JP3013402U - 蜂捕獲具 - Google Patents
蜂捕獲具Info
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- JP3013402U JP3013402U JP33495U JP33495U JP3013402U JP 3013402 U JP3013402 U JP 3013402U JP 33495 U JP33495 U JP 33495U JP 33495 U JP33495 U JP 33495U JP 3013402 U JP3013402 U JP 3013402U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 防護服を着用することなく安全に、かつ効率
よく蜂を捕獲する。 【構成】 平板状の基板(11)の表面及び裏面の両面又は
片面に粘着剤(A) を塗布して蜂を捕獲するための粘着面
(11a) を形成した粘着基板(1) を有し、この粘着基板
(1) を長尺の吊棒(2) に吊り下げて捕獲対象となる蜂の
蜂の巣(H) の出入口(H1)付近に配置することによって、
その粘着基板(1) の粘着面(11a) により蜂を捕獲する構
成とした。
よく蜂を捕獲する。 【構成】 平板状の基板(11)の表面及び裏面の両面又は
片面に粘着剤(A) を塗布して蜂を捕獲するための粘着面
(11a) を形成した粘着基板(1) を有し、この粘着基板
(1) を長尺の吊棒(2) に吊り下げて捕獲対象となる蜂の
蜂の巣(H) の出入口(H1)付近に配置することによって、
その粘着基板(1) の粘着面(11a) により蜂を捕獲する構
成とした。
Description
【0001】
本考案は、捕獲対象となる蜂の蜂の巣の出入口付近に取り付けて蜂を捕獲する 蜂捕獲具に関するものである。
【0002】
近年、山林の開発、農薬の散布などにより足長蜂やすずめ蜂などの雑食性の蜂 の食料となる昆虫類(主に幼虫)が不足していると言われる。このため、養蜂業 者の蜜蜂の巣箱が毎年のようにすずめ蜂に襲撃されて大きな被害を受けている。 そこで、すずめ蜂を駆除するため、従来、防護服を着用して虫採り網ですずめ蜂 を捕獲したり、或いは蜜蜂の巣箱近くに在るすずめ蜂の巣に殺虫剤を噴霧器で吹 き付けたりしている。しかし、かゝる駆除方法は、何れも捕獲対象となる蜂やそ の蜂の蜂の巣に接近して蜂を駆除する方法であることから、防護服を着用しなけ れば駆除中に攻撃してくる蜂から身を守ることができない上、その防護服も高価 なものであるため経済的な負担も大きいという問題があった。
【0003】
本考案は、従来の駆除方法に上述の如き問題があったことに鑑みて為されたも のであって、防護服を着用することなく安全に、かつ効率よく蜂を捕獲すること のできる蜂捕獲具を提供することを第1の目的とするものである。
【0004】 又、本考案は、防護服を着用することなく安全に、かつ効率よく蜂を捕獲する ことができ、しかも捕獲後の蜂を簡単に廃棄することのできる蜂捕獲具を提供す ることを第2の目的とするものである。
【0005】
本考案は、上記第1の目的を達成するため、平板状の基板の表面及び裏面の両 面又は片面に粘着剤を塗布して蜂を捕獲するための粘着面を形成した粘着基板を 有し、この粘着基板を長尺の吊棒に吊り下げて捕獲対象となる蜂の蜂の巣の出入 口付近に配置することによって、その粘着基板の粘着面により蜂を捕獲するとい う手段を採用した。
【0006】 又、本考案は、上記第2の目的を達成するため、平板状の基板の表面及び裏面 の両面又は片面に粘着剤を塗布して蜂を捕獲するための粘着面を形成した粘着基 板を有し、この粘着基板を長尺な吊棒に吊り下げて捕獲対象となる蜂の蜂の巣の 出入口付近に配置することにより当該粘着基板の粘着面により蜂を捕獲する一方 、前記粘着基板の下部に廃棄箱を取り付けて当該廃棄箱により上記粘着基板の粘 着面より落下する蜂を受け、かつ蜂の捕獲後にその粘着基板を廃棄箱に収納して 当該廃棄箱と共に廃棄するという手段を採用した。
【0007】
以下、本考案に係る蜂捕獲具を添付図面に示す実施例に基づいて、更に詳しく 説明する。添付図面中、図1は本考案に係る蜂捕獲具の第1実施例品を示す説明 図、図2は本考案に係る蜂捕獲具の第2実施例品を示す説明図である。
【0008】 本考案に係る蜂捕獲具の第1実施例品は、図1に示すように、粘着基板(1) と 吊棒(2) とから成っている。前記粘着基板(1) は、ボール紙などの平板状の厚紙 を用いて矩形(本実施例にあっては縦長の六角形状)に作製した基板(11)の表面 及び裏面の両面又は片面の略全域に粘着剤(A) を塗布することにより、その基板 (11)の両面又は片面に粘着面(11a) を形成している。前記粘着基板(1) は、その 上端部の中央に任意形状(本実施例にあっては半円形状)の吊下げ片(12)を有し 、この吊下げ片(12)には表裏方向に貫通する孔(12a) が形成されて紐や針金など の吊紐(13)が取り付けられている。前記吊棒(2) は、持運びの利便性を考慮して 釣竿の如く構成した長尺の伸縮可能な竹竿や合成樹脂製パイプなどにより作製さ れてその先端(21)が尖鋭に形成されている。前記吊棒(2) は、完全に伸張させた 状態で粘着基板(1) を捕獲対象となる蜂の巣(H) (例えば、すずめ蜂の巣)から 約3〜5m離れた位置で出入口(H1)付近に配置できる長さとするのが好ましい。
【0009】 かゝる構成の第1実施例品の蜂捕獲具は次のように使用される。即ち、吊棒(2 ) の先端(21)に吊紐(13)により粘着基板(1) を吊り下げ、その状態で吊棒(2) の 先端(21)を蜂の巣(H) の上部に突き刺して上記粘着基板(1) を出入口(H1)付近に 配置させた後に(図1参照)、蜂の攻撃を避けるためその場所より退避する。こ れにより蜂の巣(H) の中に居る蜂が驚き出入口(H1)から這い出し巣の周りを右往 左往して飛び回り、このとき数匹の蜂が粘着基板(1) の粘着面(11a) に接触して 当該粘着面(11a) の粘着剤(A) の粘着力により捕獲される。こうして数匹の蜂が 粘着基板(1) の粘着面(11a) により捕獲されると、これらの蜂が発する音に引か れてその蜂に他の蜂が近付き、その結果、他の蜂も連鎖的に粘着基板(1) の粘着 面(11a) に接触することとなり、最終的に巣から飛び出した蜂や帰巣して来た蜂 など蜂の巣(H) に巣くう蜂の大半を粘着基板(1) の粘着面(11a) により捕獲する ことができる。
【0010】 次に、本考案に係る蜂捕獲具の第2実施例品を説明する。第2実施例品の蜂捕 獲具は、上述した第1実施例品の蜂捕獲具の粘着基板(1) の下部に廃棄箱(3) を 取り付けた他は上記蜂捕獲具と同様な構成となっている(図2参照)。前記廃棄 箱(3) は、図2に示すように、ボール紙などを用いて上部に開口部(31)を有する 略逆三角形状の箱形に作製されている。前記廃棄箱(3) は、その開口部(31)より 粘着基板(1) を収納できる大きさに形成されている。そして、前記廃棄箱(3) は 、その開口部(31)の略中央に粘着基板(1) の幅方向に延びる連結棒(32)を有し、 この連結棒(32)を粘着基板(1) の下部に形成した断面略U字状の嵌装部(11b) に 挿通することによって、粘着基板(1) に吊り下げた状態に取り付けられている。
【0011】 かゝる構成の第2実施例品の蜂捕獲具は、上述した第1実施例品の蜂捕獲具と 同様に、吊棒(2) の先端(21)に吊紐(31)により粘着基板(1) を吊り下げ、その状 態で吊棒(2) の先端(21)を蜂の巣(H) の上部に突き刺して上記粘着基板(1) を出 入口(H1)付近に配置させた後に(図2参照)、蜂の攻撃を避けるためその場所よ り退避する。これにより蜂の巣(H) の中に居る蜂が驚き出入口(H1)から這い出し 巣の周りを右往左往して飛び回り、このとき数匹の蜂が粘着基板(1) の粘着面(1 1a) に接触して当該粘着面(11a) の粘着剤(A) の粘着力により捕獲される。こう して数匹の蜂が粘着基板(1) の粘着面(11a) により捕獲されると、これらの蜂が 発する音に引かれてその蜂に他の蜂が近付き、その結果、他の蜂も連鎖的に粘着 基板(1) の粘着面(11a) に接触することとなり、最終的に巣から飛び出した蜂や 帰巣して来た蜂など蜂の巣(H) に巣くう蜂の大半を粘着基板(1) の粘着面(11a) により捕獲することができる。そして、蜂の捕獲中において粘着基板(1) の粘着 面(11a) から数匹の蜂が団子状となって落下する蜂を廃棄箱(3) で受け、蜂の捕 獲後にあっては粘着基板(1) を吊棒(2) から取り外し廃棄箱(3) 内に収納してそ の廃棄箱(4) を所定の場所に棄てればよく、捕獲した蜂の廃棄処理を簡単に行う ことができる。
【0012】 本考案は概ね上述した如く構成されているが、本考案の蜂捕獲具は上記実施例 に限定されるものでなく、例えば、粘着基板(1) をボール紙で長方形や楕円形な ど任意の形状に形成したり、粘着基板(1) の基板(11)としてベニヤ板や合成樹脂 板を用いたり、吊棒(2) として伸縮不能に作製された一定長さの竹竿や金属製パ イプなどを用いたり、更には、廃棄箱(3) をビニールなどにより上部に開口部(3 1)を有する袋状に形成してベニヤ板や合成樹脂板により作製された粘着基板(1) をそのまゝ収納できるようにしてもよい。又、本実施例にあっては、粘着基板(1 ) を蜂の巣(H) の出入口(H1)付近に配置する際に、吊棒(2) の先端(21)を蜂の巣 (H) に突き刺す例を説明したが、蜂の巣(H) の近くに在る木などに吊棒(2) を倒 れないように立て掛けて粘着基板(1) を蜂の巣(H) の出入口(H1)付近に配置して も同様な効果を得ることができる。
【0013】
以上、説明したように、本考案の蜂捕獲具は、平板状の基板の表面及び裏面の 両面又は片面に粘着剤を塗布して蜂を捕獲するための粘着面を形成した粘着基板 と、この粘着基板を吊り下げて捕獲対象となる蜂の蜂の巣の出入口付近に配置す る長尺の吊棒とから成るものであるので、粘着基板を蜂の巣から離れた位置で長 尺の吊棒により蜂の巣の出入口付近に配置することが可能となることから、従来 のように防護服を着用しなくても粘着基板を蜂の巣の出入口付近に配置すること ができ、その上、粘着基板が吊棒により蜂の巣の出入口付近に配置されることか ら、その蜂の巣に巣くう蜂を粘着基板の粘着面により一網打尽に捕獲することが でき、したがって、従来のように虫採り網や噴霧器を用いる駆除方法に比し、安 全に、かつ効率よく蜂を捕獲することができるという効果を奏する。
【0014】 又、平板状の基板の表面及び裏面の両面又は片面に粘着剤を塗布して蜂を捕獲 するための粘着面を形成した粘着基板と、この粘着基板を吊り下げて捕獲対象と なる蜂の蜂の巣の出入口付近に配置する長尺の吊棒と、前記粘着基板の下部に取 り付けられ当該粘着基板の粘着面より落下する蜂を受け、かつ蜂の捕獲後にその 粘着基板を収納して廃棄される廃棄箱とから成る本考案の蜂捕獲具にあっては、 上述した効果に加え、蜂の捕獲後に粘着基板を廃棄箱内に収納してその廃棄箱を 所定の場所に棄てることができることから、捕獲した蜂の廃棄処理を簡単に行え るという効果がある。
【図1】本考案に係る蜂捕獲具の第1実施例品を示す説
明図である。
明図である。
【図2】本考案に係る蜂捕獲具の第2実施例品を示す説
明図である。
明図である。
(1) 粘着基板 (11) 基板 (11a) 粘着面 (2) 吊棒 (3) 廃棄箱 (A) 粘着剤 (H) 蜂の巣 (H1) 出入口
Claims (2)
- 【請求項1】 平板状の基板(11)の表面及び裏面の両面
又は片面に粘着剤(A) を塗布して蜂を捕獲するための粘
着面(11a) を形成した粘着基板(1) と、この粘着基板
(1) を吊り下げて捕獲対象となる蜂の蜂の巣(H) の出入
口(H1)付近に配置する長尺の吊棒(2) とから成る蜂捕獲
具。 - 【請求項2】 平板状の基板(11)の表面及び裏面の両面
又は片面に粘着剤(A) を塗布して蜂を捕獲するための粘
着面(11a) を形成した粘着基板(1) と、この粘着基板
(1) を吊り下げて捕獲対象となる蜂の蜂の巣(H) の出入
口(H1)付近に配置する長尺の吊棒(2) と、前記粘着基板
(1) の下部に取り付けられ当該粘着基板(1) の粘着面(1
1a) より落下する蜂を受け、かつ蜂の捕獲後にその粘着
基板(1)を収納して廃棄される廃棄箱(3) とから成る蜂
捕獲具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33495U JP3013402U (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 蜂捕獲具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33495U JP3013402U (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 蜂捕獲具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013402U true JP3013402U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=32983284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33495U Expired - Lifetime JP3013402U (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 蜂捕獲具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013402U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6450900B1 (ja) * | 2017-10-26 | 2019-01-09 | 哲矢 森田 | 自動式スズメバチ捕殺機 |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP33495U patent/JP3013402U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6450900B1 (ja) * | 2017-10-26 | 2019-01-09 | 哲矢 森田 | 自動式スズメバチ捕殺機 |
JP2019076079A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 哲矢 森田 | 自動式スズメバチ捕殺機 |
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