JP3013223U - 積 木 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 古くからある積木に工夫を加えることによ
り、塾通いのような負担を与えることなく、家庭や幼稚
園等において極く自然な感じで創作力，学習力を向上さ
せる。 【構成】 複数の積木片２，３の何れか一方の面に柔軟
な材質からなる連結部４を設け、前記各積木片２，３を
その隣接部ａにおいて折曲自在とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、幼児ないし比較的小さな子供達が手軽に楽しみ、かつ楽しみながら 学力の向上を図ることができる積木に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の積木は、単に長方形，円柱状，円板状，三角形等の形状をして おり、それを積み重ねたりして遊ぶものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような積木においても、幼児に対し、創作力や学習力を培うことができる が、近年、幼児期からの早期教育が着目されている。

【０００４】 しかるに、現時点では、幼少の頃から塾に入れ英才教育を試みている例も多々 あるが、幼少からの必要以上の強制的教育は長い目で見た場合、心の発育等の兼 ね合いもあってあまり好ましいものではない、という課題がある。

【０００５】 この考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、古 くからある積木に工夫を加えることにより、塾通いのような負担を与えることな く、家庭や幼稚園等において極く自然な感じで創作力，学習力を向上させ得る積 木を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、複数の積木片２，３の何れか一方の面に柔軟な材質からなる連結部 ４を設け、前記各積木片２，３をその隣接部ａにおいて折曲自在としたことによ り、上記目的を達成している。

【０００７】

【作用】 一つの積木の形状がいわゆる固定的で、形が変わらないことに対し、一つの積 木本体を複数の積木片２，３の結合体とし、それらを折曲自在な柔軟な材質の連 結部４で連結した。そして、隣接部分において折曲させ、形を可変とし、種々の 形状に変化させて遊ぶことができるようにした。

【０００８】

【実施例】

図１は本考案の一実施例の平面図、図２は正面図を示す。図中１は例えばさく ら材からなる積木本体であり、この積木本体１は、例えば平面から見てほぼ１／ ４円形をした第１の積木片２と、それに隣接しほぼ同形の第２の積木片３とを有 し、これら第１，第２の積木片２，３の上面には隣接部ａにおいて折曲自在とし た連結部４が設けられている。

【０００９】 連結部４は柔らかく丈夫であって折曲自在な布や薄いフィルム、あるいはゴム 材等が用いられる。そして、第１，第２の積木片２，３の上面に接着剤を介して 貼着されている。連結部４の形状は第１，第２の積木片２，３の形状と対応した 形状となっているが、相似形の小さなもの、あるいは他の任意の形状であって部 分的なものとしても良い。また、色彩を施すことにより、視角を刺激し、視角的 効果を得ることができる。

【００１０】 使い方としては、図３に示すように、２つを向かい合わせれば完全な円形とす ることができる。また、第１，第２の積木片２，３は図４に示すように、連結部 ４を介し何れかを反転させ折りたたむことができる。この場合、図１に示したよ うに、全体として円形の１／２だったものが、図５に示すように、円形の１／４ となり、それらを４つ接合すれば完全な円形とすることができ、幼児は遊びを通 じ自然な感覚で形の変化、幾何を学ぶことができる。

【００１１】 図７は、積木本体１Ａが三角形のもの、図８は積木本体１Ｂが矩形のもの、図 ９は積木本体１Ｃが変形三角形のものであり、連結部を介しての第１，第２の積 木片の結合からなる点は上記した通りである。

【００１２】 なお、２以上の積木片の結合としたり、他の形状を採用し、種々の形の変形可 能な積木本体としても良いことは勿論である。

【００１３】 また、例えば図１０ないし図１２に示すように、従来からある三角形の積木本 体１Ｄ，半円形の積木本体１Ｅ、長方形の積木本体１Ｆ等と組み合わせて遊ぶこ とによって、より創作性を培うことができる。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、従来の積木では、その形状が固定であったのに対し、本考案で は変形自在としたため、その分、使用態様が増加し、任意に種々の図形を得るこ とができ、創作性，学習力を高める効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の積木の一実施例の平面図。

【図２】同上の実施例の正面図。

【図３】使用例の一例の平面図。

【図４】他の使い方の過程を示す説明図。

【図５】使用例の他の例。

【図６】他の使用例の一例。

【図７】本考案の一実施例の積木の他の形状例。

【図８】本考案の一実施例の積木の更に他の形状例。

【図９】本考案の一実施例の積木の更に別の形状例。

【図１０】従来からある積木の一例。

【図１１】従来からある積木の他の例。

【図１２】従来からある積木の更に他の例。

【符号の説明】

１，１Ａ，１Ｂ，１Ｃ 積木本体 ２，３ 積木片 ４ 連結部 ａ 隣接部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の積木片（２，３）の何れか一方の
   面に柔軟な材質からなる連結部（４）を設け、前記各積
   木片（２，３）をその隣接部（ａ）において折曲自在と
   したことを特徴とする積木。