JP3009634U - タバコ吸穀煙自動回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 複数の灰皿のタバコの吸いがらをその下に設
置したベルトコンベアで回収し、併せて煙も吸引するタ
バコ吸殻煙自動回収装置を提供する。 【構成】 タバコ吸殻煙自動回収装置ベルトレール部
に、煙吸引パイプを内包するベルトレールカバーを付
し、煙吸引パイプ部分のベルトレール側の内壁に、煙吸
引孔を設け、灰皿部分とタバコ搬送部分との連結部を通
して、下部から直接煙を吸引しようとするものから構成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、複数の灰皿のタバコの吸いがらをそのしたに設置したベルト コンベアで回収し、併せて煙をも吸引するタバコ吸殼煙自動回収装置に関す るものでタバコ吸殻煙自動回収装置ベルトレール部に、煙吸引パイブを内包 するベルトレールカバーを付し、煙吸引パイプ部分のベルトレール側の内壁 に、煙吸引孔を設け、灰皿部分とタバコ搬送部分との連結部を通して、下部 から直接煙を吸引しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は図１０のように、灰皿部分上部をドーム型にし、ベルトレール、ベ ルトレールカバーと別個に設置した煙吸引用幹線パイブから吸引パイブ（吸 引口）を、灰皿部分上部のドームに通し、ドーム内のみの煙を吸引していた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

しかしながら、従来の装置には以下の様な欠点が存する。 （灰皿部） １ ドーム状の内側に溜まった煙を吸引パイプにて吸う構造になっている が、ドーム部の煙しか吸わず、搬送部分内部の煙を吸わない。 搬送中のタバコから発生する煙やニコチンはレール部や機器部に付着 し悪臭、故障の原因となる。 ２ 煙のみを吸引するため、タールやニコチンが流入経路に付着しやすく 、それらは非常に落としにくく、又付着したニコチンは悪臭の原因と なる。 ３ 灰皿部の吸引パイプが細かく詰り易い。 ４ 吸引パイプ（吸引孔）の大きさが一定の為距離による吸引量調整が自 由に設定てきない。 （ベルト レール部） １ 吸引幹線パイプ、吸引パイプ（吸引孔）がベルトレール、ベルトレー ルカバーと別々に設置されているため掃除やメンテナンス時には取外 しして行わなければならない。 ２ 設置時の工事量も多く複雑である。 ３ パイプの脱着は作業が非常に困難である。 そこで、本考案は、タバコ吸殻煙自動回収装置のベルトレール部に、煙吸引 パイプを内包するベルトレールカバーを付し、煙吸引パイプ部分のベルト側 の内壁に、煙吸引孔を設け、灰皿部分とタバコ搬送部分を結ぶ開口部を通し て、下部から直接煙、浮遊灰を吸引させることにより、煙の吸引効率を良く し、タール、ニコチンの付着を少なくし、掃除やメンテナンス時の省力化を 図ろうとし、又脱着作業を容易にしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

その構成を説明すると １ タバコ吸殻煙自動回収装置のベルトレール部はベルトレール本体（ 符号３）とベルトレールカバー（符号４）の２分割構造とし、既設 のテーブル（符号２）の下側に設置する。（図２，図３，図４） ２ 煙吸引パイプ部（符号６）はベルトレールカバー（符号４）と一体 構造にする。（図３，図４） ３ 煙吸引パイプ部（符号６）のベルトレール側の内壁に、煙吸引孔（ 符号５）を設ける。煙吸引孔（符号５）の数、大きさにより吸引量 を自由に設定できる。（図１，図２，図３，図４） ４ 煙を灰皿部分（符号１）とタバコ搬送部分（符号７）との連結部） 符号９）を通して、下部から直接吸引させる構造とする。（図７） ５ 灰皿下部内側に空洞部（符号１０）を設け空洞部の壁の一部に開口 部（符号８）を設ける。（図７，図８） ６ タバコ置部分に傾斜を付けることによりタバコの燃焼部分を空洞部 （符号１０）の中の開口部（符号８）より低く位置させる構造とす る。（図７）

【０００５】

【本考案の効果】

煙吸引パイプをタバコ吸殻煙自動回収装置のベルトレール本体を外包する ベルトレールカバーと一体構造とすることにより、設置時における工事も 簡単になり、簡単に脱着できる為その後の点検、メンテナンス等も容易で ある。 煙吸引パイプ部分の搬送ベルト側の内壁に、煙吸引孔を設け、灰皿部分と タバコ搬送部分との連結部を通して、下部から直接煙、浮遊灰を吸引させ ることにより搬送中の煙もすべて回収するので、搬送経路に汚れ、匂がつ きずらいし、浮遊灰と一緒にニコチンやタールも吸引するため搬送経路、 吸引経路がべとつかず、落ちやすい。 タバコ置部分に傾斜を付けることによりタバコの燃焼部分を空洞部の中の 開口部より低く位置させる構造としたので、煙の吸引効率が高い。（図９ 参考）

【０００６】

【実施例】

本考案はパチンコゲーム店のパチンコゲーム機の灰皿の様に複数の灰皿が設置 されている様なところに実施すると有用である。同様に食堂喫茶店のテーブル 、会議用テーブル等への実施も考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 タバコ吸殻煙自動回収装置の概略図

【図２】 タバコ吸殼煙自動回収装置ベルトレール部、
灰皿部の斜視図

【図３】 タバコ吸殻煙自動回収装置ベルトレール部の
斜視図

【図４】 タバコ吸殼煙自動回収装置ベルトレール断面
図

【図５】 タバコ吸殻煙自動回収装置灰皿部の平面図

【図６】 タバコ吸殻煙自動回収装置灰皿部の正面図

【図７】 タバコ吸殻煙自動回収装置灰皿部の側面図

【図８】 タバコ吸殻自動回収装置灰皿断面図

【図９】 吸引機能説明図

【図１０】旧タバコ吸殻自動回収装置

【符号の説明】

符号１ 灰皿 符号２ テーブル 符号３ ベルトレール本体 符号４ ベルトレールカバー 符号５ 煙吸引孔 符号６ 煙吸引パイプ 符号７ タバコ搬送部分 符号８ 開口部（空気流入部） 符号９ 連結部 符号１０ 空洞部

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成６年８月１８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】追加

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 イ 複数のタバコ灰皿の吸殼、煙自動回収装置のベルト
   レール部は本体とカバーの２分割構造とし、既設の天板
   の下側に設置する。 ロ 煙吸引パイプはカバーと一体構造にする。 ハ 煙吸引パイプ部分のベルト側の内壁に、煙吸引孔を
   設ける。
2. 【請求項２】 イ 煙を灰皿部分とタバコ搬送部分を結ぶ開口部を通し
   て、下部から直接吸引させる構造とする。 ロ 灰皿下部内側に空洞部を設け空洞部の壁の一部に開
   口部（空気流入部）を設ける。 ハ タバコ置部分に傾斜を付けることによりタバコの燃
   焼部分を空洞部の中の開口部（空気流入部）より低く位
   置させる構造とする。