JP3012812U - プリペイドカード挿入検出機構 - Google Patents
プリペイドカード挿入検出機構Info
- Publication number
- JP3012812U JP3012812U JP1994016783U JP1678394U JP3012812U JP 3012812 U JP3012812 U JP 3012812U JP 1994016783 U JP1994016783 U JP 1994016783U JP 1678394 U JP1678394 U JP 1678394U JP 3012812 U JP3012812 U JP 3012812U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- prepaid card
- corner
- pin
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 挿入されたカード方向の確認が容易であり、
かつ迅速な挿入状態の判定を可能とするプリペイドカー
ドの挿入検出機構を提供する。 【構成】 プリペイドカードの挿入検出機構の、挿入さ
れるプリペイドカード1の短尺辺両端から距離dだけ中
心側の位置にそれぞれ2個のリミットスイッチ5、6を
備えた位置センサS1、S2を配設し、プリペイドカー
ド1を挟んで前記各位置センサS1、S2に対峙させて
押圧器P1、P2を設け、各押圧器P1、P2は、バネ
13で常時付勢されて移動自在の、一体に構成された細
径のピン11と太径のピン12を備え、ピン12はプリ
ペイドカード1の円形の貫通孔H1のみを通過し、ピン
11は円形の貫通孔H1ならびに三角形の貫通孔H2の
いずれもを通過する構成として、ピン11がリミットス
イッチ5、6の少なくとも一方をオンする。
かつ迅速な挿入状態の判定を可能とするプリペイドカー
ドの挿入検出機構を提供する。 【構成】 プリペイドカードの挿入検出機構の、挿入さ
れるプリペイドカード1の短尺辺両端から距離dだけ中
心側の位置にそれぞれ2個のリミットスイッチ5、6を
備えた位置センサS1、S2を配設し、プリペイドカー
ド1を挟んで前記各位置センサS1、S2に対峙させて
押圧器P1、P2を設け、各押圧器P1、P2は、バネ
13で常時付勢されて移動自在の、一体に構成された細
径のピン11と太径のピン12を備え、ピン12はプリ
ペイドカード1の円形の貫通孔H1のみを通過し、ピン
11は円形の貫通孔H1ならびに三角形の貫通孔H2の
いずれもを通過する構成として、ピン11がリミットス
イッチ5、6の少なくとも一方をオンする。
Description
【0001】
本考案は、プリペイドカード挿入検出機構に関し、特にカードの表裏、前後の 識別を容易にしてリーダライタへの誤挿入を検出するプリペイドカード挿入検出 機構に関するものである。
【0002】
最近、プリペイド方式のカードが普及しつつある。このようなカード形式の媒 体は、記入や記録内容の更新が必要であり、印字カードや磁気カード、あるいは 光カードを問わず、リーダライタに挿入してアップデーションがなされるのが一 般的である。 ところで、カード形式の媒体は構造や形状的に、表裏が類似しており、また同 様にカードの前側後側も類似している。したがって、リーダライタへの誤挿入を 防止するために、例えば表側に、前方向を示す矢印等のマークを印刷する方法が 広く採用されている。
【0003】
しかしながら、前記のような従来構成のカードでは、印刷されている挿入方向 指示マークが見ずらく、使用勝手の甚だ悪いものが大部分である。さらに、リー ダライタ装置には、あらゆる誤挿入に対処でき、しかも迅速に挿入状態を判定す る機能が備わっていなければならないが、従来のプリペイドカード挿入検出機構 には、このような要求を満たす構成が存在しなかった。
【0004】 本考案は、このような従来技術の有する問題点を解決するため為されたもので 、その目的は挿入されたカード方向の確認が容易であり、かつ迅速な挿入状態の 判定を可能とするプリペイドカードの挿入検出機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案に係るプリペイドカード挿入検出機構は、一対の長尺辺と一対の短尺辺 を有するプリペイドカードの任意の面の任意の隅を第1隅として、第1隅に、一 方のカード長尺辺から所定距離だけ隔てた位置に円形の第1貫通孔を設け、前記 第1隅と対角線上にある隅を第2隅として、第2隅に、他方のカード長尺辺から 前記距離だけ隔てた位置に三角形の第2貫通孔を設け、かつ第1貫通孔の直径は 第2貫通孔の内接円の直径よりも大である構成の方向検出貫通孔付きプリペイド カードに適用されるものであって、プリペイドカードの挿入検出機構の、挿入さ れるプリペイドカードの短尺辺両端から前記距離だけ中心側の位置にそれぞれ2 個のリミットスイッチを重ねて備えた位置センサを配設し、プリペイドカードを 挟んで前記2個の位置センサに対峙させて2個の押圧器を設け、各押圧器は、バ ネで常時付勢されて移動自在の、一体に構成された細径のピンと太径のピンを備 え、プリペイドカードの前記円形の貫通孔を前記細径のピンと太径のピンの両方 が通過し、移動した細径のピンが前記重ねられた2個のリミットスイッチの両方 をオンし、プリペイドカードの前記三角形の貫通孔を前記細径のピンだけが通過 して、移動した細径のピンが前記2個のリミットスイッチの下段のみをオンする 構成としたことを特徴とする。
【0006】
前記のように構成された本考案のプリペイドカード挿入検出機構は、表裏、前 後方向の異なる4通りの挿入状態に対応して短尺辺側に現われる貫通孔の位置と 形状がすべて異なる方向検出マーク付きプリペイドカードが挿入されると、短尺 辺側に現われた貫通孔を、押圧器の細径ピンあるいは太径ピンが通過する。 貫通孔が三角形であれば、この三角形の内接円よりも細径のピンは貫通孔を通 過してプリペイドカードを貫通し、下段のリミットスイッチをオンするが、この 三角形の内接円よりも太径のピンは貫通孔を通過できず、よって太径のピンと一 体構成の細径のピンはこれ以上進めず、よって上段のリミットスイッチはオンさ れない。
【0007】 貫通孔が円形であれば、この円形よりも細径のピンは貫通孔を通過してプリペ イドカードを貫通し、下段のリミットスイッチをオンする。さらに、この円形の 径をこえない太径のピンも貫通孔を通過する。よって太径のピンと一体構成の細 径のピンはさらに進行して、上段のリミットスイッチもオンする。 すなわち、貫通孔が三角形であれば片方のリミットスイッチしかオンされず、 貫通孔が円形であれば両方のリミットスイッチがオンされる。これによって、挿 入されたプリペイドカードのおもて/うら面と前後方向が確認される。
【0008】
図1は、本考案のプリペイドカード挿入検出機構の一実施例の上面図である。 さらに図2は、図1のプリペイドカード挿入検出機構の要部断面図である。 また、図3は本考案のプリペイドカード挿入検出機構に挿入されるプリペイド カードに設けられた貫通孔の説明図である。さらに図4は、本考案のプリペイド カード挿入検出機構の動作の説明図である。 以下、まず図3に基づいて、挿入されるプリペイドカードを説明する。
【0009】 本考案のプリペイドカード挿入検出機構に挿入されるプリペイドカード1は、 任意の面の任意の隅を第1隅として、第1隅に、一方のカード長尺辺から距離d だけ隔てた位置に円形の第1貫通孔H1が設けられ、前記第1隅と対角線上にあ る隅を第2隅として、第2隅に、他方のカード長尺辺から距離dだけ隔てた位置 に三角形の第2貫通孔H2が設けられ、かつ円形の第1貫通孔H1の直径は、三 角形の第2貫通孔H2の内接円の直径よりも大である構成となっている。
【0010】 以下、本考案の実施例を図1と図2に基づき説明する。 本考案のプリペイドカード挿入検出機構10は、挿入されたプリペイドカード 1の短尺辺両端から距離dだけ中心側の位置にそれぞれ2個のリミットスイッチ 5、6を重ねて備えた位置センサS1、S2を配設する。 さらに、プリペイドカード1を挟んで前記各位置センサS1、S2に対峙させ て押圧器P1、P2を配設する。 各押圧器P1、P2は、バネ13で常時付勢されて移動自在の、一体に構成さ れた細径のピン11と太径のピン12を備える。 太径のピン12はプリペイドカード1の円形の貫通孔H1を通過する。このと き、細径のピン11は上方に大きく移動して、重ねられた2個のホール素子5お よび6の両方をオンする。 一方、太径のピン12はプリペイドカード1の三角形の貫通孔H2を通過しな い。したがって、細径のピン11のみが三角形の貫通孔H2を通過して、重ねら れた2個のホール素子5および6のうち、下段のホール素子6だけをオンする構 成となっている。
【0011】 前記のように、太径のピン12はプリペイドカード1の円形の貫通孔H1のみ を通過し、細径のピン11は円形の貫通孔H1ならびに三角形の貫通孔H2のい ずれもを通過する構成とされる。このような構成として、例えば細径のピン11 の直径を、三角形の貫通孔H2の内接円よりも小さく設定し、太径のピン12の 直径を、三角形の貫通孔H2の内接円よりも大きく、かつ円形の貫通孔H1の直 径を超えない設定とすることで実現される。
【0012】 以上のように構成することによって、カードの表裏/前後を容易に判別できる 。例えば、前記プリペイドカード1を前辺1Cを先端としてリーダライタに挿入 するとき、おもて面1Aが上側に出ていれば、カード先端1Cには上辺1Eから 距離dのところに円形の第1貫通孔H1が出現する。この第1貫通孔H1を押圧 器P2の細径のピン11がまず通って、ピン11先端が位置センサS2の下段の リミットスイッチ6をオンし、さらにこの第1貫通孔H1を太径のピン12が通 ると、ピン11はさらに(図中、上方に)進んで、ピン11先端が位置センサS 2の上段のリミットスイッチ5をオンする。この位置センサS2の両リミットス イッチ5、6のオンによって、貫通孔H1が位置センサS2の位置にあることが 検出される。
【0013】 ここでカードが裏返しで面1Bが上側に出ていれば、図に示すように下側に第 1貫通孔H1が出現する。この第1貫通孔H1を、押圧器P1のピン11とピン 12が通過し、位置センサS1の下段のリミットスイッチ6と上段のリミットス イッチ5をオンする。この位置センサS1の両リミットスイッチ5、6のオンに よって、貫通孔H1が位置センサS1の位置にあることが検出される。
【0014】 つぎに、後辺1Dを先端としてリーダライタに挿入されたとき、おもて面1A が上側に出ていれば、カード先端1Dには上側に三角形の第2貫通孔H2が出現 する。この第2貫通孔H2を通って押圧器P2の細径のピン11が通り、ピン1 1先端が位置センサS2の下段のリミットスイッチ6をオンにする。しかし太径 のピン12はこの第2貫通孔H2を通過できないから、ピン11はこれ以上(図 中、上方に)進むことができず、よって位置センサS2の上段のリミットスイッ チ5はオンされない。この位置センサS2の下段のリミットスイッチ6のみのオ ンによって、貫通孔H2が位置センサS2の位置にあることが検出される。
【0015】 ここでカードが裏返しで面1Bが上側に出ていれば、図に示すように下側に第 2貫通孔H2が出現する。この第2貫通孔H2を通って押圧器P1の細径のピン 11が通り、ピン11先端が位置センサS1の下段のリミットスイッチ6をオン にする。しかし太径のピン12はこの第2貫通孔H2を通過できないから、ピン 11はこれ以上(図中、上方に)進むことができず、よって位置センサS1の上 段のリミットスイッチ5はオンされない。この位置センサS1の下段のリミット スイッチ6のみのオンによって、貫通孔H2が位置センサS1の位置にあること が検出される。
【0016】 このように、カードの表裏/前後が異なる4通りの場合それぞれを、第1〜第 2の位置センサが、それぞれの備える2個のリミットスイッチのオン状態に基づ き検出する。 この結果、カードの表裏/前後の異なる挿入状態を、きわめて容易に峻別でき る。しかも、検出はカード先端ががわずか挿入されただけで実施できるから、カ ードを装置内に全部取り込む必要がなく、時間短縮が可能になる。
【0017】
以上の説明のように、本考案のプリペイドカード挿入検出機構は、表裏、前後 方向の異なる4通りの挿入状態に対応して、短尺辺側に現われる、位置と形状が 異なる貫通孔を検出する構成としたから、挿入されたプリペイドカードのおもて /うら面ならびに前/後方向を容易に検出することが可能になる。よって利用者 の誤挿入検出をカード挿入後、極めて短時間に実行できるという効果がある。
【図1】本考案のプリペイドカード挿入検出機構の一実
施例の上面図である。
施例の上面図である。
【図2】図1のプリペイドカード挿入検出機構の正面図
である。
である。
【図3】本考案のプリペイドカード挿入検出機構に挿入
されるプリペイドカードに設けられた貫通孔の説明図で
ある。
されるプリペイドカードに設けられた貫通孔の説明図で
ある。
【図4】本考案のプリペイドカード挿入検出機構の動作
の説明図である。
の説明図である。
1 プリペイドカード 1A おもて面 1B うら面 1C 前辺 1D 後辺 5 上段リミットスイッチ 6 下段リミットスイッチ 10 プリペイドカード挿入検出機構 11 細径のピン 12 太径のピン 13 バネ d 距離 H1 第1貫通孔 H2 第2貫通孔 P1〜P2 押圧器 S1〜S2 位置センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の長尺辺と一対の短尺辺を有するプ
リペイドカードの任意の面の任意の隅を第1隅として、
第1隅に、一方のカード長尺辺から所定距離だけ隔てた
位置に円形の第1貫通孔を設け、前記第1隅と対角線上
にある隅を第2隅として、第2隅に、他方のカード長尺
辺から前記距離だけ隔てた位置に三角形の第2貫通孔を
設け、かつ第1貫通孔の直径は第2貫通孔の内接円の直
径よりも大である構成の方向検出貫通孔付きプリペイド
カードに適用されるものであって、 プリペイドカードの挿入検出機構の、挿入されるプリペ
イドカードの短尺辺両端から前記距離だけ中心側の位置
にそれぞれ2個のリミットスイッチを重ねて備えた位置
センサを配設し、プリペイドカードを挟んで前記2個の
位置センサに対峙させて2個の押圧器を設け、各押圧器
は、バネで常時付勢されて移動自在の、一体に構成され
た細径のピンと太径のピンを備え、プリペイドカードの
前記円形の貫通孔を前記細径のピンと太径のピンの両方
が通過し、移動した細径のピンが前記重ねられた2個の
リミットスイッチの両方をオンし、プリペイドカードの
前記三角形の貫通孔を前記細径のピンだけが通過して、
移動した細径のピンが前記2個のリミットスイッチの下
段のみをオンする構成としたことを特徴とするプリペイ
ドカード挿入検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016783U JP3012812U (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | プリペイドカード挿入検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016783U JP3012812U (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | プリペイドカード挿入検出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012812U true JP3012812U (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=43148496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016783U Expired - Lifetime JP3012812U (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | プリペイドカード挿入検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012812U (ja) |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP1994016783U patent/JP3012812U/ja not_active Expired - Lifetime
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