持体。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体及び該容器本体に取着される蓋
    体を有するアルミ箔製の炊飯容器と、所定の収納袋内に
    密閉収納された早炊き米と、所定の具材と共に所定の収
    容袋内に密閉収容され、炊飯時に上記早炊き米の味付け
    及び該早炊き米への炊飯用水分の補給を行う炊き込みご
    はん用スープと、を備えたことを特徴とする炊き込みご
    はんセット。
  2. 【請求項2】 上記容器本体の容量が480〜520c
    cであると共に、上記早炊き米の収納量が140〜14
    5gで、該早炊き米の含水量及び上記炊き込みごはん用
    スープの水分量の合計が155〜160ccである請求
    項1記載の炊き込みごはんセット。
  3. 【請求項3】 容器本体及び該容器本体に取着される蓋
    体を有するアルミ箔製の炊飯容器と、所定の収納袋内に
    密閉収納された早炊き米と、所定の具材と共に所定の収
    容袋内に密閉収容され、炊飯時に上記早炊き米の味付け
    及び該早炊き米への炊飯用水分の補給を行う炊き込みご
    はん用スープと、 略中央寄りを固形燃料配置部とし、該固形燃料配置部の
    周囲に複数の略U字状若しくは略コの状の第1切り込み
    部を設け、該第1切り込み部に取り囲まれた折り上げ自
    在の第1舌片状部を上記炊飯容器の載置されるコンロ脚
    部とし、且つ可撓性アルミ板、可撓性ステンレス板若し
    くは可撓性亜鉛鉄板で一体形成された携帯用コンロと、
    を備えたことを特徴とする炊き込みごはんセット。
  4. 【請求項4】 上記携帯用コンロの上記固形燃料配置部
    の周囲に、上記第1切り込み部とは別の複数の略U字状
    若しくは略コの状の第2切り込み部を設け、該第2切り
    込み部に取り囲まれた折り下げ自在の第2舌片状部を該
    携帯用コンロの土台となる土台脚部とする請求項3記載
    の炊き込みごはんセット。
  5. 【請求項5】 上記固形燃料配置部に、上記収納袋内に
    密閉収納された早炊き米を炊きあげるために略過不足の
    ない量の固形燃料が配置された請求項3又は4記載の炊
    き込みごはんセット。
  6. 【請求項6】 上記容器本体の容量が480〜520c
    cであると共に、上記早炊き米の収納量が140〜14
    5gで、該早炊き米の含水量及び上記炊き込みごはん用
    スープの水分量の合計が155〜160ccである請求
    項3乃至5のいずれかに記載の炊き込みごはんセット。
  7. 【請求項7】 容器本体及び該容器本体に取着される蓋
    体を有するアルミ箔製の炊飯容器と、 略中央寄りを固形燃料配置部とし、該固形燃料配置部の
    周囲に複数の略U字状若しくは略コの状の第1切り込み
    部を設け、該第1切り込み部に取り囲まれた折り上げ自
    在の第1舌片状部を上記炊飯容器の載置されるコンロ脚
    部とし、且つ可撓性アルミ板、可撓性ステンレス板若し
    くは可撓性亜鉛鉄板で一体形成された携帯用コンロと、
    を備えたことを特徴とする炊飯セット。
  8. 【請求項8】 上記携帯用コンロの上記固形燃料配置部
    の周囲に、上記第1切り込み部とは別の複数の略U字状
    若しくは略コの状の第2切り込み部を設け、該第2切り
    込み部に取り囲まれた折り下げ自在の第2舌片状部を該
    携帯用コンロの土台となる土台脚部とする請求項7記載
    の炊飯セット。
JP1995001473U 1995-02-10 1995-02-10 炊き込みごはんセット及び炊飯セット Expired - Lifetime JP3014666U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048668A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Panasonic Corp 炊飯器

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