JP3010209U - 鐘型電子音響装置 - Google Patents

鐘型電子音響装置

Info

Publication number
JP3010209U
JP3010209U JP1994013854U JP1385494U JP3010209U JP 3010209 U JP3010209 U JP 3010209U JP 1994013854 U JP1994013854 U JP 1994013854U JP 1385494 U JP1385494 U JP 1385494U JP 3010209 U JP3010209 U JP 3010209U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bell
sound
swing
speaker
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994013854U
Other languages
English (en)
Inventor
精介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Suzuki Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1994013854U priority Critical patent/JP3010209U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010209U publication Critical patent/JP3010209U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鐘の揺動動作と音を電子的に制御することに
より音響効果を高め用途を拡大する。 【構成】 鐘11の揺動速度及び揺動角度を調節可能に
するため、鐘11の揺動中心部分にモータ12の出力軸
を直接又は間接的に接続し、デジタル的なサンプリング
や合成により作成した波形データを音源とする再生音を
発音するためのスピーカ13を鐘11に取り付け、さら
に鐘11の揺動動作と再生音の発音を制御するコンピュ
ータ14を装備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は揺動可能な鐘と音を発するスピーカとから成り、その動作と音を電子 的に制御する鐘型電子音響装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば公園や街頭その他の場所に、主として屋外の装置品として設置され、予 め決められた時刻にメロディーや鐘の音を流したり、時刻を報じたりする機能を 有するものがある。中でもカリヨン(Carillon,組み鐘)は外観と動き 及び音が優美であるが、その音響設定は仲々難しい。しかもこれを定時に、電子 的に動作させることができる鐘型の音響装置は従来知られていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところは鐘型電 子音響装置を無人で動作させ、それによって効果を高め、用途を拡大することに ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は鐘11の揺動中心部分にモータ12の出力軸 を直接又は間接的に接続し、デジタル的なサンプリングや合成により作成した波 形データを音源とする再生音を発音するためのスピーカ13を鐘11に取り付け 、さらに鐘11の揺動動作と再生音の発音を制御するコンピュータ14を装備す るという手段を講じたものである。
【0005】
【作用】
鐘11を振動させるモータ12と、鐘11が発する音の発生機構とをコンピュ ータ制御することにより、揺動の動作と発音のタイミングの設定が容易化される 。また作動に人手を要さず、しかも操作の巧拙をなくし、最良の音響効果を得や すい。
【0006】
【実施例】
図1は公園等に設置可能な屋外装置に適した本考案に係る鐘型電子音響装置の 実施例を示す。
【0007】 この鐘型電子響装置はポール状の基柱20に取り付けられている。基柱20は ステンレス又はその他の金属パイプ等によって形成され、上端部にカリヨン10 を構成する複数個の組み鐘と時計からなる補助要素21を含む取り付け部22が 逆U字形に設けてあり、下端部は基柱20の設置のための基礎23になっている 。取り付け部22の形状は勿論U字形に限られず、設置環境又は目的に適合した 形状を選択することができる。
【0008】 カリヨン10を構成する鐘は上下3個からなり、下部の2個の鐘11、11を 動作させる。15は上下の鐘を取り付けるための架材を示す。各鐘11は金属そ の他耐候性を有する材料からなるもので、いわゆるベル形を有し、その上端の吊 り金具16にて架材15に吊り下げてある。各鐘11の内部には防水型のスピー カ13が組み込んであり、かつまた擬似振り子17が外部から見えるように設け てある。18は擬似振り子17の取り付け具であり、他端は鐘11の頂部の接続 部19において鐘11に取り付けられている。この接続部19は例示の場合鐘の 吊り金具16とスピーカ13を鐘11自体に取り付ける部材を兼ねている。
【0009】 吊り金具16は、前記架材15の中に設けた回転軸24に結合されており、各 鐘11の揺動の中心部分になっている。回転軸24の他端は基柱20方向へ伸び 、同基柱20内に組み込まれたステップモータ12と歯車25a、25bを介し て動力伝達可能に接続されている(図2(a)、(b)参照)。
【0010】 スピーカ13からは、デジタル的にサンプリングしたり合成したりして波形デ ータを作成し、それを音源として任意の時にアンプで増幅しスピーカにより再生 音を発生させる(図4参照)。このようにして発生させた音をスピーカ13から 流しながら鐘11を揺動させると、自然なビブラート効果を得ることができるの である。
【0011】 例示の場合、制御は遠隔式になっており、したがってケーブル26はスピーカ 13から架材15を経て基柱20外へ伸びている。27はケーブル埋設のための 配管を示す。しかし遠隔式である必然性はなく、その場合は例えば基柱20の内 部、上部擬似鐘又は時計部分などに制御部を設けても良い。その場合の電源には 各種電池、太陽電池のほか電力のみコードで供給する方式等が採用できる。なお 屋外装置のためにはシール28を要所に設ける。
【0012】 このような構造を有する鐘型電子音響装置は、各鐘11の揺動動作と再生音の 発生タイミングをコンピュータ14により制御する。その制御方法は、例えば2 個の鐘11、11の場合夫々の往復動作の速度を同一とし、位相を180度変え 、また各鐘11、11が一定の角度になったときに再生音を発音させ、ドップラ 効果によるビブラートがかかるような方法である。
【0013】 なお鐘11は1個のみ使用し、音の発生方法をコンピュータ制御することによ り、1個の鐘にも拘らず複数の鐘から音が出ているような擬似カリヨンを構成す ることも本考案の範囲内で実施可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、鐘11の動きをコ ンピュータ14により自由に制御し、かつその動きに合わせてスピーカ13の発 音を制御することができるので、聴覚的のみならず視覚的にもより立体的な音の 再生が可能となり、従来のアコースティックな鐘と同等以上の効果が得られると いう効果を奏する。
【0015】 またコンピュータ14により鐘11の揺動と発音を制御できるので、従来のア コースティックカリヨンでは困難であった現場での音響設定を簡単に行なうこと ができる。故に設置が容易化され、用途の拡大に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子カリヨンの1実施例を示す正
面図。
【図2】同上要部の拡大断面図。
【図3】同じく鐘の断面図。
【図4】コンピュータ制御部の構成を示すブロック図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動可能な鐘と音を発するスピーカとか
    ら成る電子音響装置であって、鐘11の揺動速度及び揺
    動角度を調節可能にするため、鐘11の揺動中心部分に
    モータ12の出力軸を直接又は間接的に接続し、デジタ
    ル的なサンプリングや合成により作成した波形データを
    音源とする再生音を発音するためのスピーカ13を鐘1
    1に取り付け、さらに鐘11の揺動動作と再生音の発音
    を制御するコンピュータ14を装備して成ることを特徴
    とする鐘型電子音響装置。
  2. 【請求項2】 鐘11は少なくとも2個用意され、それ
    らを同軸上にて揺動可能に取り付け、揺動の位相又は発
    音タイミングを調節することによりビブラートを生ずる
    ように構成された請求項第1項記載の鐘型電子音響装
    置。
  3. 【請求項3】 カリヨンを装置するのに適した形状を有
    する、基柱20に鐘11を揺動可能に取り付け、カリヨ
    ンと共に屋外装置を構成する時計21を基柱20に取り
    付けた請求項第1項記載の鐘型電子音響装置。
JP1994013854U 1994-10-14 1994-10-14 鐘型電子音響装置 Expired - Lifetime JP3010209U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994013854U JP3010209U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 鐘型電子音響装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994013854U JP3010209U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 鐘型電子音響装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3010209U true JP3010209U (ja) 1995-04-25

Family

ID=43145977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994013854U Expired - Lifetime JP3010209U (ja) 1994-10-14 1994-10-14 鐘型電子音響装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010209U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102007U (ja) * 1991-01-29 1992-09-03 三菱重工業株式会社 超音波プローブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102007U (ja) * 1991-01-29 1992-09-03 三菱重工業株式会社 超音波プローブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7339107B2 (en) Method of and system for controlling audio effects
JP2003076368A (ja) 移動通信端末、センサユニット、楽音生成システム、楽音生成装置および楽音情報提供方法
Morales-Manzanares et al. SICIB: An interactive music composition system using body movements
JPH04177397A (ja) 自動演奏装置
JP3010209U (ja) 鐘型電子音響装置
JP2004357487A (ja) 模擬エンジン音発生装置および車両運行システム
JP2007293013A (ja) 楽音合成装置及びプログラム
Lopes et al. Composing music with a space
JP3621020B2 (ja) 音楽反応型ロボットおよび発信装置
Abel et al. Live Auralization of Cappella Romana at the Bing Concert Hall, Stanford University
JP3901098B2 (ja) 楽音編集システム
JP2006189736A (ja) 音響システム
Kotz Max Neuhaus: Sound into Space
JP4759888B2 (ja) カラオケシステム
Goldberg et al. Mori: an internet-based earthwork
JP2800049B2 (ja) 屋外設置の報時装置
JPS61262000A (ja) サウンドル−ム
JPS62208100A (ja) 盆栽等に付設された音響発生装置
JPS5921434Y2 (ja) 打鈴装置
JPH02100300U (ja)
Jakšić-Stojanović et al. New Aestetic Relations in Architecture and Cultural Heritage Throught Implementation of Live Sound Effects on Exterior of Buildings
JP3055496U (ja) カリヨン型電子音響装置
JP2545457Y2 (ja) 装飾用自動演奏ベル装置
Singer et al. A large-scale networked robotic musical instrument installation
Jones et al. Acoustical environment in the Salt Lake Mormon Tabernacle