JP3014082B2 - 大型穀類収納袋の排出口 - Google Patents

大型穀類収納袋の排出口

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JP3014082B2
JP3014082B2 JP7218217A JP21821795A JP3014082B2 JP 3014082 B2 JP3014082 B2 JP 3014082B2 JP 7218217 A JP7218217 A JP 7218217A JP 21821795 A JP21821795 A JP 21821795A JP 3014082 B2 JP3014082 B2 JP 3014082B2
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満範 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばトラックの
荷台に搭載され、コンバインによって収穫された籾を大
量に収納可能とした大型の穀類収納袋(以下単に「大型
収納袋」と略記する)における排出口の構造に関し、収
納された生籾等をトラックの荷台に設置された収納袋か
ら直接乾燥機のシュート等に空け移すのに適するように
構成したことを特徴とするものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】生籾等、穀類を収容し
て満杯になったこの種の大型収納袋は、通常その重量が
数トンにも上る関係上、トラック等に搭載して最寄りの
ライスセンター又はカントリー等に運搬された後は、ク
レーンその他の扛重機械を利用して荷卸しや空け移し作
業が行われるものであったが、一般の中・小規模の農家
では、そのような機械設備がないため、依然として1袋
が30〜50kgのコンバイン袋の使用を余儀なくされ
ていたのである。
【0003】而して近年、収穫作業の能率化を目指す中
・小農家においても上記大型収納袋の利用に着目し、荷
台に一定角度斜傾可能なダンパーを装備した小型トラッ
クに大型収納袋を搭載し、その排出口を自家乾燥機のシ
ュートに臨ませて直接空け移すという方法を採るように
なったのである。
【0004】しかし、これら大方の農家が自家用の煙草
乾燥機等を生籾の乾燥機に改造した時期は、現在のよう
な機械化された大量処理方式が採用される以前のことで
あって、小型コンバイン袋を対象とした手作業主体の設
備であったため、小型トラックの荷台が乾燥機のシュー
トに正対可能なスペースが確保できておらず、従って一
般の大型収納袋の排出口構造では、トラックに搭載した
ままの収納袋から生籾を直接乾燥機のシュートに空け移
すことが不可能な場合が多く、そのような場合には猶多
大の時間と労力が必要になるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、叙上の実状に
鑑んで小型トラックの荷台上に自立式又はスタンド等に
支持して立置状に搭載された大型収納袋の底部に近い胴
周に開閉可能に開設される排出口に臨んで硬靭な生地ま
たはプラスチック板等からなる漏斗部材を突成し、さら
に当該漏斗部材を構成する両袖材の上縁に繋ぎ材を架設
して、当該繋ぎ材による両袖材の間隔調整に応じて上記
漏斗部材の先端を狭めるという手段を用いた。
【0006】又、上記構成の漏斗部材では、なお乾燥機
等のシュートに直接空け移すことが不可能な場合には、
トラック荷台上の大型収納袋の上記漏斗部材の先端とシ
ュート間にポータブルコンベヤーを介在させるという手
段を併用した。
【0007】
【発明の実施の形態】図に示す本発明の実施形態に従っ
て更に詳述すると、図1は自立式の大型収納袋の中心部
縦断面図であって、1はクロス織地又は合成樹脂のモノ
フィラメントをラッセル編みにした網地などからなり、
内径100cm、高さ130cm前後の円又は角筒形の
袋主体、2は袋主体1の上部開口を開閉可能にした蓋
体、3は袋主体の外周の複数箇所に縦列状に縫着された
環帯で、各列の環帯には高弾性の支持桿4が挿通され、
袋主体を起立状に保持し得るようにしたものである。
【0008】又、5は小型トラック(T)の荷台上に装
備されたダンパーの一例を示し、基台5aの後縁に枢着
された上台5bがオイルジャッキ6等によって一定角度
(0〜45°)斜傾可能に構成され、上記上台5b上に
大型収納袋を載置、固定するものである。
【0009】更に、7は袋主体1の底部に近い胴周の一
ヶ所に開設された排出口であり、図2において7aは比
較的柔軟な生地からなる内側閉止筒、7bは袋主体1と
同質材からなり、絞縮可能な菊割り状の外側閉止片で、
その各基部を上記排出口7の口縁に縫着若しくは高周波
接着され、通常は空袋状態において内側閉止筒7aの開
口端部を紐8aなどで束縛した上、予め外側閉止片7b
の先端縁に挿通された紐8bで絞止して、袋主体に投入
される穀粒の重さで上記内側閉止筒7aが突出するのを
阻止するものである。
【0010】但し、上記内側閉止筒7a、外側閉止片7
bからなる排出口7自体の構造は、従前の大型収納袋な
どにも見られた構成で格別新規なものではないから、本
発明ではこの部分の構造について権利を主張するもので
はない。
【0011】更に又、9は上記排出口7の前方に突出し
た状態でその基端を排出口の口縁に沿って縫着又は高周
波接着した漏斗部材であって、比較的硬靭な生地若しく
は薄手の合成樹脂板によって構成され、底材9aと両袖
材9bを備え、この部分の突出量を大凡20〜50cm
としたものである。更に漏斗部材9は、図3に示すよう
に両袖材9bの上縁を適宜な間隔で結ぶ繋ぎ材9cを架
設しており、該繋ぎ材9cにより漏斗部材9の先端を狭
まった形状にできるように構成されている
【0012】而して上記漏斗部材9を突成してなる排出
口を備えた本発明の収納袋は、多くの中小農家の自家乾
燥機のシュートにその漏斗部材9を臨ませ得るが、乾燥
機によっては周辺が狭隘で、なお漏斗部材を直接シュー
トに臨まし得ないか、又は、シュートがトラック上の収
納袋の排出口より高く位置するような場合には、この間
に別途ポータブルコンベヤー10などを介在させて生籾
等の空け移しを行うのである(図4参照)。
【0013】次に、上記構成の大型収納袋に収容された
穀類の空け移し要領について述べると、先ずトラックを
背送させて自家乾燥機等のシュート口に(コンベヤーを
使用する時は、該コンベヤーの一端に)、トラック荷台
上の大型収納袋の漏斗部材9を臨ませた後、外側閉止片
7bの紐8bを解いて開放し、更に内側閉止筒7aの紐
8aを解き、それぞれの閉止端部を開放すれば、内部の
穀類は一定量自重で流出するが、その後はダンパーのオ
イルジャッキ6を操作して上台5bを傾斜角度を徐々に
高めることにより、収納袋内の穀類の全量を迅速に排出
し得るのである。このようにして空け移しが完了すれ
ば、上台5bを水平位置に戻し、排出口の内側閉止筒7
a、外側閉止片7bをそれぞれ紐で閉塞して次の収納に
備えるのである。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る大型収
納袋の排出口の構造は、従来のこの種収納袋の排出口
に、更に比較的硬靱な材質からなる漏斗部材を設けたこ
とによって、ダンパーを備えた小型トラックの荷台から
直接生籾等を自家乾燥機に空け移すことが可能となり、
従来大型収納袋からの空け移し作業に多大の労力と時間
を費やしていた中小農家における収穫物の大量処理上の
課題を一気に解決し得たものである。
【0015】又、この排出口構造ではコンベヤー等を利
用して間接的に空け移す場合でも、その漏斗部材の存在
によって、生籾等の流れがスムーズであって落ち溢れが
なく、作業が迅速に行えるなどの効果も得られるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型トラックの荷台上に搭載された本発明の排
出口を備えた大型収納袋の側面図。
【図2】排出口の拡大縦断面図。
【図3】排出口の部分拡大正面図。
【図4】コンベヤーを使用した状態を示す大型収納袋の
側面図。
【符号の説明】
1 大型収納袋の主体 2 蓋体 3 環帯 4 支持桿 5 トラック荷台上のダンパー 6 オイルジャッキ 7 排出口 9 漏斗部材 10 コンベヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/30 - 65/48 B65D 33/38 B65D 90/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック荷台上のダンパー上台に立設状に
    搭載される大型の穀類収納袋の底部に近い胴周の一箇所
    に開閉可能に開設された排出口の口縁に、底材と両袖材
    が比較的硬靭な材質からなり、且つ、上記両袖材の上縁
    に繋ぎ材を架設した漏斗部材を突成し、上記繋ぎ材によ
    る両袖材の間隔調整により当該漏斗部材の先端を漸次狭
    まった形状にできることを特徴とした大型穀類収納袋の
    排出口。
  2. 【請求項2】請求項1記載の大型穀類収納袋の排出口に
    おいて、その漏斗部材と自家乾燥機等のシュートとの間
    にコンベヤーを介在可能とした大型穀類収納袋の排出
    口。
JP7218217A 1995-08-02 1995-08-02 大型穀類収納袋の排出口 Expired - Fee Related JP3014082B2 (ja)

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