JP3012312U - 上水道管用開口先端部の仮止水栓 - Google Patents
上水道管用開口先端部の仮止水栓Info
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- JP3012312U JP3012312U JP1994016286U JP1628694U JP3012312U JP 3012312 U JP3012312 U JP 3012312U JP 1994016286 U JP1994016286 U JP 1994016286U JP 1628694 U JP1628694 U JP 1628694U JP 3012312 U JP3012312 U JP 3012312U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築物の工事現場において、予め配管される
上水道管の開口先端部に装着される仮止水栓の強度を高
め、且つ止水を確実に達成できるようにすることにあ
る。 【構成】 建築物の建築途中の上水道管の開口先端部に
螺合嵌入する嵌合筒部7に拡径しているプラグ部8を連
設して、前記嵌合筒部7とプラグ部8との連続部におけ
る嵌合筒部7の基端部に環状溝10を形成し、該環状溝
10内にリング状のシール材11を嵌め込んでなる。
上水道管の開口先端部に装着される仮止水栓の強度を高
め、且つ止水を確実に達成できるようにすることにあ
る。 【構成】 建築物の建築途中の上水道管の開口先端部に
螺合嵌入する嵌合筒部7に拡径しているプラグ部8を連
設して、前記嵌合筒部7とプラグ部8との連続部におけ
る嵌合筒部7の基端部に環状溝10を形成し、該環状溝
10内にリング状のシール材11を嵌め込んでなる。
Description
【0001】
本考案は、建築物の建築途中において床や壁の内部に配管される上水道管の開 口先端部に予め螺合嵌入する仮止水栓に関するものである。
【0002】
建築物の基礎工事や躯体工事等が終了した建築工事現場では、壁等を構築する 前の段階で工事の段取りとして上水道管が予め配管され、その開口先端部は、台 所や風呂場等の水を使用する部分で蛇口となる位置に立ち上げた状態で配置され ており、内装工事等がほとんど終了後に蛇口等の上水道器具を装着することにな る。
【0003】 しかし、建築工事中には様々な事情でこの予め配管された上水道管が破損する ことがあり、破損したままの状態で内装工事を進めて、完成してから上水道管に 上水を通水すると、破損事実が判明しなかったり、漏水個所が不明であったり、 更には漏水個所が判明しても補修が困難だったりする。
【0004】 このため、上水道管を予め配管した状態で通水して水圧をかけておき、内装等 の工事中に誤って上水道管を破損したような場合に、直ちにその事実を発見し補 修できるようにしている。
【0005】 しかし、建築物の内装が完了してない段階であるから、上水道管の開口先端部 に蛇口等を装着しておく訳にはいかず、従ってこの開口先端部には漏水がないよ うに仮止水栓を漏水不能に嵌入装着する。
【0006】 この仮止水栓は、上水道管の開口先端部に螺合嵌入する嵌合筒部に拡径のプラ グ部を連設し、内部に止水用隔壁を設けて閉鎖された構成であるが、工事作業時 の水道器具取り付け位置の目安や壁の厚み等の関係で、プラグ部の部分は数セン チほど横方向に突出した構造となっている。
【0007】 そしてこの仮止水栓は、廉価であること、軽量であること、錆びないこと、取 り扱いやすいこと、上水道管の開口先端部を漏水不能に螺合させること等の理由 から、従来では比較的安価な合成樹脂で成形されている。
【0008】
しかしながら、上述したようにプラグ部の部分は数センチほど横方向に突出し た構造となっているので、大工工事や左官工事等の内装工事の過程では格好の足 場になることが多く、この部分に作業者の体重がかかるため、折損事故が絶えな かった。
【0009】 このため、特にプラグ部の部分を厚肉にして強度を高める等の対策がとられて きたが、折損部分は殆どの場合、プラグ部と嵌合筒部との境界部分であるので効 果なく、上水道管の開口先端部内に嵌合筒部のみが残存してしまうとほとんど外 れないという問題もあった。
【0010】 そして、嵌合筒部の外周面に刻設されている雄螺子は、プラグ部との連続部分 である嵌合筒部の基端部にまで設けられている。したがって、プラグ部の部分に 作業者の体重等の負荷や衝撃が加わると、嵌合筒部の外周面に刻設された螺子の 谷部が機械的にノッチ現象を果たしてしまい、外部からの衝撃が梃子作用となっ て螺子部の一点に直接集中する。折損原因の殆どは、このノッチ現象による衝撃 の一点集中にあり、このため、プラグ部と嵌合筒部との連続部分で折損してしま うのである。
【0011】
本考案は、上記した欠点、問題点を解決するために提案されたもので、建築物 の建築途中の上水道管の開口先端部に螺合嵌入する嵌合筒部に拡径しているプラ グ部を連設して、前記嵌合筒部とプラグ部との連続部における嵌合筒部の基端部 に環状溝を形成し、該環状溝内にリング状のシール材を嵌め込んでなる上水道管 用開口先端部の仮止水栓を提供するものである。
【0012】
本考案の仮止水栓は上述した構成にあって、建築途中における建築物に配管さ れた上水道の先端に前記仮止水栓を螺合嵌入しておくと、水圧が作用している上 水道管の内部の水道水は、前記止水栓の止水用隔壁によって一応の止水が達成さ れ、螺子部分からの漏水は、環状溝内に嵌め込まれたリング状のシール材がパッ キンとなって確実に防止される。
【0013】 また、嵌合筒部の螺子部とプラグ部との間には環状溝が形成されていて螺子部 とプラグ部との連続性が絶たれているので、ノッチ現象が生じにくくなり、外部 からの衝撃が螺子部の一点に集中することがないため、プラグ部と嵌合筒部との 連続部分で折損が確実に防止される。
【0014】 そして、環状溝内には前述したようにリング状のシール材が嵌め込まれている ため、外部からの衝撃が生じた場合、このシール材がクッションとしての機能も 果たし、衝撃を緩衝するので折損が更に確実に防止される。
【0015】
以下に本考案を図面の実施例に基づいて詳細に説明すると、建築物の工事現場 で予め配管される上水道管1の開口先端部には、通常ではL型継手2が螺合装着 されており、このL型継手2の開口端部内面には雌螺子3が形成され、また、L 型継手2内には、水道水が金属部分に触れるのを防ぐ目的で合成樹脂製の内管4 が嵌め込まれてある。
【0016】 比較的硬質で、強度に優れた合成樹脂で成形される本考案にかかる仮止水栓5 は、L型継手2内に嵌入してその雌螺子3に螺合する雄螺子6を形成した嵌合筒 部7の端部に、拡径したプラグ部8を一体に連設した構成である。
【0017】 図示実施例では、嵌合筒部7とプラグ部8の連続部内に止水用の隔壁9を設け た構成で、L型継手2内に嵌合した嵌合筒部7の内部に内管4が嵌入できるよう になっており、嵌合筒部7をL型継手2の開口端から強固に螺合嵌入しても、内 管4が損傷してしまうことのないようにしている。従って、内管4が存在しない 継手の場合には、隔壁9を嵌合筒部7の嵌入先端に設けることができる。
【0018】 前記嵌合筒部7の端部とプラグ部8との連続部の嵌合筒部7の基端外周には、 雄螺子6の谷部分より深い環状溝10が形成されていて、この環状溝10内にゴ ムで成形されたリング状のシール材11が、パッキン材及びクッション材として 嵌め込まれている。
【0019】 リング状のシール材11は断面が円形であり、従って、L型継手2内に雌螺子 3と雄螺子6とを螺合させて嵌合筒部7を螺合嵌合させた際、L型継手2の端面 と、対向する拡径したプラグ部8の端面との間で挟持されて圧力を受けて或る程 度潰れ、パッキン効果及びクッション効果を発揮する。
【0020】 そして、この圧力を受けてシール材11が極端に外方に弾性変形し過ぎてはみ でてしまうことのないように、シール材11の外周に、シール材11よりも薄い ワッシャー材12を嵌め込み、シール材11が外方へ広がって変形するのを防止 して、シール材11のパッキン効果及びクッション効果が損なわれることのない ようにしている。
【0021】 前記プラグ部8は、L型継手2の外径とほぼ同一の外径であり、前端部分13 は六角形状であって、仮止水栓5をL型継手2に螺合嵌入する場合、及び外す場 合に、レンチ等の工具により回転し易くしている。
【0022】 しかし、建築物の壁A等の施工時にL型継手2を通す開口部Bを開設する際、 この開口部Bの直径はL型継手2の周面に接するくらいにできるだけ小さい方が 望ましいのであるが、先端部分13の対角線の長さがプラグ部8の外周より大き いと、前記開口部Bの開口直径も大きくならざるを得ない。
【0023】 したがって、プラグ部8の先端部13の六角形状部分の対角線の長さを、プラ グ部8の外形と等しくなるようにしている。
【0024】 尚、図示実施例では、嵌合筒部7とプラグ部8の連続部内に設けた止水用の隔 壁9の中央部に隆起部14を設けている。この隆起部は隔壁9の強度をより確保 するためのもので、外部からの衝撃に対し、当該部分での破損を防止するための 機能を果たす。 また、プラグ部8の内部奥端には多角形状の空部15を有し、多角形レンチの 先端部を挿着して仮止水栓5を回転できるようにしているので、上水道管の開口 先端部に螺合嵌入した仮止水栓を強く締めつけたり、または外したりすることが できる。
【0025】 以上、本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本考案は上記した実施例 に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の構成を変更しない 限りどのようにでも実施することができる。例えば、嵌合筒部7とプラグ部8と を一体物として、予めシール材11を環状溝10に装着するとともに、ワッシャ ー材12を嵌め付けているが、仮止水栓に対してシール材11、ワッシャー材1 2を別に梱包しておき、建築物の工事現場で組み立てて嵌め付けてもよい。
【0026】
以上要するに本考案によれば、水圧のかかった水道水は止水用隔壁によって止 水が達成され、螺子部分からの漏水も環状溝内に嵌め込まれたリング状のシール 材によりパッキンとして確実に防止される。
【0027】 また、嵌合筒部の螺子部とプラグ部との間には環状溝が形成されていて螺子部 とプラグ部との連続性が絶たれているので、ノッチ現象が生じにくくなり、外部 からの衝撃が螺子部の一点に集中することがないため、プラグ部と嵌合筒部との 連続部分での折損が確実に防止され、環状溝内に嵌め込まれたリング状のシール 材は、外部から衝撃が生じた場合のクッションとしても機能し、衝撃を緩衝して 折損が確実に防止される。
【図1】本考案の装着状態を示す断面図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【図3】本考案の正面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】嵌合筒部方向より見た平面図である。
【図6】プラグ部方向より見た平面図である。
5 仮止水栓 6 雄螺子部 7 嵌合筒部 8 プラグ部 9 止水用の隔壁 10 環状溝 11 シール材 12 ワッシャー材
Claims (1)
- 【請求項1】 建築物の建築途中の上水道管の開口先端
部に螺合嵌入する嵌合筒部に拡径しているプラグ部を連
設して、前記嵌合筒部とプラグ部との連続部における嵌
合筒部の基端部に環状溝を形成し、該環状溝内にリング
状のシール材を嵌め込んでなる上水道管用開口先端部の
仮止水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016286U JP3012312U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 上水道管用開口先端部の仮止水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016286U JP3012312U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 上水道管用開口先端部の仮止水栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012312U true JP3012312U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=43148021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016286U Expired - Lifetime JP3012312U (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 上水道管用開口先端部の仮止水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012312U (ja) |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP1994016286U patent/JP3012312U/ja not_active Expired - Lifetime
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