JP3012511B2 - 地下推進用油圧ポンプユニット - Google Patents

地下推進用油圧ポンプユニット

Info

Publication number
JP3012511B2
JP3012511B2 JP8037521A JP3752196A JP3012511B2 JP 3012511 B2 JP3012511 B2 JP 3012511B2 JP 8037521 A JP8037521 A JP 8037521A JP 3752196 A JP3752196 A JP 3752196A JP 3012511 B2 JP3012511 B2 JP 3012511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pump
hydraulic
oil tank
pump unit
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8037521A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09209690A (ja
Inventor
彰夫 貴志
靖夫 根岸
広 松永
竜之介 関
淳一 白川
利夫 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Airec Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Airec Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Sumitomo Electric Industries Ltd, Airec Engineering Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8037521A priority Critical patent/JP3012511B2/ja
Publication of JPH09209690A publication Critical patent/JPH09209690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3012511B2 publication Critical patent/JP3012511B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に非開削にて
電線管路、上下水道管路、ガス管路等を敷設する小口径
推進工法の分野において使用される小口径地下推進用油
圧ポンプユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4(イ)及び(ロ)は従来の小口径地
下推進機の装置構成及び推進工法の一例の説明図であ
る。図面に示すように、地面から所定の深さと大きさに
掘られた発進立坑Dを構築し、その発進立坑Dの中に押
管装置Eを設置する。掘進機本体Aの先端部には圧入用
油圧ジャッキBが設けられており、この圧入用油圧ジャ
ッキBが伸びて掘進機本体Aを地中に圧入していく。次
に、図4(ロ)に示すように、押管装置Eに設けられた
押管用油圧ジャッキHを伸ばしながら圧入用油圧ジャッ
キBを縮めることで、移動フレームJを前進させ、掘進
機本体Aとそれに続く敷設管Kを地中に推進する。この
動作を繰り返して敷設管Kを順次地中に推進していく。
【0003】又地上には油圧ポンプユニットGとその操
作盤Fを設置し、操作盤Fと油圧ポンプユニットGは制
御ケーブル41で接続され、油圧ポンプユニットGと圧入
用油圧ジャッキBは延長用油圧ホース42で接続され、油
圧ポンプユニットGと押管用油圧ジャッキHは押管用油
圧ホース43で接続されている。さらに、操作盤Fと掘進
機本体Aは延長用信号ケーブル44で接続されている。そ
して、敷設管Kの推進距離が伸びて、圧入用油圧ジャッ
キBに接続する延長用油圧ホース42及び掘進機本体Aに
接続する延長用信号ケーブル44の長さが不足する場合
は、延長用油圧ホース及び延長用信号ケーブル44を順次
継ぎ足して延長していく。
【0004】図5は従来の油圧ポンプユニットの一例の
縦断面図である。油タンク51の蓋52の上に電動モータ53
が設置されており、電動モータ53の回転軸54と油圧ポン
プ55が連結されている。電動モータ53が回転すると、油
圧ポンプ55は吸込口56より作動油57を吸込み、油圧ポン
プ55の内部で作動油57を加圧して吐出口58から吐出す
る。吐出した作動油57は電磁弁59等の切替弁により流れ
る方向を切替えられて油圧ジャッキ等を動作させる。油
圧ジャッキ等から返ってくる作動油57は、戻り口配管60
を通り戻り口61から油タンク51内に戻される。油タンク
51の上面にはエアブリーザー62が設けられており、油タ
ンク51内の作動油57の出入りに伴いタンク内部の圧力が
高圧の状態、又は真空状態にならないように、エアブリ
ーザー62を通して外気が出入りする。又油圧ポンプ55が
空気を吸込むと作動油57を吐出さなくなるので、作動油
57の油面63の下限の目印64は吸込口56より設けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の装
置構成では、図4のように、地上に油圧ポンプユニット
Gを設置して、掘進機本体Aの先端に設けた圧入用油圧
ジャッキBと延長用油圧ホース42で接続している。その
ため、推進の距離が伸び敷設管Kの本数が増えると、延
長用油圧ホース42を継ぎ足す作業が必要となり、現場で
の作業者の負担が多くなるという問題があった。又推進
の距離が伸びて延長用油圧ホース42が長くなり、接続点
が増えると、油圧ポンプGから供給される圧力は、延長
用油圧ホース42及び接続点の抵抗により低下し、圧入用
油圧ジャッキBに到達する圧力が小さくなる。そのため
に、圧入用油圧ジャッキBの動作速度が遅くなるという
問題があった。
【0006】ここで、地上の油圧ポンプユニットGと圧
入用油圧ジャッキBを接続する延長用油圧ホース42を無
くして、上記の問題を解決しようとすると、油圧ポンプ
ユニットGを掘進機本体Aに搭載する必要がある。しか
し、掘進機本体Aは推進中にローリングの動きをするこ
とがわかっており、図6(イ)に示すように正常な姿勢
にある油ポンプユニットが、図6(ロ)のように例えば
180°ローリングすると、作動油57の吸込口56が油タ
ンク51内の空気の層65に位置することになる。この場
合、油圧ポンプ55が空気を吸込んでしまい、作動油57を
吐出さなくなるという問題がある。又エアブリーザー62
が作動油57の層に位置し、エアブリーザー62より油漏れ
をおこすという問題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解消し、油タンク内が常に密閉状態になるよう構成
し、いかなる姿勢に設置されても、従来の油圧ポンプユ
ニットのようなポンプ内への空気の吸込みや油漏れを起
こすことがなく、油圧ポンプとしての機能が確保できる
地下推進用油圧ポンプユニットを提供するもので、その
特徴は、油タンク側板の外側に電動モータが取付けられ
ており、該電動モータの反対側の油タンク内には回転軸
で電動モータと連結されている油圧ポンプが上記油タン
ク側板に固定されており、前記油タンクの内部にはバネ
と組合わされた摺動隔壁が設けられていて、該摺動隔壁
と油タンク側板の内部は密閉構造をなし、摺動隔壁と組
合わされたバネと油圧の作用により摺動隔壁を摺動させ
ることで油タンクの容積が調整できるように構成した地
下推進用油圧ポンプユニットにある。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の地下推進用油圧ポ
ンプユニットの具体例の縦断面図ある。油タンク側板2
の外側に電動モータ5が取付けられており、該電動モー
タ5の反対側の油タンク1内には、回転軸6で電動モー
タ5に連結されている油圧ポンプ7が油タンク側板2に
固定されている。油圧ポンプ7には作動油8の吸込口9
と吐出口10が備わっており、吐出口10から油タンク側板
2の吐出口ポート11に配管されている。又油タンク側板
2には戻り口ポート12が設けられており、戻り口13の配
管は油タンク1内に解放されている。
【0009】油タンク1は円筒形状をなしており、油タ
ンク側板2と摺動可能な隔壁3により油タンク1内部は
密閉構造をなしている。上記摺動隔壁3と蓋4の間には
圧縮コイルバネ14が装着されており、蓋4にはエアブリ
ーザー15を備えており、摺動隔壁3と蓋4の間の空気は
外部に開放されている。
【0010】本発明の地下推進用油圧ポンプユニット
は、上述のように構成されているので、油圧ポンプ7か
ら作動油を吐出して作動油の体積が小さくなったとき、
圧縮コイルバネ14の作用で油タンク1内に設けた摺動隔
壁3を摺動させて油タンク1の容積を小さくする。油圧
ジャッキ等から作動油8が油タンク1内に戻されて作動
油8の体積が増えるときは、作動油8が戻る圧力で隔壁
3を摺動させて油タンク1の容積を大きくする。
【0011】上述のように、油タンク1内の作動油8の
体積の変化に応じて、摺動隔壁3が摺動して油タンク1
の容積を変化させるので、油タンク1内が高圧又は負圧
になることを防止し、油タンク1内は常に密閉状態に保
たれる。そのため、油タンク1の内部に空気が入り込ん
で空気の層ができることがないので、油圧ポンプユニッ
トがピッチングやローリングにより姿勢を変えても、吸
入口9から油圧ポンプ7内に空気を吸込むことがない。
従って、このような地下推進用油圧ポンプユニットを掘
進機本体に搭載することで、地上の油圧ポンプユニット
と掘進機本体に搭載した圧入用油圧ジャッキを接続する
油圧ホースが不要になる。
【0012】図2は上述の地下推進用ポンプユニットを
装備した掘進機本体の縦断面図である。図面に示すよう
に、掘進機本体Aの先端部に圧入用油圧ジャッキBを搭
載しており、2本の油圧ホース21で圧入用油圧ジャッキ
Bと掘進機本体Aの後端に設けた2個の油圧カプラ22に
配管している。掘進機本体Aの後部に掘進機本体Aの姿
勢を検知するセンサユニット23があり、センサユニット
23から出る信号ケーブル24は掘進機本体Aの後端に配置
した接線座25に配線されている。
【0013】本発明の地下推進用油圧ポンプユニットC
は掘進機本体Aと同じ外径の収納管26の内部に固定され
ており、地下推進用油圧ポンプユニットCの吐出口ポー
ト27と戻り口ポート28は2本の油圧ホース29で収納管26
の内部に配置した電磁弁30に配管されている。掘進機本
体Aの後端の2個の油圧カプラ22と電磁弁30は2本の油
圧ホース29で配管されており、油圧カプラ22のところで
着脱を可能にしてある。収納管26の中に両端コネクタ付
きの中継用信号ケーブル31が引き通されており、その片
端のコネクタプラグ32は掘進機本体Aの後端に設けた前
記接線座25に接続されている。なお、掘進機本体Aと収
納管26は互に着脱可能な構造をなしている。
【0014】図3は前記地下推進用油圧ポンプユニット
Cを搭載した掘進機本体Aを用いた小口径推進工法にお
ける装置の構成図である。掘進機本体Aの先端部に装備
した圧入用油圧ジャッキBは、掘進機本体Aに搭載した
地下推進用油圧ポンプユニットCにより動作する。この
ため、地下推進用油圧ポンプユニットCの電動モータ5
への給電及び電磁弁30の制御のために、地下推進用油圧
ポンプユニットCと地上の操作盤Fを延長用信号ケーブ
ル42で接続する。又発進立抗Dに設置した押管装置Eの
押管用油圧ジャッキHは、地上に設置した油圧ポンプユ
ニットGにより動作させる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下推進
用油圧ポンプユニットによれば、いかなる姿勢に設置さ
れても、従来の油圧ポンプユニットのようにポンプ内へ
の空気の吸込みや油漏れを起こすことがなく、ピッチン
グやローリングの動きをする装置等に搭載しても、油圧
ポンプとしての機能が確保できるという効果がある。
【0016】このため、小口径推進工法に用いる小口径
地下掘進機において、地中でローリングの動きをする掘
進機本体に本発明の地下推進用油圧ポンプユニットを搭
載することが可能となり、掘進機本体と地下推進用油圧
ポンプユニットを長さの決った油圧ホースで接続するた
め、敷設管の推進距離が長くなった場合、従来のように
地上の油圧ポンプユニットから掘進機本体までの延長用
油圧ホースを継ぎ足す必要がなくなる。この結果、延長
用油圧ホースの接続作業による作業負担がなくなり、又
延長用油圧ホースを継ぎ足すことによる、油圧ホースの
抵抗増加による圧力損失の増大に起因する圧入用油圧ジ
ャッキの動作速度の低下がなくなり、作業効率が向上す
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地下推進用油圧ポンプユニットの具体
例の縦断面図である。
【図2】本発明の地下推進用油圧ポンプユニットを装備
した掘進機本体の縦断面図である。
【図3】本発明の地下推進用油圧ポンプユニットを装備
した掘進機本体を、用いた小口径推進工法における装置
の構成図である。
【図4】(イ)及び(ロ)は従来の小口径地下推進機の
装置構成及び推進工法の一例の説明図である。
【図5】従来の油圧ポンプユニットの一例の縦断面図で
ある。
【図6】従来の油圧ポンプユニットの問題点の一つの説
明図で、図6(イ)は正常時、図6(ロ)は180°ロ
ーリング時を示す。
【符号の説明】
1 油タンク 2 油タンク側板 3 摺動隔壁 4 蓋 5 電動モータ 6 回転軸 7 油圧ポンプ 8 作動油 9 吸込口 10 吐出口 11 吐出口ポート 12 戻り口ポート 13 戻り口 14 圧縮コイルバネ 15 エアブリーザー A 掘進機本体 B 圧入用油圧ジャッキ C 地下推進用油圧ポンプユニット D 発進立抗 E 押管装置 F 操作盤 G 地上の油圧ポンプユニット H 押管用油圧ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根岸 靖夫 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 松永 広 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 関 竜之介 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 白川 淳一 東京都台東区元浅草三丁目18番地10号 アイレック技建株式会社内 (72)発明者 秋山 利夫 東京都台東区元浅草三丁目18番地10号 アイレック技建株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 311

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油タンク側板の外側に電動モータが取付け
    られており、該電動モータの反対側の油タンク内には回
    転軸で電動モータと連結されている油圧ポンプが上記油
    タンク側板に固定されており、前記油タンクの内部には
    バネと組合わされた摺動隔壁が設けられていて、該摺動
    隔壁と、油タンク側板の内部は密閉構造をなし、摺動隔
    壁に組合わされたバネと油圧の作用により摺動隔壁を摺
    動させることで油タンクの容積が調整できるように構成
    したことを特徴とする地下推進用油圧ポンプユニット。
  2. 【請求項2】地中に非開削にて電線管路、上下水道管
    路、ガス管路等を敷設する工法に用いる小口径地下掘進
    機の本体に搭載して、掘進機本体の油圧機器類に油圧を
    供給するように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の地下推進用油圧ポンプユニット。
JP8037521A 1996-01-30 1996-01-30 地下推進用油圧ポンプユニット Expired - Fee Related JP3012511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037521A JP3012511B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 地下推進用油圧ポンプユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8037521A JP3012511B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 地下推進用油圧ポンプユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09209690A JPH09209690A (ja) 1997-08-12
JP3012511B2 true JP3012511B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=12499858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8037521A Expired - Fee Related JP3012511B2 (ja) 1996-01-30 1996-01-30 地下推進用油圧ポンプユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3012511B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09209690A (ja) 1997-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN212929186U (zh) 一种气动式管道爬行作业机构的驱动装置
WO2003002403A1 (en) Subsea vehicle assisted pumping skid packages
KR102145877B1 (ko) 복합식 소형 준설차
JP3012511B2 (ja) 地下推進用油圧ポンプユニット
US20050142012A1 (en) Rodder pump
CN2921129Y (zh) 清洗吸污两用车
US3516433A (en) Device for winding flexible tubing carrying fluid under pressure
JP3798882B2 (ja) ハンマーシャベル
CN212918722U (zh) 一种气动式管道爬行作业机构
CN113685360A (zh) 一种排水设备
KR100394973B1 (ko) 오니토 준설장치
JPH09189193A (ja) 小口径管推進機
US4047582A (en) Portable earth boring machine
CN212612971U (zh) 一种新型水利环保电气集成泵站
CN209810461U (zh) 通信管道管孔内障碍点修复用喷浆装置
CN214064108U (zh) 一种用排污车水泵管道的连接装置
JPS6215357Y2 (ja)
JP4035842B2 (ja) 小口径推進機油圧制御方法及びその装置
CN209854904U (zh) 双卷盘高压清洗车
JP3529044B2 (ja) 掘削機および推進管
JPH1130203A (ja) 回転系流体圧機器の駆動システム
JP3172454B2 (ja) 管路の延長方法
JPH10292779A (ja) 管埋設装置
GB1572253A (en) Excavating head
CN101555804A (zh) 电缆滚筒液压驱动和电缆极限长度控制系统集成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees