JP3014170U - 掃除機用吸引ノズル - Google Patents

掃除機用吸引ノズル

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JP3014170U
JP3014170U JP1995000290U JP29095U JP3014170U JP 3014170 U JP3014170 U JP 3014170U JP 1995000290 U JP1995000290 U JP 1995000290U JP 29095 U JP29095 U JP 29095U JP 3014170 U JP3014170 U JP 3014170U
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suction
hot air
negative pressure
vacuum cleaner
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JP1995000290U
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Inventor
正明 小谷
Original Assignee
株式会社日生技研
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃対象物の付着物を容易に吸引することが
できると共に、清掃対象物の表面内に潜むダニ等の害虫
を死滅させ、且つ、そのダニ等の死骸や糞を容易に吸引
することができる掃除機用吸引ノズルを提供する。 【構成】 吸引本体2に通気孔9を穿設すると共に、前
記吸引本体2内の吸引負圧室3に、前記通気孔9から外
気を吸引して熱風Aを発生する熱風発生装置4と、該熱
風発生装置4から発生する熱風Aを下方に向かって吹き
出す吹き出し孔17を前記吸引本体2の吸引負圧室3の
両端側の間に設け、且つ、前記吹き出し孔17の周辺に
下方に突出した複数の突起部18を設けたダクト5とを
具備する。また、ダクト5を境にした吸引本体2の進退
方向側の相対向する位置に、独立して回転自在となる複
数の回転叩き爪19を支軸20により配列した叩き具2
1を取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、畳、カーペット、布団等の清掃対象物を掃除する電気掃除機の掃 除機用吸引ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、畳、カーペット、布団等の清掃対象物を掃除する際には、近年 では吸引式の電気掃除機が用いられることが多く、これら清掃対象物の表面に付 着したり、表面内に埋まっているホコリ、ゴミ等の衛生的に好ましくない付着物 は、掃除機用吸引ノズルから空気と一緒に吸引することによって取り除かれてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術において、清掃対象物の付着物は、掃除機用吸 引ノズルの吸引作用によって取り除かれるものの、清掃対象物の表面内に潜むダ ニ等の害虫を吸引することは困難なものとなっている。そのために、非衛生的な 清掃対象物と接触する居住者やペット用動物等が、かゆみ等の皮膚傷害を受けた り、種々の疾病を引き起こす等の被害問題が生じている。
【0004】 この考案は、上記の事情や問題点に鑑みてなされたものであって、清掃対象物 の付着物を容易に吸引することができると共に、清掃対象物の表面内に潜むダニ 等の害虫を死滅させ、且つ、そのダニ等の死骸や糞を容易に吸引することができ る掃除機用吸引ノズルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の手段とするところは、第1に、掃除機の負圧装置と連結され、内部 が吸引負圧室となった吸引本体を有する掃除機用吸引ノズルにおいて、前記吸引 本体に通気孔を穿設すると共に、前記吸引本体内の吸引負圧室に、前記通気孔か ら外気を吸引して熱風を発生する熱風発生装置と、該熱風発生装置から発生する 熱風を下方に向かって吹き出す吹き出し孔を前記吸引本体の吸引負圧室の両端側 の間に設け、且つ、前記吹き出し孔の周辺に下方に突出した複数の突起部を設け たダクトとを具備したことにある。
【0006】 また、第2に、前記ダクトを境にした吸引本体の進退方向側の相対向する位置 に、独立して回転自在となる複数の回転叩き爪を支軸により配列した叩き具を取 付けたことにある。
【0007】
【作用】
上記第1の手段によれば、負圧装置に連結された連結ホース等を手動で誘導し ながら畳、カーペット、布団等の清掃対象物上に掃除機用吸引ノズルを進退移動 させるようにして用いるが、その進退移動の過程で負圧装置を駆動させれば、該 負圧装置と連結された連結ホース等を介して、吸引本体内の吸引負圧室は負圧状 態となり、清掃対象物の付着物を吸引するという吸引作用が生じることとなる。
【0008】 そして、吸引本体内の熱風発生装置を駆動させれば、該熱風発生装置により吸 引本体の通気孔から外気が吸引され、熱風が発生してダクト内に満たされる。次 いで、その満たされた熱風は、ダクトの吹き出し孔から下方に向かって吹き出さ れ、清掃対象物の表面内に潜むダニ等の害虫を死滅させるという熱風殺菌作用が 生じる。この熱風殺菌作用によるダニ等の害虫の死骸や糞は、上記の吸引作用に よって取り除かれることになる。また、ダクトの吹き出し孔の周辺には、下方に 突出した複数の突起部が設けられているので、突起部の先端から吹き出し孔まで の間に所定範囲の空間が確保されることとなる。従って、布団や毛布等の柔軟性 があり、自在に変形可能なものを掃除する場合においても、前記複数の突起部に より布団等が変形して吹き出し孔に密着して閉塞することはなく、吹き出し孔の 閉塞による熱風吹き出し量の減少やその結果生じる熱風温度の過度の上昇を防止 することができる。
【0009】 また、第2の手段によれば、清掃対象物の表面に吸引本体の吸引負圧室の叩き 具を当接した状態にして使用するものであるが、このとき、その叩き具は個々に 独立して回転する回転叩き爪を支軸に複数列に配列させた構成となっているので 、個々の回転叩き爪が回転しながら掃除機用吸引ノズルは進退移動することにな る。この場合、進退移動は、回転叩き爪の転がりによって僅かな移動力で抵抗が なく円滑になされる。そして、叩き具の回転叩き爪は、回転することによって清 掃対象物の表面を叩いて付着物やダニ等の害虫を遊離させるので、上記の吸引作 用及び熱風殺菌作用に加え、叩き出し作用をも生じることになる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例について、図面に基づいて説明する。 この実施例の掃除機用吸引ノズル1は、図1乃至図3に示すように、吸引本体 2内の吸引負圧室3に、熱風を発生する熱風発生装置4と、該熱風発生装置4か ら発生する熱風Aを下方に向かって吹き出すダクト5とを具備したものを主要な 構成としたものである。
【0011】 前記吸引本体2は、その内部に中空となった吸引負圧室3が形成され、また、 天壁の中央位置は吸い込み口となると共に、前記吸引負圧室3を負圧にさせ、且 つ、内部にゴミ回収部を有する移動自在な図外の負圧装置と連結された硬質の連 結ホース6等と着脱自在に連結されるホース連結部7が設けられたものである。 この吸引本体2の底面は、空気と共にホコリやゴミ等の付着物、ダニ等の害虫や その糞を吸引できるように、また、熱風発生装置4から発生する熱風Aを吹き出 させるように長方形状の広い開口縁となった吸引口8が設けられ、且つ、長手方 向の一端側の側壁の略中央には円形状の通気孔9が設けられている。さらに、該 通気孔9の内面には、吸引負圧室3側に直角に突出した連結片10が突設されて いる。
【0012】 また、前記熱風発生装置4は、図3に示すように、短い長さ寸法を有し、両端 側が開口縁となった内部が中空な筒部材11と、この筒部材11の一端側の開口 縁に着脱自在に取り付けられて空気中に舞うホコリやゴミ等の流入を阻止するフ ィルター12と、前記筒部材11内に内蔵される発熱体13と、前記筒部材11 内に設けられて前記発熱体13からの放熱を熱風にする回転羽根14と、該回転 羽根14を回転させるモーター15とからなるものである。これらの取り付けは 、筒部材11の一端側の開口縁にフィルター12が着脱自在に取り付けられ、そ して、該フィルター12に近接する筒部材11内に回転羽根14、モーター15 、発熱体13がその順序で配設され、モーター15の回転軸は回転羽根14の中 心部と連結されている。なお、モーター15及び発熱体13は共に、それぞれ電 源と接続された負圧装置と電気コードによって電気的に接続されたものであるが 、負圧装置を駆動させると同時に熱風発生装置4のモーター15が駆動して回転 羽根14が回転すると共に、発熱体13から放熱させるようにしてもよく、また 、前記電気コードの所定箇所に熱風スイッチを設け、該熱風スイッチをOFFか らONに切り換えることによって熱風発生装置4のモーター15を駆動して回転 羽根14を回転させると共に、発熱体13から放熱させるように制御してもよい 。また、モーター15及び発熱体13を負圧装置に電気的に接続することなく、 直接に電気コードで電源に接続するようにしてもよい。この場合にも同様な熱風 スイッチを設けても差し支えない。
【0013】 そして、前記ダクト5は、熱風発生装置4からの熱風Aを下方に向かって吹き 出すためのもので、図4に示すように、一端側が封鎖され、他端側が開口縁とな った内部が中空で断面形状が略円形のものであり、また、その底面は所定幅を有 する平坦底16に形成されると共に、該平坦底16には全幅に渡ってスリット状 の吹き出し孔17が平坦底16の長手方向に沿って等ピッチで複数列に設けられ ている。さらに、平坦底16の下面には、下方に突出した複数の突起部18が設 けられており、図5に示すように、複数列に設けられた吹き出し孔17の1つお きに、該吹き出し孔17の長手方向の両端部に2つずつ設けられている。
【0014】 これら各部材の取付けを詳細すると、図3に示すように、吸引本体2内の一端 側の側壁に設けた通気孔9の連結片10内側に、熱風発生装置4のフィルター1 2側の一端が嵌合されて熱風発生装置4内は外気と通じている。そして、前記通 気孔9の連結片10外側には、平坦底16側を下方側にしたダクト5の開口縁が 嵌合され、熱風発生装置4がダクト5内に接触しない状態で収納されている。
【0015】 このように構成された掃除機用吸引ノズル1は、負圧装置を駆動することによ り、該負圧装置と連結された硬質の連結ホース6等を介して吸引本体2内の吸引 負圧室3が負圧状態となって吸引作用が発生する。それと同時に、熱風発生装置 4の筒部材11内の発熱体13から放熱されると共に、モーター15が駆動して 回転羽根14が回転する。この時、筒部材11の一端側に取付けたフィルター1 2によってホコリ、ゴミ等が除かれた外気が筒部材11の他端側の開口縁側に向 かって強く送風され、発熱体13からの放熱は熱風Aとなってダクト5内に満た されると共に、ダクト5の平坦底16に設けた複数の吹き出し孔17から下方に 向かって勢い良く吹き出して熱風殺菌作用が発生する。この場合の熱風温度とし ては、ダニ等の害虫が死滅する程度の高さであれば特に限定はされないが、好ま しくは50℃以上がよい。ここで、発熱体13及びモーター15と接続された電 気コードに熱風スイッチが設けられている場合には、該熱風スイッチをOFFか らONに切り換えることによって、掃除機用吸引ノズル1の吸引作用と係わりな く熱風発生装置4の熱風殺菌作用を自在に生じさせることができるという利点が ある。
【0016】 上記のように、吸引作用と熱風殺菌作用とを発生させる掃除機用吸引ノズル1 を用いて、例えば、畳、カーペット、布団等の清掃対象物Bを掃除する場合には 、まず該清掃対象物B上に掃除機用吸引ノズル1を載置し、清掃対象物Bの表面 に吸引本体2の吸引口8を当接させる。そして、その掃除機用吸引ノズル1に吸 引作用と熱風殺菌作用とを発生させた状態にしながら硬質の連結ホース6等を手 動で誘導して掃除機用吸引ノズル1を進退移動させる。このようにして用いると 、まず、熱風殺菌作用として、熱風発生装置4からの熱風Aがダクト5の複数の 吹き出し孔17から清掃対象物Bの表面内に強く吹き込まれ、ダニ等の害虫はそ の熱風Aによって死滅することになる。そして、吸引作用として、吸引本体2の 吸引口8から付着物、ダニ等の害虫の死骸や糞が空気と一緒に吸引されて硬質の 連結ホース6等を介して負圧装置内のゴミ回収部に送り込まれることになる。
【0017】 ここで、既述したように、ダクト5の吹き出し孔17の周辺には下方に突出し た複数の突起部18が設けられているので、ダクト5の下面と突起部18の先端 までの間には、所定範囲の空間Cが形成されている。従って、布団や毛布等の柔 軟性があり、自在に変形可能な清掃対象物Bを掃除する場合でも、突起部18に より布団等が変形して吹き出し孔17に密着して閉塞することはなく、吹き出し 孔17の閉塞による熱風吹き出し量の減少やその結果生じる熱風温度の過度の上 昇は防止される。なお、この実施例では、突起部18を複数列に設けられた吹き 出し孔17の1つおきに、該吹き出し孔17の長手方向の両端部に2つずつ設け ているが、突起部18の数や形成箇所、あるいは突出高さ等は特に限定されるも のではなく、吹き出し孔17の下方に所定範囲の空間Cが形成されるようにすれ ばよい。
【0018】 次に、他の実施例の掃除機用吸引ノズル1は、図6,7に示すように、必要に 応じて前記ダクト5を境にした吸引本体2の進退方向側の相対向する位置に、独 立して回転自在となる複数の回転叩き爪19が支軸20によって配列された叩き 具21が取付けられており、吸引作用をより高めたものである。前記叩き具21 は、前記ダクト5の長手方向に延びる一対の細長い針金状の支軸20に、それぞ れ複数の回転叩き爪19が複数列に配列されたもので、支軸20の両端が吸引本 体2の長手方向の両側壁の内面に取付けられ、個々の回転叩き爪19が独立して 回転自在となっている。
【0019】 このように、吸引本体2の吸引負圧室3に叩き具21を取付けている場合には 、掃除機用吸引ノズル1の進退移動は、吸引本体2の叩き具21が回転自在な複 数の回転叩き爪19から成り立っているので、僅かな移動力で抵抗なく円滑に行 える。そして、叩き具21によって、清掃対象物Bの付着物を吸引し易いように 遊離させると共に、表面内に潜むダニ等の害虫の死骸や糞を遊離させるので、吸 引効果がより高められたものとなっている。
【0020】
【考案の効果】
請求項1記載の掃除機用吸引ノズルにおいては、吸引本体の吸引負圧室に設け たダクトの複数の吹き出し孔から下方に向かって熱風を吹き出させることにより 、畳、カーペット、布団等の清掃対象物の表面内に潜むダニ等の害虫を容易に死 滅させることができると共に、空気と一緒にホコリ、ゴミ等の付着物、ダニ等の 害虫の死骸や糞を吸引することができる。また、吹き出し孔の周辺に、下方に突 出した複数の突起部を設けることにより、柔軟性がある布団や毛布等を掃除する 場合においても、前記複数の突起部により布団等が変形して吹き出し孔に密着し て閉塞することはなく、吹き出し孔の閉塞による熱風吹き出し量の減少やその結 果生じる熱風温度の過度の上昇を防止できる。従って、熱風温度の過度の上昇に よる布団等の変色や出火等を有効に防止することができる。
【0021】 請求項2記載の掃除機用吸引ノズルにおいては、上記と同様の効果に加え、独 立して回転自在となった複数の回転叩き爪を支軸によって配設させた叩き具を具 備しているので、その回転叩き爪が回転することによって生ずる叩き出し作用に より、清掃対象物の表面に付着したり、表面内に埋まっているホコリ、ゴミ、ダ ニ等の害虫の死骸や糞を遊離させて吸引作用を高めるという効果がある。また、 回転自在な回転叩き爪によって、掃除機用吸引ノズルの進退移動を僅かな移動力 で抵抗なく円滑に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す一部切欠した全体斜
視図。
【図2】図1の長手方向の略中央部断面図。
【図3】図2のX−X線断面図。
【図4】この考案の構成要素であるダクトを示す一部切
欠した全体斜視図。
【図5】図4の要部拡大底面図。
【図6】この考案の他の実施例を示す一部切欠した全体
斜視図。
【図7】図6の長手方向の略中央部断面図。
【符号の説明】
1 掃除機用吸引ノズル 2 吸引本体 3 吸引負圧室 4 熱風発生装置 5 ダクト 9 通気孔 17 吹き出し孔 18 突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機の負圧装置と連結され、内部が吸
    引負圧室となった吸引本体を有する掃除機用吸引ノズル
    において、 前記吸引本体に通気孔を穿設すると共に、前記吸引本体
    内の吸引負圧室に、前記通気孔から外気を吸引して熱風
    を発生する熱風発生装置と、該熱風発生装置から発生す
    る熱風を下方に向かって吹き出す吹き出し孔を前記吸引
    負圧室の両端側の間に設け、且つ、前記吹き出し孔の周
    辺に下方に突出した複数の突起部を設けたダクトとを具
    備したことを特徴とする掃除機用吸引ノズル。
  2. 【請求項2】 前記ダクトを境にした吸引本体の進退方
    向側の相対向する位置に、独立して回転自在となる複数
    の回転叩き爪を支軸により配列した叩き具を取付けた請
    求項1記載の掃除機用吸引ノズル。
JP1995000290U 1995-01-31 1995-01-31 掃除機用吸引ノズル Expired - Lifetime JP3014170U (ja)

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