JP3232596U - 調理器具セット - Google Patents

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慶 齋藤
慶 齋藤
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【課題】コンパクトに収容でき、幅広い調理に対応可能な調理器具セットを提供する。【解決手段】調理器具セット10は、炭を配置可能な凹没形状のかまど2と、かまど2上に配置される凹没形状の鍋5と、鍋5の開口を覆う鍋蓋6と、かまど2上に配置される凹没形状のフライパン7と、を有し、かまど2上に鍋蓋6が配置された鍋5を配置し、鍋5上にフライパン7をその内面をかまど2側に向けた姿勢で配置することにより、かまど2とフライパン7との間に鍋5および鍋蓋6が収容される。【選択図】図2

Description

本考案は、調理器具セットに関する。
例えば、特許文献1に記載された携帯用の鍋セットは、大きさの異なる複数の鍋が最も大きい鍋内に順に収容された携帯用の鍋セットが記載されている。
実開昭60−116951号公報
しかしながら、このような鍋セットには、鍋しか含まれていないため、調理の幅が狭いという問題がある。
本考案の目的は、コンパクトに収容でき、幅広い調理に対応可能な調理器具セットを提供することにある。
前記目的は、以下(1)〜(13)の本考案により達成される。
(1) 炭を配置可能な凹没形状のかまどと、
前記かまど上に配置される凹没形状の鍋と、
前記鍋の開口を覆う鍋蓋と、
前記かまど上に配置される凹没形状のフライパンと、を有し、
前記かまど上に前記鍋蓋が配置された前記鍋を配置し、前記鍋上に前記フライパンをその内面を前記かまど側に向けた姿勢で配置することにより、前記かまどと前記フライパンとの間に前記鍋および前記鍋蓋が収容されることを特徴とする調理器具セット。
(2) 前記かまどの側壁部には、前記かまどの内外を連通する貫通孔が形成されている上記(1)に記載の調理器具セット。
(3) 前記鍋は、凹没形状の鍋本体と、
前記鍋本体の側壁部から外周に突出するフランジと、を有し、
前記フランジが前記かまどの上端部に重なることにより、前記鍋が前記かまど上に配置される上記(1)または(2)に記載の調理器具セット。
(4) 前記鍋が前記かまど上に配置された状態では、前記鍋本体の少なくとも一部が前記かまど内に位置している上記(3)に記載の調理器具セット。
(5) 前記鍋は、前記フランジに設けられた把手を有する上記(3)または(4)に記載の調理器具セット。
(6)さらに、前記かまど内に収容可能なトングを有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の調理器具セット。
(7) 前記トングは、前記フライパンの把手としても機能する上記(6)に記載の調理器具セット。
(8) 前記トングは、開閉可能な一対の爪部を有し、
前記一対の爪部で前記フライパンを挟持することにより前記フライパンに接続される上記(7)に記載の調理器具セット。
(9) さらに、前記かまど内に配置される炭台を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の調理器具セット。
(10) さらに、前記かまどを載置する載置台を有する上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の調理器具セット。
(11) 前記載置台は、組み立て式であり、複数のパーツを組み立てることにより形成される上記(10)に記載の調理器具セット。
(12) さらに、かまど上に配置される焼き網を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の調理器具セット。
(13) 前記焼き網は、前記かまど上に配置された状態において前記かまど内に位置する突起を有する上記(12)に記載の調理器具セット。
本考案の調理器具セットは、炭を配置可能な凹没形状のかまどと、かまど上に配置される凹没形状の鍋と、鍋の開口を覆う鍋蓋と、かまど上に配置される凹没形状のフライパンと、を有する。そのため、かまどに起こした炭を入れ、その上に鍋またはフライパンを配置することにより、様々の幅広い調理が可能となる。特に、調理器具セットにかまどが含まれることにより、かまどを別途準備する必要がなく、調理を容易に開始することができる。
さらに、かまど上に鍋蓋が配置された鍋を配置し、鍋上にフライパンをその内面をかまど側に向けた姿勢(つまり、調理姿勢に対して上下逆さにした姿勢)で配置することにより、かまどとフライパンとの間に鍋および鍋蓋を収容することができ、使用しない状態ではよりコンパクトとなる。そのため、優れた携帯性を発揮することができる。以上のように、調理器具セットは、様々の幅広い調理に対応でき、かつ、携帯性に優れたものとなる。
好適な実施形態に係る調理器具セットを示す斜視図である。 収容状態の調理器具セットを示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 使用方法の一例を示す断面図である。 載置台を構成するパーツであるプレートを示す平面図である。 載置台の組み立て状態を示す斜視図である。
図1は、本考案の好適な実施形態に調理器具セットの全体構成を例示した斜視図である。同図に示すように、調理器具セット10は、載置台1と、かまど2と、炭台3と、焼き網4と、鍋5と、鍋蓋6と、フライパン7と、トング8とを有する。
未使用時には、図2に示すように、かまど2内に炭台3とトング8とを収容し、かまど2に鍋蓋6で蓋をした鍋5を重ね、その上からフライパン7を上下逆さにして(内面をかまど2側に向けた姿勢で)蓋をし、さらに、載置台1および焼き網4をかまど4の下側に重ねた状態で巾着状の収容袋9に収容する。収容袋9の口には、紐91が設けられており、この紐91を引っ張ることにより、収容袋9の口を閉じることができる。
調理器具セット10によれば、かまど2とフライパン7との間に、炭台3、鍋5および鍋蓋6を収容することができ、未使用状態において、よりコンパクトにすることができる。そのため、携帯性に優れた調理器具セット10となる。ただし、収容方法としては、特に限定されず、例えば、載置台1および焼き網4をフライパン7の上側に重ねてもよい。
このような調理器具セット10は、例えば、キャンプ、バーベキュー、登山等の屋外での調理に用いられる。また、調理器具セット10は、一人用に設計され、非常にコンパクトに設計されている。ただし、調理器具セット10の用途や対象人数としては、特に限定されない。
調理器具セット10の詳細な説明に先立って、調理器具セット10の使用方法について、いくつか例を挙げて簡単に説明する。
≪焼き≫
まず、図3に示すように、かまど2に炭台3を載置し、炭台3上に起こした炭を並べる。次に、かまど2上に焼き網4を載置する。そして、焼き網4上に肉、野菜、魚介類等の食材Fを載置することにより、これら食材を焼くことができる。
≪燻製≫
まず、図4に示すように、かまど2に炭台3を載置し、炭台3上に起こした炭を並べる。次に、炭上に燻製チップCをアルミホイルA等に載せた状態で載置する。次に、かまど2の上に焼き網4を載置し、焼き網4上にチーズ、ソーセージ等の燻製にする食材Fを載置する。そして、フライパン7を上下逆さにして焼き網4に蓋をすることにより、フライパン7内に煙が充満し、焼き網4上の食材が燻製される。また、別の方法として、図5に示すように、炭台3上にスモークウッドWを配置し、このスモークウッドWを燃やしてもよい。
≪炊飯≫
図6に示すように、まず、かまど2に炭台3を載置し、炭台3上に起こした炭を並べる。そして、米Rと水Wとを入れ、鍋蓋6で蓋をした鍋5をかまど2上に載置することにより、炊飯することができる。
≪炒め、焼き≫
図7に示すように、まず、かまど2に炭台3を載置し、炭台3上に起こした炭を配置する。次に、かまど2上にフライパン7を載置する。そして、フライパン7に肉、野菜、魚介類等の食材Fを投入することにより、食材Fを炒めたり、焼いたりすることができる。また、別の方法として、図8に示すように、かまど2上に焼き網4を載置し、この焼き網4上にフライパン7を載置してもよい。
以上、調理器具セット10の使用方法について、いくつか例を挙げて説明したが、調理器具セット10の使用方法は、上記の方法に限定されない。例えば、鍋5では、炊飯以外にも、お湯を沸かしたり、味噌汁、スープ等の汁物を作ったりすることができる。
次に、調理器具セット10の各部について順次説明する。
≪載置台1≫
載置台1は、かまど2を載置するための載置台である。例えば、テーブルにかまど2を載置する場合、載置台1上にかまど2を載置することにより、かまど2とテーブルとの接触を避け、テーブルの焦げ付き等を防ぐことができる。
また、載置台1は、組み立て式であり、複数のパーツを組み立てることにより形成される。図9に示すように、本実施形態の載置台1は、3枚のプレート1A、1B、1Cで構成されている。3枚のプレート1A、1B、1Cは、互いに同様の構成である。プレート1A、1B、1Cは、それぞれ、板状をなす。また、プレート1A、1B、1Cの上面には、かまど2の形状に倣った凹部11が形成されている。一方、プレート1A、1B、1Cの下面には、凹部11よりも小さい凹部12が形成されている。また、プレート1A、1B、1Cは、凹部11の底面に開口するスリット13(切り欠き)と、下面に開口するスリット14(切り欠き)とを有する。これらスリット13、14は、プレート1A、1B、1Cの厚さよりも若干太く形成されている。
図10に示すように、3枚のプレート1A、1B、1Cを立て、プレート1Aのスリット13とプレート1Bのスリット14とを係合し、プレート1Bのスリット13とプレート1Cのスリット14とを係合し、プレート1Cのスリット13とプレート1Aのスリット14とを係合することにより、3枚のプレート1A、1B、1Cを三角形状に組み立てることにより、載置台1が得られる。三角形状とすることにより、組み立て状態での載置台1の変形(ぐらつき)が抑えられ、より安定した載置台1となる。
以上、載置台1について説明したが、その構成は、特に限定されない。例えば、載置台1は、組み立て式でなくてもよい。また、載置台1は、調理器具セット10から省略してもよい。
≪かまど2≫
かまど2は、鍋型であり、中に炭が配置される。図1ないし図8に示すように、かまど2は、平面視形状が略円形の凹没形状であり、平板状の底部21と、底部21の縁部から上方に向けて立設する円環状の側壁部22とを有する。また、底部21と側壁部22との境界部は、略円弧状に湾曲した曲面で構成されている。また、側壁部22の外径は、かまど2の中心軸方向に沿ってほぼ一定である。
また、側壁部22には、かまど2の内外を連通する貫通孔221が形成されている。貫通孔221は、かまど2の中心を挟んで一対形成されている。これら貫通孔221は、空気孔であり、貫通孔221を介してかまど4内に空気が供給される。そのため、かまど2内の炭を効率的に燃焼させることができる。
また、側壁部22には、金具23、24が取り付けられている。金具23、24は、かまど2の中心を挟んで対向している。これら一対の金具23、24は、それぞれ、リベット26で側壁部22にかしめられている。ただし、金具23、24の固定方法は、特に限定されず、ネジ止め、接着、溶着等であってもよい。なお、本実施形態では、一対の金具23、24が並ぶ方向と一対の貫通孔221、221が並ぶ方向とが略直交している。
また、一対の金具23、24には把手25が接続されている。把手25を設けることにより、特に、熱せられた状態のかまど2を把持し易くなる。把手25は、略半円状に湾曲した形状となっており、その一端部が金具23に接続され、他端部が他方の金具24に接続されている。また、把手25は、金具23、24を軸として可動であり、かまど2に対して起立した姿勢と、側壁部22にもたれ掛かるように倒伏した姿勢とを取り得る。例えば、かまど2を把持する際には、把手25を起立姿勢とすればよいし、かまど2を用いて調理をする場合や収容袋9に収容する際には邪魔にならないように倒伏姿勢とすればよい。
また、把手25は、倒伏姿勢において貫通孔221よりも上側に位置し、貫通孔221と重ならない。そのため、把手25は、貫通孔221を介したかまど2内への空気の導入を阻害しない。
なお、かまど2のサイズとしては、特に限定されないが、例えば、外径を160mm〜180mm程度、高さを80mm〜100mm程度とすることができる。これにより、一人用に適したサイズのかまど2となる。
以上、かまど2について説明したが、その構成は、特に限定されない。例えば、かまど2の平面視形状は、略円形に限定されず、略三角形、略四角形、略五角形等であってもよい。また、かまど2から貫通孔221や把手25を省略してもよい。また、貫通孔221を開閉する蓋を備えており、貫通孔221の開口幅(空気の導入量)を調節できるようになっていてもよい。
≪炭台3≫
図1、図3ないし図8に示すように、炭台3は、かまど2の底部に配置され、その上に炭が載置される。そのため、かまど2の底面に炭が接触し難くなり、かまど2の焦げ付き等を抑制することができる。炭台3は、網状であり、円環状の枠31と、枠31に支持された網32とを有する。
枠31は、かまど2の内径よりも若干小さい外径を有する。そのため、かまど2の底部に過度ながたつきが無く配置することができる。また、網32は、複数の線材321を有する。複数の線材321は、それぞれ、同じ方向に沿って延在しており、延在方向に直交する方向に沿って略等間隔に離間して配置されている。そして、それらの両端部が枠31の上面に接合されている。複数の線材321のピッチとしては、特に限定されないが、例えば、10mm〜15mm程度とすることができる。このようなピッチとすることにより、ピッチが、一般的に用いられる炭に対して十分に小さくなり、線材321の隙間からの炭の落下を効果的に防ぐことができる。
また、複数の線材321のうち、線材321Aは、その途中が下方に向けてV字状に変形して形成された一対の脚部331、332を有する。同様に、線材321Bは、その途中が下方に向けてV字状に変形して形成された一対の脚部333、334を有する。これら4つの脚部331〜334は、炭台3の外縁付近に形成されており、炭台3の中心を囲むように互いに離間して配置されている。
これら4つの脚部331〜334がかまど2の底部に当接することにより、炭台3がかまど2の底部に配置される。このような構成によれば、4つの脚部331〜334によって、炭台3の直下に空気の通り道となる空間が形成され、炭台3上の炭に空気を効率的に供給することができる。4つの脚部331〜334の高さとしては、特に限定されないが、例えば、5mm〜15mm程度とすることができる。このような高さとすることにより、炭台3の過度な高背化を防ぎつつ、炭台3の直下に十分な大きさの空間を形成することができる。
≪焼き網4≫
図3ないし図5で示したように、焼き網4は、かまど2上に載置される。そして、焼き網4上に肉、野菜、魚介類等の食材を載置することにより、これらを炭火で焼くことができる。このような焼き網4は、網状であり、図1に示すように、円環状の枠41と、枠41に指示された網42と、4つの突起451〜454とを有する。
枠41は、略円環状をなしている、また、枠41の外径は、かまど2の上端部の外径よりも大きい。そのため、焼き網4のかまど2内への落下が防止される。網42は、上下方向に波打った複数の線材421を縦横に編み込んで格子状に結び付けた構成である。網目の大きさしては、特に限定されないが、例えば、一辺を5mm〜15mm程度とすることができる。これにより、網目が十分に小さくなり、焼き網4上の食材が網目を通ってかまど2に落下し難くなる。
また、網42の下側には、互いに離間し、同じ方向に延在する一対の線材43、44が配置されている。そして、線材43、44は、それぞれ、その両端部において枠41の下面に接合されている。また、線材43は、その途中が下方に向けてV字状に変形して形成された一対の突起451、452を有する。同様に、線材44は、その途中が下方に向けてV字状に変形して形成された一対の突起453、454を有する。これら4つの突起451〜454は、焼き網4の外縁付近に位置し、焼き網4の中心を囲むように互いに離間して配置されている。
4つの突起451〜454に外接する円の直径は、かまど2の上端部の内径よりも小さい。そのため、図3ないし図5に示すように、焼き網4をかまど2上に載置した状態では、4つの突起451〜454は、それぞれ、かまど2内に位置する。そのため、焼き網4がかまど2にセットされた状態では、突起451〜454がかまど2の側壁部22に引っ掛かり、焼き網4がかまど2から外れ難くなる。したがって、より安全な調理が可能となる。特に、4つの突起451〜454に外接する円の直径をかまど2の上端部の内径と等しいか僅かに小さくすることにより、かまど2に対する焼き網4のがたつきがより抑えられ、より安全な調理が可能となる。
≪鍋5≫
図1および図6に示すように、鍋5は、鍋状の鍋本体51と、鍋本体51の外周から突出するフランジ52と、フランジ52に取り付けられた把手53とを有する。このような鍋5は、フランジ52をかまど2の上端部に配置することにより、かまど2にセットされる。鍋5がかまど2にセットされた状態では、鍋本体51は、その下側部分がかまど2内に挿入される。つまり、鍋本体51の下面がかまど2の上端部よりも下側に位置する。これにより、鍋5をかまど2内の炭に近づけることができ、より強い火力で調理することができる。また、鍋5がかまど2にセットされた状態では、鍋本体51がかまど2の側壁部22に引っ掛かり、鍋5がかまど2から外れ難くなる。したがって、より安全な調理が可能となる。
鍋本体51は、平面視形状が略円形の凹没形状であり、平板状の底部511と、底部511の縁部から上方に向けて立設する円環状の側壁部512とを有する。また、底部511と側壁部512との境界部は、略円弧状に湾曲した曲面で構成されている。また、鍋本体51の外径は、かまど2の内径よりも小さい。そのため、鍋本体51をかまど2内に挿入可能となり、前述したように、鍋5をかまど2にセットした状態では、鍋本体51の下側部分がかまど2内に位置する。また、側壁部512は、その外径が上端側から下端側に向けて漸減するテーパー状となっている。側壁部512をテーパー状とすることにより、鍋本体51の底部が上端部に対して縮径した形状となるため、鍋本体51をかまど2内に挿入し易くなる。
鍋本体51の高さ(深さ)としては、特に限定されないが、例えば、50mm〜70mm程度であることが好ましい。これにより、一人用に適したサイズ(1合の米が炊けるサイズ)の鍋5となる。また、鍋5をかまど2にセットした状態では、鍋5と炭台3との間に、炭を配置するための十分なスペースが確保されている。特に、本実施形態では、鍋本体51の下面がかまど2に形成された一対の貫通孔221よりも上側に位置している。そのため、鍋本体51が貫通孔221を塞がず、貫通孔221を介してかまど2内に効率的に空気を導入することができる。
また、側壁部512の内周面には炊飯の際の水量を示す目盛Mが表示されている。なお、本実施形態では、目盛Mとして「0.6」と「1」とが表示されており、「0.6」は、0.6合の米に対する水量を示し、「1」は、1合の米に対する水量を示している。このような目盛Mを表示することにより、鍋5を用いた炊飯をより容易に行うことができる。ただし、目盛Mの構成としては、特に限定されない。また、鍋5から目盛Mを省略してもよい。
フランジ52は、側壁部512の高さ方向の途中から突出し、鍋本体51の外周を囲む円環状をなしている。フランジ52は、鍋本体51と一体形成されている。また、フランジ52の外径は、かまど2の上端部の内径よりも大きい。そのため、鍋5のかまど2内への落下が防止される。そして、このフランジ52をかまど2の上端部に載置することにより、かまど2に鍋5がセットされる。特に、本実施形態では、フランジ52の外径は、かまど2の上端部の外径と略等しい。そのため、鍋5をかまど2にセットした状態においてフランジ52がかまど2の周囲に突出せず、安全な調理器具セット10となる。
また、フランジ52の上面には、一対の金具54、55が取り付けられており、これら金具54、55には把手53が接続されている。このように、把手53を設けることにより、特に、熱せられた状態の鍋5を把持し易くなる。なお、金具54、55は、鍋5にフライパン7を被せた際のフライパン7との接触を避けるため、フランジ52の内縁側に偏って配置されている。
把手53は、略半円状に湾曲した形状となっており、その一端部が金具54に接続され、他端部が金具55に接続されている。また、把手53は、金具54、55を軸として可動であり、鍋5に対して起立した姿勢と、フランジ52の上面に沿うようにして鍋5に対して倒伏した姿勢とを取り得る。例えば、鍋5を把持する際には、把手53を起立姿勢とすればよいし、鍋5を用いて調理をする場合や収容袋2に収容する際には邪魔にならないように倒伏姿勢とすればよい。
≪鍋蓋6≫
鍋蓋6は、鍋5の鍋本体51の上部開口を塞ぐことができる。このような鍋蓋6は、図1および図6に示すように、円板状の基部61と、基部61から外周に突出したフランジ62と、基部61に設けられた摘まみ63とを有する。これら基部61、フランジ62および摘まみ63は、一体形成されている。
基部61は、円板状である。また、基部61の外径は、鍋本体51の上端部の内径よりも若干小さく、鍋本体51内に挿入可能である。また、基部61は、上面に開口する凹部611を有し、この凹部611の底面に摘まみ63が設けられている。このような構成とすることにより、鍋蓋6の高さを抑えつつ、摘まみ63をより高くすることができる。そのため、小型で把持し易い鍋蓋6となる。
一方、フランジ62の外径は、鍋本体51の内径よりも大きい。そのため、フランジ62を鍋本体51の上端部に載置することにより、鍋蓋6が鍋5にセットされる。特に、本実施形態では、基部61の上端部にフランジ62が接続されており、基部61の下面がフランジ62の下面よりも下側に位置している。そのため、鍋蓋6が鍋5にセットされた状態では、基部61が鍋本体51内に位置し、基部61が鍋本体51の側壁部512に引っ掛かるため、鍋蓋6が鍋5から外れ難くなる。したがって、安全な調理器具セット10となる。
フランジ62の外径は、鍋本体51の上端部の外径と略等しい。そのため、鍋蓋6を鍋5にセットした状態では、フランジ62が基部61の周囲に突出せず、安全な調理器具セット10となる。また、フランジ62は、把手53の軌道と重ならず、把手53の姿勢変化を阻害しない。
≪フライパン7≫
フライパン7は、かまど2上に載置される。図1、図7および図8に示すように、フライパン7は、鍋状のフライパン本体71と、フライパン本体71の外周から突出するフランジ72とを有する。
フライパン本体71は、平面視形状が略円形の凹没形状であり、平板状の底部711と、底部711の縁部から上方に向けて立設する円環状の側壁部712とを有する。また、底部711と側壁部712との境界部は、略円弧状に湾曲した曲面で構成されている。また、フライパン本体71の外径は、かまど2の上端部の内径よりも小さく、フライパン本体71をかまど2内に挿入することができる。また、側壁部712は、その外径が上端側から下端側に向けて漸減するテーパー状となっている。側壁部712をテーパー状とすることにより、フライパン本体71の底部が上端部に対して縮径した形状となるため、フライパン本体71をかまど2内に挿入し易くなる。
フライパン本体71の深さは、鍋蓋6を鍋5にセットした状態におけるフランジ52の上面から摘まみ53の上面までの距離よりも大きい。そのため、図2に示す収容状態における摘まみ53との接触を防止することができる。そのため、フライパン7の損傷や、がたつきを抑えることができる。フライパン本体71の深さとしては、特に限定されないが、例えば、30mm〜40mm程度であることが好ましい。これにより、適度な深さとなり、使い易いフライパン7となる。
フランジ72は、側壁部812の上端部から突出し、フライパン本体71の外周を囲む円環状をなしている。また、フランジ72は、フライパン本体71と一体形成されている。フランジ72の外径は、かまど2の上端部の内径よりも大きい。そのため、フライパン7のかまど2内への落下が防止される。また、フランジ72がかまど2の上端部に載置されることにより、かまど2にフライパン7がセットされる。特に、本実施形態では、フランジ72の外径は、かまど2の上端部の外径と略等しい。そのため、フライパン7をかまど2にセットした状態においてフランジ72がかまど2の周囲に突出せず、安全な調理器具セット10となる。
ただし、図7に示すように、本実施形態の調理器具セット10では、フランジ72がかまど2の上端部に載置されるよりも先に、フライパン本体71の側壁部812がリベット26の頭261と接触し、それ以上のかまど2内への挿入が阻止される。つまり、フライパン7をかまど2にセットした状態では、かまど2の上端部とフランジ72とが離間している。このように、フライパン本体71をリベット26に当接させ、さらに、かまど2の上端部とフランジ72とを離間させることにより、かまど2上でフライパン7が適度に不安定な姿勢となり、フライパン7をかまど2上で動かし易くなる。そのため、調理がし易くなる。
また、フライパン7をかまど2にセットした状態では、フライパン7と炭台3との間に、炭を配置するための十分なスペースが確保されている。特に、本実施形態では、フライパン本体71の下面が、かまど2に形成された一対の貫通孔221よりも上側に位置している。そのため、フライパン本体71が貫通孔221を塞がず、貫通孔221を介してかまど2内に効率的に空気を導入することができる。
[トング8]
図1に示すように、トング8は、連結部80において相互に連結され、連結部80を軸として開閉可能な一対の柄81、82を有する。柄81、82は、それぞれ、板状の母材を「コ」字状に屈曲させたものである。また、柄81、82の先端部には、V字が連続した溝811、821が形成され、食材を掴み易くなっている。また、連結部80には、捩じりコイルばね83が巻き付けられている。捩じりコイルばね83は、柄81、82に対してトング8が開く方向の付勢力を与える。そのため、捩じりコイルばね83の付勢力によって、自然状態のトング8は、開いた状態に維持される。
このようなトング8は、フライパン7の把手としても機能する。柄81の連結部80よりも基端側には、下面に開口する凹部813と、凹部813の基端側に面した爪部814とが形成されている。一方、柄82の連結部80よりも基端側には、爪部824が形成されている。爪部824は、凹部813の先端側に面しており、凹部813を介して爪部814と対向している。そのため、トング8を閉じると、爪部814、824が互いに接近し、反対に、トング8を開くと爪部814、824が互いに離間する。
そのため、トング8を開いた状態で、フライパン7の側壁部712を凹部813に挿入し、トング8を閉じて爪部814、824で側壁部812を挟持することにより、トング8がフライパン7に固定される。使用者は、トング8が閉じた状態を維持する限り、トング8をフライパン7の把手として使用することができる。そのため、フライパン7を操作し易くなり、よりスムーズな調理が可能となる。
以上、トング8について説明したが、トング8の構成としては、特に限定されない。例えば、トング8は、フライパン7の把手として使用できない構成であってもよい。また、トング8は、調理器具セット10から省略してもよい。なお、トング8がフライパン7の把手として使用できない場合やトング8を省略する場合には、フライパン7に着脱自在な把手を調理器具セット10に追加してもよい。
以上、本発明の調理器具セットを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
10…調理器具セット、1…載置台、1A…プレート、1B…プレート、1C…プレート、11…凹部、12…凹部、13…スリット、14…スリット、2…収容袋、21…底部、221…貫通孔、22…側壁部、23…金具、24…金具、25…把手、26…リベット、261…頭、3…炭台、31…枠、32…網、321…線材、321A…線材、321B…線材、331…脚部、332…脚部、333…脚部、334…脚部、4…焼き網、41…枠、42…網、421…線材、43…線材、44…線材、451…突起、452…突起、453…突起、454…突起、5…鍋、51…鍋本体、511…底部、512…側壁部、52…フランジ、53…把手、54…金具、55…金具、6…鍋蓋、61…基部、611…凹部、62…フランジ、7…フライパン、71…フライパン本体、711…底部、712…側壁部、72…フランジ、8…トング、80…連結部、81…柄、811…溝、812…側壁部、813…凹部、814…爪部、82…柄、821…溝、824…爪部、83…コイルばね、9…収容袋、91…紐、A…アルミホイル、C…燻製チップ、F…食材、M…目盛、R…米、W…水

Claims (13)

  1. 炭を配置可能な凹没形状のかまどと、
    前記かまど上に配置される凹没形状の鍋と、
    前記鍋の開口を覆う鍋蓋と、
    前記かまど上に配置される凹没形状のフライパンと、を有し、
    前記かまど上に前記鍋蓋が配置された前記鍋を配置し、前記鍋上に前記フライパンをその内面を前記かまど側に向けた姿勢で配置することにより、前記かまどと前記フライパンとの間に前記鍋および前記鍋蓋が収容されることを特徴とする調理器具セット。
  2. 前記かまどの側壁部には、前記かまどの内外を連通する貫通孔が形成されている請求項1に記載の調理器具セット。
  3. 前記鍋は、凹没形状の鍋本体と、
    前記鍋本体の側壁部から外周に突出するフランジと、を有し、
    前記フランジが前記かまどの上端部に重なることにより、前記鍋が前記かまど上に配置される請求項1または2に記載の調理器具セット。
  4. 前記鍋が前記かまど上に配置された状態では、前記鍋本体の少なくとも一部が前記かまど内に位置している請求項3に記載の調理器具セット。
  5. 前記鍋は、前記フランジに設けられた把手を有する請求項3または4に記載の調理器具セット。
  6. さらに、前記かまど内に収容可能なトングを有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の調理器具セット。
  7. 前記トングは、前記フライパンの把手としても機能する請求項6に記載の調理器具セット。
  8. 前記トングは、開閉可能な一対の爪部を有し、
    前記一対の爪部で前記フライパンを挟持することにより前記フライパンに接続される請求項7に記載の調理器具セット。
  9. さらに、前記かまど内に配置される炭台を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の調理器具セット。
  10. さらに、前記かまどを載置する載置台を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の調理器具セット。
  11. 前記載置台は、組み立て式であり、複数のパーツを組み立てることにより形成される請求項10に記載の調理器具セット。
  12. さらに、かまど上に配置される焼き網を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の調理器具セット。
  13. 前記焼き網は、前記かまど上に配置された状態において前記かまど内に位置する突起を有する請求項12に記載の調理器具セット。
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