JP3010887U - スチールケーブル錠 - Google Patents

スチールケーブル錠

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JP3010887U
JP3010887U JP1994013674U JP1367494U JP3010887U JP 3010887 U JP3010887 U JP 3010887U JP 1994013674 U JP1994013674 U JP 1994013674U JP 1367494 U JP1367494 U JP 1367494U JP 3010887 U JP3010887 U JP 3010887U
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lock
plug
steel cable
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JP1994013674U
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Inventor
ジン−レン シェ
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ジン−レン シェ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はスチールケーブル錠に関し、組立が
容易で且つ不法な開錠を防止できるスチールケーブル錠
を実現することを目的とする。 【構成】 プラグ40が挿入されるソケット穴26と、
錠具16が挿入される横穴30とが直交して設けられた
錠台12と、一端が錠台12に固定され、他端にプラグ
40が固定されたスチールケーブル14と、プラグ40
を係止するロッド60を有する錠心58を回転可能に支
持した錠具16と、横穴30に挿入された錠具16の移
動範囲を規正する位置決めピン18と、錠具を付勢する
復帰スプリング20と、ロッド60に設けた横向凹溝6
4に係合する栓68を有する弾性嵌めユニット22とを
具備して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスチールケーブル錠に関する。詳しくは、部品数が少なく且つ組立が 簡易なスチールケーブル錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスチールケーブル錠を図5及び図6に示す。このスチールケーブル錠1 は図5,6に示すように、スパイラルスプリング2、錠止め3、廻しストッパ4 、及び梅花形の錠ヘッド5などを順次中空の錠殻6の中に装入したものである。 そして一端を錠殻6に固定したスチールケーブルの他端に設けられたプラグ7を 錠殻6の穿穴8に差し込み、錠止め3により錠止して錠をかけた状態になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のスチールケーブル錠では次のような不都合な問題がある。 上記従来のスチールケーブル錠は部品点数が多いので組み立てが繁雑とな るだけでなく、部品相互の組み合わせ精度を必要とする。このため、製造組立の 効率が悪く、原価が高くなるなどの問題がある。
【0004】 また、複数の部品を錠殻の中に入れるため、部品間のガタにより錠止作用 が悪く、衝撃等の外力により部品位置が偏り、錠止機能が失なわれるという問題 が生ずる。 また、プラグを嵌め込み、錠止めが閉じた状態を維持するためにスパイラ ルスプリングの弾力のみが使われているため、ドライバーなどをプラグと穿穴と のすきまに差し込み錠止めを動かして容易に且つ不法に開錠されてしまうという 問題がある。
【0005】 本考案は上記従来の問題点に鑑み、部品が少なく従って組立が簡単であり、且 つ不法に開錠されにくいスチールケーブル錠を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のスチールケーブル錠に於いては、スチールケーブルに設けられたプラ グが挿入されるソケット穴と、錠具が挿入される横穴とが直交して設けられた錠 台と、一端が錠台に固定され、他端にプラグが固定されたスチールケーブルと、 プラグに形成された環状凹溝に係脱可能なロッドを有する錠心と、該錠心を回転 可能に支持した錠殻とからなる錠具と、錠台に設けられた位置決め穴に挿入され て錠具の移動可能範囲を規正する位置決めピンと、錠台の横穴底部と錠具との間 に挿入されて該錠具を錠台から押し出す方向に付勢する復帰スプリングと、錠心 に設けられた横向凹溝に係脱可能な栓と該栓を押圧するスプリングとを具備して 錠台に設けられた嵌め穴に挿入配置された弾性嵌めユニットとを具備して成るこ とを特徴とする。
【0007】 また、前記プラグは円柱状をなし、その外周面に前記ロッドが係合して錠止す ることができる環状の凹溝が形成されて成ることを特徴とする。また、前記プラ グは上柱部と該上柱部より小径の下柱部とが一体に形成され、その上柱部と下柱 部の境の環状肩面がソケット穴とプラグとの間のすきまを覆うことができること を特徴とする。さらにスチールケーブルの錠台に固定された部分がピポットによ り回転自在に結合されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案では図3に示すように、開錠している(a)図の状態から、錠台12の ソケット穴26にプラグ40を挿入する。次いで鍵心58の鍵穴に図示なき鍵を 挿入し、その状態で錠具16を押し込むことにより錠心のロッド60をプラグ4 0の環状凹溝に係合させ、さらに鍵を回転してロッド60の横向凹溝64を弾性 嵌めユニット22の栓68に係合させることによりプラグ40を錠止した状態で 保持する。開錠は上記の逆を行なうことにより可能となる。
【0009】
【実施例】 図1乃至図3は本考案の実施例を示す図であり、図1は分解斜視図、図2は組 立斜視図、図3は断面図である。 本実施例のスチールケーブル錠10は、錠台12、スチールケーブル14、錠 具16、位置決めピン18、復帰スプリング20、弾性嵌めユニット22などの 要素で構成されている。
【0010】 上記錠台12は六角材から形成され、その一側面には六角材の中心軸に垂直に ソケット穴26が穿設され、一方の端部28からは中心軸に沿って所定深さの横 穴30が穿設されている。この横穴30の底からは同軸に小径の穴52が前記ソ ケット穴26に貫通するように穿設されている。また該六角材の前記ソケット穴 26が設けられた側面には端面の近傍に位置決め穴34が前記横穴30に貫通し て設けられ、該位置決め穴34とソケット穴26との中間に嵌め穴36が前記小 径の穴52を貫通して更に対向面の近くにまで穿設されている。
【0011】 前記スチールケーブル14は両端にケーブルターミナル38があり、その一方 は錠台12の一端の締付部42に固定され、他端にはプラグ40が固定されてい る。このプラグ40は上柱部46と該上柱部より小径の下柱部48とが一体形成 されていて、その下柱部48には錠止用の環状凹溝50が形成されている。この プラグ40は上柱部46の直径が下柱部48より大であるため、錠台12のソケ ット穴26に差し込んだとき、その肩面52でソケット穴26を覆い、ドライバ ーなどの差し込みを防止でき、不法な開錠を防止できる。
【0012】 前記錠具16は、錠台12の横穴30に挿入可能で、筒状の錠殻56と該錠殻 56の中に回動可能に設けられた錠心58とよりなり、該錠心の一方には前記錠 台12の小径の穴52を挿通してプラグ40の環状凹溝50に係合することがで きるロッド60が設けられ、該ロッド60には横向きの溝64が形成されている 。また錠殻56の外面には軸方向に長い長円孔62が形成されている。
【0013】 前記位置決めピン18はフランジを有し、錠台12の位置決め穴34に挿入さ れ固定される。該位置決めピン18の先端は横穴30に挿入された錠具16の長 円孔62に係合し、該錠具16の回転方向の移動を制限し、軸方向の移動を長円 孔62の範囲に制限している。
【0014】 前記復帰スプリング20は錠具16と共に錠台12の横穴30に挿入され、錠 具16を外方へ押し出す方向には付勢する。
【0015】 前記弾性嵌めユニット22はスプリング66と栓68とよりなり、該栓68に はその中心軸に沿って旨穴70が形成されてスプリング66の一端が挿入される 。この弾性嵌めユニット22は図3の如くスプリング66を下にして嵌め穴36 に挿入される。そして該栓68を錠具16のロッド60の横向凹溝64に対応し て該ロッドを押圧している。なお、嵌め穴36の入口は蓋72で蓋される。
【0016】 このように構成された本実施例の作用を図3により説明する。 図3(A)は開錠している状態を示しており、錠具16のロッド60の横向凹 溝64は弾性嵌めユニット22の栓68とは係合していないため、錠具16は復 帰スプリング20により押圧された右方に移動している。従ってロッド60の先 端はソケット穴26の壁面より引っ込んでいる。この状態でプラグ40をソケッ ト穴26に挿入する。
【0017】 次いで鍵心58に図示なき鍵を挿入し、その状態で錠具16を復帰スプリング 20に抗して左方に押圧し、位置決めピン18に長円孔62の端部が突き当るま で押し込み、その状態で鍵を回転させる。すると鍵心58は錠殻56の中で回転 し、ロッド60の横向凹溝64と弾性嵌めユニットの栓68とが係合し、同時に ロッド60の先端がプラグ40の環状凹溝50に係合して図3(B)の如き状態 、即ち閉錠の状態となる。
【0018】 錠を開錠しようとする場合には図3(B)の状態から図示なき鍵で鍵心58を 回転させてロッド60を回転させれば、弾性嵌めユニット22の栓68がロッド 60の横向凹溝64から押し出され、錠具16は復帰スプリング20の力で図3 (A)の状態になるまで押し出される。その結果ロッド60の先端がプラグ40 の環状凹溝50との係合を解くためプラグ40はソケット穴26から引き抜くこ とができ、開錠となる。
【0019】 以上の本実施例によれば、部品点数が少なく、従って組立が簡単である。また プラグの肩部でプラグとソケット穴との間のすきまを覆うことができるので、該 すきまへのドライバーなどの挿入を防止でき、不法な開錠を防止することができ る。
【0020】 図4は本考案の他の実施例を示す断面図である。 本実施例が前実施例と異なるところはスチールケーブルの錠台12への固定す る部品のみで他は前実施例と同様である。従ってケーブルの固定部以外は説明を 省略する。 本実施例のスチールケーブル14の錠台12への固定は、同図に示すように、 端部近傍に環状の凸体80を有する連結材74をスチールケーブル14の一端に 固く固定し、この連結材74を錠台12の端部76に設けた穴76に挿入した後 、該連結材74の脱出を止め、且つ回転は可能なように穴76の先端をカシメて いる。
【0021】 このように構成された本実施例は、錠台12に対してスチールケーブル14を 回転させることができるため、プラグ40をソケット穴26にスムーズに差し込 むことができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案に依れば、組立が簡単で且つ不法な開錠が防止できるスチールケーブル 錠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例を示す組立斜視図である。
【図3】本考案の実施例を示す断面図で、(A)は開錠
の状態を示す図、(B)は閉錠の状態を示す図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のスチールケーブル錠を示す分解斜視図で
ある。
【図6】従来のスチールケーブル錠を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10…スチールケーブル錠 12…錠台 14…スチールケーブル 16…錠具 18…位置決めピン 20…復帰スプリング 22…弾性嵌めユニット 26…ソケット穴 30…横穴 34…位置決め穴 36…嵌め穴 38…ケーブルターミナル 40…プラグ 46…上柱部 48…下柱部 50…環状凹溝 56…錠殻 58…錠心 60…ロッド 62…長円孔 64…横向凹溝 66…スプリング 68…栓 72…蓋 74…連結材 80…凸体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールケーブルに設けられたプラグが
    挿入されるソケット穴と、錠具が挿入される横穴とが直
    交して設けられた錠台と、 一端が錠台に固定され、他端にプラグが固定されたスチ
    ールケーブルと、 プラグに形成された環状凹溝に係脱可能なロッドを有す
    る錠心と、該錠心を回転可能に支持した錠殻とからなる
    錠具と、 錠台に設けられた位置決め穴に挿入されて錠具の移動可
    能範囲を規正する位置決めピンと、 錠台の横穴底部と錠具との間に挿入されて該錠具を錠台
    から押し出す方向に付勢する復帰スプリングと、 錠心に設けられた横向凹溝に係脱可能な栓と該栓を押圧
    付勢するスプリングとを具備して錠台に設けられた嵌め
    穴に挿入配置された弾性嵌めユニット、 とを具備して成ることを特徴とするスチールケーブル
    錠。
  2. 【請求項2】 前記プラグは円柱状をなし、その外周面
    に前記ロッドが係合して錠止することができる環状の凹
    溝が形成されて成ることを特徴とする請求項1記載のス
    チールケーブル錠。
  3. 【請求項3】 前記プラグは上柱部と該上柱部より小径
    の下柱部とが一体に形成され、その上柱部と下柱部の境
    の環状肩面がソケット穴とプラグとの間のすきまを覆う
    ことができることを特徴とする請求項2記載のスチール
    ケーブル錠。
  4. 【請求項4】 前記スチールケーブルの錠台に固定され
    た部分が、ピボットにより回転自在に結合されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のスチールケーブル錠。
JP1994013674U 1994-11-07 1994-11-07 スチールケーブル錠 Expired - Lifetime JP3010887U (ja)

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