JP3011441B2 - 汚物槽 - Google Patents

汚物槽

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JP3011441B2
JP3011441B2 JP2223260A JP22326090A JP3011441B2 JP 3011441 B2 JP3011441 B2 JP 3011441B2 JP 2223260 A JP2223260 A JP 2223260A JP 22326090 A JP22326090 A JP 22326090A JP 3011441 B2 JP3011441 B2 JP 3011441B2
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JP
Japan
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lid
sewage pipe
waste tank
sewage
tank
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真一 赤平
孝英 柿沼
剛 板垣
久一 川島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は介護用ベッドの便器の下方に着脱自在に設置
される汚物槽に関するものである。
<従来の技術> 従来、介護用便器付ベッドの下方に設置される汚物槽
としては、例えば第6図,第7図に示すように円盤状に
切った合成樹脂製平板aの上面に、便器bの下部の汚水
管cから落下する汚水を受ける丸孔dを開け、下面には
同一の合成樹脂板を帯状に切って丸く輪にしたものを接
着した筒eを設けて蓋aとし、この筒eを容器fに嵌め
込みする構成とし、容器f内の汚臭が外へ漏れない汚物
槽gとしている。そして、汚水管cに対する装着に際し
ては、蓋aの丸孔d付近に取付けた回転式開閉自在の扉
を手で開けたのち、汚水管cの中心下部へ丸孔dを合わ
せて手動昇降式の伸縮管hを下げて互いに合致させるも
のである(第8図A,B,C参照)。
<発明が解決しようとする課題> しかし、このような汚物槽gでは、汚水管cとの着脱
のために特別な手動作が多くなり、場所がベッド下部に
位置しているため、作業がしずらく介護人,介助人の負
担が多い。また、構造面では筒eが端面(肉厚)で蓋下
面と接着しているため、接合面積が少ないので横からの
衝撃に弱く、且つ取付け加工に際しては蓋との位置合わ
せ及び筒の円形維持が難しく、専用の治具を必要とな
る。
また、従来の技術では、汚水管着脱作業の際に汚水管
と汚水槽を確実に装着し汚物や汚臭が外側へ漏れないよ
うにするため、汚水管下端を蓋の取水口内で蓋上面より
底くなるよう挿入する必要があり、通常の床面における
使用状態では、一旦汚水管を手作業で引上げた上、その
まゝ高さを維持しながら、他方の手で汚物槽を汚水管の
平面中心位置へ近づけ、両者の前後左右位置を目で確認
し調整した後、汚物槽の蓋の取水口の中へ汚水管を降ろ
し、装着しなければならない。即ち、第8図A,B,Cに示
すように、離脱状態では取水口遮蔽板iが伸縮管hの伸
びによって蓋aの面より底く降りている。このため、汚
水槽gへの装着に当たっては、シーソー式レバーjの先
端を押し下げて取水口遮蔽板iを上に引上げ、この状態
下で汚物槽aを押し込み蓋aの丸孔dに合致させねばな
らない。従って、介護人,介助人は汚水管の上昇,降下
作業と汚物槽、汚水管相互の前後左右位置合わせ作業を
ベッド下面の低い位置へ頭を下げて、同時並行又は連続
で行わねばならず面倒な取扱いとなる。また、生産,加
工,組立てなど製造面から見ると、樹脂の平板に同じ材
質の帯板を輪にしたものを接着し、筒状に形成する工程
において、製品一個づつ全数に渡り輪の真円度調整作業
を繰返す必要がある。蓋下面への接着面は細い板厚の端
面などで上下の圧力に対しては、概して問題ないもの
ゝ、側面からの力,衝撃に対しては弱い等々の問題があ
った。このことは量産体制にそぐわず、高齢者人口の増
加に向かう昨今に適さず、コスト高をも招いている。勿
論、この蓋の加工を射出成形法を用いることも考えられ
るが、この方法では成形用金型の費用が嵩み最適ではな
い。
本発明は上記事情に鑑み、汚水管に着脱容易であると
共に製造コストが安価で、且つ強度のある汚物槽を提供
することを目的としたものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、鍔を一体成形した有底筒状の合成樹脂成形
品とこの成形品の筒部内に上部が嵌まり込んで固着され
た筒とから成る蓋と、この筒の下部が嵌まり合う容器と
から構成し、前記蓋には汚水管が嵌まり合う開口を合成
樹脂成形品の側面より上面に至る部分に形成したもので
ある。
<作 用> 上記のように、汚物槽の蓋には汚水管が嵌まり合う開
口を合成樹脂成形品の側面より上面に至る部分に成形し
たため、汚水管に装着(接続)する際は、単に介護ベッ
ドの下部に側方から押し込むだけで、汚水管の下端部が
前記開口に嵌まり込み接続される。このことは、予め介
護ベッド側の汚水管の垂下位置を所定高さに設定してお
けば、いちいち汚水管を昇降させなくてもよい。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、
次の通りである。
第1図,第2図において、1は蓋であって、真空成形
で鍔2を一体成形した凸状断面形状を呈する有底筒状の
合成樹脂成形品3と、この成形品の筒部3a内に上部4aが
嵌まり込んで接着剤5で固着された合成樹脂せいの筒4
とから構成されており、この蓋1には汚水管14が嵌まり
合うU字状の開口6を合成樹脂成形品3側面3bより上面
3cに至る部分に形成されている。7は前記筒4の外径と
同じ内径をもち、この筒4の下部4bが嵌まり合う容器
で、該容器7の上部外周には蓋1の鍔2に対応する鍔8
を一体形成されており、この容器7と蓋1とで汚物槽9
が構成されている。
次にこの作用を説明すると、先ずこの汚物槽9を装着
する介護ベッド10は、寝台フレーム11に載置するマット
12の所定位置に便器13を埋設し、該便器13の下端に一定
長さの汚水管14を垂下突設した構成となっている。この
場合、汚水管14の介護ベッド10からの垂下長さは、下端
14aを汚物槽9の蓋1にあって鍔2の上方に位置し、開
口6に挿入しえる長さをもち、且つ汚水管14の下部には
蓋1の上面を案内摺動する臭気遮蔽板15を取付けてい
る。臭気遮蔽板15の後端には蓋1の凸状段部及び鍔受段
部に対応する位置規則段部16を形成してある。尚、実際
の使用態様は、汚物槽9は台車17に載置するため、これ
を考慮して汚水管14の垂下量を設定する。
ここにおいて、汚物槽9を介護ベッド10の汚水管14へ
セットするに際しては、単に汚物槽9を介護ベッド10の
側方より、蓋1の開口6を先方に向けて押し込めばよ
い。このとき、開口6のU字状切り欠きの左右部に当た
っても汚水管14自体の丸味の管壁に誘導されながら押し
進められ汚水管14に装着される。この場合、汚水管14の
下部には案内部材を兼ねる臭気遮蔽板15が取付けてなる
ため、開口6の周辺が遮蔽され空気を遮断し臭気の漏れ
を防げる。但し、汚水管14の中心から先の半分は間隙が
残るが、この部分は臭気遮断板15の末端に形成の位置規
制段部16で遮断される。この位置規制段部16に蓋1の側
面と鍔2が当接するため、汚物槽9の押し込みが自動的
に止まるものとなる。また、蓋1の鍔2は切り欠いてい
ないため、開口6から亀裂が生じることもない。
<発明の効果> 上述のように、本発明の汚物槽にあっては、汚水管に
汚水槽を装着する際に介護人,介助人が汚物槽の前後左
右位置を正確に調整しなくとも、概ね汚水管の方向へ汚
水槽を押し進めるだけで、正しい装着位置,状態が得ら
れる。また、蓋の筒部内に筒の上部を嵌め込んで固着し
た構造としているため丈夫になり、全体に強度が増す。
生産面においては真空成形を採用すれば、少量から大量
に至までの無段階的な増産計画が可能になり、更に、蓋
の筒部が筒の形,取付け位置を矯正し自動的に位置決め
するため、品質ムラなく作り易く生産性も向上させるこ
とができる。
しかも、蓋の加工成形に真空成形法と採用すれば、コ
ア(雄型)面の金型のみであり、射出成形のようにキャ
ビティ(雌型)面が不要であることと、金型の冷却回路
や加工も少ないので、金型費用が大幅に削減でき、現在
の市場条件に適合し採算に乗り易く、現在性が高い等の
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の実施例を示すもので、第1
図は汚物槽の蓋と容器を分離した断面図、第2図は蓋の
平面図、第3図Aは汚水管に対する汚物槽の未動作又は
離反状態の説明図、第3図Bは同装着開始の説明図、第
3図Cは同汚水管と汚物槽の接続状態の説明図、第4図
は介護ベッドにおける装着状態の側面図、第5図は同正
面図、第6図乃至第8図は従来例を示すもので、第6図
は汚物槽の蓋と容器を分離した断面図、第7図は蓋の平
面図、第8図Aは同汚水管と汚物槽の離反状態の説明
図、第8図Bは同装着開始の説明図、第8図Cは同汚水
管と汚物槽の接続状態の説明図である。 1……蓋、2……鍔、3……合成樹脂成形品、4……
筒、6……開口、7……容器、9……汚物槽。
フロントページの続き (72)発明者 川島 久一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−101094(JP,U) 実開 昭55−52300(JP,U) 実開 平2−63837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 7/00 - 9/02 A47K 11/60 - 11/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍔を一体成形した有底筒状の合成樹脂成形
    品とこの成形品の筒部内に上部が嵌まり込んで固着され
    た筒とから成る蓋と、この筒の下部が嵌まり合う容器と
    から構成し、前記蓋には汚水管が嵌まり合う開口を合成
    樹脂成形品の側面より上面に至る部分に形成したことを
    特徴とする汚物槽。
JP2223260A 1990-08-24 1990-08-24 汚物槽 Expired - Lifetime JP3011441B2 (ja)

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JP6103735B2 (ja) * 2013-07-16 2017-03-29 株式会社工房利匠 落下式自動排泄物処理装置
JPWO2018154769A1 (ja) * 2017-02-27 2019-12-19 Hfj生活事業株式会社 ベッド装置、マットレスおよび排泄物回収装置

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