JP3011296B2 - 四輪駆動用トランスミッション - Google Patents

四輪駆動用トランスミッション

Info

Publication number
JP3011296B2
JP3011296B2 JP3296191A JP29619191A JP3011296B2 JP 3011296 B2 JP3011296 B2 JP 3011296B2 JP 3296191 A JP3296191 A JP 3296191A JP 29619191 A JP29619191 A JP 29619191A JP 3011296 B2 JP3011296 B2 JP 3011296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel drive
pinion shaft
valve body
drive pinion
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3296191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05104974A (ja
Inventor
佑壽 岸澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Corp filed Critical Showa Corp
Priority to JP3296191A priority Critical patent/JP3011296B2/ja
Publication of JPH05104974A publication Critical patent/JPH05104974A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011296B2 publication Critical patent/JP3011296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は四輪駆動のトランスミッ
ションに関する。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動には動力を常時前後の車輪に伝
達するようにしたフルタイム駆動方式と、必要な場合に
のみ手動或いはコンピュータ制御等により四輪駆動に切
り換えるようにしたパートタイム駆動方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、四輪駆動を
必要とするのは雪道を走行したり濘みを脱出する場合等
限定された状況下が多い。したがってフルタイム駆動方
式を採用した場合には四輪駆動が必要でない時でも回転
部分の摩擦損失や動力の伝達が発生し、これが燃費及び
操縦性の悪化につながることがある。
【0004】一方、パートタイム駆動方式にあっては動
力伝達の切り換えが面倒である。例えば駆動方式を四輪
駆動にして濘みから脱出した後、燃費等を考慮して前輪
駆動或いは後輪駆動方式に切り換えるにはいちいち車を
停止してシフタ位置を移動させる操作を行わなければな
らない等面倒であり、切り換えずにそのまま走行したの
ではフルタイム駆動方式と同様の不利がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、ケースに覆われ、入力軸の回転をクラッチ機構
を介してドライブピニオンシャフトに伝達するようにし
た四輪駆動用トランスミッションにおいて、このトラン
スミッションは、前記クラッチ機構を接続させるピスト
ン機構に作動油を供給する油路を形成するとともに前記
ケース側に固着したメインバルブボディと、このメイン
バルブボディ内に配置するとともに入力軸の回転により
駆動されて前記油路に作動油を圧送する油圧ポンプと、
前記ドライブピニオンシャフトと一体的に回転し遠心力
によって揺動する遠心ウェイトと、この遠心ウェイトの
揺動にてドライブピニオンシャフトに沿って摺動し前記
メインバルブボディに形成した油路をタンクに接続する
バルブとを備えるものとした。
【0006】
【作用】ドライブピニオンシャフトの回転速度が所定以
上になると、遠心ウェイトの揺動によりディスクバルブ
が摺動してメインバルブボディに形成した油路をタンク
側に開いて、クラッチ機構に向かう作動油をタンクに戻
し、クラッチ機構をオフにし、自動的に四輪駆動方式を
解除する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る四輪駆動用トラ
ンスミッションの断面図、図2は本発明に係る四輪駆動
用トランスミッションの要部をなす油圧回路を示す図で
ある。
【0008】図中1は従動輪である後輪に動力を伝達す
るドライブピニオンシャフトであり、このドライブピニ
オンシャフト1はその後部がベアリング2を介してデフ
キャリヤセット内に回転自在に保持され、後端のギヤ3
はディファレンシャルギヤケースに取付けたリングギヤ
4に噛合している。
【0009】また、図中5は入力軸とつながるヨークで
あり、このヨーク5はコンパニオンフランジ6に連結さ
れ、このコンパニオンフランジ6はシフタ7を介してド
ッグプレート8に接離可能とされ、このドッグプレート
8はクラッチ機構9のクラッチアウタ10に連結され、
クラッチインナ11が前記ドライブピニオンシャフト1
に連結している。
【0010】ここで、クラッチ機構9はドライブピニオ
ンシャフト1の周囲に配置したピストン機構12によっ
て接続される。即ち、ピストン機構12はシリンダ13
とこのシリンダ13内に摺動自在に配置されるピストン
14から構成され、ピストン14の背面側の油室15に
作動油を供給することで、ピストン14を図中左方に移
動させ、プランジャ16にてクラッチアウタ10とクラ
ッチインナ11に取付けたクラッチ板を当接させること
でクラッチ機構9を接続し、入力軸の回転をドライブピ
ニオンシャフト1に伝達するようにしている。そして、
入力軸の回転をドライブピニオンシャフト1に伝達する
ことで四輪駆動状態となり、逆にピストン機構12の油
室15への作動油の供給を遮断すると、スプリング等の
弾発力にてクラッチ板が離反し、クラッチ機構9の接続
状態はオフとなり、前輪駆動状態となる。
【0011】また、前記ピストン機構12に続いてドラ
イブピニオンシャフト1の外周にはメインバルブボディ
22を設け、このメインバルブボディ22内にトロコイ
ドポンプ17を配設している。このトロコイドポンプ1
7はトランスミッションを覆うセンタデフケース18内
側のタンク19内の作動油を前記ピストン14の背面側
の油室15に供給するものであり、ポンプ17内のロー
タ20は爪21を介して前記クラッチアウタ10に連結
している。
【0012】また、メインバルブボディ22には前記ト
ロコイドポンプ17からの作動油を油室15に供給する
油路22aの他にタンク19への戻り油路23を形成
し、この油路23をドライブピニオンシャフト1の外周
に摺動自在に設けたディスクバルブ24をスプリング2
5で押圧することで閉塞している。またメインバルブボ
ディ22には油室15を出た油をドライブピニオンシャ
フト1の中空部に供給する油路22bを形成し、更にド
ライブピニオンシャフト1の中空部からクラッチ機構9
等に前記油を潤滑油として供給した後、タンク19に戻
すようにしている。
【0013】前記ディスクバルブ24はドライブピニオ
ンシャフト1と一体的に回転するハウジング26内に収
納され、このハウジング26の外周部には遠心ウェイト
27が揺動自在に軸支され、その一端がディスクバルブ
24に係合している。
【0014】以上において、エンジンを始動し入力軸が
回転すると、この回転がクラッチアウタ10に伝わり、
このクラッチアウタ10に爪21を介して連結している
トロコイドポンプ17のロータ20が回転する。すると
タンク19から作動油が吸引されてピストン機構12の
油室15に供給される。すると、前記したようにクラッ
チ機構9が接続してドライブピニオンシャフト1に動力
が伝達され四輪駆動状態となる。
【0015】このように、入力軸が回転すると直ちに四
輪駆動状態となり、この状態が所定回転数まで継続す
る。そしてアクセルを踏込んでドライブピニオンシャフ
ト1の回転速度を上げ速度を速くすると、これにつれて
遠心ウェイト27が外方(図2の矢印a方向)に揺動
し、ディスクバルブ24が後方(図2の矢印b方向)に
移動し、油路23が開きポンプ17からの油は直接タン
ク19に戻り、ピストン機構12には供給されなくな
る。その結果、クラッチ機構9はオフとなり、四輪駆動
状態から経済的な前輪駆動状態になる。
【0016】上記のように本願の四輪駆動用トランスミ
ッションは回転数に応じて自動的に四輪駆動状態と前輪
駆動状態とが切り換わる。例えば濘みを脱出する場合等
には四輪駆動であったものが脱出した後に車が正常運転
状態になり、スピードを上げると前輪駆動状態になる。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
四輪駆動方式の状態で従動輪に動力を伝達するドライブ
ピニオンシャフトの回転速度が所定速度以上になると、
クラッチ機構を接続するピストン機構に向かう作動油を
タンクに戻し、クラッチを断つようにしたので、例えば
濘みから脱出した後、そのまま走行しても自動的に四輪
駆動の状態は解除される。したがって操作性が向上する
とともに動力損失を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る四輪駆動用トランスミッションの
断面図
【図2】本発明に係る四輪駆動用トランスミッションの
要部をなす油圧回路を示す図
【符号の説明】
1…ドライブピニオンシャフト、9…クラッチ機構、1
2…ピストン機構、14…ピストン、15…油室、17
…トロコイドポンプ、19…タンク、22…メインバル
ブボディ、24…ディスクバルブ、27…遠心ウェイ
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに覆われ、入力軸の回転をクラッ
    チ機構を介してドライブピニオンシャフトに伝達するよ
    うにした四輪駆動用トランスミッションにおいて、この
    トランスミッションは、前記クラッチ機構を接続させる
    ピストン機構に作動油を供給する油路を形成するととも
    に前記ケース側に固着したメインバルブボディと、この
    メインバルブボディ内に配置するとともに入力軸の回転
    により駆動されて前記油路に作動油を圧送する油圧ポン
    と、前記ドライブピニオンシャフトと一体的に回転し
    遠心力によって揺動する遠心ウェイトと、この遠心ウェ
    イトの揺動にてドライブピニオンシャフトに沿って摺動
    し前記メインバルブボディに形成した油路をタンクに接
    続するバルブとを備えることを特徴とする四輪駆動用ト
    ランスミッション。
JP3296191A 1991-10-16 1991-10-16 四輪駆動用トランスミッション Expired - Fee Related JP3011296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3296191A JP3011296B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 四輪駆動用トランスミッション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3296191A JP3011296B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 四輪駆動用トランスミッション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05104974A JPH05104974A (ja) 1993-04-27
JP3011296B2 true JP3011296B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=17830352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3296191A Expired - Fee Related JP3011296B2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 四輪駆動用トランスミッション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011296B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE532772C2 (sv) * 2008-08-14 2010-04-06 Haldex Traction Ab Hydraulaktuator kontrollerande en eller flera slirkopplingar hos ett fördelningssystem
WO2015114124A1 (en) * 2014-01-31 2015-08-06 Borgwarner Torqtransfer Systems Ab A hydraulic pump assembly for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05104974A (ja) 1993-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5398792A (en) Clutch device
EP0590240B1 (en) Power assist system for vehicle
EP1211118A2 (en) Vehicle drive clutch control
US6012560A (en) Power transmitting system for vehicle
JPH07269592A (ja) ボールランプ機構及びこれを備えた駆動系クラッチ
US5720372A (en) Lubricating structure of hydraulic clutch
US4779487A (en) All-wheel limited slip differential system in the power train of a motor vehicle
JP3520978B2 (ja) 制御可能な粘性カップリングおよびその制御方法
JP3011296B2 (ja) 四輪駆動用トランスミッション
KR100309386B1 (ko) 파트타임 4륜구동차량의 자동절환식 차동장치
US2891640A (en) Clutch arrangement
US10612609B2 (en) Mechanical front wheel drive roller wedging control system
JPH06191300A (ja) 農作業車の伝動構造
JPH06227272A (ja) 車両用左右駆動力調整装置
US4593798A (en) Idle restart clutching system
KR100273157B1 (ko) 브레이크의 배력장치
JP2557118Y2 (ja) フリーホイールハブ装置
CA1120865A (en) Vehicle having auxiliary drive mechanism
JPS602538B2 (ja) 車輌の走行用油圧クラッチ装置
JPH0649464Y2 (ja) 走行変速装置
JPS5934523Y2 (ja) トラクタ等の動力切換装置
JPS6215066Y2 (ja)
JP3022427B2 (ja) 動力伝達装置
JP3010872B2 (ja) スタータのブレーキ装置
JPS60197433A (ja) フリ−ホイ−ルハブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees