JP3014192B2 - ニトリルの水素化によるアミンの製造法 - Google Patents

ニトリルの水素化によるアミンの製造法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニトリルを水素化して
アミンを製造する方法に関する。アミンは工業的に最も
有用な化合物の1つであり、繊維や樹脂等のポリマー原
料、医薬や農薬の原料、キレート剤や界面活性剤の原料
として用いられている。
【0002】
【従来の技術】ニトリルの水素化によるアミンの製造に
おいて、ラネー触媒または担持金属触媒が用いられるこ
とは公知である。
【0003】鉄、ニッケル、コバルト、銅等の接触水素
添加能を有する金属とアルミニウムまたはケイ素との合
金を強アルカリ水溶液と処理して、合金中のアルミニウ
ムまたはケイ素を溶出させることによって水素添加能を
有するラネー触媒が製造される。しかし、従来知られた
方法によって工業的規模において大量のラネー合金を展
開する場合は、アルミニウムまたはケイ素とアルカリの
反応による激しい発熱と多量に発生する水素の処置に多
大の注意と特殊な装置を必要とする。
【0004】金属を触媒として用いる場合、有効表面積
の増加、機械的強度の増加、耐熱性の付与などを目的と
して、触媒成分を担体に担持させることが多い。触媒の
調製法としては、触媒成分含有溶液に担体を浸漬した
後、溶媒を乾燥により除去する含浸法、あるいは担体が
分散された触媒金属塩含有溶液にアンモニア水などを加
えて、水酸化物などの溶媒不溶性の触媒金属化合物を生
成させ、担体上に沈着させる沈着法などが知られてい
る。しかし、これらの方法では比較的多量の触媒金属を
分散性よく担体上に担持させることが困難である。さら
に沈着法では担体上に触媒金属を沈着させるために使用
した物質の塩が不純物として沈着してしまうという欠点
があった。
【0005】また、ニトリルを触媒の存在下に水素化し
てアミンを製造する方法では、一級アミンの生成にとも
なって二級および三級アミンも生成する。これらアミン
の生成割合は触媒、温度、圧力、溶媒など反応条件によ
って異なり、一級アミンを主に得たいときは触媒および
反応条件の選択が必要となる。通常は過剰のアンモニア
存在下、ニッケルまたはコバルト触媒を用いてニトリル
を水素化し一級アミンを得る方法が用いられるが、例え
ばサクシノニトリルからアミノニトリルを製造する場
合、ラネーNiを用いると120℃、100Kg/Cm
2 を必要とし( 特公昭46ー33019号公報 )、ある
いはラネーCoを用いると275℃、200Kg/Cm
2 を必要とする( 特開昭48ー56666号公報 )な
ど、高温高圧となることはさけられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ニト
リルを水素化してアミンを製造するに当たり、できるだ
け低温低圧で反応を行うと共に、ー級アミンを高収率で
得ることのできる方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1種または2
種以上の接触水素添加能を有する金属の塩を多価アルコ
ールに溶解し、これに担体原料として金属アルコキシド
またはシリカゾルを添加し、この混合物に水を加えて加
水分解を行い、次いで生成したゲルを乾燥、必要により
焼成したのち、還元することにより調製した担持金属触
媒を用いて、ニトリルを水素化することを特徴とするア
ミンの製造法に関する。
【0008】以下、本発明を具体的に説明する。ニトリ
ルの水素化は公知の技術であって、本発明と矛盾しない
限り公知の技術を利用することができる。
【0009】本発明は、この反応を特定の調製法により
製造した担持金属触媒を用いて実施するものである。本
発明の重要な点は、使用する触媒にあり、その触媒は次
のようにして製造される。
【0010】本発明の触媒を構成する金属成分として
は、ニッケル、コバルト、銅、鉄、ロジウム、パラジウ
ム、白金、銀等の接触水素添加能を有する元素が挙げら
れ、これら触媒成分の原料としては、それぞれの金属の
硝酸塩等の鉱酸塩、酢酸塩等の有機酸塩が用いられる。
これらの金属塩は1種または2種以上組み合わせて用い
ることができる。また、触媒の活性、選択性、物性等を
ー層向上させるために、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、イットリウム、ランタ
ン、セリウム、サマリウム、ジルコニウム、クロム、マ
ンガン、亜鉛、カドミウム、水銀、アルミニウム、鉛等
の1種または2種以上の元素を補助成分として、前記金
属成分に添加することもできる。好ましい補助成分とし
ては、リチウム、ルビジウム、カルシウム、ストロンチ
ウム、サマリウム等が挙げられる。補助成分は金属成分
に対して、モル比で0.1〜10%、好ましくは1〜5
%の範囲内で適宜用いればよい。
【0011】本発明で使用される金属触媒は、担体に担
持された触媒である。金属成分の担持量は、触媒の活性
と経済性から考慮して、卑金属を用いる場合には5〜8
0重量%、好ましくは20〜60重量%、貴金属を用い
る場合には0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜6
重量%が望ましい。担体としては、シリカ、アルミナ、
チタニア、マグネシア、酸化カルシウム、酸化亜鉛等が
挙げられ、その原料としてはそれぞれの金属アルコキシ
ド例えばケイ酸エチル、ケイ酸メチル、アルミニウムイ
ソプロポキシド、アルミニウムブトキシド、チタニウム
イソプロポキシド、チタニウムエトキシド、チタニウム
ブトキシド、マグネシウムエトキシド等が用いられる。
また、シリカゾルを用いることもできる。
【0012】触媒成分の溶解に用いる多価アルコールと
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール
およびこれらのアルキル置換体、あるいはこれらの構造
異性体等があげられる。
【0013】触媒の調製は、触媒成分の金属塩あるいは
更に補助成分を少なくとも1当量好ましくは5〜100
当量の多価アルコールに溶解したのち、この溶液に担持
量に相当する量の金属アルコキシドまたはシリカゾルを
加え、20〜120℃好ましくは60〜100℃の温度
範囲で1〜10時間好ましくは2〜6時間撹拌する。
【0014】次いで、この混合物に、金属アルコキシド
またはシリカゾルに対して1〜10当量の水を加えて約
60〜約100℃の温度範囲で加水分解を行なう。
【0015】これにより生成したゲルを減圧下または常
圧下約60〜約200℃の温度範囲で加熱乾燥する。次
いで、必要に応じて約200〜約900℃好ましくは3
00〜700℃の温度範囲で1〜10時間好ましくは3
〜5時間焼成したのち、水素気流中で約200〜約90
0℃好ましくは300〜700℃の温度範囲で1〜10
時間好ましくは1〜5時間還元処理を行う。これにより
触媒の金属成分が高分散された高活性な担持金属触媒
を、簡便にしかも再現性よく得られる。
【0016】本発明による触媒は、たとえばサクシノニ
トリル、アジポニトリル、3ーアミノプロピオニトリ
ル、3ージメチルアミノプロピオニトリルなどの脂肪族
ニトリルおよびベンゾニトリル、イソフタロニトリル、
テレフタロニトリルなどの芳香族ニトリルから、脂肪
族、芳香族または脂環族アミンを水素添加によって製造
する反応に適用される。
【0017】反応は、回分式反応、連続式反応のいずれ
の方法によっても実施することができる。通常、以下の
ようにして行う。ニトリルを溶媒中で前記の担持金属触
媒の存在下に水素加圧下で還元処理する。溶媒として
は、アンモニアを用いるのが好ましいが、トルエン、テ
トラヒドロフラン、ジオキシサン、2ーピロリジノン等
の不活性溶媒を用いることもできる。溶媒の使用量は、
ニトリルに対して少なくとも1当量好ましくは10〜1
00当量の範囲でよい。
【0018】触媒の使用量は、ニトリルに対して1〜2
00重量%好ましくは5〜50重量%がよい。水素の使
用量は、ニトリルに対して2〜4モル好ましくは2〜3
モルの範囲がよい。水素圧力は、少なくとも1気圧好ま
しくは5〜150気圧の範囲でよい。反応温度は、約5
0〜約150℃好ましくは80〜120℃の範囲でよ
い。反応時間は1時間以内が好ましい。
【0019】
【実施例】次に本発明の方法を実施例によりさらに詳細
に説明する。 実施例 1 触媒調製(40重量%ニッケル−シリカゲル触媒) 硝酸ニッケル35gをエチレングリコール300mlに
溶解し、80℃で1時間撹拌した。この溶液にケイ酸エ
チル37gを滴下し、80℃で3時間撹拌した。次いで
水13gを加え、80℃で3時間撹拌した。生成したゲ
ルを赤外線ランプで乾燥し、500℃で3時間焼成し
た。水素気流中500℃で2時間還元し、ただちに水素
化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブにサクシノニトリル2gを秤
り取り、還元した触媒2gとアンモニア約50mlを仕
込み、水素20気圧を導入した。オートクレーブの加熱
と撹拌を開始し、100℃に達してから12分間で反応
を終了した。触媒をろ過により除去し、得られた反応液
をガスクロ分析した結果、収率95%で4−アミノブチ
ロニトリルが得られた。
【0020】実施例 2 触媒調製(25重量%ニッケル0.4重量%ロジウム−
シリカゲル触媒) 硝酸ニッケル35gと硝酸ロジウム0.35gをエチレ
ングリコール300mlに溶解し、80℃で1時間撹拌
した。この溶液にケイ酸エチル73gを滴下し、80℃
で3時間撹拌した。次いで水26gを加え、80℃で3
時間撹拌した。生成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、
300℃で5時間焼成した。水素気流中300℃で4時
間還元し、ただちに水素化反応に用いた。 水素化反応 反応時間を15分とした以外は実施例1と同様にして水
素化反応を行なった。ガスクロ分析の結果、収率97%
で4−アミノブチロニトリルが得られた。
【0021】実施例 3 触媒調製(20重量%ニッケル20重量%コバルト−シ
リカゲル触媒) 硝酸ニッケル17.4gと硝酸コバルト17.5gをエ
チレングリコール300mlに溶解し、80℃で1時間
撹拌した。この溶液にケイ酸エチル37gを滴下し、8
0℃で3時間撹拌した。次いで水13gを加え、80℃
で3時間撹拌した。生成したゲルを赤外線ランプで乾燥
し、500℃で3時間焼成した。水素気流中300℃で
4時間還元し、ただちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに3−アミノプロピオニトリ
ル2gを秤り取り、還元した触媒2gとアンモニア約5
0mlを仕込み、水素30気圧を導入した。オートクレ
ーブの加熱と撹拌を開始し、120℃に達してから30
分間で反応を終了した。触媒をろ過により除去し、得ら
れた反応液をガスクロ分析した結果、収率80%で1,
3−ジアミノプロパンが得られた。
【0022】実施例 4 触媒調製(25重量%ニッケル−マグネシア触媒) 硝酸ニッケル5.81gをエチレングリコール50ml
に溶解し、80℃で1時間撹拌した。マグネシウムエト
キシド10gを加え、80℃で3時間攪拌した。次いで
水50gを加え、80℃で2時間攪拌した。生じた沈澱
を濾別、水洗し乾燥した。700℃で3時間焼成したの
ち水素気流中700℃で1時間還元し、ただちに水素化
反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに3−ジメチルアミノプロピ
オニトリル2gを秤り取り、還元した触媒1gとアンモ
ニア約50mlを仕込み、水素20気圧を導入した。オ
ートクレーブの加熱と撹拌を開始し、100℃に達して
から10分間で反応を終了した。触媒をろ過により除去
し、得られた反応液をガスクロ分析した結果、収率98
%で3−ジメチルアミノプロピルアミンが得られた。
【0023】実施例 5 触媒調製(40重量%コバルト−アルミナ触媒) 硝酸コバルト23gをヘキサエチレングリコール(2ー
メチルー2,4ーペンタンジオール)100mlに溶解
し、60℃で1時間撹拌した。この溶液にアルミニウム
イソプロポキシド28gを加え、60℃で4時間攪拌し
た。次いで水10gを加え、60℃で4時間攪拌した。
生成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、700℃で4時
間焼成したのち水素気流中700℃で1時間還元し、た
だちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブにベンゾニトリル2gを秤り
取り、還元した触媒0.5gとアンモニア約50mlを
仕込み、水素20気圧を導入した。オートクレーブの加
熱と撹拌を開始し、100℃に達してから20分間で反
応を終了した。触媒をろ過により除去し、得られた反応
液をガスクロ分析した結果、収率98%でベンジルルア
ミンが得られた。
【0024】実施例 6 触媒調製(5重量%ロジウム−シリカゲル触媒) 硝酸ロジウム3gを1,4ーブタンジオール100ml
に溶解し、70℃で1時間撹拌した。この溶液に20重
量%シリカゾル100gを加え、70℃で5時間攪拌し
た。次いで、生成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、6
00℃で3時間焼成したのち水素気流中600℃で1時
間還元し、ただちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに3ーシアノピリジン2gを
秤り取り、還元した触媒0.2gとアンモニア約50m
lを仕込み、水素20気圧を導入した。オートクレーブ
の加熱と撹拌を開始し、100℃に達してから10分間
で反応を終了した。触媒をろ過により除去し、得られた
反応液をガスクロ分析した結果、収率95%で3ーアミ
ノメチルピリジンが得られた。
【0025】実施例 7 触媒調製(5重量%ロジウム−マグネシア触媒) 硝酸ロジウム3gをエチレングリコール100mlに溶
解し、80℃で1時間撹拌した。この溶液にマグネシウ
ムエトキシド58gを加え、80℃で3時間攪拌した。
次いで、水40gを加えて80℃で3時間攪拌した。生
成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、500℃で3時間
焼成したのち水素気流中500℃で1時間還元し、ただ
ちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに4ーアミノプロピオニトリ
ル2gを秤り取り、還元した触媒0.5gとアンモニア
約50mlを仕込み、水素20気圧を導入した。オート
クレーブの加熱と撹拌を開始し、100℃に達してから
20分間で反応を終了した。触媒をろ過により除去し、
得られた反応液をガスクロ分析した結果、収率98%で
1,3ージアミノプロパンが得られた。
【0026】実施例 8 触媒調製(40重量%コバルト0.05重量%リチウム
−マグネシア触媒) 硝酸コバルト23gと硝酸リチウム54gをエチレング
リコール100mlに溶解し、90℃で1時間撹拌し
た。この溶液にマグネシウムエトキシド20gを加え、
90℃で3時間攪拌した。次いで、水20gを加えて9
0℃で3時間攪拌した。生成したゲルを赤外線ランプで
乾燥し、400℃で4時間焼成したのち水素気流中40
0℃で1時間還元し、ただちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに3ージメチルアミノプロピ
オニトリル2gを秤り取り、還元した触媒0.3gとア
ンモニア約50mlを仕込み、水素20気圧を導入し
た。オートクレーブの加熱と撹拌を開始し、100℃に
達してから10分間で反応を終了した。触媒をろ過によ
り除去し、得られた反応液をガスクロ分析した結果、収
率99%で3ージメチルアミノプロピルアミンが得られ
た。
【0027】実施例 9 触媒調製(30重量%銅0.19重量%カルシウム−シ
リカゲル触媒) 硝酸銅19gと硝酸カルシウム189gをエチレングリ
コール100mlに溶解し、70℃で1時間撹拌した。
この溶液にケイ酸エチル42gを加え、70℃で3時間
攪拌した。次いで、水20gを加えて70℃で3時間攪
拌した。生成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、400
℃で4時間焼成したのち水素気流中400℃で1時間還
元し、ただちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブに3ージエチルアミノプロピ
オニトリル2gを秤り取り、還元した触媒0.3gとア
ンモニア約50mlを仕込み、水素20気圧を導入し
た。オートクレーブの加熱と撹拌を開始し、100℃に
達してから10分間で反応を終了した。触媒をろ過によ
り除去し、得られた反応液をガスクロ分析した結果、収
率98%で3ージエチルアミノプロピルアミンが得られ
た。
【0028】実施例 10 触媒調製(5重量%パラジウム−シリカゲル触媒) 硝酸パラジウム2.3gを1,4ーブタンジオール10
0mlに溶解し、60℃で1時間撹拌した。この溶液に
ケイ酸エチル70gを加え、60℃で3時間攪拌した。
次いで、水30gを加えて60℃で3時間攪拌した。生
成したゲルを赤外線ランプで乾燥し、500℃で4時間
焼成したのち水素気流中500℃で1時間還元し、ただ
ちに水素化反応に用いた。 水素化反応 150mlオートクレーブにシアン化ベンジル2gを秤
り取り、還元した触媒0.2gとアンモニア約50ml
を仕込み、水素20気圧を導入した。オートクレーブの
加熱と撹拌を開始し、100℃に達してから10分間で
反応を終了した。触媒をろ過により除去し、得られた反
応液をガスクロ分析した結果、収率97%でβーフェニ
ルエチルアミンが得られた。
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、特定の調製法に
よる担持金属触媒を用いることによりニトリルの水素化
を低温低圧で効果的に行うことができ、目的生成物アミ
ンを収率よく得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01J 23/78 B01J 23/78 X 23/89 23/89 X C07C 211/01 C07C 211/01 211/33 211/33 211/43 211/43 255/24 255/24 C07D 213/38 C07D 213/38 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 209/48 C07C 209/00 C07B 61/00 300

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種または2種以上の接触水素添加能を有
    する金属の塩を多価アルコールに溶解し、これに担体原
    料として金属アルコキシドまたはシリカゾルを添加し、
    この混合物に水を加えて加水分解を行い、次いで生成し
    たゲルを乾燥、必要により焼成したのち、還元すること
    により調製した担持金属触媒を用いて、ニトリルを水素
    化することを特徴とするアミンの製造法
  2. 【請求項2】接触水素添加能を有する金属が、ニッケ
    ル、コバルト、銅、鉄、ロジウム、パラジウム、白金お
    よび銀の元素から選ばれたものである請求項1記載の製
    造方法。
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