JP3012278U - フロアボックス - Google Patents
フロアボックスInfo
- Publication number
- JP3012278U JP3012278U JP1994016242U JP1624294U JP3012278U JP 3012278 U JP3012278 U JP 3012278U JP 1994016242 U JP1994016242 U JP 1994016242U JP 1624294 U JP1624294 U JP 1624294U JP 3012278 U JP3012278 U JP 3012278U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cables
- thin film
- box
- synthetic resin
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源用ケーブルや通信用ケーブル等のフロア
配線の際に使用して好適なフロアボックスを提供する。 【構成】 ボックス本体1の周壁4の任意の箇所に、ケ
ーブル類7の引き通し用の切欠部6を、周壁4の上面に
達するようにして形成する。切欠部6の周囲に難燃性乃
至不燃性の合成樹脂製薄膜8を張り付けて切欠部6を閉
塞する。ケーブル類7の通線時に合成樹脂製薄膜8にカ
ッターナイフで切り込み10を形成し、合成樹脂製薄膜
8内に上からケーブル類7を挿着して、ケーブル類7の
先端をボックス本体1内に導入するようにした。
配線の際に使用して好適なフロアボックスを提供する。 【構成】 ボックス本体1の周壁4の任意の箇所に、ケ
ーブル類7の引き通し用の切欠部6を、周壁4の上面に
達するようにして形成する。切欠部6の周囲に難燃性乃
至不燃性の合成樹脂製薄膜8を張り付けて切欠部6を閉
塞する。ケーブル類7の通線時に合成樹脂製薄膜8にカ
ッターナイフで切り込み10を形成し、合成樹脂製薄膜
8内に上からケーブル類7を挿着して、ケーブル類7の
先端をボックス本体1内に導入するようにした。
Description
【0001】
本考案は電源用ケーブルや通信用ケーブル等のフロア配線の際に使用して好適 なフロアボックスに関するものである。
【0002】
コンピューターやワープロ、ファクシミリ、光ファイル、電話機、複写機のよ うなOA機器類がオフィス内に増加してきて、オフィスの床下等に、これらOA 機器類に給電するための電源用コンセントや各種コネクタ等の中継機器類を収納 するためのフロアボックスを配設することが行われている。
【0003】 そして、このフロアボックスの内部に配設してある中継機器類に接続するため のケーブル類を、当該ボックス本体内に導入するため、ボックス本体を構成する 周壁には、従来、通常の穴が設けられているか、あるいはノックアウト穴が設け られており、必要に応じ当該ノックアウト穴を開口させる等してケーブル類を当 該穴を介してボックス本体内に導入するようにしていた。 また、前記通線用の穴の周囲にはケーブル類の保護と絶縁性を考慮して比較的 厚手のグロメット乃至自在ゴムブッシュが嵌着されていた。
【0004】
しかしながら、通線用の穴を通じてケーブル類をボックス本体内に導入するの は、ケーブル類を穴内に通さなければならず、作業性が甚だ悪いという欠点があ る。また、通線穴の周囲に嵌着されている前記グロメット乃至自在ゴムブッシュ は肉厚が可成りあるため、床下等の狭小な場所にフロアボックスを置き敷きする 場合等においては、スペース的に不都合を来すことが多かった。
【0005】 なお、ボックス本体の周壁上面に達する切欠部を周壁の任意箇所に数箇所形成 して、ケーブル類を任意の切欠部の上面から挿着するだけで、ケーブル類をボッ クス本体内に引き込めるようになし作業性を改善することも考えられたが、そう するとケーブルを通した後の切欠部に大きな隙間が生じて、此処から塵埃等がボ ックス本体内に侵入し、内部の中継機器類に好ましからざる影響を与えるおそれ がある。
【0006】 そこで、本考案は前記した従来の不具合点を解消し、ボックス本体の周壁に形 成した通線用の切欠部に、難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜を張り付け、通線 時に当該薄膜にカッターナイフ等で切り込みを形成して、ケーブル類をボックス 本体内に容易に引き込めるようになすと共に、ケーブル類の周囲を前記合成樹脂 製薄膜により覆って、ボックス本体内に塵埃等が侵入し難い構造となしたフロア ボックスを提供することを目的とするものである。
【0007】
前記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、請求項1に係る考案は 、方形状乃至矩形状をなす底板の周囲に周壁を立設し、上面に開閉自在な蓋体を 付設してなるボックス本体の内部に、電源用コンセントやコネクタ等の中継機器 類を配設してなるフロアボックスにおいて、ボックス本体内に導入するケーブル 類の引き通し用の切欠部を、ボックス本体の周壁の任意の箇所に、当該周壁の上 面に達するようにして形成すると共に、前記切欠部の周囲に難燃性乃至不燃性の 合成樹脂製薄膜を張り付けて当該切欠部を閉塞し、通線時に前記合成樹脂製薄膜 をカッターナイフ等で切り込み、当該切り込みを利用して合成樹脂製薄膜内に上 からケーブル類を挿着して、ケーブル類の先端をボックス本体内に導入し、ボッ クス本体内の前記中継機器類に接続するように構成したことを特徴とするフロア ボックスである。
【0008】 また、請求項2に係る考案は、方形状乃至矩形状をなす底板の周囲に周壁を立 設し、上面に開閉自在な蓋体を付設してなるボックス本体の内部に、電源用コン セントやコネクタ等の中継機器類を配設してなるフロアボックスにおいて、ボッ クス本体内に導入するケーブル類の引き通し用の切欠部を、ボックス本体の周壁 の任意の箇所に、当該周壁の上面に達するようにして形成すると共に、当該切欠 部に、二つ折りにした難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜を、折曲部が上になる ようにして張り付けて前記切欠部を閉塞し、通線時に前記合成樹脂製薄膜をカッ ターナイフ等で切り込み、当該切り込みを利用して合成樹脂製薄膜内に上からケ ーブル類を挿着して、ケーブル類の先端をボックス本体内に導入し、ボックス本 体内の前記中継機器類に接続するように構成したことを特徴とするフロアボック スである。
【0009】 従って、本考案によれば、ケーブル類をボックス本体内に容易に引き込むこと ができると共に、切欠部を通るケーブル類の周囲を前記合成樹脂製薄膜により覆 うことができ、ボックス本体内に塵埃等が侵入するのを防ぐことができる。 また、本考案によれば、従来不可欠であった比較的厚手のグロメット乃至自在 ゴムブッシュ等が不要となるので、ボックス本体の外周部に出っ張り部分がなく なり、床下等の狭小なスペースに置き敷きするのにも好都合となる。
【0010】
以下、本考案フロアボックスの具体的構成を図示の実施例に基づき詳細に説明 する。 図1はボックス本体に形成した切欠部に二つ折りにした合成樹脂製薄膜を張り 付けるときの状態を示す斜視図、図2は本考案フロアボックスの一実施例を示す 斜視図、図3は本考案フロアボックスの使用状態の一例を示す斜視図である。
【0011】 図中1は内部に電源用コンセントやコネクタ等の中継機器類2を配設してなる ボックス本体であり、当該ボックス本体1は方形状乃至矩形状をなす底板3の周 囲に周壁4を立設し、上面開口部には開閉自在な蓋体5を付設してある。
【0012】 6はケーブル類7を前記ボックス本体1内に導入するため、ボックス本体1の 周壁4の任意の箇所に形成した切欠部であり、いずれの切欠部6も周壁4の上面 に達するように形成してある。なお、図示の実施例では、切欠部6は周壁4に、 4箇所形成してあるが、切欠部6の形成個数はボックス本体1の大きさや、内部 に配設した中継機器類2の数及び種類等に応じて適宜増減変更することができる ものである。
【0013】 8は前記切欠部6の周囲に張り付けた難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜であ り、当該合成樹脂製薄膜8が切欠部6の周囲に付設されることにより、切欠部6 は合成樹脂製薄膜8によって閉塞される。なお、この合成樹脂製薄膜8は切欠部 6の形状より大きく形成した1枚のシート状のものを、ボックス本体1の内側又 は外側に接着剤によって接着することにより取付けるようにしてもよいし、ある いは図1に示すように、二つ折りにした難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜8を 、折曲部9が上になるようにして張り付けて切欠部6を閉塞するようにしてもよ いものである。
【0014】 いずれにしても、ボックス本体1をなす周壁4に形成された切欠部6には合成 樹脂製薄膜8が貼付されて、閉塞された状態となるもので、ケーブル類7の通線 時には前記合成樹脂製薄膜8の上部からカッターナイフ等で切り込み10を形成 し、当該切り込み10を利用して合成樹脂製薄膜8内に上からケーブル類7を挿 着して、ケーブル類7の先端をボックス本体1内に導入し、ボックス本体1内の 中継機器類2に接続するものである。
【0015】 したがって、本考案によれば従来必要であった通線穴周縁のグロメット乃至自 在ブッシュ等は一切不要となり、図3に示すようにケーブル類7は合成樹脂製薄 膜8によって保持され、切欠部6を通るケーブル類7の周囲は閉塞されたままと なるので、塵埃等がボックス本体1内に侵入するのを防ぐことができるものであ る。なお、使用しない切欠部6は合成樹脂製薄膜8によって閉塞されたままとな っているので、不使用の切欠部から塵埃等が侵入するのも防止することができる のは云うまでもない。
【0016】 なお、通信用ケーブルと電源用のケーブルを同一のボックス本体1内に引き込 む場合には、電磁干渉を防止する観点から、特に図示しないがボックス本体1内 にセパレーターを付設して、入線路を区分するようにする。
【0017】
以上のように、本考案は、ボックス本体をなす周壁に上面に達する切欠部を形 成すると共に、当該切欠部に、カッターナイフ等で切り込みを形成し得る合成樹 脂製薄膜を付設して切欠部を閉塞するようにしたことを特徴とするもので、ケー ブル類の通線時には合成樹脂製薄膜に切り込みを形成して、ケーブル類を上から 挿着できるので、従来、周壁に穿設してある通線穴内にケーブル類を通すのと較 べて作業性が一層容易となるものである。 また、ケーブル類を挿着した場合、ケーブル類の周囲は合成樹脂製薄膜によっ て囲まれた状態となるので、シール性が高く切欠部を通じて塵埃等がボックス本 体内に侵入するのを防ぐことができるものである。 さらに、合成樹脂製薄膜は従来のグロメット乃至自在ブッシュと較べると、格 段に薄く、外周部に出っ張り部分がなくなるので、床下等の狭隘なスペースに置 き敷きする場合にも好都合である。
【図1】ボックス本体に形成した切欠部に二つ折りにし
た合成樹脂製薄膜を張り付けるときの状態を示す斜視図
である。
た合成樹脂製薄膜を張り付けるときの状態を示す斜視図
である。
【図2】本考案フロアボックスの一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図3】本考案フロアボックスの使用状態の一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
1:ボックス本体 2:中継機器類 3:底板 4:周壁 5:蓋体 6:切欠部 7:ケーブル類 8:合成樹脂製薄膜 9:折曲部 10:切り込み
Claims (2)
- 【請求項1】 方形状乃至矩形状をなす底板の周囲に周
壁を立設し、上面に開閉自在な蓋体を付設してなるボッ
クス本体の内部に、電源用コンセントやコネクタ等の中
継機器類を配設してなるフロアボックスにおいて、ボッ
クス本体内に導入するケーブル類の引き通し用の切欠部
を、ボックス本体の周壁の任意の箇所に、当該周壁の上
面に達するようにして形成すると共に、前記切欠部の周
囲に難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜を張り付けて当
該切欠部を閉塞し、通線時に前記合成樹脂製薄膜をカッ
ターナイフ等で切り込み、当該切り込みを利用して合成
樹脂製薄膜内に上からケーブル類を挿着して、ケーブル
類の先端をボックス本体内に導入し、ボックス本体内の
前記中継機器類に接続するように構成したことを特徴と
するフロアボックス。 - 【請求項2】 方形状乃至矩形状をなす底板の周囲に周
壁を立設し、上面に開閉自在な蓋体を付設してなるボッ
クス本体の内部に、電源用コンセントやコネクタ等の中
継機器類を配設してなるフロアボックスにおいて、ボッ
クス本体内に導入するケーブル類の引き通し用の切欠部
を、ボックス本体の周壁の任意の箇所に、当該周壁の上
面に達するようにして形成すると共に、当該切欠部に、
二つ折りにした難燃性乃至不燃性の合成樹脂製薄膜を、
折曲部が上になるようにして張り付けて前記切欠部を閉
塞し、通線時に前記合成樹脂製薄膜をカッターナイフ等
で切り込み、当該切り込みを利用して合成樹脂製薄膜内
に上からケーブル類を挿着して、ケーブル類の先端をボ
ックス本体内に導入し、ボックス本体内の前記中継機器
類に接続するように構成したことを特徴とするフロアボ
ックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016242U JP3012278U (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フロアボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016242U JP3012278U (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フロアボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012278U true JP3012278U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=43147988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016242U Expired - Lifetime JP3012278U (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フロアボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012278U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012522486A (ja) * | 2009-03-30 | 2012-09-20 | フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー | ハウジング装置 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP1994016242U patent/JP3012278U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012522486A (ja) * | 2009-03-30 | 2012-09-20 | フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー | ハウジング装置 |
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