JP3010272B2 - 空間フィルタ処理装置 - Google Patents

空間フィルタ処理装置

Info

Publication number
JP3010272B2
JP3010272B2 JP3055301A JP5530191A JP3010272B2 JP 3010272 B2 JP3010272 B2 JP 3010272B2 JP 3055301 A JP3055301 A JP 3055301A JP 5530191 A JP5530191 A JP 5530191A JP 3010272 B2 JP3010272 B2 JP 3010272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
spatial filter
block
filter processing
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3055301A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04291471A (ja
Inventor
守昭 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3055301A priority Critical patent/JP3010272B2/ja
Publication of JPH04291471A publication Critical patent/JPH04291471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010272B2 publication Critical patent/JP3010272B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像に対して空間フィ
ルタ処理を行う空間フィルタ処理装置であって、特に高
解像度の画像に対する輪郭強調などの空間フィルタ処理
を行う空間フィルタ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空間フィルタ処理は、図4に示す
ように、処理対象画像のn×n画素(例えば3×3画
素)の近傍領域とフィルタリング係数とのビット対応の
積和演算を施した結果を処理結果画像の画素とすること
を繰り返して実現している。このような空間フィルタ処
理をハード的に実現するための構成として、(n−1)
ライン分のバッファメモリとn×n個分の乗算器および
特定数の加算器などが必要となる。以下図4の構成を簡
単に説明する。
【0003】図4の(イ)は、空間フィルタ処理の動作
説明図を示す。図4の(イ)において、処理対象画像
は、空間フィルタ処理を行う対象の画像である。処理結
果画像は、空間フィルタ処理を行った後の画像である。
ここで、図中の1画素は、処理対象画像にフィルタリン
グ係数をビット対応で積和演算した結果を反映する画素
である。
【0004】フィルタリング係数は、近傍領域とビット
対応で積和演算するフィルタリング用の係数である。図
4の(ロ)は、空間フィルタ例を示す。図4の(ロ)の
(a)、(b)、(c)は、郭抽出用のフィルタリング
係数、輪郭強調用のフィルタリング係数、平滑用のフィ
ルタリング係数をそれぞれ示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、対象となる画像
として、メモリの集積度の向上や高分解能CCDセンサ
の普及などにより高解像・高精細なものへのニーズが増
えてきた。この高解像度の画像に対する空間フィルタ処
理では、図5に示すように、フィルタリングの対象とな
る近傍領域のサイズを大きくしなければ、輪郭強調や平
滑化の効果が現れにくくなるという問題があった。一
方、上述したハード的には、空間フィルタサイズを大き
くすると、バッファメモリ、乗算器、加算器などの量が
増え、物量が大幅に増大してしまうという問題があっ
た。以下図5の動作を簡単に説明する。
【0006】図5の(イ)は、処理対象画像の例を示
す。図5の(ロ)は、図5の(イ)の円の参照ライン上
のアナログの濃度分布を示す。図5の(ハ)は、図5の
(ロ)の画像を低解像度のディジタルの濃度分布にした
様子を示す。
【0007】図5の(ニ)は、図5の(ハ)の低解像度
のディジタルの濃度分布に空間フィルタ処理(積和演
算)によって強調処理を行った後の濃度分布を示す。図
5の(ホ)は、図5の(ロ)の画像を高解像度のディジ
タルの濃度分布にした様子を示す。図5の(ヘ)は、図
5の(ホ)の高解像度のディジタルの濃度分布に空間フ
ィルタ処理(積和演算)によって強調処理を行った後の
濃度分布を示す。ここで、強調後の図5の(ニ)の画像
と、図5の(ヘ)の画像とを比較した場合、図5の
(ヘ)よりも図5の(ニ)の方が強調度が大きい。この
ため、高解像度の図5の(ヘ)の画像について強調度を
大きくするには、近傍領域のサイズを大きく(画素数を
多く)する必要がある。画像数を多くすると、上述した
ように、ハード量が増大してしまう。
【0008】本発明は、処理対象画像からサンプリング
間隔で画素を取り出した各ブロックに空間フィルタ処理
(積和演算)を行った後、逆変換して処理結果画像を生
成し、高解像度の画像に対するフィルタリング効果を高
めると共に空間フィルタ処理時の参照画素数を削減して
ハード的な物量を低減することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、座標変換
処理部3は、処理対象画像からサンプリング間隔で画素
を取り出してブロックに分割したり、各ブロック毎の画
素をサンプリング間隔で元の位置に戻して処理結果画像
を生成したりするものである。
【0010】空間フィルタ処理部4は、各ブロック毎に
空間フィルタ処理(積和演算)を行うものである。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、座標変換処理部
3が処理対象画像からサンプリング間隔で画素を取り出
してブロックに分割し、空間フィルタ処理部4がこれら
ブロック毎に空間フィルタ処理をそれぞれ行い、座標変
換処理部3がこの空間フィルタ処理後の画像についてサ
ンプリング間隔で元の位置に戻して処理結果画像を生成
するようにしている。
【0012】従って、処理対象画像を分割したブロック
毎に空間フィルタ処理を行った後、元の位置の処理結果
画像に戻すことにより、高解像度の画像に対する空間フ
ィルタリング効果を高めることが可能となると共に、空
間フィルタ処理時の参照画素数を削減してハード的な物
量を低減することが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、図1ないし図3を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。図1におい
て、画像メモリ1は、処理対象画像および処理結果画像
などを格納するものである。
【0014】画像メモリアクセス制御部2は、画像メモ
リ1へのアクセス制御を行うものである。シーケンシャ
ルアドレスのリード/ライト時は、自身でアドレスを生
成して画像メモリ1をリード/ライトする。一方、ラン
ダムアクセス時は、座標変換処理部3からアドレスの供
給を受けて、画像メモリ1をアクセスするようにしてい
る。
【0015】座標変換処理部3は、画像メモリ1からサ
ンプリング間隔で画素をリードするためのアドレスを生
成したり(座標変換1)、各ブロックに空間フィルタ処
理を施した後の画像をサンプリング間隔で元の位置に戻
すアドレスを生成したり(座標変換2)などするもので
ある。ここで、図1の(イ)はランダムリード/ライト
の両者が可能なシステムであり、図1の(ロ)はランダ
ムリードのみが可能なシステムである。
【0016】空間フィルタ処理部4は、各ブロック毎に
空間フィルタ処理(積和演算)を行うものである。ここ
で、本実施例は、 (1) 処理対象画像からサンプリング間隔で画素を取
り出してブロックに分割する座標変換機能(座標変換
1) (2) (1)で取り出してブロックに分割した画像に
対する空間フィルタ処理 (3) (2)の空間フィルタ処理した後の画像を、元
の座標位置に戻す座標変換機能(座標変換2) が必要である。図1の(イ)のランダム・リード/ライ
トできるシステムの場合には、上記(1)ないし(3)
を一括して処理できる。一方、図1の(ロ)のランダム
・リードのみのシステムの場合には、上記(1)、
(2)を同時に行った結果を一旦作業用メモリに格納
し、d×dブロック分の空間フィルタ処理が完了した
後、上記(3)の処理をランダム・リードにより行う。
【0017】次に、図2のフローチャートに示す順序に
従い、図3を用いて図1の構成の動作を詳細に説明す
る。図2において、S1は、初期設定する。初期設定と
して、 ・処理対象領域(開始点/サイズ) ・サンプリング間隔(例えば2) ・サンプリング点数(例えば9) ・空間フィルタ係数 を設定する。ここで、処理対象領域の開始点は例えば図
3の(イ)の原点(0、0)、サイズはDX、DYであ
る。サンプリング間隔は、図3の(イ)の場合には2で
ある。サンプリング点数は、図4の(ロ)の場合、9で
ある。空間フィルタ係数は、例えば図4の(ロ)に示す
値である。
【0018】S2は、サンプリング間隔で対応する画素
のみを抽出してブロック分割する。これは、例えば図3
の(イ)の処理対象画像の原点(0、0)からサンプリ
ング間隔2で対応する画素のみを抽出し、図3の(ロ)
の第1ブロックを生成する。数式で表すと下式の座標変
換1を行う。 第1ブロック:x=2×X、y=2×Y 第2ブロック:x=2×X+1、y=2×Y 第3ブロック:x=2×X、y=2×Y+1 第4ブロック:x=2×X+1、y=2×Y+1 ここで、x、yはソースアドレス(図3の(イ)の処理
対象画像のアドレス)を表し、X、Yはディスティネー
ションアドレス(図3の(ロ)のブロックのアドレス)
を表す。2は、サンプリング間隔に対応している。例え
ば図3の(ロ)の第1ブロックのアドレス X=0、1、2、3・・・のときの図3の(イ)の処理
対象画像のアドレス x=0、2、4、6・・・となり、図3の(イ)の処理
対象画像の、、、・・・をサンプリング間隔で
取り出して図3の(ロ)の第1ブロックの、、、
・・・の順に並べる。同様に、第2ブロック、第3ブ
ロック、第4ブロックについて図示のように取り出して
並べる。
【0019】S3は、各ブロック毎に空間フィルタ処理
を行い、保持する。これは、例えば図3の(ロ)の第1
ブロック、第2ブロック、第3ブロック、第4ブロック
毎に、S1で初期設定されたサンプリング点数9(3×
3)の近傍領域について、初期設定された例えば図4の
(ロ)の(b)輪郭強調用フィルタリング係数を画素対
応で空間フィルタ処理(積和演算)を行い、図3の
(ハ)の第1ブロック、第2ブロック、第3ブロック、
第4ブロックを得る。ここで、’、’・・・は、空
間フィルタ処理を施した後の画素の値である。
【0020】S4は、逆変換により元の座標位置に戻す
(並び変える)。これは、S3で空間フィルタ処理して
保持した例えば図3の(ハ)の第1ブロックの’、
’、’・・・について、図3の(ニ)の処理結果画
像中の’、’、’・・・に示すように元の座標位
置に戻す。数式で表すと下式の座標変換2を行う。 第1ブロック:X=2×x、Y=2×y 第2ブロック:X=2×x+1、Y=2×y 第3ブロック:X=2×x、Y=2×y+1 第4ブロック:X=2×x+1、Y=2×y+1 ここで、x、yはソースアドレス(図3の(ハ)のブロ
ックのアドレス)を表し、X、Yはディスティネーショ
ンアドレス(図3の(ニ)の処理結果画像のアドレス)
を表す。2は、サンプリング間隔に対応している。例え
ば図3の(ハ)の第1ブロックのアドレス x=0、1、2、3・・・のときの図3の(ニ)の処理
結果画像のアドレス X=0、2、4、6・・・となり、図3の(ハ)の第1
ブロックの’、’、’、’・・・を図3の
(ニ)の処理結果画像の’、’、’、’・・・
の座標位置に並べる。同様に、第2ブロック、第3ブロ
ック、第4ブロックについて図示のように並べる。
【0021】以上のように、図3の(イ)処理対象画像
からサンプリング間隔で画素を取り出してブロックに分
割して各ブロック毎に空間フィルタ処理を行った後、逆
変換(座標変換2)して元の座標位置に戻して処理結果
画像を生成することにより、実効的に大きな近傍領域の
もとで空間フィルタ処理を行い、充分な輪郭強調などを
施すことが可能となると共に、空間フィルタ処理におけ
る積和演算のための乗算器などの数を少なくすることが
可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理対象画像からサンプリング間隔で画素を取り出して
ブロックに分割してこれらブロック毎に空間フィルタ処
理を行った後、元の位置の処理結果画像に戻す構成を採
用しているため、高解像度の画像に対する空間フィルタ
リング効果を高めることができると共に、空間フィルタ
処理時の参照画素数を削減してハード的な物量を低減す
ることができる。また、処理対象画像が持つ解像度に応
じてサンプリング幅を最適に変更するこもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の具体例説明図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【図5】従来技術の問題説明図である。
【符号の説明】
1:画像メモリ 2:画像メモリアクセス制御部 3:座標変換処理部 4:空間フィルタ処理部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像に対して空間フィルタ処理を行う空間
    フィルタ処理装置において、 処理対象画像から指定された任意のサンプリング間隔で
    画像を取り出して当該指定された任意のサンプリング間
    隔に対応した所定数のブロックに分割する手段と、 これら分割されたブロック毎に指定された任意のサンプ
    リング点数で空間フィルタ処理をそれぞれ行う手段と、 これら空間フィルタ処理をそれぞれ行った後の画像を上
    記指定された任意のサンプリング間隔で逆変換して元の
    画素位置に戻した処理結果画像を生成する手段とを備え
    たことを特徴とする空間フィルタ処理装置。
JP3055301A 1991-03-20 1991-03-20 空間フィルタ処理装置 Expired - Lifetime JP3010272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3055301A JP3010272B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 空間フィルタ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3055301A JP3010272B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 空間フィルタ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04291471A JPH04291471A (ja) 1992-10-15
JP3010272B2 true JP3010272B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=12994749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3055301A Expired - Lifetime JP3010272B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 空間フィルタ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010272B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4984286A (en) 1989-12-12 1991-01-08 Analogic Corporation Spatial filter system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4984286A (en) 1989-12-12 1991-01-08 Analogic Corporation Spatial filter system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04291471A (ja) 1992-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2446413B1 (en) Apparatus and method for displaying a warped version of a source image
EP0307019B1 (en) Apparatus for modifying pixel data stored in a random access memory
JPH1055437A (ja) 拡大宛先画像のピクセル値の生成方法
US11593913B2 (en) Method and system for correcting a distorted input image
JP2556484B2 (ja) 図形輪郭抽出装置
JP4019201B2 (ja) ディスクリートコサイン変換を用いた色調回復のためのシステムおよび方法
US4647971A (en) Moving video special effects system
JP7308674B2 (ja) 演算処理装置及び演算処理方法
JP3010272B2 (ja) 空間フィルタ処理装置
EP0267967B1 (en) Image processing apparatus
EP0576696A1 (en) Apparatus and method for high speed 2D/3D image transformation and display using a pipelined hardware
JP2000311241A (ja) 画像処理装置
JP4662325B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
KR900002631B1 (ko) 화상데이터의 처리방법 및 장치
JP4777447B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、及び、記録媒体
JP2946360B2 (ja) 画像データ補間方法及び装置
JPH02300977A (ja) デジタル・イメージ変換方法及び変換システム
JP7321213B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP3644146B2 (ja) 画像の2次元空間変換方法及び装置
JPS60129889A (ja) 画像処理装置
JPS63169171A (ja) 縮小画像形成方法
JP2575641B2 (ja) 画像編集処理方法
JP3560124B2 (ja) 画像データ補間装置、画像データ補間方法および画像データ補間プログラムを記録した媒体
JP2002056385A (ja) 画像補正方法及び画像補正装置
JP2006135825A (ja) 画像補間処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970415