JP3013678B2 - ポリアミン組成物を含有するアンカーコート剤 - Google Patents

ポリアミン組成物を含有するアンカーコート剤

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JP3013678B2 JP5290749A JP29074993A JP3013678B2 JP 3013678 B2 JP3013678 B2 JP 3013678B2 JP 5290749 A JP5290749 A JP 5290749A JP 29074993 A JP29074993 A JP 29074993A JP 3013678 B2 JP3013678 B2 JP 3013678B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて着色しにくい新
規なポリアミン組成物を含有する化学処理剤に関するも
のである。更に詳しく言えば、本発明は、製膜工業にお
ける押出しラミネーション用のアンカーコート剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、分子中に第1級、第2級およ
び第3級アミノ基の1種またはそれ以上を含むポリアミ
ンは、繊維工業、製紙工業、水処理工業、石油掘削工
業、写真工業、プラスチック加工工業、製膜工業等の産
業の各分野で広く用いられている。しかしながら、この
ポリアミンは、空気中で黄変するという共通の欠点を持
っており、特に加熱すると褐色に着色することが多い。
この様な欠点を有していても、使用分野によっては、実
用的に支障がない場合もあるが、製紙工業、繊維工業、
プラスチック加工工業および製膜工業等のように製品が
着色することが嫌われる分野では、ポリアミンの利用は
制約をうけることになる。
【0003】着色が問題になるポリアミンの用途を具体
的に説明すると、製紙工業では、各種の製紙工程剤(濾
水性向上剤、紙力増強剤、サイズ剤およびその定着剤)
および各種の紙表面処理剤等であり、繊維工業では各種
の繊維加工剤(柔軟剤、表面塗布型帯電防止剤、吸湿性
付与剤、接着性向上剤、染料固着剤)であり、プラスチ
ック加工工業では、各種のプラスチック加工剤(練り込
み用帯電防止剤、表面塗布型帯電防止剤、吸湿性付与
剤、酸化防止剤、染色性改良剤)であり、 製膜工業で
は、押出しラミネーション用のアンカーコート剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、接着性向上剤等である。
【0004】この点をさらに詳しく述べると、製紙工程
において濾水性向上剤および紙力増強剤としてポリエチ
レンイミン、ポリアミドポリアミン等を用いると、紙の
白色度が低下するため蛍光増白剤を添加(または増量)
することが必要になる。さらに高度の白色度が要求され
る場合には、これらのポリアミンを使うことはできなく
なる。
【0005】またポリエチレンイミンまたはそれから誘
導された帯電防止剤で処理した合成繊維は、アイロン掛
けによりしばしば黄変または変色(染色物)する。また
ポリジアリルアミン等から合成された染料固着剤を用い
て捺染布を処理した場合、処理後、日が経過するにつれ
て白場(捺染されていない部分)に黄変が見られるよう
になる。
【0006】また押出しラミネーションによって各種フ
ィルムを製造する場合、基材と樹脂(ポリエチレン等)
との接着を促進するためにポリエチレンイミンを主成分
とするアンカーコート剤が良く使用されているが、この
際ポリエチレン等の樹脂は高温で押出しコーティングさ
れるためポリエチレンイミンが変色し、フィルム全体が
着色することがある。また、これらのラミネートフィル
ムを包装フィルムとして使用する場合、ヒートシール時
の加熱により着色することがある。
【0007】またポリエステル系、ポリアミド系などの
合成繊維を補強材としてポリウレタン樹脂、含ハロゲン
系ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂と組合わせ
ることによって帆布テント、養生シート等の膜状構造体
を作る際に補強繊維と樹脂との接着性を向上させるため
に繊維をポリエチレンイミン等で処理する方法が提案さ
れているが、繊維が着色するため、透明感のある樹脂複
合体では最終製品の外観が悪化する。
【0008】ポリアミンの着色を防止する方法として
は、特開昭54−29356号公報に記載された方法が
知られている。この方法は、アミノアクリレート化合物
のポリマー溶液にチオホスファイト化合物あるいはヒン
ダードフェノール化合物を含有させるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近特
にポリアミンの前述した利用分野において製品の品質を
向上させたいという要求が高まるにつれ、ポリアミンの
みの使用あるいは特開昭54−29356号公報に記載
された方法では、もはや十分とはいえなくなり、特に、
加熱をうけても極めて着色しにくいポリアミン組成物を
開発する必要性に迫られている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、特に加熱をうけても極めて着色しにくいポリア
ミン組成物を開発し、このポリアミン組成物を用いるこ
とにより、着色の問題を解消した、製膜工業における押
出しラミネーション用のアンカーコート剤を得ることが
できた。
【0011】本発明は、分子中に第1級、第2級および
第3級アミノ基の1種またはそれ以上を含むポリアミン
の1種と、リンの酸素酸、リンの酸素酸の無機塩、有機
塩又はアルキルエステル類、オキシ酸、オキシ酸の無機
塩、有機塩又はエステル類から選ばれる少なくとも1種
とを含むポリアミン組成物を必須成分として含む押出し
ラミネーション用のアンカーコート剤を要旨とするもの
である。
【0012】本発明において用いる、分子中に第1級、
第2級および第3級アミノ基の1種またはそれ以上を含
むポリアミンとしては、次の(1)〜(16)のものが
挙げられる。
【0013】(1)モノまたはジアリルアミン誘導体の
単独重合体; (2)2種以上のモノまたはジアリルアミン誘導体の共
重合体; (3)モノまたはジアリルアミン誘導体とジアルキルジ
アリルアンモニウム塩との共重合体; (4)第3級アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体
の単独重合体; (5)第3級アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体
の群から選ばれる2種以上の単量体の共重合体; (6)第3級アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体
と、該誘導体の第3級アミノ基をアルキル化若しくはプ
ロトン化した第4級アンモニウム塩および/またはジア
ルキルジアリルアンモニウム塩との共重合体; (7)第3級アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体
と、該誘導体の第3級アミノ基をアルキル化若しくはプ
ロトン化した第4級アンモニウム塩および/またはジア
ルキルジアリルアンモニウム塩と、それらと重合可能な
他のビニル単量体との3元共重合体; (8)不飽和カルボン酸および該不飽和カルボン酸と重
合可能な他の不飽和単量体から製造した共重合体のカル
ボキシル基をアルキレンイミンと反応させてなる重合
体;
【0014】(9)ポリアルキレンイミン; (10)ポリアルキレンポリアミン; (11)(2−メタクリロイルオキシエチル)エチレン
イミンの重合体および該(2−メタクリロイルオキシエ
チル)エチレンイミンと重合可能な不飽和単量体の共重
合体; (12)ポリアミドポリアミン; (13)ポリアミドポリアミン・エピクロロヒドリン樹
脂; (14)ポリアクリルアミドおよびポリメタクリルアミ
ドのマンニッヒ反応変性物; (15)ポリビニルアミンおよびビニルアミンと該ビニ
ルアミンと重合可能な不飽和単量体との共重合体; (16)ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮
合物: ポリアミンの分子量は100以上が好ましく、さらに好
ましくは200〜10,000,000であり、より好
ましくは300〜1,000,000、特に好ましくは
500〜1,000,000である。
【0015】前記(1)のモノまたはジアリルアミン誘
導体の単独重合体としては、ポリアリルアミン、ポリジ
アリルアミン、ポリ(N−ベンジルジアリルアミン)、
ポリ(N−アルキルアリルアミン)またはポリ(N−ア
ルキルジアリルアミン)を例示できる。ただし、ポリ
(N−アルキルアリルアミン)またはポリ(N−アルキ
ルジアリルアミン)のアルキル基は、メチル、エチル、
ヒドロキシエチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
シクロヘキシル基が好ましい。
【0016】前記(2)の2種以上のモノまたはジアリ
ルアミン誘導体の共重合体としては、モノアリルアミン
とジアリルアミンとの共重合体、モノアリルアミンとN
−アルキルアリルアミンとの共重合体、モノアリルアミ
ンとN−アルキルジアリルアミンとの共重合体、ジアリ
ルアミンとN−アルキルジアリルアミンとの共重合体、
ジアリルアミンとN−アルキルアリルアミンとの共重合
体、N−アルキルアリルアミンとN−アルキルジアリル
アミンとの共重合体、2種以上のN−アルキルアリルア
ミンとの共重合体、2種以上のN−アルキルジアリルア
ミンとの共重合体を例示できる。ただし、上記共重合体
中の「アルキル」とは、広義に解するものとし、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチ
ル、tert−ブチルなどの鎖状アルキル基、シクロヘ
キシルなどのシクロアルキル基、ベンジルなどのアルア
ルキル基、さらに水酸基、シアノ基などの官能基を有す
るアルキル基を含むものとする。
【0017】前記(3)のモノまたはジアリルアミン誘
導体とジアルキルジアリルアンモニウム塩の共重合体と
しては、モノアリルアミンとジアルキルジアリルアンモ
ニウム塩との共重合体、ジアリルアミンとジアルキルジ
アリルアンモニウム塩との共重合体、N−アルキルアリ
ルアミンとジアルキルジアリルアンモニウム塩との共重
合体、N−アルキルジアリルアミンとジアルキルジアリ
ルアンモニウム塩との共重合体を例示できる。ただし、
上記の「アルキル」とは、広義に解するものとし、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの鎖
状アルキル基、シクロヘキシルなどのシクロアルキル
基、ベンジル基などのアルアルキル基、さらには水酸
基、シアノ基などの官能基を含むアルキル基を含むもの
とする。塩はクロリド、ブロミド、メチルサルフェート
などを例示できる。
【0018】前記(4)の第3級アミノ基を有する不飽
和カルボン酸の単独重合体としては、ポリ(ジメチルア
ミノエチルアクリレート)、ポリ(ジエチルアミノエチ
ルアクリレート)、ポリ(ジメチルアミノプロピルアク
リレート)、ポリ(ジエチルアミノプロピルアクリレー
ト)、ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリレート)、
ポリ(ジエチルアミノエチルメタクリレート)、ポリ
(ジメチルアミノプロピルメタクリレート)、ポリ(ジ
エチルアミノプロピルメタクリレート)、ポリ(ジメチ
ルアミノエチルアクリルアミド)、ポリ(ジエチルアミ
ノエチルアクリルアミド)、ポリ(ジメチルアミノプロ
ピルアクリルアミド)、ポリ(ジエチルアミノプロピル
アクリルアミド)、ポリ(ジメチルアミノエチルメタク
リルアミド)、ポリ(ジエチルアミノエチルメタクリル
アミド)、ポリ(ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド)、ポリ(ジエチルアミノプロピルメタクリルアミ
ド)など、さらにはこれらの無機酸塩または有機酸塩が
例示できる。無機酸塩としては鉱酸塩、有機酸塩として
はカルボン酸塩が挙げられる。
【0019】前記(5)は、第3級アミノ基を有する不
飽和カルボン酸誘導体の群から選ばれる2種以上の単量
体の共重合体である。この共重合体(5)の製造に用い
る第3級アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体とし
ては、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルア
ミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアク
リレート、ジエチルアミノプロピルアクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリレ
ート、ジエチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルアクリルアミド、ジエチルアミノエチル
アクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ド、ジエチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチル
アミノエチルメタクリルアミド、ジエチルアミノエチル
メタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド、ジエチルアミノプロピルメタクリルアミドまた
はこれらの無機酸塩(鉱酸塩など)、有機酸塩(カルボ
ン酸塩など)を例示できる。
【0020】前記(6)は、第3級アミノ基を有する不
飽和カルボン酸誘導体と、該誘導体の第3級アミノ基を
アルキル化若しくはプロトン化した第4級アンモニウム
塩および/またはジアルキルジアリルアンモニウム塩と
の共重合体である。
【0021】この共重合体(6)の製造に用いる第3級
アミノ基を有する不飽和カルボン酸誘導体は前記(5)
の共重合体において用いたと同様のものが用いられる。
この共重合体(6)の製造において用いる共単量体は、
前記誘導体の第3級アミノ基をアルキル化若しくはプロ
トン化した第4級アンモニウム塩(a)および/または
ジアルキルジアリルアンモニウム塩(b)であるが、こ
の共単量体(a)を得るためのアルキル化、プロトン化
は、前記誘導体にアルキルハライド、ハロゲン化水素酸
を作用することにより行なわれる。ここに「アルキル
化」とは、広義に解し、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチルなどの低級鎖状アルキル基を導入
すること以外に、水酸基、シアノ基などの官能基を有す
る低級鎖状アルキル基(例えばヒドロキシエチル基、シ
アノエチル基など)を導入すること、シクロヘキシル基
などのシクロアルキル基を導入すること、ベンジル基な
どのアルアルキル基を導入することなどを含むものとす
る。また、「第4級アルモニウム塩」を構成する陰イオ
ン成分としてはクロリド、ブロミド、メチルサルフェー
トなどが挙げられる。
【0022】一方、前記共単量体(b)、すなわちジア
ルキルジアリルアンモニアム塩において「アルキル」も
広義に解し、上述のような低級鎖状アルキル基、官能基
含有鎖状アルキル基、シクロアルキル基、アルアルキル
基を含むものとする。
【0023】前記(7)は、第3級アミノ基を有する不
飽和カルボン酸誘導体と、該誘導体の第3級アミノ基を
アルキル化若しくはプロトン化した第4級アンモニアム
塩および/またはジアルキルジアリルアンモニウム塩
と、それらと重合可能な他のビニル単量体との3元共重
合体である。この3元共重合体(7)の製造に用いる3
種の共単量体のうち、前2種の共単量体は、前記共重合
体(6)の製造に用いたと同様のものが用いられる。そ
してもう1つの共単量体である、前2種の共単量体と重
合可能な他のビニル単量体としては、スチレン、アクリ
ロニトリル、アクリルアミド、酢酸ビニル、アクリル酸
及びメタクリル酸ならびにそのエステル類などを例示で
きる。
【0024】前記(8)は、不飽和カルボン酸と、該不
飽和カルボン酸と重合可能な他の不飽和単量体から製造
した共重合体のカルボキシル基をアルキレンイミンと反
応させてなる共重合体である。この共重合体の製造に用
いる不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、ケイ皮酸、クロトン酸、マレイン酸、フマール
酸、または該不飽和ジカルボン酸のモノエステル類が好
ましく、該不飽和カルボン酸と重合可能な他の不飽和単
量体としては、該不飽和単量体と共重合しうるものであ
れば特に制限されず、例えばメタクリルアミド、N−メ
チロールメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プ
ロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、
n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、tert−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
メタクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、メタクロレイン、ジ
メチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエ
チルメタクリレートなどが好ましい。また前記2種の共
単量体から得られた共重合体のカルボキシル基と反応さ
せるためのアルキレンイミンとしては、エチレンイミ
ン、プロピレンイミンが好ましい。
【0025】前記(9)のポリアルキレンイミンとして
は直鎖ポリエチレンイミン、分岐ポリエチレンイミンを
挙げることができる。
【0026】前記(10)のポリアルキレンポリアミン
としては、ポリエチレンポリアミン、ポリプロピレンポ
リアミン、ポリブチレンポリアミンなどを挙げることが
できる。
【0027】前記(12)のポリアミドポリアミンとし
ては、ジカルボン酸とポリアルキレンポリアミンとの縮
合物を例示できる。ただし、この場合、ジカルボン酸と
しては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン
酸が好ましく、ポリアルキレンポリアミンとしては、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどの
ポリエチレンポリアミン、ポリプロピレンポリアミン、
ポリブチレンポリアミンが好ましい。
【0028】前記(13)のポリアミドポリアミン・エ
ピクロロヒドリン樹脂は、上記(12)のポリアミドポ
リアミンにエピクロロヒドリン樹脂を反応させて得られ
た、架橋性エポキシ基を含む樹脂であり、その分子量は
例えば1,000〜5,000である。
【0029】前記(14)のポリアクリルアミドおよび
ポリメタクリルアミドのマンニッヒ反応変性体として
は、ポリアクリルアミド又はポリメタクリルアミドにホ
ルムアルデヒドとジエチルアミンを反応させて合成され
るアミノ化された変性体を例示できる。
【0030】前記(15)のビニルアミンと該ビニルア
ミンと重合可能な不飽和単量体との共重合体としては、
ビニルアミンとアクリルアミド若しくはメタクリルアミ
ドとの共重合体、ビニルアミンとアクリロニトリル若し
くはメタクリロニトリルとの共重合体、ビニルアミンと
スチレンとの共重合体、ビニルアミンとアクリル酸若し
くはメタクリル酸との共重合体などが例示できる。
【0031】前記(16)のジシアンジアミド・ジエチ
レントリアミン重縮合物とは、ジシアンジアミドとジエ
チレントリアミンとを重縮合して得られるものである。
【0032】本発明の組成物は、上述のポリアミンとと
もにリンの酸素酸、オキシ酸およびこれらの誘導体から
選ばれる少なくとも1種を必須成分として含む。塩酸、
硫酸、硝酸等の鉱酸およびこれらの誘導体は除かれる。
【0033】本発明で用いるリンの酸素酸としては、次
亜リン酸、亜リン酸、オルトリン酸、次リン酸等のリン
酸類とメタリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ポリ
リン酸、ウルトラリン酸等の縮合リン酸類が挙げられ
る。
【0034】本発明で用いられるリンの酸素酸の誘導体
としては、リンの酸素酸の無機塩及び有機塩、リンの酸
素酸のアルキルエステル類を例示できる。ただし、アル
キル基は、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル基などの低級アルキル基を例
示できる。好ましくは、亜リン酸およびオルトリン酸の
モノアルキルエステル類、ジアルキルエステル類および
トリアルキルエステル類が挙げられる。このリンの酸素
酸の誘導体は、1種または2種以上用いても良く、酸誘
導体の中でも、遊離の酸を少くとも1個以上有している
ものが好適である。
【0035】本発明で用いられるオキシ酸としては、分
子中に少なくとも1個の水酸基と少なくとも1個のカル
ボキシル基を有する化合物であればよい。オキシ酸とし
て、グリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル酸、α−ヒド
ロキシ酪酸、β−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ
酪酸、2−ヒドロキシプロピオン酸、α−ヒドロキシイ
ソカプロン酸、β,β,β−トリクロロ乳酸、グリセリ
ン酸、リンゴ酸、α−メチルリンゴ酸、酒石酸、クエン
酸、タルトロン酸、テトラヒドロキシコハク酸、β−ヒ
ドロキシグルタル酸、ヒドロキシマロン酸、グルコン酸
等の脂肪族オキシ酸、およびサリチル酸、m−ヒドロキ
シ安息香酸、p−ヒドロキシ安息酸、没食子酸、マンデ
ル酸、トロパ酸等の芳香族オキシ酸が挙げられる。
【0036】オキシ酸の誘導体には、オキシ酸の無機塩
および有機塩、オキシ酸のエステル類が例示できる。オ
キシ酸の無機および有機塩としては、リンゴ酸水素カリ
ウム、リンゴ酸水素ナトリウム、リンゴ酸水素アンモニ
ウム、酒石酸水素カリウム、酒石酸水素ナトリウム、酒
石酸水素リチウム、酒石酸水素カルシウム、酒石酸水素
アンモニウム、クエン酸一カリウム、クエン酸二カリウ
ム、クエン酸一ナトリウム、クエン酸二ナトリウム、ク
エン酸一アンモニウム、クエン酸二アンモニウム等が挙
げられる。
【0037】オキシ酸のエステル類としては、オキシ酸
のアルキルエステル類(ただし、アルキル基は、メチ
ル、エチル、ヒドロキシエチル、プロピル、イソプロピ
ル、nーブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル基等である)が挙げられ、好ましくは、リン
ゴ酸のモノアルキルエステル類、酒石酸のモノアルキル
エステル類およびクエン酸のモノアルキルエステル類と
ジアルキルエステル類が挙げられる。オキシ酸のアルキ
ルエステルもまた分子中に少なくとも1個の水酸基と少
なくとも1個のカルボキシル基を有し、その無機および
有機塩もまた用いることができる。そして、オキシ酸お
よびオキシ酸の誘導体は、すべての光学異性体が含まれ
る。
【0038】以下に本発明のアンカーコート剤の必須成
分であるポリアミン組成物の典型的な製造方法について
述べる。このポリアミン組成物は、上記(1)〜(1
6)から選ばれるポリアミンの溶液または分散液にリン
の酸素酸、オキシ酸またはこれらの誘導体を添加し混合
することにより、あるいは溶液として滴下することによ
り製造される。反応溶媒としては、特に限定されない
が、水またはアルコールが好ましく、水とアルコールの
混合溶媒も使用できる。また、この際の反応温度は0〜
100℃、好ましくは0〜50℃となる範囲が適当であ
る。リンの酸素酸、オキシ酸またはこれらの誘導体が一
価の酸である場合の添加量は、通常ポリアミンの第1
級、第2級および第3級アミノ基の総和の1〜100モ
ル%、好ましくは2〜50モル%、より好ましくは3〜
30モル%であり、多価の酸である場合は、1〜100
モル%、好ましくは2〜50モル%、より好ましくは3
〜30モル%のそれぞれをその価数で除したモル%であ
る。而して、上記ポリアミン組成物は水溶液、有機溶媒
溶液、混合溶媒溶液あるいは分散液として得られ、前述
した利用分野で使用することができる。また、固体のポ
リアミン組成物は上記のポリアミン組成物の溶液または
分散液から溶媒を留去し、乾燥することにより得られ
る。
【0039】上記ポリアミン組成物は従来のポリアミン
のほとんどの用途にそのまま使用可能である。また、上
記ポリアミン組成物は極めて着色しにくいものである。
したがって、製膜工業等のように製品が着色することが
嫌われる分野において、ポリアミンの利用が制約を受け
るときは、上記ポリアミン組成物は極めて優れた効果を
示し、極めて着色しにくいアンカーコート剤として使用
できる。以下に詳述する。本発明において、ポリアミン
組成物は、極めて着色しにくい膜状構造物を製造するた
めのアンカーコート剤として、そのまま使用することが
できる。
【0040】本発明において、ポリアミン組成物からな
るアンカーコート剤は、押出しラミネーションによる多
層フィルムの加工工程において、基材と押出し樹脂の接
着を促進させるために使用できる。ポリアミン組成物
は、水または有機溶媒あるいは混合溶媒に溶解されアン
カーコート液として、ポリエステル、ナイロン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニリデンなどのフィルム、アルミ
蒸着およびセラミック蒸着やポリ塩化ビニリデンをコー
トした表面処理加工フィルム、アルミ箔などの金属箔、
セロハン、紙などの基材に塗布された後、オーブンなど
で熱風乾燥される。次に、300℃程度に加熱溶融した
ポリエチレンをこの基材上に押出し、冷却ロールとニッ
プロールで圧着し貼り合わせが行われる。アンカーコー
ト液は、有効成分として0.005〜0.1g/m2
好ましくは0.01〜0.05g/m2となるように塗
布する。塗工方法としては公知の方法、例えば、ロール
コーティング法、ロットバーコーティング法、エアナイ
フコーティング法、スプレーコーティング法、ディッピ
ング法が使用できる。押出し樹脂としてはポリエチレン
の外に、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合
樹脂、エチレン・アクリル酸共重合樹脂なども使用でき
る。
【0041】本発明において、ポリアミン組成物をアン
カーコート剤として使用すると、従来のものに比べ、極
めて着色しにくく、しかも接着強度に優れた膜状構造物
を製造することができる。したがって、特に、ラミネー
トフィルムの製造に、本発明の組成物を使用すると極め
て優れた効果を示す。例えば、本発明において、ポリア
ミン組成物をアンカーコート剤として使用して製造した
ラミネートフィルムは、食品包装フィルムなどに加工、
使用される際に、ヒートシール時の加熱あるいはレトル
トおよび調理時などの水蒸気雰囲気中の加熱でも、着色
することがなく、外観と接着強度に極めて優れたものに
なる。
【0042】
【実施例】以下にポリアミン組成物を押出しラミネート
用のアンカーコート剤として使用した場合の実施例を示
すが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではないことは勿論である。
【0043】実施例1 ポリアミンは、アルミ箔、セロハンおよびプラスチック
フィルム等の基材にポリエチレンまたはポリプロピレン
等の樹脂を加熱溶融し、接着して製造される食品包装用
ラミネートフィルム等の接着促進剤(アンカーコート
剤)として利用されている。しかし、ポリアミンまたは
ポリアミンを主成分とするアンカーコート剤を使用した
場合は、押出ラミネート加工時等の加熱によりポリアミ
ンが容易に着色し、外観の優れたラミネートフィルムを
製造することが困難となる。本発明のポリアミン組成物
をアンカーコート剤として利用すると、外観および接着
強度の優れたラミネートフィルムが製造できる。
【0044】本発明で用いるポリアミン組成物および比
較のためのポリアミンを水/メタノール(3/7重量
比)の混合液を用いて希釈し、濃度1%のアンカーコー
ト液を調製した。これらのアンカーコート液を、インラ
イン方式溶融押出ラミネート機にてラミネート速度80
m/分、溶融樹脂温度290℃、アンカーコート液塗布
量0.04g/m2(ポリアミン組成物またはポリアミ
ン)の条件下で、アルミ箔(Al)、ナイロンフィルム
(NY)、プレーンセロハン(PT)にはポリエチレン
を、そしてポリエステルフィルム(PET)にはポリプ
ロピレンを40μの厚みで溶融押出ラミネートしてラミ
ネートフィルムを作成した。インストロン型試験機を用
いて測定した各々のラミネートフィルムの接着強度(T
字型剥離)の結果と120℃の乾燥器中で8時間加熱後
の各々のラミネートフィルムの着色の程度(外観)をま
とめて表1、表2に示した。
【0045】表1、表2中のPAAはポリアリルアミン
(日東紡績株式会社製、分子量10,000)、P(A
A/DA)はアリルアミンとジアリルアミンとのモル比
1対1の共重合体(日東紡績株式会社製、分子量30,
000)、PEIはポリエチレンイミン(日本触媒株式
会社製、エポミンP−1000、分子量70,00
0)、PEHAはペンタエチレンヘキサミン、PVAn
はポリアクリルアミドのホフマン分解によって合成した
ポリビニルアミン(第1級アミノ基の置換度70モル
%、分子量500,000)を示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】 (注1) Al :アルミニウム箔(厚さ20μ) NY :二軸延伸ナイロンフィルム(厚さ25μ) PT :プレーンセロハン(厚さ20μ) PET:二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ25μ)
【0049】表1、表2に示した結果から明らかな様に
本発明のポリアミン組成物を用いると、対応するポリア
ミンを用いた場合に比べて優れた外観と接着強度を持っ
たラミネートフィルムを製造できる。
【0050】実施例2 実施例1および比較例1で使用したアンカーコート液を
インライン方式溶融押出ラミネート機にて、ラミネート
速度80m/分、アンカーコート液塗布量0.04g/
2 (ポリアミン組成物またはポリアミン)の条件下
で、アルミ箔にアンカーコート液を塗布し、乾燥させた
だけのアルミ箔を作成した。更に、アンカーコート液を
塗布した。これらのアルミ箔に溶融樹脂温度290℃
で、ポリエチレンを30μの厚さで溶融押出ラミネート
してラミネートフィルムを作成した。これらのアルミ箔
およびラミネートフィルムを400gの蒸留水が沸騰す
る1リットルのビーカー上に置き、アンカーコート剤を
塗布したアルミ箔およびラミネートフィルムのポリエチ
レンの面と水蒸気を3分間及び5分間接触させ、水蒸気
雰囲気中におけるアルミ箔の着色の程度(外観)を調べ
た。その結果を表3に示した。
【0051】
【表3】
【0052】表3に示した結果から明らかな様に本発明
で規定されたポリアミン組成物を用いると、対応するポ
リアミン単独に比べ、加熱下の水蒸気雰囲気中でも着色
しない外観の優れたフィルムを製造できる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、極
めて着色しにくいポリアミン組成物を用いることによ
り、着色の問題を解消することができる、製膜工業にお
ける押出しラミネーション用のアンカーコート剤が提供
された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D21H 19/24 D21H 19/24 Z // C08F 26/02 C08F 26/02 (56)参考文献 特開 昭52−115727(JP,A) 特開 昭63−284207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/14 C08K 3/00 - 13/08 D21H 3/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に第1級、第2級および第3級ア
    ミノ基の1種またはそれ以上を含むポリアミンの少なく
    とも1種と、リンの酸素酸、リンの酸素酸の無機塩、有
    機塩又はアルキルエステル類、オキシ酸、オキシ酸の無
    機塩、有機塩又はエステル類から選ばれる少なくとも1
    種とを含むポリアミン組成物を必須成分として含む、製
    膜工業における押出しラミネーション用のアンカーコー
    ト剤。
  2. 【請求項2】 基材を、請求項に記載のアンカーコー
    ト剤で処理して得られた膜状構造物。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の膜状構造物上に樹脂を
    押し出し、両者の所定個所を接着して得られた膜状構造
    物。
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