JP3010103U - 電極ピン - Google Patents

電極ピン

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JP3010103U
JP3010103U JP1994012603U JP1260394U JP3010103U JP 3010103 U JP3010103 U JP 3010103U JP 1994012603 U JP1994012603 U JP 1994012603U JP 1260394 U JP1260394 U JP 1260394U JP 3010103 U JP3010103 U JP 3010103U
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JP
Japan
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resin body
electrode
caulking
electrode pin
terminal
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Application number
JP1994012603U
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English (en)
Inventor
博 正月
Original Assignee
株式会社三松エレックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気ポット等の電気機器本体に設けられるプ
ラグ受け具の樹脂体に支持して用いられる電極ピンに関
し、その製造コストを大幅に低減することを目的とす
る。 【構成】 樹脂体の成形後、その孔に貫入保持されるも
のであって、一個の導電体1より成り、一端に端子部3
が設けられ、続いて樹脂体に貫入する支持部4が設けら
れ、他端にプラグ部5が設けられ、支持部4の一端にか
しめ部8が形成され、支持部4の他端部に六角柱形のま
わり止め部6が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気ポット、電気炊飯器のように、ヒータや制御部を内蔵した機器 本体に設けられて電源コードと着脱自在に接続されるプラグ受け具の電極ピンに 関する。
【0002】
【従来の技術】
電気ポット、電気炊飯器のように、電源コードが引っ張られて機器本体が転倒 すると、熱湯等がこぼれて危険な機器において、機器本体と電源コードがマグネ ットの吸引力により接続状態が保持され、引張力が加わると電源コードが外れる という構造が採用されている。従って、機器本体側にプラグ受け具を設けなけれ ばならない。
【0003】 図1にプラグ受け具の従来例を示す。これは樹脂21の成形金型内に電極体2 2,22を保持してインサート成形したものである。この従来例によれば、イン サート成形の前に、金型に電極体22,22をセットするための装置または作業 員を必要とするので、製造コストが嵩む欠点があった。また、電極体22と樹脂 21とを強固に接続させるためにその接合部の外周にローレット加工23を施し ていたが、ローレット加工の際に金属粉が発生するため、この金属粉が樹脂中に 混入することを防止しなければならず、そのために洗浄工程を要する欠点があっ た。
【0004】 この従来例における電極体22について更に図2を参照しながら説明する。丸 棒の素材から旋盤により、(A)図に示すように、プラグ部24、接合部25、 この接合部の端部にあってインサート成形の際の位置合わせの役目をするフラン ジ部26、端子部の原形部27が切削加工により製作され、次に、(B)図に示 すように接合部25にローレット加工23が施され、更に、丸棒状の原形部27 が平坦形28にプレス加工され、そこにめねじ29が形成されて、端子部30と なる。このように従来例によれば1本の電極体22を製作するためにいくつかの 工程を必要とし、製造コストが高価になる欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来技術の欠点を一挙に解決して製造原価を大幅に低減しう る電極ピンを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するための本考案の電極ピンは、1個の導電体より成り、一端 に端子部が設けられ、つづいて樹脂体に貫入する支持部が設けられ、他端にプラ グ部が設けられ、上記支持部の一端に樹脂体にかしめるためのかしめ部が形成さ れ、支持部の他端部に非軸対称のまわり止め部が形成されていることを特徴とす る。
【0007】 本考案の電極ピンの構造は、まわり止め部が六角柱形であり、上記かしめ部お よびプラグ部の直径が上記六角柱形の内接円の径以下であり、上記端子部の断面 の長辺が上記六角柱の対辺長と同一であることが好ましい。
【0008】
【作用】
本考案の電極ピンは、樹脂体にインサート成形されるのではなく、あらかじめ 成形された樹脂体の孔に貫入保持されるので樹脂体と導電体部材を別々に製造す ることができる。端子部とピン電極部とが1個の導電体により形成されているの で、接触抵抗が介在せず信頼性が高い。導電体部材に非軸対称断面のまわり止め が形成され、かつ、導電体部材が樹脂体にかしめられているので、ローレット加 工を設けなくても、導電体部材が樹脂体に対し強固に保持される。特に、まわり 止め部を六角柱形とし、他の部分の断面をそれ以下に形成する場合は、素材とし て六角柱形材を利用することができ、加工工程数および加工に要する時間が大幅 に少なくなる。
【0009】
【実施例】
図3に本考案実施例の電極ピンのかしめ加工前の斜視図を示し、図4にその部 分断面図を示し、図5にそれを軸方向(端子部側)から見た図を示す。
【0010】 電極ピン1は、めねじ2が刻設された端子部3と、樹脂体21の孔に貫入支持 されるべき支持部4と、電源コードのプラグ(図示せず)と接続されるピン電極 部5が同一軸心上に一体に形成されており、支持部4はその内側に六角柱形のま わり止め部6が設けられ、その外側に円柱形の軸部7が設けられ、軸部7の端面 外周にかしめ部8が形成されている。なお、ピン電極部の端面11には接触抵抗 を安定に維持するため、銀板をロー付あるいは、溶接にて取付けたりあるいは銀 鍍金が施されている。
【0011】 各部の寸法関係を示すと、図5に示すように端子部3はその断面が長方形であ って、その長辺が六角柱の対辺長Aに等しく、軸部7の外径dは対辺長Aよりも 小さく、当然のことながらピン電極部5の外径は軸部7の径dよりも更に小さい 。従って、この実施例に示すピン電極1は、六角柱素材から切削加工により製作 することができる。
【0012】 本考案のまわり止め部の形状は、六角柱に限らず、非軸対称断面形であればよ い。例えば四角柱、スプライン形、楕円形等により実施することができる。 図6に本考案の端子部の他の実施例を示す。(A)図に示すものは、まわり止 め部6と同じ六角柱で端子部を形成し、その端面に端子ねじに係合するめねじ2 Aを刻設したものである。(B)図に示すものは、まわり止め部6と同じ六角柱 で端子部を形成し、その一側面にめねじ2Bを刻設したものである。(C)図に 示すものは、まわり止め部6と同じ六角柱の稜部を切削除去し、その切削面9に めねじ2Cを刻設したものである。(D)図に示すものは、まわり止め部6と同 じ六角柱の一側面を切削除去し、その切削面10にめねじ2Dを刻設したもので ある。これらの実施例は、図3に示した実施例に比べて切削加工個所が少なくな るので、それだけ製造コストが低減する。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、電極を樹脂にインサート成形することなく、樹脂成形後のかしめ加 工により製作されるので、樹脂体のみをプラスチック成形工場で量産し、別途、 電極のみを自動旋盤で量産したのち、かしめ加工を家内工業的に行うことが可能 となり、製作コストが大幅に低減した。
【0014】 また従来の電極体は、切削加工のほかにプレス圧延加工やローレット加工、洗 浄工程等を必要としたのに対し、本考案によればプレス圧延加工やローレット加 工、洗浄工程を必要としないので製造工程数が大幅に少なくなり、合理化された 。特に六角柱素材を使用し、まわり止め部を六角柱形にするときは、まわり止め 部の加工が全く不要になり、また、端子部の長辺を六角柱の対辺長Aに等しくす るときは、端子部の長辺の切削加工が全く不要となり、製造コストが更に一段と 低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、プラグ受け具の従来例を示す縦断面図であ
る。
【図2】は、図1の電極体22の製造工程途中のもの
(A)と、完成状態(B)を示す斜視図である。
【図3】は、本考案実施例を示す斜視図である。
【図4】は、図3に示す実施例の正面図の部分断面図で
ある。
【図5】は、上記実施例を軸方向の端子部側からみた図
である。
【図6】(A)(B)(C)(D)は、それぞれ本考案
の端子部の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・電極ピン 2,2A,2B,2C,2D・・・・めねじ 3・・・・端子部 4・・・・支持部 5・・・・ピン電極部 6・・・・まわり止め部 7・・・・軸部 8・・・・かしめ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の導電体より成り、一端に端子部が
    設けられ、つづいて樹脂体に貫入する支持部が設けら
    れ、他端にプラグ部が設けられ、上記支持部の一端に樹
    脂体にかしめるためのかしめ部が形成され、支持部の他
    端部に非軸対象のまわり止め部が形成されていることを
    特徴とする電極ピン。
  2. 【請求項2】 上記まわり止め部が六角柱形であり、上
    記かしめ部およびプラグ部の直径が上記六角柱形の内接
    円の径以下であり、上記端子部の断面の長辺が上記六角
    柱の対辺長と同一である、請求項1に記載の電極ピン。
JP1994012603U 1994-10-13 1994-10-13 電極ピン Expired - Lifetime JP3010103U (ja)

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JP1994012603U JP3010103U (ja) 1994-10-13 1994-10-13 電極ピン

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JP3010103U true JP3010103U (ja) 1995-04-25

Family

ID=43145875

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9059527B2 (en) 2010-12-22 2015-06-16 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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