JP3013254B2 - 形状測定方法 - Google Patents

形状測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、たとえばプレスパネルなどのように平面
とこれに連なる他の面を有する被測定物の形状を光切断
法によって測定するに際し、2次元撮像手段で撮像され
た画像データを処理して上記平面と他の面との変曲点を
求める形状測定方法に関する。
従来の技術および発明の課題 上記のような被測定物の形状測定においては、平面と
他の面との変曲点の検出を必要とすることが多い。
上記のような被測定物の形状を測定する方法として、
光切断法が検討されているが、光切断法において、上記
のような変曲点を自動的に検出する方法は提案されてい
ない。
このため、従来は、表面粗さ計などを用いて作業者が
目視によって形状を測定しているが、人為的誤差が大き
く、測定に時間がかかるという問題があった。
画像データから変曲点を検出する方法として、1次微
分または2次微分を用いた差分法が考えられるが、この
ような方法では、きずなどによるノイズの影響を受けや
すく、精度の高い測定が困難である。
この発明の目的は、上記の問題を解決し、光切断法を
用いて平面と他の面との変曲点を自動的にかつ正確に検
出できる方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による形状測定方法は、 平面とこれに連なる他の面を有する被測定物の形状を
光切断法によって測定するに際し、2次元撮像手段で撮
像された画像データを処理して上記平面と他の面との変
曲点を求める方法であって、 上記画像データを平滑化し、この平滑データの微分値
が所定値以上となる点を第1仮変曲点とし、上記平滑化
前の画像データの微分値が所定値以上となる点を第2仮
変曲点とし、画像データの座標を変化させながら、第1
仮変曲点と第2仮変曲点の座標の差が所定値以下となる
まで第2仮変曲点の検出と演算を順次行い、この差が所
定値以下となる第2仮変曲点を変曲点とすることを特徴
とするものである。
作用 画像データを平滑化し、この平滑データの微分値が所
定値以上となる点を第1仮変曲とし、上記平滑化前の画
像データの微分値が所定値以上となる点を第2仮変曲点
とし、画像データの座標を変化させながら、第1仮変曲
点と第2仮変曲点の座標の差が所定値以下となるまで第
2仮変曲点の検出と演算を順次行い、この差が所定値以
下となる第2仮変曲点を変曲点とするので、光切断法を
用いて変曲点を自動的にかつ正確に検出することができ
る。しかも、ノイズに強く、正確な測定ができる。
画像データを微分すると、微分値は変曲点以外では小
さいが、変曲点では大きくなり、これによって変曲点を
検出することができる。しかし、単に画像データの微分
値の大小を調べるだけでは、前述のように、ノイズの影
響を受けやすく、測定誤差が生じやすい。画像データを
平滑化してから、この平滑データの微分値が所定値以上
となる点を第1仮変曲点とすれば、平滑化によりデータ
がなまっているので、第1仮変曲点は必ずしも真の変曲
点と一致しないが、平滑化によりノイズの影響を受けに
くくなるので、真の変曲点は第1仮変曲点の近傍に存在
する。そして、平滑化前の画像データをそのまま微分し
た微分値が所定値以上となる点を第2仮変曲点として、
画像データの座標を変化させながら、第1仮変曲点との
座標の差が所定値以下となるまで、第2仮変曲点の検出
と演算を順次行い、この差が所定値以下となる第2仮変
曲点を変曲点とするので、ノイズの影響を受けずに、変
曲点を正確に検出することができる。
実 施 例 以下、図面を参照して、この発明の実施例を説明す
る。
第1図は、被測定物であるプレスパネル(1)および
測定台(2)と、形状測定装置の全体概略構成を示す。
パネル(1)は、互いに直角をなす2つの平面すなわ
ち第1平面(1a)と第2平面(1b)とが1/4部分円筒面
(1c)で繋っているものであり、測定台(2)にのせら
れる。測定台(2)は、上下2段の水平面すなわち上側
の第1水平面(2a)と下側の第2水平面(2b)の間に垂
直な基準面(2c)が形成されたものである。そして、パ
ネル(1)は、第1平面(1a)が水平かつ第1水平面
(2a)と同じ高さになり、かつ第2平面(1b)が基準面
(2c)と平行になるように、第2水平面(2b)上にのせ
られる。
測定装置は、光源(3)、CCDテレビカメラ(2次元
撮像手段)(4)、画像処理装置(5)および演算処理
装置(6)を備えている。
光源(3)は、測定台(2)およびパネル(1)の表
面に真上から第1水平面(2a)および基準面(2c)と直
交するスリット光線を照射するものであり、たとえば半
導体レーザなどが使用される。
テレビカメラ(4)は、光源(3)に面する測定台
(2)およびパネル(1)の表面に当たった光を撮像す
るためのものである。
画像処理装置(5)は、テレビカメラ(4)の映像信
号を処理して、後述する画像データを演算装置に出力す
るものである。
演算処理装置(6)は、画像処理装置(5)の出力よ
りパネル(1)の形状を求めるものであり、コンピュー
タによって構成されている。
第2図は、テレビカメラ(4)で撮像されたテレビ画
像の1例を示す。なお、テレビ画像について、第2図の
上下左右を上下左右とする。
テレビ画像は水平走査線(A)と所定の基準クロック
パルスによって複数の点に等分され、各点は、次のよう
に、Y軸とZ軸を用いて表わされる。すなわち、テレビ
画像の中央の左右方向の軸をY軸、上下方向の軸をZ軸
とし、これらの交点を原点(O)とする。したがって、
水平走査線方向すなわち水平走査方向がZ軸方向、これ
と直交する垂直走査方向がY軸方向となる。また、テレ
ビ画像の右側がY軸の正方向、左側が負方向であり、テ
レビ画像の下側がZ軸の正方向、上側が負方向である。
そして、各点の座標値は、パネル(1)の実際の寸法
(mm)を100倍した整数値で表わされる。テレビ画像と
これに写っているパネルの部分の実際の寸法との関係
は、パネル(1)とテレビカメラ(4)との相対位置関
係によって決まる。今、テレビ画面の左右幅がパネル
(1)の実際の寸法30mmに、テレビ画面の上下幅がパネ
ル(1)の実際の寸法20mmにそれぞれ相当するとすれ
ば、テレビ画像の原点(O)のY座標値およびZ座標値
はともに0、右端のY座標値は+1500(+15mm)、左端
のY座標値は−1500(−15mm)、下端のZ座標値は+10
00(+10mm)、上端のZ座標値は−1000(−10mm)であ
る。
各水平走査線のY座標値は、変数Y[i]に格納され
る。ここで、iは水平走査線(A)の番号(走査線番
号)である。水平走査線(A)の数はたとえば484本で
あり、右端のものを0として、順に番号を付している。
すなわち、右端の水平走査線(A)の番号iは0、左端
の水平走査線(A)の番号iは483である。
通常、テレビ画像の左側にはパネル(1)に当たった
光の部分(H1)、右側には測定台(2)に当たった光の
部分(H2)がそれぞれ表われる。なお、前者を第1光部
分、後者を第2光部分と呼ぶことにする。
第1光部分(H1)は、第1平面(1a)に当たった光の
部分に対応する第1直線部(L1)と、円筒面(1c)に当
たった光の部分に対応する曲線部(C1)とからなる。第
1直線部(L1)の左端を第1始点(S1)、曲線部(C1)
の右端を第1終点(E1)、第1直線部(L1)から曲線部
(C1)に移る点(変曲点)をR始点(RS)と呼ぶことに
する。パネル(1)に当たった光をテレビカメラ(4)
で撮像した場合、反射率の関係などより、円筒面(1c)
の第1平面(1a)側の一部しか写らない。したがって、
R始点(RS)は、第1平面(1a)から円筒面(1c)に移
る点すなわち実際の円筒面(1c)の始点と一致するが、
第1終点(E1)は、円筒面(1c)から第2平面(1b)に
移る点すなわち実際の円筒面(1c)の終点(R終点)
(RE)とは一致しない。
第2光部分(H2)は、第2図(a)のように表われる
場合と、同図(b)のように表われる場合とがある。第
2図(a)の場合、第2光部分(H2)は、第1水平面
(2a)に当たった光の部分に対応する第2直線部(L2)
と、基準面(2c)に当たった光の部分に対応する第3直
線部(L3)とからなる。この場合、第2直線部(L2)の
右端を第2始点(S2)、第3直線部(L3)の左端を第2
終点(E2)、第2直線部(L2)から第3直線部(L3)に
移る点(変曲点)を折点(F2)と呼ぶことにする。第2
図(b)の場合、第2光部分(H2)は、第1水平面(2
a)に当たった光の部分に対応する第2直線部(L2)だ
けからなる。この場合、第2直線部(L2)の右端が第2
始点(S2)、左端が第2終点(E2)であると同時に折点
(F2)となる。
画像処理装置(5)は、上記のように等分した複数の
点に対応する映像信号を輝度情報に変換し、光部分(H
1)(H2)のある水平走査線(A)についてのみ、次の
ような画像データi、Y[i]、Z[i]およびL
[i]を作って演算処理装置(6)に出力する。iは、
光部分(H1)(H2)のある水平走査線(A)の走査線番
号である。Y[i]は、光部分(H1)(H2)のある水平
走査線(A)のY座標値である。Z[i]は、このi番
目の水平走査線i上の光部分(H1)(H2)のZ座標値で
ある。L[i]は、このi番目の水平走査線i上の光部
分(H1)(H2)の輝度すなわち光の強度である。なお、
このような画像データのうち、第1光部分(H1)に対応
するものを第1データ、第2光部分(H2)に対応するも
のを第2データと呼ぶことにする。なお、このような機
能を有する画像処理装置(5)として、市販品を使用す
ることができる。
次に、第3図のフローチャートを参照して、測定時の
演算処理装置(6)の動作の1例の概略を説明する。
この測定は、曲線部(C1)の画像データから円筒面
(1c)の終点(R終点)(RE)を検出して、第2平面
(1b)の位置を求め、これと基準面(2c)との間隔を求
めるものである。なお、前述のように、第1光部分(H
1)の曲線部(C1)には、円筒面(1c)に当たった光の
一部しか写っていない。このため、上記の測定において
は、曲線部(C1)の画像データより、回帰曲線を用いて
円筒面(1c)の形状を推定し、これによってR終点(R
E)を検出している。
第3図において、まず、画像処理装置(5)からデー
タを読込み(ステップ1)、データの再配置を行なう
(ステップ2)。次に、第2始点(S2)、第2終点(E
2)、第1始点(S1)および第1終点(E1)の検出を行
なう(ステップ3)。次に、折点(F2)の検出を行ない
(ステップ4)、R始点(RS)の検出を行なう(ステッ
プ5)。次に、回帰関数の決定を行ない(ステップ
6)、R終点(RE)を決定する(ステップ7)。そし
て、最後に、第2平面(1b)と基準面(2c)の間隔を計
算し(ステップ8)、処理を終了する。
前述のように、画像処理装置から得られるデータは、
光部分(H1)(H2)のある水平走査線番号iについての
Y[i]、Z[i]、L[i]のみである。このため、
ステップ2のデータ再配置により、光部分の存在しない
走査線番号iに関して、Y[i]、Z[i]およびL
[i]を次のようにセットする。
Z[i]=1000 Y[i]=L[i]=0 ステップ3のS2、E2、S1、E1の検出は、走査線番号i
を変化させて画像データを調べることにより行なうこと
ができる。
第4図は、第3図のステップ4の第2データの折点
(F2)検出の処理の1例を示す。
この処理は、座標データを平滑化処理して、この平滑
化データの微分値が所定値以上となる点を第1仮折点と
して設定し、上記座標データの微分値が所定値以上とな
る点を第2仮折点とし、これら第1仮折点と第2仮折点
の座標の差が所定値以下になるまで第2仮折点を演算
し、この差が所定値以下になる第2仮折点を折点とする
ものである。
第4図において、まず、第1仮折点K1および第2仮折
点K2の検出のための開始点を表わすSTにS2(第2始点)
をセットするとともに、同終了点を表わすENにE2(第2
終点)をセットする(ステップ810)。次に、第1仮折
点K1の検出を行なう(ステップ820)。この処理は、第
2データを平滑化し、平滑データの微分が一定値(たと
えば5)より大きくなる点を第1仮折点K1とするもので
あり、その詳細が第5図に示されている。
第5図において、まず、iにSTをセットし(ステップ
821)、次の式により平滑データS[i]を演算する
(ステップ822)。
S[i]=(Z[i]+Z[i+1]+Z[i+2] +Z[i+3]+Z[i+4])/5 次に、iがEN−4より小さいかどうかを調べ(ステッ
プ823)、小さければ、iを1増加させて(ステップ82
4)、ステップ822に戻り、i<EN−4でなくなるまでス
テップ822、823および824を繰返す。ステップ823におい
てi<EN−4でなくなると、ステップ825に進む。これ
により、第2データの平滑データS[i]が求められ
る。ステップ825では、K1にENをセットするとともに、
iにSTをセットする。次に、平滑データの微分値すなわ
ちS[i+1]−S[i]の絶対値が5より大きいかど
うかを調べ(ステップ826)、そうであれば、そのとき
のiをK1にセットし(ステップ827)、処理を終了す
る。ステップ826において|S[i+1]−S[i]|>
5でない場合は、iを1増加させて(ステップ828)、
iがEN−4より小さいかどうかを調べ(ステップ82
9)、そうであれば、ステップ826に戻る。ステップ829
においてi<EN−4でなければ、処理を終了する。ステ
ップ829においてi<EN−4でなくなって処理を終了す
るのは、STからENまでの間に|S[i+1]−S[i]|
>5となる点がない場合、すなわち第2図(b)のよう
に第2光部分(H2)が第2直線部(L2)だけの場合であ
り、この場合は、ステップ827が実行されることがない
ので、ステップ825において予めセットされたEN{=E2
(第2終点)}が第1仮折点(K1)となる。それ以外の
場合は、ステップ826において最初に|S[i+1]−S
[i]|>5となった点がステップ827においてK1にセ
ットされる。
第4図において、ステップ820の処理が終了すると、
第2仮折点K2の検出を行なう(ステップ830)。この処
理は、第2データの微分が一定値(たとえば5)より大
きくなる点を第2仮折点K2とするものであり、その詳細
が第6図に示されている。
第6図において、まず、K2にENをセットするととも
に、iにSTをセットする(ステップ831)。次に、第2
データの微分値すなわちZ[i+1]−Z[i]の絶対
値が5より大きいかどうかを調べ(ステップ832)、そ
うであれば、そのときのiをK2にセットし(ステップ83
3)、処理を終了する。ステップ832において|Z[i+
1]−Z[i]|>5でない場合は、iは1増加させて
(ステップ834)、iがENより小さいかどうかを調べ
(ステップ835)、そうであれば、ステップ832に戻る。
ステップ835においてi<ENでなければ、処理を終了す
る。ステップ835においてi<ENでなくなって処理を終
了するのは、STからENまでの間に|Z[i+1]−Z
[i]|>5となる点がない場合、すなわち第2図
(b)のように第2光部分(H2)が第2直線部(L2)だ
けの場合であり、この場合は、ステップ833が実行され
ることがないので、ステップ831において予めセットさ
れたEN{=E2(第2終点)}が第2仮折点(K2)とな
る。それ以外の場合は、ステップ816において最初に|S
[i+1]−S[i]|>5となった点がステップ833
においてK2にセットされる。
第4図において、ステップ830の処理が終了すると、
第2仮折点(K2)と第1仮折点(K1)の差の絶対値が一
定値(たとえば5)以下であるかどうかを調べ(ステッ
プ840)、そうでなければ、K2+1をSTにセットして
(ステップ850)、ステップ830に戻り、K2+1以降につ
いて第2仮折点(K2)の検出を行なう。そして、ステッ
プ840において|K2−K1|≦5になると、そのときのK2
(第2仮折点)をF2(折点)にセットし(ステップ86
0)、処理を終了する。
これにより、第2図(a)および(b)のいずれの場
合も、折点(F2)が正確に検出される。
第3図のステップ5のR始点(RS)の検出処理は、た
とえば次のようにして行なわれる。
すなわち、まず、第1データの平滑化を行ない、この
平滑データの1次微分および2次微分を行ない、さらに
この2次微分データの平滑化を行ない、この平滑データ
が所定値以下となる点をR始点(RS)とする。
第3図のステップ6の回帰関数決定の処理は、第1光
部分(H1)の曲線部(C1)を推定するための回帰関数た
とえばZ=aebYの係数aおよびbを最小二乗法によって
決定するものであり、たとえば、第1光部分(H1)の第
1直線部(L1)がY軸と平行になるように画像データの
座標変換(回転変換)を行なったのち、R始点(RS)が
Z軸と一致するように画像データの座標変換(平行移
動)を行ない、R始点(RS)のZ座標値を順に変えて、
仮に求めた回帰関数と画像データとの誤差の二乗の重み
付き積分値が最小になるようにaおよびbを決定する。
第3図のステップ7のR終点(RE)の決定処理は、た
とえば、次のようにして行なわれる。
上記のようにして回帰関数である指数関数Z=aebY
決まると、これを用い、R始点(RS)からZ座標値を少
しずつ変えながら、指数関数上のY座標値を計算し、こ
のY座標値の1次微分値が所定のしきい値Tより小さく
なった点をR終点(RE)とする。また、逆に、指数関数
Z=aebYを用い、R始点(RS)からY座標値を少しずつ
変えながら、指数関数上のZ座標値を計算し、このZ座
標値の1次微分値が所定のしきい値Tより大きくなった
点をR終点(RE)とすることもできる。
このようにして求められたR終点(RE)はパネル
(1)の円筒面(1c)と第2平面(1b)との境界に合致
しており、R終点(RE)のY座標値は第2平面(1b)の
Y座標値と一致している。また、先に求められている折
点(F2)は測定台(2)の第1水平面(2a)と基準面
(2c)との境界と合致しており、折点(F2)のY座標値
は基準面(2c)のY座標値と一致している。したがっ
て、R終点(RE)のY座標値と折点(F2)のY座標値と
の差が、パネル(1)の第2平面(1b)と基準面(2c)
との間隔を表わしている。第3図のステップ8では、こ
のようにR終点(RE)のY座標値と折点(F2)のY座標
値との差を演算することにより、パネル(1)の第2平
面(1b)と基準面(2c)との間隔を求めている。
パネル(1)および測定台(2)とテレビカメラ
(4)との相対位置関係により、テレビ画像が第2図と
異なるものになることがある。ところが、このような場
合でも、上記とほぼ同様に画像データを処理して、測定
を行なうことができる。また、画像データに適当な座標
変換を施すことにより、第2図のような画像データに変
換して、処理することもできる。
発明の効果 この発明の形状測定方法によれば、上述のように、光
切断法を用いて平面と他の面との変曲点を自動的にかつ
正確に検出することができ、誤差が小さく、測定が容易
で、測定時間も短縮される。しかも、きずなどのノイズ
の影響を受けにくく、精度の高い測定ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す被測定物と形状測定装
置の概略斜視図、第2図はテレビ画像の1例を示す図、
第3図は形状測定の処理の1例を示すフローチャート、
第4図は第3図の第2データの折点検出処理の1例を示
すフローチャート、第5図は第4図の第1仮折点検出処
理の1例を示すフローチャート、第6図は第4図の第2
仮折点検出処理の1例を示すフローチャートである。 (1)……プレスパネル(被測定物)、(1a)(1b)…
…平面、(1c)……部分円筒面、(2)……測定台、
(2a)(2b)……水平面、(2c)……基準面、(3)…
…光源、(4)……CCDテレビカメラ(2次元撮像手
段)、(5)……画像処理装置、(6)……演算処理装
置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面とこれに連なる他の面を有する被測定
    物の形状を光切断法によって測定するに際し、2次元撮
    像手段で撮像された画像データを処理して上記平面と他
    の面との変曲点を求める方法であって、 上記画像データを平滑化し、この平滑データの微分値が
    所定値以上となる点を第1仮変曲点とし、上記平滑化前
    の画像データの微分値が所定値以上となる点を第2仮変
    曲点とし、画像データの座標を変化させながら、第1仮
    変曲点と第2仮変曲点の座標の差が所定値以下となるま
    で、第2仮変曲点の検出と演算を順次行い、この差が所
    定値以下となる第2仮変曲点を変曲点とすることを特徴
    とする形状測定方法。
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