JP3009466U - 連続多孔質でステンレス外郭部を備えた木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器 - Google Patents

連続多孔質でステンレス外郭部を備えた木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器

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JP3009466U
JP3009466U JP1994011860U JP1186094U JP3009466U JP 3009466 U JP3009466 U JP 3009466U JP 1994011860 U JP1994011860 U JP 1994011860U JP 1186094 U JP1186094 U JP 1186094U JP 3009466 U JP3009466 U JP 3009466U
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仙三 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼肉、野菜、魚等を調理する連続多孔質でス
テンレス外郭部を備えた木製又は樹脂製の把手付き磁器
質製調理容器の改良に関する。 【構成】 本考案の磁器質製調理容器は、酸化アルミニ
ュウム粒子又は炭化珪素粒子20〜80部の骨材(2)
に、ベースとして長石、粘土、陶石等を混合し、これら
に磁器質結合剤(3)10〜50部並びに有機質バイン
ダー3〜10部を添加した後、成形乾燥・焼結形成して
構成する底面部(11)及び周壁部(12)の表面側
(1a)から裏面側(1b)の両面(A)に亘って連続
気孔(4)を有する容器本体(1)と、この外周面に設
けられる木製又は樹脂製の把手(6a)を有するステン
レス外郭部(6)と、で構成される。 【効果】 連続多孔質調理容器の強度の向上が図れ、衝
撃、衝止等による破損及び/又は一部欠壊の防止、又は
強火による各種弊害を一掃できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、焼肉、野菜、魚等を調理する連続多孔質でステンレス外郭部を備え た木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属製容器、フライパン、せっ器製容器等の各種容器は、肉、野菜、魚 等の油分(水分を含む。)が容器内に残り、この油分が炒め物の材料に付着する 。したがって、脂っこさ、くどい等の感覚があり口当りが悪いこと、並びに脂肪 過多となり健康上で好ましくないこと、等の問題がある。一方、網体をもって構 成する焼き肉器は、逆に油分が落下又は蒸散し、油分等の前記問題点は解消され るが、かえって淡泊すぎて味が落ちること、及び焦げ付くことが間々あり、これ また問題となる。
【0003】 そして、これに類する技術文献としては、例えば、次のようなものが見当る。 即ち、実開平3−76524号の連続多孔質磁器質製調理鍋がある。この考案は 、鍋本体の底面部及び周壁部の表面側から裏面側の全面に亘って連通する10〜 60体積%の連続気孔を形成してなる構成である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記技術文献では、容器全体に10〜60体積%の連続気孔を有する構成とな っているので、例えば、余分の油分が、前記連続気孔を介して容器本体に浸透及 び透過し、料理品への脂臭い感覚、くどい感覚等は払拭される利点を有すること 、及び透過した油分の燃焼に基づく、熱エネルギ−の利用等に役立つことが考え られる。しかし、前記の如く、容器本体の底面部及び周壁部の表面側から裏面側 の全面に亘って10〜60体積%の連続気孔を形成することは、容器本体の強度 不足を招来する。したがって、例えば、容器本体を床面に落下したり、又は他の 物品に衝止した場合の破損及び/又は一部欠壊の虞れがあること、又は強火での 使用の際、切裂又は高熱傷跡等の発生が生ずる蓋然性が高いこと、殊に調理容器 全体が連続多孔質で構成される場合では、油の透過に基づく油分の燃焼で生成さ れる副燃焼により、さらに燃焼エネルギーが付加され、もって、前記高熱による 切裂等の弊害がさらに広がる虞れがあること、等の課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑み、本考案では、連続多孔質でなる磁器質製調理容器の強度不足の向 上、又は耐熱性の向上等を図ること、取扱いの容易な木製又は樹脂製の把手付き 磁器質製調理容器を提供すること、等を意図する。
【0006】 その要旨は、酸化アルミニュウム粒子又は炭化珪素粒子20〜80部の骨材と 、長石、粘土、陶石等を主成分とする磁器質結合剤10〜50部並びに有機質バ インダー3〜10部とで成形乾燥し、その後、焼結形成して構成され、かつその 底面部及び周壁部の表面側から裏面側の両面に亘って連続気孔を有する容器本体 と、この外側に設けられた木製又は樹脂製の把手を有するステンレス外郭部と、 で構成される連続多孔質でステンレス外郭部を備えた木製又は樹脂製の把手付き 磁器質製調理容器である。
【0007】
【作用】
本考案の連続多孔質磁器質製調理容器(連続多孔質調理容器とする。)には、 容器本体の表面側から裏面側の両面に亘る連続多孔質特性を備えている。したが って、例えば、炒め物、焼物などの料理材料より流出する油分が、連続多孔質調 理容器のポーラスな連続気孔内に吸引され(染み込んでいき)、これによって料 理材料に付着又は含有する油分が取り除かれ、究極的には適度の油分が料理品に 残り、結果として、適度な油分があり、かつくどさが解消され全体として美味な 炒め物、焼物等の料理品の味が楽しめ、しかも何人にとっても健康上、体重の維 持管理上、等で役立つ。
【0008】 そして、本考案は、連続多孔質でなる磁器質製調理容器の外郭部は、木製又は 樹脂製の把手付きステンレス外郭部で構成されている。したがって、高熱による 切裂の発生又は高熱傷の発生等が回避できること、又は前記高熱により木製又は 樹脂製の把手が高温となる虞れが極めて少なく(熱伝導率が小さいことによる) 、当該磁器質製調理容器の持ち運び、取外し等、所謂取り扱いの容易性及び安全 性が期待できること、等の実用面での卓効がある。また仮りに磁器質製調理容器 を落したり、又は他の物品に衝止し場合でも、破損、破壊等の虞れがなく、取り 扱いの容易化が達成され、かつ在来の調理容器と同様な各種取り扱いができ、大 変重宝すること、又は安心して使用できること、等の利点があり、極めて有益で ある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しつつ具体的に説明すると、1は調理用 の容器本体で、この容器本体1は平均値0,15mmの酸化アルミニュウム粒子5 0部を骨材2とする。この骨材2に長石、粘土、陶石等を主成分とする磁器質結 合剤3を35部、更に有機質バインダー5部、とを混合して所定の形状に成形し た後乾燥する。そして、その後、焼結形成することにより、容器本体1の底面部 11及び周壁部12の表面側1aから裏面側1bの両面Aに亘って連通する45 体積%の連続気孔4を有する。また前記容器本体1には木製又は樹脂製の把手6 aを有するステンレス外郭部6を形成する。尚、この木製又は樹脂製の把手6a を有するステンレス外郭部6は、例えば、容器本体1を囲繞する構成、又は容器 本体1の外周面部のみに設ける構成等各種の構造があり、容器本体1の使用分野 、寸法、その他要件により種々変更される。この連続気孔4を有する容器本体1 とステンレス外郭部6とで連続多孔質磁器質製調理容器7を作製する。図中1c は容器本体1の周壁部12の上面側を示す。また図4の如く、連続多孔質でなる 容器本体1と、木製又は樹脂製の把手6aを有するステンレス外郭部6と、が別 体構造の場合も有り得る。
【0010】 実験として、φ300の円形の連続多孔質陶磁器製調理容器7を利用して、 焼肉料理をした処、肉の周囲に油分の付着がなく、適度に油分が取れ、かつくど さが解消され全体として美味であった。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、以上で詳述したように、前記容器本体の底面部及び周壁部の表面側 から裏面側の両面に亘って連通する10〜60体積%の連続気孔を形成してなる 連続多孔質を備える木製又は樹脂製の把手を有するステンレス外郭部を有する連 続多孔質磁器質製調理容器である。したがって、連続多孔質調理容器の強度の向 上が図れ、衝撃、衝止等による破損及び/又は一部欠壊の防止、又は強火による 各種弊害を一掃できる特徴を有する。また焼物等の料理品に、油くささとか、脂 っこい感じ等が少なくなること、及び一方で、料理品に適度の油分が残っている こと、等により美味でかつ口当りがよい焼物等の料理品が楽しめる。殊に、脂肪 過多とならず、老人、体質的及び健康上等で油分の摂取が制限されている人、そ の他幼児等でも安心して食し得ることと、これらの人達にとって健康上、大変に よい。
【0012】 更に本考案は、熱伝導率の小さい木製又は樹脂製の把手を備えたステンレス外 郭部を有する連続多孔質磁器質製調理容器である。したがって、木製又は樹脂製 の把手が高温となる虞れが少なく、例えば、当該容器のガス燃焼部より離脱、又 は持ち運び等の取扱いの容易性及び安全性が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は方形の連続多孔質磁器質製調理容器を
示す一部欠截の斜視図である。
【2図】円形の連続多孔質磁器質製調理容器を示す一部
欠截の斜視図である。
【3図】容器全体の要部の拡大断面図である。
【図4】その他の連続多孔質磁器質製調理容器を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 表面側 1b 裏面側 1c 表面側 2 骨材 3 磁器質結合剤 4 連続気孔 6 ステンレス外郭部 6a 木製又は樹脂製の把手 7 連続多孔質磁器質製調理容器 11 底面部 12 周壁部 A 両面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニュウム粒子又は炭化珪素粒
    子20〜80部の骨材と、長石、粘土、陶石等を主成分
    とする磁器質結合剤10〜50部並びに有機質バインダ
    ー3〜10部とで成形乾燥し、その後、焼結形成して構
    成され、かつその底面部及び周壁部の表面側から裏面側
    の両面に亘って連続気孔を有する容器本体と、この外側
    に設けられた木製又は樹脂製の把手を有するステンレス
    外郭部と、で構成される連続多孔質でステンレス外郭部
    を備えた木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器。
  2. 【請求項2】 酸化アルミニュウム粒子又は炭化珪素粒
    子が0,1mm〜2,0mmで構成される実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の連続多孔質でステンレス外郭部を備
    えた木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器。
JP1994011860U 1994-09-26 1994-09-26 連続多孔質でステンレス外郭部を備えた木製又は樹脂製の把手付き磁器質製調理容器 Expired - Lifetime JP3009466U (ja)

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