JP3009935U - バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】バッグを２つのバッグ体に開き、あるいは閉
じ、いずれの状態でも収容物の出入れが容易となる。フ
ァスナーが完全閉まっていない状態で、一方のバッグ体
の提げ手を持っても、収容袋から収容物が落下するおそ
れがない。 【構成】一側（閉じた際に外側に位置する面側）３の上
部３ａに提げ手５を取り付けた２つのバッグ体１、２を
一縦辺６で連結して左右に並列する。バッグ体１の他側
（閉じた際に内側に位置する面側）４に、上部に夫々開
口７ａ、８ａ、９ａを有する収容袋７、８、９を形成す
る。バッグ体２に、上部に開口１０ａを有する収容袋１
０を形成する。バッグ体１、２の一縦片６を除く他の周
辺部に夫々ファスナー片１１ａ、１１ｂを取り付ける。
ファスナー片１１ａ、１１ｂは嵌合してファスナー１１
を形成し、ファスナー１１は開閉用のつまみ１２、１３
により両端より夫々開閉可能となっている。以上のよう
にして、バッグ１４を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、各種化粧用具等の小物類を収容するバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、提げ手２２、２２ａを有し、ファスナー２３で開閉して、平面状に２つ のバッグ体２０、２１に開くことができるバッグ２４では、各バッグ体２０、２ １は底辺（横辺）２５で互いに連結されていた（図４（ａ）（ｂ））。また、従 来のバッグ２４は、バッグが閉じられた状態で上側（提げ手側）にポケット等の 収容袋の開口が位置するようになっており、即ちバッグ体２０の収容袋２６の開 口２６ａは提げ手２２側に位置し、バッグ体２１の収容袋２７の開口２７ａは提 げ手２２ａ側に設けられていた（図４（ｂ））。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のバッグ２４は、バッグ体２０、２１が底辺２５で連結されていたの で、バッグ２４のファスナー２３を開いた状態で、あるいはファスナー２３が完 全に締められていない状態で、一方のバッグ体２０の提げ手２２を持った場合に は、他方のバッグ体２１は上下逆になり、収容袋２７の開口２７ａから収容物が 矢示２８方向に落下してしまう問題点があった（図４（ｂ））。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

然るにこの考案は、２つバッグ体を一縦辺で連結して横方向に並列したので前 記問題点を解決した。

【０００５】 即ちこの考案は、上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体の一縦辺を連設し て、横方向に並列し、両バッグ体の前記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーによ り開閉可能に取り付けることを特徴としたバッグである。

【０００６】 また、上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体の一縦辺を連設して、横方向 に並列し、両バッグ体の前記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーにより開閉可能 に取り付け、前記バッグ体は上側に開口を有する収容袋を設けたバッグである。 また、上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体の一縦辺を連設して、横方向に 並列し、両バッグ体の前記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーにより開閉可能に 取り付け、前記バッグ体は上側に開口を有する収容袋を設けたバッグである。更 に、上部に提げ手を有するバッグ本体のまち部に一側縦縁を除いてファスナーを 開閉可能に周設したバッグである。

【０００７】

【作用】

ファスナーを開けば、バッグ体は横方向に並列して内側を向けて広げることが できる。この状態で、収容袋の開口は上側を向いているので、収容物の出し入れ が容易である。また、ファスナーは両端から開閉自在としたので、バッグを閉じ た状態で提げ手を持ち、収容袋の開口付近のファスナーを開いて、収容物の出し 入れができる。

【０００８】

【実施例】

図１乃至図３に基づきこの考案の実施例を説明する。

【０００９】 一側（閉じた際に外側に位置する面側）３の上部３ａに提げ手５を取り付けた ２つのバッグ体１、２を一縦辺６で連結して左右に並列する。前記バッグ体１の 他側（閉じた際に内側に位置する面側）４に、上部に夫々開口７ａ、８ａ、９ａ を有し、該開口に開閉用のファスナー１６を夫々取り付けた収容袋７、８、９を 形成する。また、前記バッグ体２に、上部に開口１０ａを有し、該開口１０ａに 開閉用のファスナー１６を取り付けた収容袋１０を形成する。

【００１０】 前記一方のバッグ体１の前記一縦片６を除く他の周辺部にファスナー片１１ａ を取り付ける。同様に前記他方のバッグ体２の前記一縦片６を除く他の周辺部に 、前記ファスナー片１１ａと互いに嵌合するファスナー片１１ｂを取り付ける。 前記ファスナー片１１ａ、１１ｂは嵌合してファスナー１１を構成し、ファスナ ー１１は開閉用のつまみ１２、１３により両端より夫々開閉可能となっている。

【００１１】 以上のようにして、バッグ１４を構成する（図１、図２、図３）。

【００１２】 次に、前記実施例に基づき、この考案のバッグ１４の使用について説明する。 バッグ１４を開いた際には、収容袋７、８、９、１０は、上部に開口７ａ、８ａ 、９ａ、１０ａを有するので、広げた状態で寝かせて、あるいは提げ手５を上側 に位置させてるように立てて使用し、夫々の収容袋７、８、９、１０への物の出 し入れができる。この際、各収容袋で開口のファスナー１６が開いた状態で、提 げ手５をつかみ（提げ手５は図１、図２で鎖線５ａ位置にある）バッグを持ち上 げても、収容物が落下するおそれがない（図１（ａ）、図２）。

【００１３】 また、つまみ１２、１３を操作してファスナー片１１ａ、１１ｂを嵌合させて ファスナー１１を閉じれば、バッグ１４を閉じることができる。この状態でも、 各収容袋７、８、９、の開口は上部（提げ手５側）１５を向いているので、提げ 手５をつかんだままバッグ１４の上部１５のみファスナー１１を開けて該部から 各収容袋内の収容物の出し入れができる（図３）。

【００１４】 前記実施例において、各収容袋７、８、９、１０は開口にファスナー１６を取 り付けたが、取り付けなくても前記機能を満たすることができる。

【００１５】 また、前記実施例において、バッグ１４の材質、形状は任意である。

【００１６】

【考案の効果】

２つのバッグ体を一縦辺を連設して横方向に並列したので、バッグを開いた状 態で、あるいはバッグを完全に閉じていない状態で、一方のバッグ体の提げ手を 持っても、収容物が落下することを防止できる効果がある。更に、両端から開閉 できるファスナーを設け、上側に開口を有する収容袋を設けたので、２つのバッ グ体を開いた状態で、あるいはバッグ体を閉じた状態のいずれであっても、収容 物を容易に出入れできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例のバッグで開いた状態を表
し、（ａ）は正面図、（ｂ）は底面図である。

【図２】同じくバッグで、開いた状態の背面図である。

【図３】この考案の実施例のバッグで、閉じた状態を表
し、（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図、（ｃ）は左側面
図、（ｄ）は右側面図である。

【図４】従来例の正面図で、（ａ）は閉じた状態、
（ｂ）は開いた状態を夫々表す。

【符号の説明】

１ バッグ体 ２ バッグ体 ３ 一側（バッグ体） ４ 他側（バッグ体） ５ 提げ手 ６ 一縦辺 ７ 収容袋 ７ａ 開口 ８ 収容袋 ８ａ 開口 ９ 収容袋 ９ａ 開口 １０ 収容袋 １０ａ開口 １１ ファスナー １１ａ、１１ｂ ファスナー片 １２ つまみ １３ つまみ １４ バッグ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体
   の一縦辺を連設して、横方向に並列し、両バッグ体の前
   記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーにより開閉可能に
   取り付けることを特徴としたバッグ。
2. 【請求項２】上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体
   の一縦辺を連設して、横方向に並列し、両バッグ体の前
   記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーにより開閉可能に
   取り付け、前記バッグ体は上側に開口を有する収容袋を
   設けたバッグ。
3. 【請求項３】上部に夫々提げ手を有する２つのバッグ体
   の一縦辺を連設して、横方向に並列し、両バッグ体の前
   記一縦辺以外の周辺部を、ファスナーにより開閉可能に
   取り付け、前記バッグ体は上側に開口を有する収容袋を
   設けたバッグ。
4. 【請求項４】上部に提げ手を有するバッグ本体のまち部
   に一側縦縁を除いてファスナーを開閉可能に周設したバ
   ッグ。