JP3011587U - 自動車用盗難防止装置の制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一種の自動車用盗難防止装置の制御回路の提
供。 【構成】 本考案は、直接車の始動用の鍵のオンオフを
利用して、もって自動車用盗難防止装置を警戒状態に進
入させたり、警戒状態から解除させる制御回路である。
該制御回路は、主に、一つの電源スイッチ装置及び一つ
のリレー装置を包含する。鍵を車の電源オン位置からオ
フ位置に回し、もって該リレー装置を常閉（ＮＣ）状態
とする時、該自動車用盗難防止装置は警戒状態に進入
し、鍵を車の電源オン位置とする時には、該自動車用盗
難防止装置は警戒解除状態となる。及び、鍵を電源オフ
の位置からオン位置に回した後、ある特定時間内に、さ
らに鍵を電源オフの位置に回すと、該自動車用盗難防止
装置は強制的に警戒解除状態に進入する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種の直接車の始動用の鍵の開閉操作を利用し、自動車用盗難防止 装置を警戒状態に進入させたり、警戒状態を解除する、自動車用盗難防止装置の 制御回路に関し、特に、直接鍵を車の始動鍵を利用して、一定時間内に、車の電 源オフの位置から車の電源オンの位置に回した後に、さらに鍵をオフの位置に回 すことで、該盗難防止装置を強制的に警戒解除状態に進入させることができる、 自動車用盗難防止装置の制御回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車用盗難防止装置の周知の技術の一つに、例えばキーボード式のものがあ る。これはコンピュータの応用であり、価格は相当高い。且つ安全性を高めるた めに暗号が任意に変えられるようにしてあるが、却って忘れやすいという欠点が あった。

【０００３】 もう一つの周知の典型的な自動車用盗難防止装置として、リモートコントロー ル式のものがある。しかし無線電波の使用は、携帯電話やハムなどによる周波数 の干渉を頻繁に受ける場合があり、偶発的な装置の誤動作や受信不良の情況を発 生しやすかった。

【０００４】 また、もう一つの自動車用盗難防止装置としては、例えば赤外線遠隔制御器を 使用したものがある。しかし、赤外線は強い太陽光線の干渉により、正常な遠隔 制御距離に影響を受ける。且つ赤外線はまた接収角度の問題を有しており、ドラ イバーは赤外線遠隔制御器を赤外線検出器に合わせるために、まず車頭或いは車 尾に回って赤外線遠隔制御器を操作しなければならないことがあり、使用上理想 的とはいえなかった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 本考案は、直接車の始動用の鍵の開閉操作を利用し、自動車用盗難防止装置を 警戒状態に進入させたり、警戒状態を解除する、自動車用盗難防止装置の制御回 路に関し、特に、直接鍵を車の始動鍵を利用して、一定時間内に、車の電源オフ の位置から車の電源オンの位置に回した後に、さらに鍵をオフの位置に回すこと で、該盗難防止装置を強制的に警戒解除状態に進入させることができる、一種の 自動車用盗難防止装置の制御回路を提供することを課題とする。

【０００６】 本考案は、次に、上記自動車用盗難防止装置の制御回路を製造コストが安く、 操作が簡単で、且つ外界の干渉を受けないものとすることを課題とする。

【０００７】 本考案はさらに、上記自動車用盗難防止装置の制御回路を、窃盗者がまず窃盗 防止装置を動作不能とした後、さらに電源線をエンジンに連接して車を盗難する という手口が使えないものとすることを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は、直接車の始動用の鍵の開閉操作を利用し、自動車用盗難防止装置を 警戒状態に進入させたり、警戒状態を解除する、自動車用盗難防止装置の制御回 路であり、 該自動車用盗難防止装置は、一つの集積回路制御装置、一つの振動検出器、一 つの電圧検出器、及び一つのブザー音発生装置を包括し、該盗難防止装置の制御 回路は、主に、自動車用の始動鍵のオンオフ操作により、開路状態或いは短絡状 態を呈する一つの電源スイッチ装置と、 鍵を電源オフの位置に回し、上記電源スイッチ装置が開路状態を呈する時、常 に常閉（ＮＣ）状態を呈し、わずかに上記集積回路制御装置が必要とする電源を 供給し、鍵を自動車の電源オンの位置にに回すと、上記電源スイッチ装置を短絡 状態とし、常開（ＮＯ）を呈し、並びに集積回路制御装置が必要とする電源を切 断する、一つのリレー装置と、を主に包含し、 その中、 （イ）鍵を回して車の電源オフの位置とし、該リレー装置を常閉（ＮＣ）状態と する時、該自動車用盗難防止装置は警戒状態に進入し、 （ロ）鍵を回して車の電源オンの位置とし、該リレー装置を常開（ＮＯ）状態と する時、該自動車用盗難防止装置は警戒状態を解除し、 （ハ）鍵を回して車の電源オフの位置から電源オンの位置とした後、ある特定時 間内にさらに鍵を車の電源オフの位置に回すと、該自動車用盗難防止装置は強制 的に警戒解除状態とされる。

【０００９】 前記電源スイッチ装置と前記集積回路制御装置の間に設けられた一つのエンジ ン駆動制御回路は、該集積回路制御装置が警戒状態発生を表示する一つの信号を 受け取る時、自動的にエンジンへの電源線を切断する。

【００１０】

【作用】

本考案は、直接車の始動用の鍵のオンオフを利用して、もって自動車用盗難防 止装置を警戒状態に進入させたり、警戒状態から解除させる制御回路である。該 制御回路は、主に、一つの電源スイッチ装置及び一つのリレー装置を包含する。 鍵を車の電源オン位置からオフ位置に回し、もって該リレー装置を常閉（ＮＣ） 状態とする時、該自動車用盗難防止装置は警戒状態に進入し、鍵を車の電源オン 位置とする時には、該自動車用盗難防止装置は警戒解除状態となる。及び、鍵を 電源オフの位置からオン位置に回した後、ある特定時間内に、さらに鍵を電源オ フの位置に回すと、該自動車用盗難防止装置は強制的に警戒解除状態に進入する 。

【００１１】

【実施例】

本考案は、直接車の始動用の鍵のオンオフを利用して、もって自動車用盗難防 止装置を警戒状態に進入させたり、警戒状態から解除させる制御回路である。該 自動車用盗難防止装置は主に、一つの集積回路制御装置７０、一つの振動検出器 ５０、一つの電圧検出器６０、及び一つのブザー音発生装置９０を包括する。該 盗難防止装置の制御回路は、主に、一つの電源スイッチ装置１０、一つのリレー 装置２０、一つの穏圧装置３０、及び一つのトランジスタ装置４０を包含する。

【００１２】 該電源スイッチ装置１０は自動車用の始動鍵のオンオフ操作により、開路状態 或いは短絡状態を呈する。該リレー装置２０は、鍵を電源オンの位置からオフの 位置とし、該電源スイッチ装置１０を開路状態とする時、図１に示されるように 、該リレー装置２０の常閉（ＮＣ）状態となり、自動車用電池の電源（図には未 表示）がリレー装置２０の常閉（ＮＣ）接点を経て、一つの第１ダイオード２５ 、穏圧装置３０、一つの第２ダイオード３５を経て、集積回路制御装置７０に至 り、もって自動車用盗難防止装置を警戒状態に進入させる。並びに該集積回路制 御装置７０の一つの出力端０１が一つの信号を出力し、並びに上記ブザー音発生 装置９０に提供し、もってブザー音発生装置９０に車が既に盗難防止の警戒状態 に進入したことを表示する一つの表示音を発生させる。言い換えると、この種の 情況の下では、通常ドライバーはすでに車用電源をオフとし、並びに鍵を取り出 し、車を盗難防止の警戒状態に進入させている。

【００１３】 車の始動用鍵を車の電源オンの位置に回し、該電源スイッチ装置１０を短絡状 態とするとき、該リレー装置２０は励磁されて常開（ＮＯ）状態となる。このた め、上記集積回路制御装置７０が必要とする電源が切られ、もって自動車用盗難 防止装置は警戒解除状態になる。並びにが集積回路制御装置７０のもう一つの出 力端０２が一つの信号を出力しブザー音発生装置９０に送り、もってブザー音発 生装置９０は車がすでに警戒状態を解除したことを表示する一つの表示音を発生 する。言い換えると、この種の情況の下では、通常ドライバーは車の電源をオン とし並びに運転しようとしており、このとき車を警戒解除状態とすることは合理 的である。

【００１４】 以上述べたように、車用の電源をオフとすると車が盗難防止警戒状態に入るの は、ドライバーにとって、常に便利であるとはいえない。たとえば、ガソリンを 入れる時など、ドライバーがしばらく車を離れ、しかも車を警戒状態とする必要 がない場合などは、却って不便である。そのため、本考案は、さらに車の電源を オフとした時に、強制的に車を盗難防止警戒解除状態とする技術を提供する。

【００１５】 本考案では、車の鍵を電源オフの位置から電源オンの位置とした後の特定時間 内に、さらに鍵を電源オフの位置に回すと、上記集積回路制御装置７０の一つの 入力端１１が、論理高電位変換により論理レベルの低電位を一つの高電位のパル ス信号に変換する。該集積回路制御装置７０はこのパルス信号により、自動車用 盗難防止装置を強制的に警戒解除状態とする。言い換えると、電圧がコンデンサ ８０より大きい状態を維持するとき、該特定時間の長さはより長くできる。

【００１６】 本考案の自動車用盗難防止装置が警戒状態にあるとき、もし図１に示すように 、もし振動検出器５０或いは電圧検出器６０が状況発生を検出した時、集積回路 制御装置７０の出力端０１は連続する数秒の警報信号をブザー音発生装置９０に 送り、もってブザー音を発生させる。同時に集積回路制御装置７０の第３出力端 ０３は一つの論理レベルの低電位を高電位に変換する。

【００１７】 正常な情況の下では、集積回路制御装置７０の第３出力端０３は論理レベルの 低電位を呈する。ブザー音信号が発生する時、上述したように、集積回路制御装 置７０の第３出力端０３は論理レベルの低電位から論理レベルの高電位に変換さ れ、よってトランジスタ装置４０は導通しない。リレー装置２０は常閉（ＮＣ） 状態となり、わずかに車用電池の電源が維持され集積回路制御装置７０に供され る。故に自動車用盗難防止装置は継続して警戒状態を維持する。

【００１８】 窃盗常習者が直接電源線をエンジンにつないで車を盗難するのを防ぐために、 本考案は、集積回路制御装置７０の第３出力端０３を、図１に示されるように、 一つのエンジン駆動電動機制御回路１００に連接する。該エンジン駆動電動機制 御回路１００は主に、一つのトランジスタ回路１１０及び一つのリレー装置１２ ０を有する。正常な情況の下では、集積回路制御装置７０の第３出力端０３は論 理レベル低電位の状態にあり、故にトランジスタ装置４０は導通せず、リレー装 置１２０は常閉（ＮＣ）状態にあり、車の正常操作に影響を与えない。ただし、 警報信号が発生した時には、上述したように、集積回路制御装置７０の第３出力 端０３は論理レベル低電位状態から論理レベル高電位状態に変換され、ゆえにト ランジスタ装置１１０が導通し、リレー装置１２０は励磁されて常開（ＮＯ）状 態となり、よってエンジン駆動電動機１３０の電源線が切断される。故に、窃盗 者が電源スイッチ装置１０を経ずして直接電源を接続したとしても、エンジンを 駆動することはできず、車を走らせることができない。この情況のとき、ブザー 音発生装置９０は大きなブザー音を発生し、窃盗者を威嚇する。

【００１９】

【考案の効果】

本考案は、直接車の始動用の鍵の開閉操作を利用し、自動車用盗難防止装置を 警戒状態に進入させたり、警戒状態を解除する、自動車用盗難防止装置の制御回 路に関し、特に、直接鍵を車の始動鍵を利用して、一定時間内に、車の電源オフ の位置から車の電源オンの位置に回した後に、さらに鍵をオフの位置に回すこと で、該盗難防止装置を強制的に警戒解除状態に進入させることができる。

【００２０】 本考案は、また、製造コストが安く、操作が簡単で、且つ外界の干渉を受けな い。

【００２１】 本考案はまた、窃盗者がまず窃盗防止装置を動作不能とした後、さらに電源線 をエンジンに連接しても、エンジンがかからず、窃盗を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の良い実施例の電気回路図である。

【符号の説明】

１０・・・電源スイッチ装置 ２０・・・リレー装置 ２５・・・第１ダイオード ３０・・・穏圧装置 ３５
・・・第２ダイオード ４０・・・トランジスタ装置 ０１・・・出力端 ０２
・・・出力端 ０３・・・第３出力端 １１・・・入力端 ５０・・・
振動検出器 ６０・・・電圧検出器 ７０・・・集積回路制御装置
８０・・・コンデンサ ９０・・・ブザー音発生装置 １００・・・エンジン駆
動電動機制御回路 １１０・・・トランジスタ回路 １２０・・・リレー装
置 １３０・・・エンジン駆動電動機

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直接車の始動用の鍵の開閉操作を利用
   し、自動車用盗難防止装置を警戒状態に進入させたり、
   警戒状態を解除する、自動車用盗難防止装置の制御回路
   であり、 該自動車用盗難防止装置は、一つの集積回路制御装置、
   一つの振動検出器、一つの電圧検出器、及び一つのブザ
   ー音発生装置を包括し、該盗難防止装置の制御回路は、
   主に、自動車用の始動鍵のオンオフ操作により、開路状
   態或いは短絡状態を呈する一つの電源スイッチ装置と、 鍵を電源オフの位置に回し、上記電源スイッチ装置が開
   路状態を呈する時、常に常閉（ＮＣ）状態を呈し、わず
   かに上記集積回路制御装置が必要とする電源を供給し、
   鍵を自動車の電源オンの位置にに回すと、上記電源スイ
   ッチ装置を短絡状態とし、常開（ＮＯ）を呈し、並びに
   集積回路制御装置が必要とする電源を切断する、一つの
   リレー装置と、を主に包含し、 その中、 （イ）鍵を回して車の電源オフの位置とし、該リレー装
   置を常閉（ＮＣ）状態とする時、該自動車用盗難防止装
   置は警戒状態に進入し、 （ロ）鍵を回して車の電源オンの位置とし、該リレー装
   置を常開（ＮＯ）状態とする時、該自動車用盗難防止装
   置は警戒状態を解除し、 （ハ）鍵を回して車の電源オフの位置から電源オンの位
   置とした後、ある特定時間内にさらに鍵を車の電源オフ
   の位置に回すと、該自動車用盗難防止装置は強制的に警
   戒解除状態とされる、 自動車用盗難防止装置の制御回路。
2. 【請求項２】 前記電源スイッチ装置と前記集積回路制
   御装置の間に設けられた一つのエンジン駆動制御回路
   は、該集積回路制御装置が警戒状態発生を表示する一つ
   の信号を受け取る時、自動的にエンジンへの電源線を切
   断する、請求項１に記載の自動車用盗難防止装置の制御
   回路。