JP3010132B2 - 受信装置および送受信システム - Google Patents

受信装置および送受信システム

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JP3010132B2
JP3010132B2 JP7203791A JP20379195A JP3010132B2 JP 3010132 B2 JP3010132 B2 JP 3010132B2 JP 7203791 A JP7203791 A JP 7203791A JP 20379195 A JP20379195 A JP 20379195A JP 3010132 B2 JP3010132 B2 JP 3010132B2
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和郎 篠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設置地域に割り当
てられた割当周波数を受信可能な受信装置およびこの受
信装置を含む送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の受信装置として、いわゆる同報
無線用戸別受信機が知られている。この戸別受信機は、
防災行政用として用いられるものであって、区市町村の
役所などに設置された送信機から送信される行政事項の
連絡や、地震、風水害および火災等の緊急時の連絡など
の情報を一般家庭で受信できるものである。
【0003】この戸別受信機は、一般的に、互いに異な
る周波数であって、複数の地域のそれぞれに割り当てら
れた複数の割当周波数を受信可能な受信部を備えてい
る。一方、戸別受信機が設置される地域以外の地域にお
ける情報を自由に受信できることは好ましくないため、
メーカー出荷時には、内部スイッチの操作や周波数情報
を記憶するROMへのデータ書き込みの制限などによっ
て、受信できる周波数が、設置先の地域に対応する1つ
の割当周波数のみに予め固定されている。そして、設置
後においては、この戸別受信機は、設置先の地域内に配
設された送信装置がその地域用の割当周波数を使用して
選択呼出信号を送信すると、選択呼出信号によって呼び
出された戸別受信機のみが、受信部によって受信された
受信情報をスピーカから出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
戸別受信機には以下の問題点がある。すなわち、受信で
きる周波数が、設置先地域用の割当周波数に固定されて
いるため、緊急連絡用として設置したにも拘わらず、災
害時において避難先を選択する目安とするための他の地
域における情報を受信することができないという問題点
がある。
【0005】一方、広帯域受信機などによって他の地域
の情報を得ようとしても、一般家庭では広帯域受信機を
持っていないのが通常であり、また、持っていたとして
も、送信周波数を知らなければその情報を受信すること
ができない。さらに、仮に受信できたとしても、一体ど
この区市町村における情報かを直ちに判別することがで
きないのが実状である。このように、従来は、設置先地
域の情報を受信できる受信装置はあっても、緊急時など
において、他の地域の情報を、その地域の地域名称と共
に容易に得ることができるという受信装置は存在してい
なかった。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、通常時においては設置されている地域の情
報のみが受信でき、かつ緊急時においては他の地域にお
ける情報を受信することができる受信装置、およびこれ
を用いた送受信システムを提供することを主目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の受信装置は、互いに異なる周波数であって
複数の地域のそれぞれに割り当てられた複数の割当周波
数を受信可能な受信部を有する受信装置であって、常態
においては受信装置が設置されている地域に対応する設
置地域周波数のみを受信部が受信可能に制御すると共
に、設置地域周波数以外の他地域周波数の受信を可能に
するための他地域周波数受信可能信号を受信部が受信し
たとき、および特定の操作がされたときの少なくともい
ずれか一方を条件として、他地域周波数を受信部が受信
可能に制御する受信周波数制御部を備えていることを特
徴とする。
【0008】この受信装置では、受信周波数制御部が、
常態においては、受信装置が設置されている地域に対応
する設置地域周波数のみを受信部が受信できるように制
御する。一方、他地域周波数受信可能信号が送信装置か
ら送信され、これを受信したときや、スイッチ操作の特
殊な組み合わせなどの特定の操作がされたとき、また
は、これらの両方がなされたときに、受信周波数制御部
は、複数の割当周波数のうち設置地域周波数以外の他地
域周波数を受信部が受信できるように制御する。これに
より、緊急時において、他の地域の情報を受信すること
ができ、この結果、例えば、災害時において避難先を選
択する際の目安にすることができるし、避難先の情報を
得ることができる結果、この情報に基づいて的確な避難
を図ることができる。さらに、避難先においても、もと
の居住区の地域の情報を得ることができるので、もとの
居住区の災害状況などを知ることも可能になる。なお、
例えば、送信装置から各受信装置に対して特定の操作の
仕方をメッセージによって送信することもできる。
【0009】請求項2記載の受信装置は、請求項1記載
の受信装置において、受信周波数制御部によって受信部
が他地域周波数の受信が可能に制御されているときに受
信部の受信周波数を複数の割当周波数のいずれかに切り
替える周波数切替器と、周波数切替器の切替表示を切り
替えられた割当周波数に対応する地域の名称によって表
示する表示部とを備えていることを特徴とする。
【0010】この受信装置では、緊急時などにおいて、
他の地域における情報を受信する場合、周波数切替器に
よって周波数を切り替えると、表示部が、その周波数に
対応する地域の名称を表示する。このため、災害時など
において、他の地域における受信周波数を知らなくても
確実に選局することができ、この結果、避難先を決定す
る際の目安にすることができると共に、避難先の情報を
迅速に入手することができる。
【0011】請求項3記載の受信装置は、請求項1また
は2記載の受信装置において、受信周波数制御部は、他
地域周波数受信可能信号を受信部が受信したとき、およ
び特定の操作がされたときの少なくともいずれか一方を
条件として、受信部による複数の割当周波数の走査受信
を可能に制御することを特徴とする。
【0012】この受信装置では、災害時などにおいて、
一定条件下で、受信周波数制御部が、複数の割当周波数
を走査受信するように受信部を制御するため、いずれか
の地域で送信されている情報を迅速に入手することがで
きる。また、この際に、表示部が割当周波数を地域の名
称で表示することにより、入手を希望する地域の情報を
容易かつ迅速に入手することができる。
【0013】請求項4記載の受信装置は、請求項3記載
の受信装置において、受信部による受信の有無を検出す
る受信検出部をさらに備え、受信周波数制御部は、走査
受信時に、受信部による複数の割当周波数のいずれかの
受信を受信検出部が検出したときに、受信している割当
周波数と周波数切替器によって切り替えられている割当
周波数との時分割受信が可能に受信部を制御することを
特徴とする。
【0014】この受信装置では、走査受信時において、
受信部が特定の割当周波数で受信したときに、受信周波
数制御部が、いわゆるポーリング受信を実行する。これ
により、既に受信した割当周波数を受信しながら周波数
切替器によって切り替えられている割当周波数で送信が
行われているか否かを確認することができる。この後、
例えば、走査受信を停止すれば、いずれか一方の割当周
波数による連続受信を行うことができる。
【0015】請求項5記載の受信装置は、請求項1から
4のいずれかに記載の受信装置において、受信周波数制
御部は、他地域周波数の受信を禁止するための受信解除
信号を受信部が受信したときに、設置地域周波数のみの
受信が可能に受信部を制御することを特徴とする。
【0016】この受信装置では、例えば、災害時などの
緊急連絡を要する時期が経過したときに、送信装置から
受信解除信号を送信することにより、受信装置は、設置
先以外の他の地域の情報の受信が禁止される常態に自動
的に復帰する。これにより、通常時における他の地域の
情報を自由に受信できてしまうという事態を避けること
ができる。また、この場合、送信装置は、受信解除信号
を何回か送信することが、受信解除信号の受信を徹底す
るために好ましい。
【0017】請求項6記載の受信装置は、請求項1から
5のいずれかに記載の受信装置において、選択呼出番号
を記憶するメモリと、記憶されている選択呼出番号に対
応する選択呼出信号が受信部によって受信されたときに
のみ受信部の受信情報を出力する選択呼出処理を実行す
ると共に、他地域周波数受信可能信号が受信部によって
受信されたときに選択呼出処理を停止する選択呼出処理
部とを備えていることを特徴とする。
【0018】この受信装置では、通常時においては、選
択呼出処理部が、受信部によって受信された選択呼出番
号とメモリに記憶されている選択呼出番号とが一致した
ときに、受信情報を出力する。一方、他地域周波数受信
可能信号が受信部によって受信されたときには、選択呼
出部は、選択呼出処理を停止する。つまり、選択呼出処
理部は、選択呼出番号の一致不一致に拘わらず、受信情
報を出力する。これにより、例えば、緊急時などにおい
ては、各受信装置の使用者は、すべての受信情報を得る
ことができる。
【0019】請求項7記載の受信装置は、互いに異なる
周波数であって複数の地域のそれぞれに割り当てられた
複数の割当周波数を受信可能な受信部と、チャンネル周
波数情報に基づいて受信部のチャンネル周波数を生成す
るシンセサイザー部とを有する受信装置であって、常態
においては受信装置が設置されている地域の設置地域周
波数に対応するチャンネル周波数情報を記憶する第1メ
モリと、設置地域以外の他地域に対応するチャンネル周
波数情報信号を受信部が受信したときにチャンネル周波
数情報信号に基づいたチャンネル周波数情報を記憶する
書換可能な不揮発性の第2メモリと、両メモリによって
記憶されているチャンネル周波数情報のいずれかをシン
セサイザー部に出力する受信周波数制御部とを備えてい
ることを特徴とする。
【0020】この受信装置では、通常時においては、シ
ンセサイザー部は、第1メモリに記憶されているチャン
ネル周波数情報にのみ基づいて受信部のチャンネル周波
数を生成する。一方、他地域に対応するチャンネル周波
数情報信号を受信部が受信すると、このチャンネル周波
数情報が第2メモリに記憶され、受信周波数制御部は、
両メモリに記憶されているチャンネル周波数情報のいず
れかをシンセサイザー部に出力する。これにより、緊急
時などには、受信部は設置地域周波数のみならず他の地
域の割当周波数を受信することができる。この場合、他
の地域に新たな割当周波数が割り当てられた場合であっ
ても受信することができるため、将来に備えた拡張性を
有する受信装置を提供することができる。また、第2メ
モリは不揮発性のため、電池交換時に電源がオフされて
も消去されずにそのまま記憶される。
【0021】請求項8記載の受信装置は、請求項7記載
の受信装置において、第2メモリに記憶されているチャ
ンネル周波数情報に基づく受信を禁止するための受信解
除信号を受信部が受信したときに、第2メモリによって
記憶されているチャンネル周波数情報を消去するメモリ
制御部を備えていることを特徴とする。
【0022】この受信装置では、メモリ制御部が、受信
部によって受信解除信号が受信されたときに、第2メモ
リに記憶されているチャンネル周波数情報を消去する。
これにより、受信周波数制御部が第1メモリに記憶され
ているチャンネル周波数情報のみをシンセサイザー部に
出力するため、受信部は、設置地域周波数のみを受信可
能な常態に戻る。
【0023】請求項9記載の送受信システムは、請求項
1から6のいずれかに記載の受信装置と、受信装置に対
して他地域周波数受信可能信号を送信する送信装置とを
備えていることを特徴とする。
【0024】この送受信システムでは、上述したよう
に、災害時などの緊急時に、他の地域における情報を提
供することができるというきめ細やかな防災行政用の送
受信システムを構築することができる。
【0025】請求項10記載の送受信システムは、請求
項7または8に記載の受信装置と、受信装置に対してチ
ャンネル周波数情報信号を送信する送信装置とを備えて
いることを特徴とする。
【0026】この送受信システムでは、上述したよう
に、災害時などの緊急時に、他の地域の割当周波数情報
を送信することにより他地域における情報を提供するこ
とができるというきめ細やかな防災行政用の送受信シス
テムを構築することができる。また、同時に、将来に備
えた拡張性のある送受信システムを同時に提供すること
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る受信システムの好適な実施の形態について説明
する。
【0028】図1は、いわゆる同報無線システムにおけ
る送受信システムのシステム構成を示している。同図に
示すように、この送受信システム1a,1b,1c(以
下、区別しないときには、単に「送受信システム1」と
いう)は、例えば、東京23区の各区のように隣接する
A区、B区およびC区の3つの地域内にそれぞれ構築さ
れている。各送受信システム1は、区役所などに配設さ
れた送信機(送信装置)2と、複数の受信機(受信装
置)3とをそれぞれ備えている。各送受信システム1
a,1b,1cにおいて使用される送受信周波数は互い
に異なる周波数f1,f2,f3がそれぞれ使用されて
おり、常態においては、各送受信システム1における各
受信機3,3・・は、互いに他の送受信システム1の送
信機2が送信する情報を受信できないようになってい
る。一方、災害時などの緊急時においては、各送受信シ
ステム1の送信機2が、予め決めた特定のデータである
緊急指定信号(他地域周波数受信可能信号)を送信する
ことにより、その送受信システム1の各受信機3,3・
・が、他の送受信システム1の送信機2が送信する情報
をそれぞれ受信することができるようになっている。
【0029】次に、受信機3について、図2〜4を参照
して説明する。
【0030】図2および図3は、受信機3の正面図およ
び右側面図をそれぞれ示している。図2に示すように、
受信機3は、その正面パネルに、受信した文字情報や割
当周波数情報などを表示する液晶表示器(表示部)11
と、他のスイッチと組み合わせて各種機能を指定するた
めのファンクションキー12と、液晶表示器11に表示
された文字情報の画面をそれぞれロールアップおよびロ
ールダウンするロールアップキー13aおよびロールダ
ウンキー13bと、微弱無線信号である救難信号を緊急
時に送信するための救難信号出力スイッチ14と、他の
受信機3が送信した救難信号を受信したときに点灯する
救難信号受信LED15と、文字情報を受信したときに
点灯する文字情報表示LED16と、緊急時に最大音量
に設定された受信音を通常の音量に戻すための音量リセ
ットスイッチ17と、スピーカ18(図4参照)とを備
えている。また、受信機3は、右側面パネルには、電源
のオン/オフとスピーカ18の音量調整を兼用する音量
スイッチ19と、周波数切替スイッチ(周波数切替器)
20と、救難信号の受信機能をオン/オフするための救
難信号受信切替スイッチ21とを備えている。
【0031】このうち、周波数切替スイッチ20は、受
信部31(図4参照)の割当周波数を切り替えるもので
あり、「OFF」の位置にセットしておくことにより、
設置されている地域において使用される割当周波数に受
信部31をセットする。以下、この周波数を設置地域周
波数といい、それ以外の周波数を他地域周波数という。
なお、通常時においては、周波数切替スイッチ20を他
のポジションに切り替えても、制御部32(図4参照)
がその切替信号を受け付けず、他地域周波数に設定でき
ないようになっている。一方、災害時などの緊急時に、
送信機2から緊急指定信号が送信された場合には、周波
数切替スイッチ20を切り替えることにより、受信部3
1の受信周波数を他地域周波数に設定することができる
ようになっている。
【0032】次に、図4を参照して受信機3の電気回路
について説明する。なお、同図は受信機3の主要回路の
ブロック図を示している。同図に示すように、受信機3
は、前述した液晶表示器11および各種スイッチやLE
D以外に、受信部31、制御部(受信周波数制御部、選
択呼出制御部)32、ROM(メモリ)33、RAM3
4、液晶表示器11を駆動する液晶ドライバ35、携帯
使用時に電源を供給する電池36、およびAC電源から
直流電源を生成して各回路に供給する電源部(図示せ
ず)を備えている。
【0033】各構成要素について具体的に説明すると、
受信部31は、FM受信機であって、互いに異なる周波
数である複数の割当周波数の受信を可能にするためにチ
ャンネル周波数を生成するシンセサイザー部と、120
0BPSのMSK信号をデコードするモデム部とを有し
ている(いずれも図示せず)。受信部31は、前述した
ように、通常時には、制御部32の制御下で、常に設置
地域周波数のみを受信する。
【0034】ROM33は、制御部32の動作プログラ
ム、受信周波数情報および選択呼出番号などを記憶す
る。このうち、受信周波数情報は、受信部31のシンセ
サイザー部を制御するための情報であって、各地域にお
いて使用される割当周波数に対応する受信部31のチャ
ンネル周波数と、各チャンネル周波数に対応する地域の
名称(例えば、A区およびB区など)と、そのチャンネ
ル番号とからそれぞれなる複数のデータから構成されて
いる。また、選択呼出番号は、受信機3の自局番号およ
びグループ番号であって、送信機2から送信された選択
呼出番号が自局番号およびグループ番号のいずれか一方
と一致した場合にのみ、受信部31の受信音をスピーカ
18に出力するために用いられる。
【0035】RAM34は、EEPROM(Electrical
ly Erasable PROM)で構成され、受信部31が受信した
文字情報やキャラクタコード、緊急指定信号および緊急
指定解除信号の受信の有無などを一時的に記憶する。
【0036】制御部32は、ワンチップマイクロコンピ
ュータで構成され、受信部31の動作や液晶表示器11
の表示などを制御する。制御部32は、通常時において
は、ROM34に記憶されている設置地域周波数に対応
するチャンネル周波数データをシンセサイザー部に出力
することにより受信部31の受信周波数を設定値域周波
数にセットする。そして、受信部31が設置地域周波数
によって選択呼出信号を受信したときに、選択呼出処理
を実行する。つまり、制御部32は、その選択呼出番号
とROM33に記憶されている自局の選択呼出番号とを
比較し、一致したときに、その受信情報をスピーカ18
から出力するように受信部31を制御する。また、制御
部32は、選択呼出番号が一致し、かつ、受信部31か
ら文字情報やキャラクタコードが出力されたときは、こ
れらをRAM34に記憶させると共に文字情報表示LE
D16を点灯させた後、液晶ドライバ35を駆動して液
晶表示器11に文字情報等を表示させる。この場合、ロ
ールアップキー13aまたはロールダウンキー13bが
押されると、制御部32は、これを検出し、液晶表示器
11の表示をロールアップまたはロールダウンする。
【0037】さらに、制御部32は、受信部31から緊
急指定信号が出力されたときや、特定の操作がされたと
きは、選択呼出処理を停止する。つまり、制御部32
は、選択呼出信号が自局番号またはグループ番号と一致
しないときでも受信部32の受信出力をスピーカ18に
出力したり液晶表示器11に表示させる。また、同時
に、制御部32は、周波数切替スイッチ20の切替信号
を受け付け、これに対応するチャンネル周波数データお
よび地域名称データをROM33から読み出す。次い
で、制御部32は、チャンネル周波数データをシンセサ
イザー部に出力することにより受信部31の受信周波数
を切り替えられた割当周波数に設定すると共に、読み出
した地域名称データに基づく地域名称を、図1に示すよ
うに、チャンネル番号と共に液晶表示器11に表示させ
る。なお、この場合、緊急指定信号の認識は、選択呼出
番号の照合と同じ機能によって行うことができる。ま
た、特定の操作とは、例えば、ロールアップキー13a
とロールダウンキー13bとの両者が連続して5秒以上
押し続けられたり、ファンクションキー12とロールダ
ウンキー13bとが同時に押されたりした場合をいい、
予めメーカにおいて決定されている。
【0038】一方、受信部31から緊急指定解除信号が
出力されたときは、制御部32は、この緊急指定解除信
号を認識後、選択呼出処理を再開すると共に、周波数切
替スイッチ20の切替信号の受け付けを禁止し、受信部
31の割当周波数を設置地域周波数に設定し、他地域周
波数の受信を禁止する。
【0039】さらに、制御部32は、他地域周波数を受
信できる状態、つまり、送信機2から緊急指定信号が送
信された場合や、前述した特定の操作がされた場合に
は、自動的に、またはロールアップキー13aまたはロ
ールダウンキー13bが押された(特定の操作)とき
に、受信部31に対してすべての割当周波数を走査受信
させる。具体的には、制御部32は、各地域に対するチ
ャンネル周波数データを受信部31に対して所定時間毎
に順次出力し、受信部31からスケルチ信号が出力され
るまで割当周波数を変化させると共に液晶表示器11に
「走査受信中」を表示させる。そして、受信部31から
スケルチ信号が出力されると、その割当周波数を維持す
ると共に、地域名称と、文字情報の場合には文字情報を
液晶表示器11に表示させる。一方、ロールアップキー
13aが押された場合には、割当周波数番号が順次大き
くなるように走査受信を再開し、ロールダウンキー13
bが押された場合には、それとは逆向きの走査受信を再
開する。
【0040】なお、制御部32は、走査受信時におい
て、受信部31が特定の割当周波数で受信したときに、
いわゆるポーリング受信を実行することもできる。つま
り、制御部32は、まず、走査受信によって受信した割
当周波数の受信を受信部31に維持させる。これと同時
に、制御部32は、周波数切替スイッチ20によって切
り替えられている割当周波数で送信が行われているか否
かを、時分割方式によって監視し、この割当周波数にお
いて受信部31からスケルチ信号が出力されると、その
割当周波数のチャンネル番号と地域名称を液晶表示器1
1に表示させる。この後、制御部32は、例えば、ファ
ンクションキー12が押されると、ポーリング受信を停
止し、周波数切替スイッチ20によって切り替えられて
いる割当周波数を受信部31に連続受信させる。
【0041】次に、受信機3の全体的な動作について説
明する。
【0042】送信機2が設置地域周波数を使用して選択
呼出信号を送信すると、この選択呼出番号と同じ選択呼
出番号を有する受信機3は、選択呼出信号に続いて送信
される情報が音声情報の場合には、その音声信号をスピ
ーカ18から出力し、文字情報の場合には、その文字情
報を液晶表示器11に表示する。一方、地震や風水害な
どの緊急時に、送信機2が緊急指定信号を送信すると、
その地域のすべての受信機3は、選択呼出番号の一致不
一致に拘わらず、受信部31がすべての割当周波数を受
信可能で、かつ受信したときには、直ちに、受信情報を
スピーカ18に出力するか液晶表示器11に表示する。
【0043】この状態では、各ユーザーは、周波数切替
スイッチ20を切り替えることにより、他地域周波数を
自由に受信することができ、受信部31が受信している
チャンネル番号と、そのチャンネル番号に対応する地域
名称とが液晶表示器11によって表示される。これによ
り、ユーザーは、他の地域における情報を参考にして、
避難先を決定する目安にすることができる。また、送信
機2から各送信機2に対して、他地域周波数の受信方法
を音声や文字情報によって連絡してもよい。さらに、ユ
ーザーは、必要であれば、受信部31を走査受信させる
ことにより、すべての地域において送信されている情報
と、そのサービスアリアの名称とを知ることができるの
で、入手を希望する地域の情報を容易かつ迅速に入手す
ることができる。
【0044】一方、緊急災害指定などが解除された場合
には、送信機2が緊急指定解除信号を送信すれば、その
地域内のすべての受信機3は、設置地域周波数のみを受
信可能で、かつ他の地域の情報を自由に受信することが
できない状態にそれぞれ設定される。この場合、緊急指
定解除信号を、日時を変えて複数回繰り返して送信する
ことによって、緊急指定解除信号の受信を徹底すること
ができる。
【0045】以上のように、本実施例の受信システム1
によれば、緊急時などにおいて、他の地域の情報を受信
することができ、この結果、例えば、災害時において避
難先を選択する際の目安にすることができるし、避難先
の情報を得ることができる結果、この情報に基づいて的
確な避難を図ることができる。さらに、避難先において
も、もとの居住区の地域の情報を得ることができるの
で、もとの居住区の災害状況などを知ることも可能にな
る。
【0046】また、周波数切替スイッチ20によって割
当周波数を切り替えると、液晶表示器11が、その割当
周波数に対応する地域の名称を表示するため、災害時な
どにおいて、他の地域における受信周波数を知らなくて
も確実に選局することができ、この結果、避難先を決定
する際の目安にすることができると共に、避難先の情報
を迅速に入手することができる。
【0047】また、文字情報をRAM34が記憶するこ
とにより、災害時などにおいて、音声情報では覚えきれ
ないような、各避難所名、各避難所における食料や医薬
品などの貯蓄状態に関する情報を確実に把握することが
でき、災害に起因する混乱を最小限に抑えることができ
る。なお、この場合、送信機2がRAM34に記憶させ
るか否かを決定するためのメモリ書込指定信号を同時に
送信することもでき、これによれば、受信機3の限りあ
るメモリ容量を有効に活用することができ、かつ、重要
な情報を確実に伝達することができる。
【0048】さらに、液晶表示器11が表示部を兼用し
ているため、地域の名称を表示させるための表示用部品
をなんら必要とせず、コストアップを生じさせることが
ない。
【0049】なお、この実施の形態では、周波数切替ス
イッチ20を備えている例について説明したが、これに
限らず、例えば、ファンクションキー12と、ロールア
ップキー13aおよびロールダウンキー13bの組み合
わせなどによって周波数切替スイッチ20の機能を兼用
することができる。この場合には、部品コストを削減す
ることができる。
【0050】また、本実施の形態では液晶表示器11が
表示部として機能しているが、これに限定されず、例え
ば、周波数切替スイッチ20のポジションに彫刻や印刷
などによって、地域の名称を表示させてもよいし、割当
周波数と地域名称を印刷した紙や銘板などを受信機3に
貼り付けてもよい。さらに、本実施形態においても、周
波数切替スイッチ20の「OFF」ポジションに、設置
地域の地域名称を表示させてもよい。
【0051】また、緊急指定信号を受信したときや走査
受信時には、その時における送信機2の動作状態や操作
方法などを液晶表示器11に表示させることにより、機
械操作に疎い老人などにもきめ細やかな案内をすること
ができる。
【0052】さらに、電池セーブスイッチを設け、災害
時などにおいては、電池セーブスイッチを操作すること
によって、受信機3を間欠受信させたり、液晶表示器1
1のバックライトを消灯させたりすることにより消費電
流を低下させるように構成してもよい。この場合には、
災害時などにおいて貴重な電池36の消耗を低下させる
ことができ、長時間の運用が可能になる。
【0053】また、通常時においては、ROM(第1メ
モリ)33に設置地域周波数に対応するチャンネル周波
数のみを記憶させ、緊急時などには他の地域の割当周波
数に対応するチャンネル周波数の情報を送信機2から送
信させるように構成してもよい。この場合、制御部(メ
モリ制御部)32が、その受信情報をRAM(第2メモ
リ)34に一時的に記憶させ、緊急指定解除信号を受信
したときに、その情報を消去させることが好ましい。こ
れによれば、緊急時などには、受信部は設置地域周波数
のみならず他の地域の割当周波数を受信することができ
る。この場合、他の地域に新たな割当周波数が割り当て
られた場合であっても受信することができるため、将来
に備えた拡張性を有する送受信システムを構築すること
ができる。また、RAM34は不揮発性のため、電池交
換時などに電源がオフされても消去されずにそのまま継
続記憶される。一方、緊急指定解除信号が出力される
と、RAM34の記憶内容が消去されるため、設置地域
周波数のみを受信可能な常態に戻り、他の地域の情報が
自由に得られる事態を避けることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明に係る受信装置によ
れば、通常時においては、設置されている地域の情報の
みが受信でき、かつ緊急時においては、他の地域の情報
を受信することができる。これにより、例えば、災害時
において避難先を選択する際の目安にすることができる
し、避難先の情報を得ることができる結果、この情報に
基づいて的確な避難を図ることができる。さらに、避難
先においても、もとの居住区の地域の情報を得ることが
できるので、もとの居住区の災害状況などを知ることも
可能になる。
【0055】また、表示部が、その周波数に対応する地
域の名称を表示するため、災害時などにおいて、他の地
域における受信周波数を知らなくても確実に選局するこ
とができ、この結果、避難先を決定する際の目安にする
ことができると共に、避難先の情報を迅速に入手するこ
とができる。
【0056】さらに、本送受信システムによれば、災害
時などの緊急時に、他の地域における情報を提供するこ
とができるというきめ細やかな防災行政用の送受信シス
テムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る送受信システムのブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る受信機の正面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る受信機の右側面図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る受信機の電気的なブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 送受信システム 2 送信機 3 受信機 11 液晶表示器 20 周波数切替スイッチ 31 受信部 32 制御部 33 ROM 34 RAM

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる周波数であって複数の地域
    のそれぞれに割り当てられた複数の割当周波数を受信可
    能な受信部を有する受信装置であって、 常態においては当該受信装置が設置されている前記地域
    に対応する設置地域周波数のみを前記受信部が受信可能
    に制御すると共に、当該設置地域周波数以外の他地域周
    波数の受信を可能にするための他地域周波数受信可能信
    号を前記受信部が受信したとき、および特定の操作がさ
    れたときの少なくともいずれか一方を条件として、当該
    他地域周波数を前記受信部が受信可能に制御する受信周
    波数制御部を備えていることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信周波数制御部によって前記受信
    部が前記他地域周波数の受信が可能に制御されていると
    きに当該受信部の受信周波数を前記複数の割当周波数の
    いずれかに切り替える周波数切替器と、当該周波数切替
    器の切替表示を当該切り替えられた割当周波数に対応す
    る前記地域の名称によって表示する表示部とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信周波数制御部は、前記他地域周
    波数受信可能信号を前記受信部が受信したとき、および
    特定の操作がされたときの少なくともいずれか一方を条
    件として、前記受信部による前記複数の割当周波数の走
    査受信を可能に制御することを特徴とする請求項1また
    は2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信部による受信の有無を検出する
    受信検出部をさらに備え、前記受信周波数制御部は、前
    記走査受信時に、前記受信部による前記複数の割当周波
    数のいずれかの受信を前記受信検出部が検出したとき
    に、当該受信している前記割当周波数と前記周波数切替
    器によって切り替えられている割当周波数との時分割受
    信が可能に前記受信部を制御することを特徴とする請求
    項3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信周波数制御部は、前記他地域周
    波数の受信を禁止するための受信解除信号を前記受信部
    が受信したときに、前記設置地域周波数のみの受信が可
    能に当該受信部を制御することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 選択呼出番号を記憶するメモリと、当該
    記憶されている選択呼出番号に対応する選択呼出信号が
    前記受信部によって受信されたときにのみ当該受信部の
    受信情報を出力する選択呼出処理を実行すると共に、前
    記他地域周波数受信可能信号が前記受信部によって受信
    されたときに前記選択呼出処理を停止する選択呼出処理
    部とを備えていることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 互いに異なる周波数であって複数の地域
    のそれぞれに割り当てられた複数の割当周波数を受信可
    能な受信部と、チャンネル周波数情報に基づいて前記受
    信部のチャンネル周波数を生成するシンセサイザー部と
    を有する受信装置であって、 常態においては当該受信装置が設置されている前記地域
    の設置地域周波数に対応するチャンネル周波数情報を記
    憶する第1メモリと、前記設置地域以外の他地域に対応
    するチャンネル周波数情報信号を前記受信部が受信した
    ときに当該チャンネル周波数情報信号に基づいたチャン
    ネル周波数情報を記憶する書換可能な不揮発性の第2メ
    モリと、前記両メモリによって記憶されているチャンネ
    ル周波数情報のいずれかを前記シンセサイザー部に出力
    する受信周波数制御部とを備えていることを特徴とする
    受信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2メモリに記憶されているチャン
    ネル周波数情報に基づく受信を禁止するための受信解除
    信号を前記受信部が受信したときに、前記第2メモリに
    よって記憶されている前記チャンネル周波数情報を消去
    するメモリ制御部を備えていることを特徴とする請求項
    7記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から6のいずれかに記載の受信
    装置と、当該受信装置に対して前記他地域周波数受信可
    能信号を送信する送信装置とを備えていることを特徴と
    する送受信システム。
  10. 【請求項10】 請求項7または8に記載の受信装置
    と、当該受信装置に対して前記チャンネル周波数情報信
    号を送信する送信装置とを備えていることを特徴とする
    送受信システム。
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