JP3014390B2 - デ―タ記憶装置の複合ランプ構造 - Google Patents

デ―タ記憶装置の複合ランプ構造

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JP3014390B2
JP3014390B2 JP11120824A JP12082499A JP3014390B2 JP 3014390 B2 JP3014390 B2 JP 3014390B2 JP 11120824 A JP11120824 A JP 11120824A JP 12082499 A JP12082499 A JP 12082499A JP 3014390 B2 JP3014390 B2 JP 3014390B2
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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5565Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks system adaptation for compensation of variations of physical parameters, e.g. temperature

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、回転ディ
スクを利用するコンピュータ・ハード・ドライブその他
のデータ記憶装置に関する。より詳細には、ディスクが
回転していないときに磁気ヘッドをデータ記憶ディスク
から離しておくためのロード/アンロード・ランプ構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・ハード・ドライブは、通
常、磁気データ記憶材料からなる被覆を有する何枚かの
高速に回転するディスクを使用する。各ディスクは、デ
ィスク表面のごく近くに保持された磁気読取り/書込み
ヘッドと対になっている。それによって、磁気読取り/
書込みヘッドは、移動しながら磁気ディスク上にデータ
を読み書きすることができる。
【0003】磁気ヘッドは、ディスクと一緒に動く空気
のクッションによって磁気ディスク表面との接触が防止
される。通常、磁気ヘッドは、ディスクが動いている
間、ディスクの約0.02ミクロン上に静止している。
【0004】磁気ヘッドとディスク表面が長時間接触す
るとディスク表面と磁気ヘッドの両方が破損する恐れが
あるので、余り長時間接触させないことがきわめて重要
である。たとえば、過度の接触が起こると、データが永
久に破壊されることがある。動作中のハード・ドライブ
では、ディスクが高速で回転していることによって接触
が防止される。
【0005】また、ディスクが回転していないときに
(すなわち、ハード・ドライブに電力が供給されていな
いときに)、磁気ヘッドとディスク表面が接触しないこ
とも重要である。ディスクと磁気ヘッドがある時間静止
して接触していると、ヘッドとディスク表面が固着し、
ディスクが回転し始めるときにディスク表面が破損する
ことがある。また、ディスクは静止状態から動き始めな
ければならず、磁気ヘッドが磁気ディスク表面に浮上す
るのに一定の最低速度が必要である。したがって、ハー
ド・ドライブを始動させるたびに、ディスクが空気クッ
ションを形成するのに十分な速度に達するまで、ある距
離だけ磁気ヘッドとディスク表面の摩擦が生じることに
なる。
【0006】こうした理由から、ある種のハード・ドラ
イブでは、ハード・ドライブが動作していない間、磁気
ヘッドをディスク表面から離したままにするロード/ア
ンロード・ランプ構造が使用されてきた。磁気ヘッド
は、ディスクが磁気ヘッドを磁気ディスク表面に浮上さ
せる最低速度に達したときにランプ構造から解放され
る。
【0007】ハード・ドライブによっては、非固着部分
を有するディスクを備えたものもあり、これは、ヘッド
が長時間非固着部分と接触したままの場合でも磁気ヘッ
ドを損傷させないことに留意されたい。こうしたハード
・ドライブは、コンタクト・スタート/ストップ(CS
S)ハード・ドライブとして知られる。CSSハード・
ドライブは、ロード/アンロード・ランプ構造を使用し
ない。
【0008】図1は、3枚のディスク2を備えた代表的
な従来技術のハード・ドライブを示す。アクチュエータ
・アーム3が、サスペンション4、スライダ5および持
上げフィーチャ6を支持する。スライダ5の下面には、
磁気読取り/書込みヘッド(図示せず)が配置される。
アクチュエータ・アーム3は、ピボット支柱9のまわり
を旋回する。持上げフィーチャ6は、ランプ構造10上
のランプ8と噛み合うようにサスペンション4上に配置
される。ランプ8は、持上げフィーチャ6に上向きの力
を加えて、スライダ5と磁気ヘッドをディスク2から持
ち上げる。それにより、持上げフィーチャ6がランプ8
上に移動するとき、磁気ヘッドはディスク2と接触しな
い。
【0009】ランプ構造10は低摩擦の高分子材料から
作成することが望ましい。低摩擦ランプ8により、磁気
ヘッドをアンロードするのに必要なエネルギーの量(電
力を切ったアンロード中のこと)が減少し、また持上げ
フィーチャがランプの表面をこするときに生じるほこり
粒子の量も減る。また、ディスク表面に対するランプ構
造の位置を堅く固定することが望ましい。
【0010】高分子材料からなるランプ構造10は、通
常アルミニウムまたはステンレス鋼からなる周囲の金属
部品の熱膨脹係数とはしばしばまったく異なる熱膨脹係
数を有する。したがって、温度が変化するとき、プラス
チックのランプ構造は、周囲の部品と異なる割合で膨張
縮小し、その結果、ディスク2に対するランプ構造10
の位置がずれる。
【0011】熱膨張による位置ずれにより、データ記憶
に使用できるディスク表面積が減少する。
【0012】また、熱膨張による位置ずれによって、ラ
ンプ8とディスク2の間の位置合せ公差を緩くすること
が必要になり、そのためディスク間の垂直方向のスペー
スを大きくすることが必要になる。その望ましくない結
果は、所与のサイズのハード・ドライブに収容できるデ
ィスクの数が少なくなることである。
【0013】モアハウス(Morehouse)らの米国特許第
4933785号は、磁気ヘッドをアンロード位置に保
持するためのカム構造を有するランプ構造を開示してい
る。同特許は、熱膨張によって生じる位置ずれを防ぐ手
段は開示していない。
【0014】シュミッツ(Schmitz)の米国特許第50
34837号は、1片のプラスチックを含むランプ構造
を開示している。同特許は、熱膨張による位置ずれを防
ぐ手段は開示していない。
【0015】マツシマ(Matsushima)の米国特許第52
41438号は、プラスチック・ランプと、プラスチッ
ク・ランプを支持するための剛性の金属ランプ支持部材
とを含むランプ構造を開示している。同特許は、熱膨張
による位置ずれを防ぐ手段は開示していない。
【0016】広範囲の温度にわたって一定のランプ位置
合せを実現するランプ構造を提供すれば、ハード・ドラ
イブ設計技術における進歩になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主目的は、次のようなランプ構造を提供することであ
る。 1)ロード/アンロード・ランプの熱膨張による位置ず
れを少なくする。 2)高分子材料からなるランプを使用する利点を維持す
る。 3)ランプ−ディスク間の位置合せで達成できる機械的
公差を厳しくする。 4)ハード・ドライブの基部に容易かつ正確に取り付け
られる。 以上その他の目的および利点は、以下の説明および添付
の図面を読めば明らかになるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的および利点
は、データ記憶装置内にロード/アンロード・ランプを
提供するランプ構造によって達成される。データ記憶装
置は、スピンドルに取り付けられたディスクを有する。
ランプ構造は、剛性支持構造と、剛性支持構造に取り付
けられたランプ・ユニットとを有する。ランプ・ユニッ
トは、ロード/アンロード・ランプを有する。剛性支持
構造は、温度が変化している間にランプ−ディスク間の
間隔が一定になるように選択された熱膨脹係数を有す
る。
【0019】また、熱膨張によって起こるディスクの動
きは、モータ、ディスク間のスペーサ・リング、または
ディスク自体の熱膨張の影響も受けることがあることに
留意されたい。スピンドル、モータ、スペーサ・リン
グ、ディスク、およびディスクの動きに影響を与えるそ
の他の部分が、駆動アセンブリ全体と見なされる。剛性
支持構造は、駆動アセンブリ全体の熱膨脹係数と一致す
るように選択された熱膨脹係数を有することが好まし
い。
【0020】剛性支持構造は、スピンドル、磁気ディス
ク、およびスペーサ・リングの熱膨脹係数と一致する熱
膨脹係数を有することが好ましい。また、剛性支持構造
は、スピンドル、ディスクおよびスペーサ・リングと同
じ材料からなることが好ましい。剛性支持構造は、たと
えばアルミニウム、鋼、ステンレス鋼、セラミック、プ
ラスチック、ガラス充填プラスチック、炭素充填プラス
チックから作成することができる。
【0021】各ランプ・ユニットは、2つのロード/ア
ンロード・ランプを有することが好ましい。あるいは、
各ランプ・ユニットが1つのランプを備えてもよい。
【0022】ランプ・ユニットは、高分子材料、たとえ
ば4−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸のコポリエステル(HAHN)、ポリアセター
ル、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの液
晶性重合体からなる。ランプ・ユニットの材料は、PT
FE内部潤滑剤などの充填材を含んでもよい。
【0023】また、ランプ・ユニットと剛性支持構造
は、機械的に連結することが好ましい。一実施形態で
は、ランプ・ユニットが入る剛体支持構造の穴によっ
て、ランプ・ユニットと剛性支持構造の連結が容易にな
る。
【0024】ランプ構造は、剛性支持構造上にランプ・
ユニットを成形することによって作成することが好まし
い。剛性支持構造上へのランプ・ユニットの成形は、た
とえばインサート成形によって行うことができる。
【0025】各ランプ・ユニットは、別々の材料片を含
む(すなわち、ランプ・ユニットが連結していない)こ
とが好ましい。つまり、ランプ・ユニットは、剛性支持
構造によってのみ機械的に連結される。
【0026】特に好ましい実施形態では、剛性支持構造
は、下面に段を有する足部を備える。足部は、剛性支持
構造に対して垂直に延びる。足部の段は、足部が平坦面
に押し付けられたときに傾斜トルクが生じるように設計
される。これにより、機械的基準として働く側壁に対し
て位置決めすることによってランプ構造を位置合せする
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図2、図3および図4は、高分子
材料からなる従来技術のランプ構造に固有の問題を示
す。図2は、基部11に取り付けられたランプ構造10
を示す。回転軸13を有するスピンドル12がモータ1
4に連結され、モータは基部11に結合される。モータ
14は、スピンドル12をその回転軸13のまわりで回
転させる。データ記憶ディスク2が、スピンドル12に
取り付けられる。各ディスク2は、ディスク上面15A
とディスク下面15Bを有する。ランプ構造10は、各
ディスク表面15ごとに1つのロード/アンロード・ラ
ンプ8を提供する。各ディスク表面15とランプ8が、
ランプ−ディスク間の間隔16を画定する。スペーサ・
リング17が、ディスク2の間に位置決めされ、それに
より、ディスク2の間でディスク間隔37を画定するの
を助ける。
【0028】図3は、ランプ8と持上げフィーチャ6の
拡大図である。持上げフィーチャ6は、スピンドル12
から半径方向に遠ざかるときにランプ8によって持ち上
げられるように設計される。ランプ先端19は、持上げ
フィーチャ6よりもディスク表面15に近く、それによ
り、持上げフィーチャ6はランプ8の上面と接触する。
この構成では、ランプ8と持上げフィーチャ6の位置の
不確かさを考慮しなけばならない。磁気ヘッド20は、
持上げフィーチャ6に取り付けられており、したがっ
て、持上げフィーチャがランプ8と接触したときに磁気
ヘッドがディスク表面15から持ち上げられる。
【0029】ランプ8は、ディスク表面15より上に配
置される。ランプとディスク表面の間の距離が、ランプ
−ディスク間の間隔16を画定する。ランプ8は通常、
ディスク表面15に対して約1/4または15度の傾斜
36を有する。ランプ−ディスク間の間隔16、傾斜3
6およびランプ8の半径方向位置によって、ランディン
グ半径40の位置が決まる。ランディング半径40と
は、磁気ヘッド20とディスク表面15が十分に相互作
用できる近さにある最も外側の半径である。ランディン
グ半径の位置によって、データを記憶できる最も外側の
半径が決まる。ランディング半径40よりも外側の半径
方向の位置にはデータを記憶することができない。
【0030】ランディング半径40の位置は、ランプ−
ディスク間の間隔16が変化すると変化する。ランディ
ング半径40は、ランプ−ディスク間の間隔16が増大
する場合にスピンドル軸13に近づき、ランプ−ディス
ク間の間隔16が減少する場合にスピンドル軸13から
遠ざかる。1/4の傾斜を有するランプの場合は、ラン
ディング半径位置40の半径方向の動きは、ランプ−デ
ィスク間の間隔16の変化の4倍になる。ランプ−ディ
スク間の間隔が変化すると、データを記憶できる最も外
側の半径が変化する。データは、常にランディング半径
40の最小可能半径よりもスピンドル12に近く記憶し
なければならない。したがって、ランディング半径位置
40の半径方向の不確かさが大きいと、データを記憶で
きる表面積が減少する。データ容量を最大にしハード・
ドライブ動作の信頼性を高めるためには、ランプ−ディ
スク間の間隔16を固定し明確にすることが重要であ
る。たとえば、ランプ−ディスク間の間隔16は、温度
変化時に大きく変化してはならない。
【0031】温度変化によってランプ−ディスク間の間
隔16が変動するときは、ディスク間隔37を大きくし
なければならない。これは、ランプ8が、持上げフィー
チャ6を確実にインターセプトできるのに十分な大きさ
でなければならないからである。ディスク間隔37が大
きいと、所定の容積に収容できるディスクの数が少なく
なり、そのため単位体積あたりのデータ容量が低下す
る。
【0032】表1に、スピンドル12、モータ14、ス
ペーサ・リング17およびディスク2に共通に使用され
るアルミニウムおよび鋼と、ディスク2に機械的に連結
されるその他の部品の熱膨脹係数を示す。
【表1】
【0033】表2に、ランプ構造に使用されるプラスチ
ックの熱膨脹係数を示す。4−ヒドロキシ安息香酸と6
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(HAHN)のコポリエ
ステルは、Hoechst-Celanese, Inc.から、商品名VEC
TRA A430で市販されている。HAHNは、低い
摩擦係数と優れた摩耗特性を有する液晶性材料である。
HAHNは、高度に異方性の熱膨脹係数を有し、したが
って2つの熱膨張係数を有することに留意されたい。
【表2】
【0034】図4は、従来技術のランプ構造に対する温
度上昇の影響を示す。スピンドル12、モータ14、ス
ペーサ・リング17、およびデータ記憶ディスク2は、
金属(またはセラミックスやガラス)からなり、したが
って比較的小さな熱膨脹係数を有する。ランプ構造10
は、プラスチックからなり、したがって比較的大きいま
たは可変の熱膨脹係数を有する。その結果、ランプ8
は、温度の上昇中にディスク2に対して上方に動き、そ
れにより位置ずれが起こる。この相対的な高さの変化
は、主に、ランプ構造10の高い膨張率に比べてスピン
ドル12の膨脹率が低いことによるものである。相対的
な高さの変化は、基部11から最も遠いディスクで最大
になる。上面のロード/アンロード・ランプ8Aとディ
スク上面15Aの間のランプ−ディスク間の間隔16A
が増大する。下面のロード/アンロード・ランプ8Bと
ディスク下面15Bの間のランプ−ディスク間の間隔1
6Bは小さくなる。これにより、ディスク上面15Aの
ランディング半径が、スピンドル12に近づく。ディス
ク下面15Bのランディング半径は、スピンドル12か
ら遠くになる。すべてのディスク面のランディング領域
の位置が、ディスク表面15とロード/アンロード・ラ
ンプ8間の高さの相対的変化によって移動する。
【0035】図5は、本発明によるランプ構造51の好
ましい実施形態を示す。それぞれ1対のロード/アンロ
ード・ランプ32を有するランプ・ユニット50が、基
部22に取り付けられた剛性支持構造52に取り付けら
れる。ランプ・ユニット50と剛性支持構造52は、本
発明によるランプ構造を含む。各ランプ・ユニット50
は、別々の材料片である(すなわち、ランプ・ユニット
50が連結していない)ことが好ましい。また、ランプ
・ユニット50は、最小の垂直範囲55を有することが
好ましい。一実施形態では、剛性支持構造52の材料
は、スピンドル26の熱膨脹係数と厳密に一致する熱膨
脹係数を有するように選択される。スピンドル26、ス
ペーサ・リング29、ディスク30、および剛性支持構
造52は、同じ材料から作成することが好ましい。ある
いは、スピンドル26、スペーサ・リング29、ディス
ク30および剛性支持構造を、ほぼ等しい熱膨脹係数を
有する異なる材料から作成する。ランプ・ユニットがプ
ラスチック材料によって連結されないため、温度変化時
に、ランプ・ユニット50は、剛性支持構造52の膨脹
収縮によって動く。また、ランプ・ユニットは、小さな
垂直範囲55を有するため、ランプ32の熱膨張移動よ
りも剛性支持構造52の熱膨張移動の方が優位になる。
【0036】スピンドル26と剛性支持構造52が同じ
割合で膨脹収縮するので、ランプ−ディスク間の間隔3
8は、広い温度範囲にわたってすべてのディスク面/ラ
ンプ対で実質上一定である。ランプ−ディスク間の間隔
38は、温度変化中、基部22から遠いディスクでも一
定である。
【0037】より一般的には、剛性支持構造50は、温
度変化中にランプ−ディスク間の間隔38が一定になる
熱膨脹係数を持つように選択された材料で作成すること
ができる。大抵の駆動装置では、これは、剛性支持構造
50とスピンドル26(ディスク30が取り付けられ
る)の熱膨脹係数を一致させることによって達成され
る。しかし、モータ28、スペーサ・リング29、ディ
スク自体など、その他の部分の熱膨張が、温度変化中に
ディスク30の変位に影響を及ぼすことがある。したが
って、剛性支持構造52の熱膨脹係数は、スピンドル2
6の熱膨脹係数と厳密に等しくなくてもよい。その代わ
りに、剛性支持構造52の熱膨脹係数を、スピンドル2
6、スペーサ・リング29、ディスク30およびモータ
28の合成熱膨脹係数と一致させることができる。スピ
ンドル26、モータ28、スペーサ・リング29、ディ
スク30、およびディスク30の熱膨張運動に影響を及
ぼすその他の構成部品は、駆動アセンブリ全体の一部分
と見なすことができる。駆動アセンブリ全体が、ディス
ク30の熱膨張変位に、したがってランプ−ディスク間
の間隔38に影響を及ぼす構成部品を含むことに留意さ
れたい。個々のデータ記憶装置が、ディスク30の熱膨
張変位に影響を及ぼすスピンドル、スペーサ・リング、
ディスクおよびモータ以外の構成部品を含むこともあ
る。
【0038】ハード・ドライブに使用されるディスク3
0は、磁気データ記憶材料の薄膜で被覆された材料(通
常はアルミニウム)の板を含む。他の被覆を使用するこ
ともできる。このような被覆されたディスク30の熱膨
脹係数は、板に配置された被覆の材料ではなく板の材料
によってほぼ完全に決まる。
【0039】基部が均一な厚さでない場合は、ランプ−
ディスク間の間隔38の熱膨張変化が基部22の影響も
受けることもあることに留意されたい。たとえば、ラン
プ構造51の下よりもスピンドル26とモータ28の下
の方が基部22が厚い場合は、基部22の熱膨張が、ラ
ンプ−ディスク間の間隔38に影響を及ぼす。
【0040】ハード・ドライブなどのデータ記憶装置
は、通常、0〜70℃の範囲の温度で動作するように構
成される。したがって、ランプ−ディスク間の間隔38
は、この温度範囲で比較的一定でなければならない。こ
の温度範囲にわたって比較的一定なランプ−ディスク間
の間隔は、本発明のランプ構造51によって実現するこ
とができる。
【0041】特に好ましい実施形態では、剛性支持構造
52はアルミニウム製であり、スピンドル26もアルミ
ニウム製である。あるいは、スピンドル26と剛性支持
構造52はステンレス鋼製である。
【0042】ハード・ドライブによっては、ガラス製の
ディスク30が使用されることもある。ガラスは、ステ
ンレス鋼とほぼ一致する熱膨脹係数を有する。したがっ
て、ガラス・ディスクを使用する場合には、スピンドル
26、スペーサ・リング29および剛性支持構造52
を、ステンレス鋼製とすることができる。
【0043】しかし、スピンドル26とスペーサ・リン
グ29は、ディスク30の熱膨張運動にはるかに大きな
影響を及ぼす。したがって、スピンドル26とスペーサ
・リング29の熱膨脹係数を剛性支持構造52の熱膨脹
係数と一致させることにより、熱膨張で起こるランプ−
ディスク間の間隔38の変化を従来のランプ構造よりも
小さくすることができる。
【0044】図6は、本発明のランプ構造の拡大図を示
す。3つのランプ・ユニット50が、剛性支持構造52
の側面に取り付けられる。図6に示したランプ構造は、
6つのロード/アンロード・ランプ32(各ランプ・ユ
ニット50ごとに2つ)を有し、したがって、3枚のデ
ィスクを備えたハード・ドライブで使用するのに適す
る。しかし、剛性支持構造52には、実質上いくつのラ
ンプ・ユニット50を結合することもできる。
【0045】ランプ・ユニット50は、持上げフィーチ
ャ34が待機位置に保持されるように傾斜された待機た
め面54を有することが好ましい。ランプ構造に待機た
め面54を用いることは、ハード・ドライブ構造の技術
分野では周知である。
【0046】ランプ・ユニット50は、低い摩擦係数と
良好な摩耗特性(低い粒子生成)を有するプラスチック
から作成す。そのような材料の例には、4−ヒドロキシ
安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(HAH
N)のコポリエステル、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリイミド、ポリアセタールなどの液晶
性重合体がある。摩擦と摩耗を小さくするために、PT
FE充填プラスチックを使用することができる。ある好
ましい実施形態では、ランプ・ユニット50は、Hoechs
t-Celanese, Inc.から商品名VECTRA A430で
市販されているHAHNなどの射出成形液晶性重合体で
作成する。
【0047】剛性支持構造52は、剛性支持構造52の
剛性を高めるフランジ60、62を有することが好まし
い。剛性が高いと、ディスク30に対するランプ・ユニ
ット50の正確な位置決めを維持するのに有益である。
【0048】図7は、剛性支持構造52の好ましい実施
形態を示す。剛性支持構造52は、ランプ・ユニット5
0が機械的に連結する穴64を有することが好ましい。
【0049】図8は、剛性支持構造52とランプ・ユニ
ット50の断面図を示す。ランプ・ユニットは、穴64
を通り、これにより剛性支持構造52と機械的に連結す
る。これは、ランプ・ユニットを剛性支持構造52に取
り付ける好ましい手段である。
【0050】あるいは、図9に示したように、ランプ・
ユニット50でフランジ60を囲み、機械的安定性を高
めることもできる。各ランプ・ユニット50に複数の穴
64を設けることができることに留意されたい。たとえ
ば、各ランプ・ユニット50を、フランジ60内の別の
穴65と機械的に連結することもできる。
【0051】そうではなく、ランプ・ユニット50をね
じで剛性支持構造52に取り付けることもできる。これ
は、ねじがランプ・ユニット50の塑性変形を引き起こ
し、最終的に位置ずれが生じるため好ましくない。
【0052】もう1つの代替方法は、穴64、65には
めるスナップばめ構造によってランプ・ユニット50を
取り付けることである。さらに別の代替方法は、加熱か
しめ法によってランプ・ユニットを剛性支持構造52に
取り付けることである。
【0053】図10は、ランプ・ユニット50と穴64
を縦に切断したランプ構造の断面図を示す。剛性支持構
造52は、基部22へのランプ構造の取り付けを容易に
する足部66を有することが好ましい。足部66は、剛
性支持構造52に垂直に延びる。ランプ・ユニット50
の間にプラスチック・ランプ・ユニット材料の薄層68
を設けることができる。薄層68は、ランプ・ユニット
50の厚さ70および剛性支持構造52の厚さ71より
も薄くなければならない。層68を薄く制限することに
より、ランプ・ユニット50が主に剛性支持構造52に
よって機械的に連結される。その結果、ランプ・ユニッ
ト50は、温度変化中に剛性支持構造52の熱膨脹係数
に従って動く。
【0054】図11は、本発明の好ましい実施形態によ
る剛性支持構造52の背面図を示す。足部66がはっき
り見える。足部66は、ねじまたはボルトを受けるねじ
穴72を有する。
【0055】本発明によるランプ構造は、剛性支持構造
52の打抜き加工および成形によって作成することがで
きる。典型的な実施形態では、剛性支持構造は、高さ約
15mm、厚さ0.8mmである。剛性支持構造を射出
成形機に入れ、剛性支持構造のまわりにプラスチック・
ランプ・ユニット材料を流し込む。ランプ・ユニット材
料は、剛性支持構造とランプ・ユニットを機械的に連結
する穴64、65に流し込む。剛性支持構造などの部品
を射出成形用金型に入れることは、射出成形技術におい
て「インサート成形」として周知である。インサート成
形で、正確な安定した寸法を有するランプ・ユニット5
0を形成することができる。
【0056】あるいは、剛性支持構造を、ダイカスト、
押出加工、成形または機械加工によって作成することも
できる。また、剛性支持構造が適切な熱膨脹係数を有す
るという条件で、剛性支持構造をプラスチック材料また
はセラミック材料で作成することもできる。剛性支持構
造がプラスチック材料からなる場合は、プラスチック材
料の組成を調整して、所定の熱膨脹係数を有する剛性支
持構造を提供することができる。たとえば、ガラス充填
プラスチックや炭素充填プラスチックを使用することが
できる。
【0057】剛性支持構造は、図には平坦な平面形状を
有するように示してあるが、他の形状の剛性支持構造を
使用することもできる。たとえば、ブロックまたは円筒
の形状を有する剛性支持構造を使用することができる。
【0058】図12は、基部22にねじ74で取り付け
た本発明のランプ構造の側断面図を示す。
【0059】図13は、足部66が下部に段76を有す
る本発明の好ましい実施形態を示す。段76は、図示し
たようにねじ切り穴72と交差することが好ましい。足
部の外側下面78は、足部66の内側下面79に比べて
盛り上がっている。
【0060】図13に示した段76は、ランプ構造を基
部に取り付けて位置決めする作業を簡略化するのに役立
つ。図14は、ランプ構造を取り付けて位置合せする好
ましい方法を示す。ねじ80は、基部22を介して足部
66に取り付けられる。側壁82は、ランプ構造の隣り
に位置決めされる。側壁82は、フランジ60と接触す
るように位置決めされた隆起部分84を有する。ねじ8
0を締めると、足部66の下部の段76が、基部22に
押し付けられる。この押付け作用により、ねじと足部の
接触点のまわりに傾斜トルク86が発生する。傾斜トル
ク86は、図14で見て時計回りの方向に働く。この傾
斜トルクにより、フランジ60と隆起した側壁部分84
が互いに押し付けられる。このように隆起部分84とフ
ランジ60が互いに押し付けられる結果、ランプ構造の
位置決めが正確になる。隆起部分84は、位置合せの基
準として働き、したがって、剛性支持構造52の正確な
位置決めを実現する。あるいは、フランジ60が隆起部
分を有し、側壁82が平坦である。
【0061】図15は、各ランプ・ユニット50が単一
のランプ32を有する実施形態を示す。この場合、単一
のランプ32を有する各ランプ・ユニット50は、剛性
支持構造52に個別に取り付けられる。各ランプを剛性
支持構造52に個別に取り付けることにより、熱膨張に
よるランプ−ディスク間の間隔38の変化がさらに小さ
くなる。
【0062】ただし、この実施形態は、ランプを個別に
取り付けることによりランプ構造の製造コストが高くな
るため好ましくない。
【0063】本発明を、3つのランプ・ユニットと6つ
のランプを有する場合について示したが、ほとんどいく
つのランプ・ユニットまたはランプも剛性支持構造に取
り付けることができることを理解されたい。
【0064】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0065】(1)データ記憶ディスクを有するデータ
記憶装置のロード/アンロード・ランプ構造であって、 a)データ記憶ディスクとの間でランプ−ディスク間隔
を画定するロード/アンロード・ランプを有する少なく
とも1つのランプ・ユニットと、 b)ランプ・ユニットを取り付ける剛性支持構造とを含
み、前記剛性支持構造が、温度の変化中にランプ−ディ
スク間の間隔が実質上一定になるように選択された熱膨
脹係数を有する材料からなるロード/アンロード・ラン
プ構造。 (2)データ記憶装置が、スピンドル、スペーサ・リン
グおよびモータを有する駆動アセンブリ全体をさらに備
え、スペーサ・リング、モータおよびディスクが駆動ア
センブリを構成し、剛性支持構造の熱膨脹係数が、駆動
アセンブリ全体の熱膨脹係数と実質上等しく、それによ
り、ランプ−ディスク間の間隔が温度変化中に実質上一
定になる、上記(1)に記載のランプ構造。 (3)剛性支持構造とディスクを取り付けるスピンドル
が、実質上等しい熱膨脹係数を有する、上記(1)に記
載のランプ構造。 (4)剛性支持構造とディスクを取り付けるスピンドル
が同じ材料からなる、上記(1)に記載のランプ構造。 (5)剛性支持構造とディスクが実質上等しい熱膨脹係
数を有する、上記(1)に記載のランプ構造。 (6)剛性支持構造とディスクが同じ材料からなる、上
記(1)に記載のランプ構造。 (7)データ記憶装置がさらにスペーサ・リングを含
み、剛性支持構造とスペーサ・リングが実質上等しい熱
膨脹係数を有する、上記(1)に記載のランプ構造。 (8)データ記憶装置がさらにスペーサ・リングを含
み、剛性支持構造とスペーサ・リングが同じ材料からな
る、上記(1)に記載のランプ構造。 (9)ランプ・ユニットが、ポリイミド、ポリアセター
ル、PEEK、HAHN、液晶性重合体およびPTFE
充填プラスチックからなる群から選択された材料からな
る、上記(1)に記載のランプ構造。 (10)剛性支持構造が、アルミニウム、鋼、ステンレ
ス鋼、セラミック、プラスチック、ガラス充填プラスチ
ックおよび炭素充填プラスチックからなる群から選択さ
れた材料からなる、上記(1)に記載のランプ構造。 (11)ランプ・ユニットと剛性支持構造が機械的に連
結される、上記(1)に記載のランプ構造。 (12)ランプ・ユニットと剛性支持構造が、ランプ・
ユニットが穴に入った状態で剛性支持構造の穴によって
機械的に連結される上記(11)に記載のランプ構造。 (13)ランプ・ユニットが射出成形されたランプ・ユ
ニットである、上記(1)に記載のランプ構造。 (14)各ランプ・ユニットが別々の材料片を含む、上
記(1)に記載のランプ構造。 (15)剛性支持構造が平坦面に取り付ける足部をさら
に含む、上記(1)に記載のランプ構造。 (16)足部が、足部が平坦面に押し付けられたときに
剛性支持構造に傾斜トルクがかかるような段を含む、上
記(15)に記載のランプ構造。 (17)a)スピンドルと、 b)スピンドルに取り付けられたデータ記憶ディスク
と、 c)データ記憶ディスクとの間でランプ−ディスク間の
間隔を画定するロード/アンロード・ランプを有する少
なくとも1つのランプ・ユニットと、 d)ランプ・ユニットを取り付ける剛性支持構造とを含
み、前記剛性支持構造が、温度変化中にランプ−ディス
ク間の間隔が実質上一定になるように選択された熱膨脹
係数を有する材料からなるデータ記憶装置。 (18)スペーサ・リングおよびモータを有する駆動ア
センブリ全体をさらに含み、剛性支持構造の熱膨脹係数
が、駆動アセンブリ全体の熱膨脹係数と実質上等しく、
それにより、ランプ−ディスク間の間隔が温度変化中に
実質上一定になる、上記(17)に記載のデータ記憶装
置。 (19)剛性支持構造とスピンドルが実質上等しい熱膨
脹係数を有する、上記(17)に記載のデータ記憶装
置。 (20)剛性支持構造とスピンドルが同じ材料からな
る、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (21)剛性支持構造とディスクが実質上等しい熱膨脹
係数を有する、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (22)剛性支持構造とディスクが同じ材料からなる、
上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (23)データ記憶装置がさらにスペーサ・リングを含
み、剛性支持構造とスペーサ・リングが実質上等しい熱
膨脹係数を有する、上記(17)に記載のデータ記憶装
置。 (24)データ記憶装置がさらにスペーサ・リングを含
み、剛性支持構造とスペーサ・リングが同じ材料からな
る、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (25)ランプ・ユニットが、ポリイミド、ポリアセタ
ール、PEEK、HAHN、液晶性重合体およびPTF
E充填プラスチックからなる群から選択された材料から
なる、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (26)剛性支持構造が、アルミニウム、鋼、ステンレ
ス鋼、セラミック、プラスチック、ガラス充填プラスチ
ックおよび炭素充填プラスチックからなる群から選択さ
れた材料からなる、上記(17)に記載のデータ記憶装
置。 (27)ランプ・ユニットと剛性支持構造が機械的に連
結される、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (28)ランプ・ユニットと剛性支持構造が、ランプ・
ユニットが穴に入った状態で剛性支持構造の穴によって
機械的に連結される、上記(27)に記載のデータ記憶
装置。 (29)ランプ・ユニットが射出成形されたランプ・ユ
ニットである、上記(17)に記載のデータ記憶装置。 (30)各ランプ・ユニットが別々の材料片を含む、上
記(17)に記載のデータ記憶装置。 (31)剛性支持構造がさらに、平坦面に取り付けるた
めの足部を含む、上記(17)に記載のデータ記憶装
置。 (32)足部が、足部が平坦面に押し付けられたときに
剛性支持構造に傾斜トルクがかかるような段を含む、上
記(31)に記載のデータ記憶装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的な従来技術のハード・ドライブとロード
/アンロード・ランプ構造の斜視図である。
【図2】代表的な従来技術のハード・ドライブとロード
/アンロード・ランプ構造の側面図である。
【図3】ロード/アンロード・ランプがどのように働く
かを示す拡大図である。
【図4】代表的な従来技術のロード/アンロード・ラン
プ構造における熱膨張によって生じる位置ずれの問題を
示す図である。
【図5】本発明の好ましい実施形態によるランプ構造を
有するハード・ドライブの側面図である。
【図6】本発明の好ましい実施形態によるランプ構造の
斜視図である。
【図7】本発明のランプ構造の構成要素である剛性支持
構造の斜視図である。
【図8】好ましい実施形態における剛性支持構造とラン
プ・ユニットの取り付け方を示すランプ構造の断面図で
ある。
【図9】好ましい実施形態における剛性支持構造とラン
プ・ユニットの取り付け方を示すランプ構造の断面図で
ある。
【図10】ランプ構造の垂直断面図である。
【図11】剛性支持構造の背面斜視図である。
【図12】ランプ構造が基部に好ましく取り付けられた
様子を示す、本発明によるランプ構造の側面図である。
【図13】好ましい実施形態による剛性支持構造の反対
側の斜視図である。
【図14】時計回りの傾斜トルクを発生させる段付きの
足部を有し、基部にボルトで取り付けられたランプ構造
の縦断面図である。
【図15】各ランプ・ユニットが単一のランプを有する
代替実施形態を示す図である。
【符号の説明】
20 磁気ヘッド 22 基部 26 スピンドル 28 モータ 29 スペーサ・リング 30 ディスク 32 ロード/アンロード・ランプ 34 持上げフィーチャ 36 傾斜 40 ランディング半径 50 ランプ・ユニット 51 ランプ構造 52 剛性支持構造
フロントページの続き (72)発明者 チャールズ・エイチ・ヘイノ・ジュニア アメリカ合衆国95046 カリフォルニア 州サン・マーティン センター・アベニ ュー 12105 (72)発明者 ツァイ・ウェイ・ウー アメリカ合衆国 カリフォルニア州サン ノゼ カラベル・ウェイ 960 (56)参考文献 特開 平4−170772(JP,A) 特開 平4−159667(JP,A) 特開 平3−168984(JP,A) 特開 平7−153049(JP,A) 特開 平6−124556(JP,A) 特表 平3−503101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/12

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ記憶ディスクを有するデータ記憶装
    置のロード/アンロード・ランプ構造であって、 a)データ記憶ディスクとの間でランプ−ディスク間隔
    を画定するロード/アンロード・ランプを有する少なく
    とも1つのランプ・ユニットと、 b)ランプ・ユニットを取り付ける剛性支持構造とを含
    み、前記剛性支持構造が、温度の変化中にランプ−ディ
    スク間の間隔が実質上一定になるように選択された熱膨
    脹係数を有する材料からなるロード/アンロード・ラン
    プ構造。
  2. 【請求項2】データ記憶装置が、スピンドル、スペーサ
    ・リングおよびモータを有する駆動アセンブリ全体をさ
    らに備え、スペーサ・リング、モータおよびディスクが
    駆動アセンブリを構成し、剛性支持構造の熱膨脹係数
    が、駆動アセンブリ全体の熱膨脹係数と実質上等しく、
    それにより、ランプ−ディスク間の間隔が温度変化中に
    実質上一定になる、請求項1に記載のランプ構造。
  3. 【請求項3】剛性支持構造とディスクを取り付けるスピ
    ンドルが、実質上等しい熱膨脹係数を有する、請求項1
    に記載のランプ構造。
  4. 【請求項4】剛性支持構造とディスクを取り付けるスピ
    ンドルが同じ材料からなる、請求項1に記載のランプ構
    造。
  5. 【請求項5】剛性支持構造とディスクが実質上等しい熱
    膨脹係数を有する、請求項1に記載のランプ構造。
  6. 【請求項6】剛性支持構造とディスクが同じ材料からな
    る、請求項1に記載のランプ構造。
  7. 【請求項7】データ記憶装置がさらにスペーサ・リング
    を含み、剛性支持構造とスペーサ・リングが実質上等し
    い熱膨脹係数を有する、請求項1に記載のランプ構造。
  8. 【請求項8】データ記憶装置がさらにスペーサ・リング
    を含み、剛性支持構造とスペーサ・リングが同じ材料か
    らなる、請求項1に記載のランプ構造。
  9. 【請求項9】ランプ・ユニットが、ポリイミド、ポリア
    セタール、PEEK、HAHN、液晶性重合体およびP
    TFE充填プラスチックからなる群から選択された材料
    からなる、請求項1に記載のランプ構造。
  10. 【請求項10】剛性支持構造が、アルミニウム、鋼、ス
    テンレス鋼、セラミック、プラスチック、ガラス充填プ
    ラスチックおよび炭素充填プラスチックからなる群から
    選択された材料からなる、請求項1に記載のランプ構
    造。
  11. 【請求項11】ランプ・ユニットと剛性支持構造が機械
    的に連結される、請求項1に記載のランプ構造。
  12. 【請求項12】ランプ・ユニットと剛性支持構造が、ラ
    ンプ・ユニットが穴に入った状態で剛性支持構造の穴に
    よって機械的に連結される請求項11に記載のランプ構
    造。
  13. 【請求項13】ランプ・ユニットが射出成形されたラン
    プ・ユニットである、請求項1に記載のランプ構造。
  14. 【請求項14】各ランプ・ユニットが別々の材料片を含
    む、請求項1に記載のランプ構造。
  15. 【請求項15】剛性支持構造が平坦面に取り付ける足部
    をさらに含む、請求項1に記載のランプ構造。
  16. 【請求項16】足部が、足部が平坦面に押し付けられた
    ときに剛性支持構造に傾斜トルクがかかるような段を含
    む、請求項15に記載のランプ構造。
  17. 【請求項17】a)スピンドルと、 b)スピンドルに取り付けられたデータ記憶ディスク
    と、 c)データ記憶ディスクとの間でランプ−ディスク間の
    間隔を画定するロード/アンロード・ランプを有する少
    なくとも1つのランプ・ユニットと、 d)ランプ・ユニットを取り付ける剛性支持構造とを含
    み、前記剛性支持構造が、温度変化中にランプ−ディス
    ク間の間隔が実質上一定になるように選択された熱膨脹
    係数を有する材料からなるデータ記憶装置。
  18. 【請求項18】スペーサ・リングおよびモータを有する
    駆動アセンブリ全体をさらに含み、剛性支持構造の熱膨
    脹係数が、駆動アセンブリ全体の熱膨脹係数と実質上等
    しく、それにより、ランプ−ディスク間の間隔が温度変
    化中に実質上一定になる、請求項17に記載のデータ記
    憶装置。
  19. 【請求項19】剛性支持構造とスピンドルが実質上等し
    い熱膨脹係数を有する、請求項17に記載のデータ記憶
    装置。
  20. 【請求項20】剛性支持構造とスピンドルが同じ材料か
    らなる、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  21. 【請求項21】剛性支持構造とディスクが実質上等しい
    熱膨脹係数を有する、請求項17に記載のデータ記憶装
    置。
  22. 【請求項22】剛性支持構造とディスクが同じ材料から
    なる、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  23. 【請求項23】データ記憶装置がさらにスペーサ・リン
    グを含み、剛性支持構造とスペーサ・リングが実質上等
    しい熱膨脹係数を有する、請求項17に記載のデータ記
    憶装置。
  24. 【請求項24】データ記憶装置がさらにスペーサ・リン
    グを含み、剛性支持構造とスペーサ・リングが同じ材料
    からなる、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  25. 【請求項25】ランプ・ユニットが、ポリイミド、ポリ
    アセタール、PEEK、HAHN、液晶性重合体および
    PTFE充填プラスチックからなる群から選択された材
    料からなる、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  26. 【請求項26】剛性支持構造が、アルミニウム、鋼、ス
    テンレス鋼、セラミック、プラスチック、ガラス充填プ
    ラスチックおよび炭素充填プラスチックからなる群から
    選択された材料からなる、請求項17に記載のデータ記
    憶装置。
  27. 【請求項27】ランプ・ユニットと剛性支持構造が機械
    的に連結される、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  28. 【請求項28】ランプ・ユニットと剛性支持構造が、ラ
    ンプ・ユニットが穴に入った状態で剛性支持構造の穴に
    よって機械的に連結される、請求項27に記載のデータ
    記憶装置。
  29. 【請求項29】ランプ・ユニットが射出成形されたラン
    プ・ユニットである、請求項17に記載のデータ記憶装
    置。
  30. 【請求項30】各ランプ・ユニットが別々の材料片を含
    む、請求項17に記載のデータ記憶装置。
  31. 【請求項31】剛性支持構造がさらに、平坦面に取り付
    けるための足部を含む、請求項17に記載のデータ記憶
    装置。
  32. 【請求項32】足部が、足部が平坦面に押し付けられた
    ときに剛性支持構造に傾斜トルクがかかるような段を含
    む、請求項31に記載のデータ記憶装置。
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