JP3012401B2 - 交流開閉器 - Google Patents

交流開閉器

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JP3012401B2
JP3012401B2 JP4175814A JP17581492A JP3012401B2 JP 3012401 B2 JP3012401 B2 JP 3012401B2 JP 4175814 A JP4175814 A JP 4175814A JP 17581492 A JP17581492 A JP 17581492A JP 3012401 B2 JP3012401 B2 JP 3012401B2
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JP
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switch
optical thyristor
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mechanical switch
gate
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邦雄 松下
正人 渕川
正明 小野
忠士 渋谷
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Meidensha Corp
Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式開閉器と光サイ
リスタを並用したハイブリッド方式の交流開閉器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、交流開閉器として、交流電流を高
速に開閉するためにサイリスタなどの半導体素子を使用
した交流開閉器が採用されているが、半導体素子は通電
時に損失が発生するという問題がある。
【0003】この損失の発生を防ぐため、図4に示すよ
うに、半導体開閉器1と機械式開閉器2を並列接続し、
開閉過渡時のオン・オフ動作を半導体開閉器1で行い、
定常の通電動作を機械式開閉器2で行うことによりオン
・オフ動作を高速にし、しかも通電ロスの少ないハイブ
リッド方式の交流開閉器が提案されている。
【0004】このハイブリッド方式の交流開閉器におい
て、電圧・大電流の開閉には絶縁,耐圧,電流容量,素
子のドライブの容易性等から半導体開閉器1に光サイリ
スタと使用するものが多い。
【0005】光サイリスタ(ホトサイリスタ)は、その
オン動作に駆動用発光ダイオード(LED)による光信
号でなされ、光ファイバーを通した地上側からの光伝送
により絶縁を容易にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光サイリスタを
使用したハイブリッド方式の交流開閉器において、光サ
イリスタの駆動用発光ダイオードは、寿命が短いため長
い時間連続して光サイリスタを駆動することはできな
い。
【0007】従来、回路をオン(閉)させる場合、図5
に期間TONで示すように、光サイリスタ1と機械式開閉
器2の両方に同時にオン(入)指令を与え、最初に光サ
イリスタを通電状態にし、これに遅れて機械式開閉器が
通電状態になったときに光サイリスタの駆動を停止させ
る。これにより、光サイリスタの駆動時間は機械式開閉
器のオン遅れ時間T1だけの短い時間を得るようにして
いる。
【0008】一方、回路をオフ(開)させる場合、機械
式開閉器2のみが通電状態にあるため、図5に期間T
OFFで示すように切指令を与える前に光サイリスタを駆
動し、その後に機械式開閉器に切指令を与え、機械式開
閉器のオフ後に光サイリスタのみで通電する待機状態を
得、この状態から切指令が与えられたときに光サイリス
タをオフさせることにより高速のオフ動作を得るように
している。
【0009】従って、従来のものは光サイリスタの駆動
時間が機械式開閉器の遅れで長くなり、特に回路のオフ
には待機状態が比較的長い時間になり、この間には光サ
イリスタが駆動されつづけてしまい、駆動用発光ダイオ
ードの寿命の上で好ましくない動作となってしまう。
【0010】本発明の目的は、回路のオン・オフに光サ
イリスタの駆動時間を短縮した交流開閉器を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題の解決
を図るため、機械式開閉器と光サイリスタを並列接続し
たハイブリッド方式の交流開閉器において、前記機械式
開閉器のオン・オフ状態を検出するオン・オフ検出手段
(2A)と、前記光サイリスタの電流が零クロス点から
設定幅内にある期間を検出するウィンドウコンパレータ
(3)と、交流開閉器の入指令から待機切指令までを記
憶すると共に前記機械式開閉器の入切制御信号にする第
1の記憶回路(8)と、前記入指令から交流開閉器の切
指令までを記憶する第2の記憶回路(7)と、前記オン
・オフ検出手段がオフ検出中又は前記第1の記憶回路が
切制御信号を発生中であって前記第2の記憶回路が入指
令を記憶中に前記ウィンドウコンパレータの出力を前記
光サイリスタの駆動信号にするゲート回路(5,6)と
を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】ウィンドウコンパレータによって光サイリスタ
の駆動を電流零近辺に限る間欠駆動によって駆動時間を
短縮し、このウィンドウコンパレータの出力を光サイリ
スタのオンから機械式開閉器の遅れたオンまでの期間
と、待機切指令から機械式開閉器の遅れたオフまでの期
間及び切指令までの期間を記憶回路とゲート回路によっ
て生成する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。ウィンドウコンパレータ3は光サイリスタ1の電流
検出信号がウィンドウ幅設定信号Iset内にあるか否か
を検出する。光サイリスタ1の電流検出信号は電流器4
とその電流−電圧変換手段としての抵抗(図示省略)さ
らにはノイズ除去フィルタを通して取出す。
【0014】ウィンドウ幅設定信号Isetは、光サイリ
スタ1を流れる電流の零クロス点を中心として所定レベ
ルを有して設定される。この設定信号Isetと光サイリ
スタ1の電流波形との関係は、図2に示すようになる。
即ち、電流Iが零クロス点近くにある時間だけコンパレ
ータ3に出力を得、この時間が後述のように光サイリス
タ1の駆動期間にされ、光サイリスタ1は従来の連続駆
動に代えて間欠駆動にされる。
【0015】コンパレータ3の出力はアンドゲート5の
1つの入力にされ、このアンドゲート5の他の2入力に
はオアゲート6とフリップフロップ7の出力Bが与えら
れる。
【0016】オアゲート6は機械式開閉器2のオン・オ
フ検出信号HCとフリップフロップ8のセット状態の反
転信号が入力とされる。検出信号HCは本実施例では機
械式開閉器2の補助接点2Aのオン・オフ状態から得
る。
【0017】フリップフロップ7,8は交流開閉器(光
サイリスタ1と機械式開閉器2)の入指令でそれぞれセ
ットされ、フリップフロップ7のリセットは交流開閉器
の切指令でなされ、フリップフロップ8のリセットは待
機切指令でなされる。また、フリップフロップ8のセッ
ト出力Aは機械式開閉器2の入指令にされる。待機切指
令は交流開閉器をオフさせる場合に機械式開閉器2のオ
フに先立って光サイリスタ1をオンさせておくための指
令である。
【0018】本実施例の動作を図3のタイムチャートを
参照して以下に詳細に説明する。
【0019】ハイブリッド方式交流開閉器をオンさせる
場合、図3に期間TONで示すように、入指令によってフ
リップフロップ7,8が共にセットされる(時刻
1)。このとき、フリップフロップ8の出力Aによっ
て機械式開閉器2の入指令が発生して該開閉器2の投入
制御が開始される。この投入は遅れ時間T1だけ発生
し、この期間T1だけ補助接点2Aのオン・オフ検出信
号HCはオフ状態にある。
【0020】このオフ状態により、オアゲート6にはフ
リップフロップ8のセットにも論理“1”が出力され
る。また、フリップフロップ7の出力Bは論理“1”に
ある。さらに、光サイリスタ1に電流Iが零にあること
からコンパレータ3の出力は“1”状態にある。これら
条件により、アンドゲート5に光サイリスタ1のゲート
信号が時刻t1で発生し、光サイリスタ1をオン状態に
する。
【0021】光サイリスタ1のオンによって該光サイリ
スタ1に電流Iが流れ始め、この電流Iの発生によって
前述の図2に示すようにコンパレータ3の出力は電流I
の零クロス点近くでのみ発生する。従って、期間T1
は光サイリスタ1は間欠駆動されながらオン状態を維持
し、この間の駆動用発光ダイオードは間欠動作になる。
【0022】期間T1後、機械式開閉器2がオン状態に
なったとき(時刻t2)、信号HCが論理“0”にな
り、オアゲート6の出力“0”になって光サイリスタ1
の駆動停止、即ちオフ状態になり、この後は機械式開閉
器2による通電がなされる。
【0023】次に、ハイブリッド方式交流開閉器をオフ
させる場合、図3に期間TOFFで示すように、待機切指
令によってフリップフロップ8がリセットされる(時刻
3)。このとき、フリップフロップ8の出力Aによっ
てオアゲート6の出力に“1”を得る。一方、コンパレ
ータ3の出力は光サイリスタ1の電流Iが零のため
“1”出力を出しつづけている。これにより、アンドゲ
ート5の出力は“1”状態にあって光サイリスタ1を駆
動しつづける。
【0024】一方、フリップフロップ8のリセットによ
り機械式開閉器2のオフ制御が開始され、期間T2だけ
遅れてオフ状態になる(時刻t4)。このオフによって
電流Iは光サイリスタ1側に転流される。同時に、補助
接点2Aのオフにより信号HCはオアゲート6の入力を
“1”にする。
【0025】この後は、アンドゲート5には期間T1
同じ間欠駆動信号が得られ、切指令が与えられたとき
(時刻t5)がフリップフロップ7がリセットされ、光
サイリスタ1の駆動信号が断たれて高速オフ動作を得
る。
【0026】従って、待機状態(t3−t5)では期間T
2では光サイリスタ1の連続駆動になるが、それ以降で
は間欠駆動になる。また、交流開閉器のオン時には光サ
イリスタ1の間欠駆動になる。
【0027】このような間欠駆動により、寿命の短い光
サイリスタ駆動用発光ダイオードの発光時間を短縮し、
長寿命のハイブリッド方式交流開閉器となる。
【0028】なお、実施例において、記憶回路としての
フリップフロップやゲート回路としてのアンドゲート等
は他の回路構成で実現されるし、ソフトウェア構成とす
ることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、光サイ
リスタの駆動を電流零近辺に限るウィンドウコンパレー
タを設け、光サイリスタの高速オン・オフに対する機械
式開閉器の遅れたオン・オフによるゲート期間を記憶回
路とゲート回路で生成するようにしたため、光サイリス
タ駆動用の発光ダイオードの発光時間を短縮してその寿
命を延ばすことができる。
【0030】また、電流零クロス点近辺で確実に光ゲー
ト信号を与えることができ、しかも光サイリスタと機械
式開閉器の遅れたオン・オフに対する確実な期間信号を
得て光サイリスタの確実なオン・オフ制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】コンパレータの動作波形図。
【図3】実施例のタイムチャート。
【図4】ハイブリッド方式交流開閉器の回路図。
【図5】従来のタイムチャート。
【符号の説明】
1…光サイリスタ、2…機械式開閉器、3…ウィンドウ
コンパレータ、5…アンドゲート、6…オアゲート、
7,8…フリップフロップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕川 正人 香川県高松市屋島西町2109番地8 株式 会社四国総合研究所内 (72)発明者 小野 正明 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 渋谷 忠士 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭55−21619(JP,A) 特開 平2−7865(JP,A) 実開 昭63−99622(JP,U) 淵川正人 外4名「異系統切替装 置」、電気学会半導体電力変換研究会資 料、VOL.SPC−93、NO.1− 10、第19頁−第28頁、(1993). 片岡康夫 外1名「配電線異系統切替 装置」、明電時報、NO.231、第8頁 −第10頁、(1993). (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/725 H01H 9/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械式開閉器と光サイリスタを並列接続
    したハイブリッド方式の交流開閉器において、 前記機械式開閉器のオン・オフ状態を検出するオン・オ
    フ検出手段(2A)と、 前記光サイリスタの電流が零クロス点から設定幅内にあ
    る期間を検出するウィンドウコンパレータ(3)と、 交流開閉器の入指令から待機切指令までを記憶すると共
    に前記機械式開閉器の入切制御信号にする第1の記憶回
    路(8)と、 前記入指令から交流開閉器の切指令までを記憶する第2
    の記憶回路(7)と、 前記オン・オフ検出手段がオフ検出中又は前記第1の記
    憶回路が切制御信号を発生中であって前記第2の記憶回
    路が入指令を記憶中に前記ウィンドウコンパレータの出
    力を前記光サイリスタの駆動信号にするゲート回路
    (5,6)と、 を備えたことを特徴とする交流開閉器。
JP4175814A 1992-07-03 1992-07-03 交流開閉器 Expired - Lifetime JP3012401B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5084379B2 (ja) * 2007-07-12 2012-11-28 富士通コンポーネント株式会社 信号検出回路および信号検出方法、ならびに状態検出回路
JP5839137B1 (ja) * 2015-04-20 2016-01-06 ソニー株式会社 スイッチング装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
淵川正人 外4名「異系統切替装置」、電気学会半導体電力変換研究会資料、VOL.SPC−93、NO.1−10、第19頁−第28頁、(1993).
片岡康夫 外1名「配電線異系統切替装置」、明電時報、NO.231、第8頁−第10頁、(1993).

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