JP3072640U - 天ぷら用鍋 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】天ぷら料理に経験の少ない人であっても、天ぷ
らを所望の形に作り上げることができるようにする。 【解決手段】天ぷら用鍋200の底部は、天ぷら用鍋の
底面216と、底面216よりも高い華揚げ部213
と、華揚げ部213よりも高いかき揚げ部214に分割
されている。華揚げ部213及びかき揚げ部214に
は、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部
213a、214aが形成されている。これらの凹部2
13a、214aに衣を付けた具を入れることにより、
容易に所望の形状の天ぷらをつくることができる。
らを所望の形に作り上げることができるようにする。 【解決手段】天ぷら用鍋200の底部は、天ぷら用鍋の
底面216と、底面216よりも高い華揚げ部213
と、華揚げ部213よりも高いかき揚げ部214に分割
されている。華揚げ部213及びかき揚げ部214に
は、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部
213a、214aが形成されている。これらの凹部2
13a、214aに衣を付けた具を入れることにより、
容易に所望の形状の天ぷらをつくることができる。
Description
【0001】
本考案は天ぷら用鍋及び天ぷら用鍋の内部に段部を形成する段部形成用部材に 関する。
【0002】
一般に、天ぷらの十分な揚げや天ぷらの華付けは長い経験を積んだ職人でなけ れば不可能であると言われている。
【0003】 このため、経験のない一般の人にも容易に天ぷらの揚げや華付けが行えるよう にした天ぷら用鍋が種々提案されている。
【0004】 その一例として、実開平4−125838号公報に記載された天ぷら用鍋を図 11及び図12に示す。
【0005】 図11に示すように、この天ぷら用鍋100は、円筒形状の鍋本体110と、 鍋本体110の上縁に形成された注ぎ口111と、鍋本体110の上縁に形成さ れた一対の取手112と、4分円形状をなし、鍋本体110の底面よりも高い高 さを有する華揚げ部113と、華揚げ部113に隣接し、4分円形状をなし、華 揚げ部113よりも高い高さを有するかき揚げ部114と、鍋本体110の底面 の周縁に形成された滓取り用の溝115と、を備えている。
【0006】 この天ぷら用鍋100は以下のようにして用いられる。
【0007】 まず、油面がかき揚げ部114の上の適当な高さになるように油を鍋本体11 0の内部に入れる。すなわち、衣で包んだ具をかき揚げ部114の上に置いたと きに、衣の上面に油滴がかかる程度の深さまで油を入れる。
【0008】 次いで、鍋本体110を熱し、油が適温に達したときに、衣で包んだ具をかき 揚げ部114の上に置き、所望の形に整える。
【0009】 次いで、衣で包んだ具をかき揚げ部114からかき揚げ部114に隣接する華 揚げ部113に移し、華揚げ部113において、天ぷら粉を上からふりかけて華 を付ける。
【0010】 適度に華を付けた後、衣で包んだ具を鍋本体110の底面上に移動させ、ここ で本揚げを行い、最終的に天ぷらとして仕上げられる。
【0011】
上述の天ぷら用鍋100によれば、天ぷら料理に経験が少なくても、天ぷらを 上手に揚げることができ、かつ、天ぷらに上手に華付けを行うことができる。
【0012】 しかしながら、上述の天ぷら用鍋100を用いるにしても、天ぷらを所望の形 に整えることは料理人自らが行わなければならないが、この天ぷらを所望の形に 整えることも少なからず経験を必要とし、経験の少ない人にとっては困難である ことが多い。
【0013】 また、上述の天ぷら用鍋100は鍋本体110の内部に華揚げ部113とかき 揚げ部114とを有しているため、底部の形状が一定せず、その結果、天ぷら用 鍋100は極めて不安定であるという欠点を有している。
【0014】 図12は、図11の矢印A方向から見た天ぷら用鍋100の側面図である。図 12から明らかであるように、例えば、天ぷら用鍋100を台の上に置く場合、 天ぷら用鍋100は、華揚げ部113及びかき揚げ部114以外の領域において のみ、台上に接し、華揚げ部113及びかき揚げ部114の領域においては、台 に接していない。すなわち、天ぷら用鍋100はその底面のほぼ半分の面積にお いてのみ台に接しているため、天ぷら用鍋100を台上に置いた場合、極めて安 定性に欠ける結果となっている。
【0015】 加えて、華揚げ部113及びかき揚げ部114は鍋本体100と一体成形され ているため、華揚げ部113及びかき揚げ部114が形成されていない通常の鍋 では、天ぷら用鍋100のように、天ぷらを上手に揚げることはできない。
【0016】 本考案は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、天ぷら料理に経 験の少ない人であっても、天ぷらを所望の形に作り上げることができる天ぷら用 鍋を提供することを目的とする。
【0017】 また、本考案は、図11に示した天ぷら用鍋100のように鍋の内部が三段に なっている天ぷら用鍋であって、安定性に優れる天ぷら用鍋を提供することをも 目的とする。
【0018】 さらに、本考案は、通常の鍋であっても、図11に示した天ぷら用鍋100と 同等の機能を有することができるようにすることを目的とする。
【0019】
この目的を達成するため、本考案のうち、請求項1は、底部が、第一の高さを 有する第一領域、前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域及び前 記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三領域に分割されている天ぷら用 鍋において、前記第二領域及び前記第三領域の少なくとも何れか一方には、その 表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部が形成されていることを特徴とす る天ぷら用鍋を提供する。
【0020】 本請求項に係る天ぷら用鍋によれば、第二領域、第三領域またはその双方には 、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部が形成されている。このため、本天ぷら 用鍋の使用者は、この凹部に衣を付けた具を入れることにより、衣を付けた具を 所望の形状にすることができ、天ぷら料理に経験の少ない人でも、容易に所望の 形状の天ぷらをつくることができる。
【0021】 なお、本請求項に係る天ぷら用鍋においては、第一領域が図11に示した天ぷ ら用鍋100の鍋本体110の底面、第二領域が華揚げ部113、第三領域がか き揚げ部114にそれぞれ対応している。
【0022】 凹部は、例えば、かき揚げ用としては円形、えびの天ぷら用としては細長いえ びの形状などに形成することができる。
【0023】 請求項2は、底部が、第一の高さを有する第一領域、前記第一の高さよりも高 い第二の高さを有する第二領域及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有す る第三領域に分割されている天ぷら用鍋において、前記天ぷら用鍋の底面には、 前記第二領域及び前記第三領域において、脚部が形成されており、前記脚部は、 前記第二領域及び前記第三領域における前記天ぷら用鍋の底面を前記第一領域に おける前記天ぷら用鍋の底面と同じ高さにするものであることを特徴とする天ぷ ら用鍋を提供する。
【0024】 本請求項に係る天ぷら用鍋によれば、天ぷら用鍋の底面において第二領域及び 第三領域に対応して形成された脚部により、天ぷら用鍋の底面が第一乃至第三領 域の全ての領域において同じ高さになる。このため、天ぷら用鍋を台上に置いて も、天ぷら用鍋の底面は第一乃至第三領域の全ての領域において台に接すること ができるので、天ぷら用鍋を台上に置いたときの安定性を増すことができる。
【0025】 請求項3に記載されているように、前記第一領域は半円形をなし、前記第二領 域及び前記第三領域はそれぞれ4分円形をなしており、前記脚部は、前記第二領 域及び前記第三領域にかけて半円形状に形成されている少なくとも一つの脚から なるものであることが好ましい。
【0026】 脚部は種々の形状をなすものとして形成することができる。例えば、第一領域 が半円形、第二及び第三領域がともに4分円形をなしているような場合には、脚 部は第二及び第三領域にかけて延びる半円形状の脚として形成することができる 。この場合、半円形状の脚は一つに限定されるものではなく、二つ以上の脚を設 けることもできる。さらに、二つ以上の脚を設ける場合には、それらの脚は同心 円状に設けることが好ましい。
【0027】 請求項4は、底部が、第一の高さを有する第一領域、前記第一の高さよりも高 い第二の高さを有する第二領域及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有す る第三領域に分割されている天ぷら用鍋において、前記第二領域は前記第三領域 の周囲に形成され、前記第一領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを 特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0028】 本請求項に係る天ぷら用鍋においては、最も高い第三の高さを有する第三領域 が第二領域の内側に位置し、かつ、第二領域は第一領域の内側に位置している。 このため、第三領域においてかき揚げを行った後、華付けを行うための第二領域 に天ぷらを移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げ を行うための第一領域に天ぷらを移動させることが容易になる。
【0029】 第一乃至第三領域の形状は任意に設定することができる。例えば、請求項5に 記載されているように、前記第一乃至第三領域は同心円状に形成されており、前 記第三領域が中央に位置し、前記第一領域が最外周に位置しているようにするこ とができる。
【0030】 請求項6は、底部が、第一の高さを有する第一領域、前記第一の高さよりも高 い第二の高さを有する第二領域及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有す る第三領域に分割されている天ぷら用鍋において、前記第二領域は前記第一領域 の周囲に形成され、前記第三領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを 特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0031】 本請求項に係る天ぷら用鍋においては、最も高い第三の高さを有する第三領域 が第二領域の外側に位置し、かつ、第二領域は第一領域の外側に位置している。 このため、第三領域においてかき揚げを行った後、華付けを行うための第二領域 に天ぷらを移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げ を行うための第一領域に天ぷらを移動させることが容易になる。
【0032】 第一乃至第三領域の形状は任意に設定することができる。例えば、請求項7に 記載されているように、前記第一乃至第三領域は同心円状に形成されており、前 記第一領域が中央に位置し、前記第三領域が最外周に位置しているようにするこ とができる。
【0033】 また、請求項6または7に係る天ぷら用鍋には、請求項8に記載されているよ うに、その底面に、前記第二領域及び前記第三領域にまたがる脚部を形成するこ とができる。この脚部は、前記第二領域及び前記第三領域における前記天ぷら用 鍋の底面を前記第一領域における前記天ぷら用鍋の底面と同じ高さにするもので ある。
【0034】 この脚部を設けることにより、天ぷら用鍋の底面が第一乃至第三領域の全ての 領域において同じ高さになる。このため、天ぷら用鍋を台上に置いても、天ぷら 用鍋の底面は第一乃至第三領域の全ての領域において台に接することができるの で、天ぷら用鍋を台上に置いたときの安定性を増すことができる。
【0035】 また、請求項9に記載されているように、請求項4乃至8に記載した天ぷら用 鍋においても、前記第二領域及び前記第三領域の少なくとも何れか一方には、そ の表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部を形成することができる。
【0036】 請求項10は、天ぷら用鍋の底部上に置いて用いる段部形成用部材であって、 前記天ぷら用鍋の前記底部よりも高い高さを有する第一部分と、前記第一部分よ りも高い高さを有し、前記第一部分と一体に形成されている第二部分と、からな る段部形成用部材を提供する。
【0037】 この段部形成用部材を通常の鍋の中にはめ込むことにより、通常の鍋を、底部 が、第一の高さを有する第一領域、第一の高さよりも高い第二の高さを有する第 二領域及び第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三領域に分割されている 天ぷら用鍋に構造変更することができる。
【0038】 このため、図11に示したような天ぷら用鍋100を新たに購入することなく 、現在使用している鍋に、図11に示した天ぷら用鍋100と同等の機能を付加 することができる。
【0039】 なお、段部形成用部材の第一部分が第二領域を形成し、第二部分が第三領域を 形成する。最も低い第一領域は鍋の底面が対応している。
【0040】 この段部形成用部材は種々の形状に形成することが可能である。
【0041】 例えば、請求項11に記載されているように、段部形成用部材における前記第 一部分及び前記第二部分はともに4分円形状をなしており、前記第一部分と前記 第二部分とはそれらの直線状縁部において接しているように形成することができ る。
【0042】 この段部形成用部材を用いることにより、通常の鍋の構造を図11に示した天 ぷら用鍋の構造に変更することができる。
【0043】 また、請求項12に記載されているように、段部形成用部材は、前記第一部分 と前記第二部分とをそれらの直線状縁部において接続する傾斜部分をさらに備え ることが好ましい。
【0044】 このような傾斜部分を設けることにより、天ぷらを第二部分から第一部分へ移 動させる際に、傾斜部分上を滑らせながら移動させることができるので、第二部 分から第一部分への天ぷらの移動を円滑に行うことができる。
【0045】 請求項13に記載されているように、前記第一部分が前記第二部分の周囲に形 成されている段部形成用部材をつくることもできる。
【0046】 この段部形成用部材を用いることにより、通常の鍋を請求項4に記載した天ぷ ら用鍋に構造変更することができる。
【0047】 請求項13に記載した段部形成用部材においては、請求項14に記載されてい るように、前記第一部分の周囲に、前記天ぷら用鍋の内径と等しい外径を有する 板状部分がさらに形成されていることが好ましい。
【0048】 この板状部分は天ぷら用鍋の内径に等しい外径を有しているため、本段部形成 用部材を天ぷら用鍋の中に密着させた状態ではめ込むことができ、かつ、本段部 形成用部材を天ぷら用鍋の内部において自動的に位置決めすることができる。
【0049】 あるいは、請求項15に記載されているように、前記第二部分が前記第一部分 の周囲に形成されている段部形成用部材をつくることもできる。
【0050】 この段部形成用部材を用いることにより、通常の鍋を請求項6に記載した天ぷ ら用鍋に構造変更することができる。
【0051】 上記の請求項13乃至15に記載の段部形成用部材においては、請求項16に 記載されているように、前記第一部分及び前記第二部分は同心円状に形成されて いることが好ましい。
【0052】 また、請求項17に記載されているように、請求項15に記載の段部形成用部 材においては、前記第一部分及び前記第二部分は同心円状に形成されており、前 記第二部分の外径は前記天ぷら用鍋の内径に等しいことが好ましい。
【0053】 第二部分の外径を天ぷら用鍋に等しくすることにより、本請求項に係る段部形 成用部材を天ぷら用鍋の中に密着させた状態ではめ込むことができ、かつ、段部 形成用部材を自動的に位置決めすることができる。
【0054】 請求項18に記載されているように、上述の段部形成用部材においては、前記 第一部分及び前記第二部分の少なくとも何れか一方には、その表面に、天ぷらの 所望の形状をかたどった凹部を形成することが好ましい。
【0055】 本請求項に係る段部形成用部材によれば、本天ぷら用鍋の使用者は、凹部に衣 を付けた具を入れることにより、衣を付けた具を所望の形状にすることができ、 天ぷら料理に経験の少ない人でも、容易に所望の形状の天ぷらをつくることがで きる。
【0056】
【0057】
図1は、本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0058】 本実施形態に係る天ぷら用鍋200は、円筒形状の鍋本体210と、鍋本体2 10の上縁に形成された注ぎ口211と、鍋本体210の上縁に形成された一対 の取手212と、4分円形状をなし、鍋本体210の底面よりも高い高さを有す る第二領域としての華揚げ部213と、華揚げ部213に隣接し、4分円形状を なし、華揚げ部213よりも高い高さを有する第三領域としてのかき揚げ部21 4と、鍋本体210の底面の周縁に形成された滓取り用の溝215と、を備えて いる。なお、鍋本体210の半円形状の底面216が第一領域を形成している。
【0059】 本実施形態に係る天ぷら用鍋200の華揚げ部213とかき揚げ部214の双 方には、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部213a、214a がそれぞれ形成されている。
【0060】 華揚げ部213に形成された凹部213aは海老の形状をなしており、かき揚 げ部214に形成された凹部214aは円形をなしている。このため、天ぷら料 理に経験の少ない人であっても、衣を付けた具を凹部213aにはめこむことに より、海老の形状をなした天ぷらを容易に形成することができ、あるいは、衣を 付けた具を凹部214aにはめこむことにより、円形のかき揚げを容易に形成す ることができる。
【0061】 本実施形態においては、華揚げ部213とかき揚げ部214の双方に凹部21 3a、214aを形成したが、華揚げ部213とかき揚げ部214の何れか一方 にのみ凹部213aまたは214aを形成することもできる。
【0062】 また、本実施形態においては、華揚げ部213とかき揚げ部214とに形成さ れる凹部213a、214aの形状を異なるものとしたが、同一形状の凹部を華 揚げ部213とかき揚げ部214とに形成することもできる。
【0063】 凹部の形状は任意であり、本実施形態における円形または海老形の他に所望の 形状を選択することができる。
【0064】
図2は、本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋の底面図である。
【0065】 本実施形態に係る天ぷら用鍋300には、上述の第一の実施形態に係る天ぷら 用鍋200の構成に加えて、底面において、二つの脚部215a、215bが形 成されている。
【0066】 二つの脚部215a、215bは、華揚げ部213及びかき揚げ部214にま たがってそれぞれ半円形状に同心円状に形成されている。二つの脚部215a、 215bは、華揚げ部213及びかき揚げ部214における天ぷら用鍋300の 底面を鍋本体210における天ぷら用鍋300の底面と同じ高さにしている。
【0067】 これらの二つの脚部215a、215bにより、天ぷら用鍋300を台上に置 いても、天ぷら用鍋300の底面は鍋本体210、華揚げ部213及びかき揚げ 部214の全ての領域において台に接することができるので、天ぷら用鍋300 を安定した状態で台上に置くことができる。
【0068】 脚部215a、215bの数は二つには限定されない。一つでもよく、あるい は、三つ以上でもよい。
【0069】 なお、脚部215a、215bの形状は半円形状に限定されるものではなく、 種々の形状に形成することができる。例えば、半四角形状、半楕円形状、ジグザ グ形状などの種々の形状に形成することが可能である。
【0070】 また、二つの脚部は必ずしも同一形状に形成する必要はなく、相互に異なる形 状をなしていてもよい。
【0071】
図3は、本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0072】 本実施形態に係る天ぷら用鍋400は、円筒形状の鍋本体410と、鍋本体4 10の上縁に形成された一対の取手412と、鍋本体410の底面の中央に位置 し、第三領域をなす円形のかき揚げ部414と、かき揚げ部414と同心円状に かき揚げ部414の周囲に形成されている第二領域としての華揚げ部413と、 からなっている。なお、鍋本体410の半円形状の底面415が第一領域を形成 している。
【0073】 図3に示すように、華揚げ部413は鍋本体410の底面415よりも高く形 成されており、かき揚げ部414は華揚げ部413よりも高く形成されている。
【0074】 本実施形態に係る天ぷら用鍋400によれば、第三領域としてのかき揚げ部4 14の周囲に第二領域としての華揚げ部413が位置しているため、かき揚げ部 414においてかき揚げを行った後、華付けを行うために天ぷらを華揚げ部41 3移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げを行うた めの第一領域としての鍋本体410の底面415上にに天ぷらを移動させること も容易になる。
【0075】 なお、本実施形態においては、華揚げ部413及びかき揚げ部414はともに 同心円をなす円形形状としたが、華揚げ部413及びかき揚げ部414の形状は 円形には限定されない。かき揚げ部414の周囲に華揚げ部413が位置し、か つ、華揚げ部413の周囲に鍋本体410の底面が位置している限りは、華揚げ 部413及びかき揚げ部414の形状は任意に選定することができるる。例えば 、四角形、三角形、楕円形、その他種々の形状を選択することができる。
【0076】
図4は、本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0077】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500は、円筒形状の鍋本体510と、鍋本体5 10の上縁に形成された一対の取手512と、第一領域をなす鍋本体510の円 形底面515の周囲に形成されている第二領域としてのリング状の華揚げ部51 3と、華揚げ部513の周囲に位置し、第三領域をなすリング状のかき揚げ部5 14と、からなっている。華揚げ部513とかき揚げ部514とは同心円状に配 置されている。
【0078】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500においては、最も高い第三領域としてのか き揚げ部514が第二領域としての華揚げ部513の外側に位置し、かつ、華揚 げ部513は第一領域としての鍋本体510の底面515の外側に位置している 。このため、かき揚げ部514においてかき揚げを行った後、華付けを行うため に華揚げ部513に天ぷらを容易に移動させることができる。同様に、華付けを 行った後に、本揚げを行うために、天ぷらを華揚げ部513から鍋本体510の 底面515に容易に移動させることができる。
【0079】 なお、本実施形態においては、華揚げ部513及びかき揚げ部514はともに 同心円をなすリング形状としたが、華揚げ部513及びかき揚げ部514の形状 はリング形には限定されない。華揚げ部513の周囲にかき揚げ部514が位置 し、かつ、鍋本体510の底面515の周囲に華揚げ部513が位置している限 りは、華揚げ部513及びかき揚げ部514の形状は任意に選定することができ るる。例えば、四角形、三角形、楕円形、その他種々の形状を選択することがで きる。
【0080】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500においては、中央に位置する鍋本体510 の底面515が最も深い位置にあり、その周囲の華揚げ部513及びかき揚げ部 514は底面515よりも浅い。このため、天ぷら用鍋500を台上に置いた場 合に安定性を欠くことがある。
【0081】 そこで、図5に示すように、本実施形態に係る天ぷら用鍋500の底面には、 華揚げ部513及びかき揚げ部514において、それぞれ脚部516a、516 bを設けることができる。
【0082】 脚部516aは、華揚げ部513の全周にわたって設けられ、リング状をなし ている。脚部516bは、かき揚げ部514の全周にわたって設けられ、リング 状をなしている。脚部516aと脚部516bとは同心円状に配置されている。
【0083】 この二つの脚部516a、516bは華揚げ部513及びかき揚げ部514に おける天ぷら用鍋500の底面を鍋本体510の底面515と同じ高さにしてい る。このため、天ぷら用鍋500の安定性が飛躍的に増大している。
【0084】 なお、華揚げ部513及びかき揚げ部514にそれぞれ形成する脚部の数は1 個に限定されるものではなく、華揚げ部513及びかき揚げ部514のそれぞれ に2個または3個以上の脚部を形成することも可能である。
【0085】 また、脚部516a、516bの形状もリング状に限定されるものではなく、 例えば、90度の円周角毎に1個の直立壁を脚部として形成することも可能であ る。
【0086】 なお、図示していないが、図3に示した第三の実施形態に係る天ぷら用鍋40 0及び図4に示した本実施形態に係る天ぷら用鍋500の各華揚げ部413、5 13及びかき揚げ部414、514にも、図1に示したような凹部213a、2 13bを形成することが可能である。
【0087】
図6は、本考案の第五の実施形態に係る段部形成用部材の斜視図である。
【0088】 本実施形態に係る段部形成用部材600は天ぷら用鍋の底部上に置いて用いら れる。
【0089】 段部形成用部材600は、天ぷら用鍋の底部上に置いたときに、該底部よりも 高い高さを有する4分円形状の第一部分601と、第一部分601よりも高い高 さを有する4分円形状の第二部分602と、第一部分601と第二部分602と を一体に接続する接続部分603と、第一部分601の下面に形成されている二 つの第一脚部604と、第二部分602の下面に形成されている二つの第二脚部 605と、からなっている。
【0090】 本実施形態に係る段部形成用部材600を通常の鍋の中にはめ込むことにより 、その鍋を、図11に示した天ぷら用鍋100と同等の構造のものにすることが できる。このため、図11に示したような天ぷら用鍋100を新たに購入するこ となく、現在使用している鍋に、図11に示した天ぷら用鍋100と同等の機能 を付加することができる。
【0091】 第一部分601と第二部分602とを接続している接続部分603は、図7に 示すように、傾斜させて形成することが可能である。
【0092】 接続部分603を傾斜させることにより、天ぷらをかき揚げ部をなす第二部分 602から華揚げ部をなす第一部分601へ移動させる際に、傾斜した接続部分 603上を滑らせながら移動させることができるので、第二部分602から第一 部分601への天ぷらの移動を円滑に行うことができる。
【0093】 また、図8に示すように、段部形成用部材600の第一部分601及び第二部 分602の各々の表面上に図1に示した凹部214a、214bと同様の凹部6 06a、606bを形成することも可能である。
【0094】
図9は、本考案の第六の実施形態に係る段部形成用部材700を示す。図9( A)は段部形成用部材700の斜視図であり、図9(B)は図9(A)の9B− 9B線における断面図である。
【0095】 本実施形態に係る段部形成用部材700は天ぷら用鍋の底部上に置いて用いら れる。
【0096】 段部形成用部材700は、天ぷら用鍋の底部上に置かれ、天ぷら用鍋の内径と 等しい外径を有する板状の底板部分703と、底板部分703の中央に位置し、 底板部分703よりも高い高さを有する円筒形状の第一部分701と、第一部分 701の中央に位置し、すなわち、第二部分702と同心に位置し、第一部分7 01よりも高い高さを有する円筒形状の第二部分702と、からなる。
【0097】 本実施形態に係る段部形成用部材700を通常の鍋の中にはめ込むことにより 、その鍋を、図3に示した第三の実施形態に係る天ぷら用鍋400と同等の構造 のものにすることができる。このため、図3に示したような天ぷら用鍋400を 新たに購入することなく、現在使用している鍋に、図3に示した天ぷら用鍋40 0と同等の機能を付加することができる。
【0098】 さらに、底板部分703は天ぷら用鍋の内径に等しい外径を有しているため、 段部形成用部材700を天ぷら用鍋の中に密着させた状態ではめ込むことができ 、かつ、段部形成用部材700を天ぷら用鍋の内部において自動的に位置決めす ることができる。
【0099】 なお、図示していないが、段部形成用部材700の第一部分701及び第二部 分702の各々の表面上に図1に示した凹部214a、214bと同様の凹部を 形成することも可能である。
【0100】
図10は、本考案の第七の実施形態に係る段部形成用部材800を示す。図1 0(A)は段部形成用部材800の斜視図であり、図10(B)は図10(A) の10B−10B線における断面図である。
【0101】 本実施形態に係る段部形成用部材800は天ぷら用鍋の底部上に置いて用いら れる。
【0102】 段部形成用部材800は、本段部形成用部材800を天ぷら用鍋の底部上に置 いたときに、天ぷら用鍋の底面よりも高さが高いリング状の第一部分801と、 第一部分801よりも高さが高く、天ぷら用鍋の内径と等しい外径を有するリン グ状の第二部分802と、からなる。
【0103】 本実施形態に係る段部形成用部材800を通常の鍋の中にはめ込むことにより 、その鍋を、図4に示した第四の実施形態に係る天ぷら用鍋500と同等の構造 のものにすることができる。このため、図4に示したような天ぷら用鍋500を 新たに購入することなく、現在使用している鍋に、図4に示した天ぷら用鍋50 0と同等の機能を付加することができる。
【0104】 さらに、第二部分802は天ぷら用鍋の内径に等しい外径を有しているため、 段部形成用部材800を天ぷら用鍋の中に密着させた状態ではめ込むことができ 、かつ、段部形成用部材800を天ぷら用鍋の内部において自動的に位置決めす ることができる。
【0105】 なお、図示していないが、段部形成用部材800の第一部分801及び第二部 分802の各々の表面上に図1に示した凹部214a、214bと同様の凹部を 形成することも可能である。
【0106】
第二領域及び第三領域の表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部を形成 することにより、天ぷら料理に経験の少ない人でも、容易に所望の形状の天ぷら をつくることができる。
【0107】 また、第二領域及び第三領域の下方に脚部を設けることにより、第二領域及び 第三領域を形成したことに伴う天ぷら用鍋の不安定性を解消することができる。
【0108】 さらに、本考案に係る段部形成用部材を用いることにより、通常の鍋に、本考 案に係る天ぷら用鍋の機能を付加することができる。
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は天ぷら用鍋に関する。
【0002】
一般に、天ぷらの十分な揚げや天ぷらの華付けは長い経験を積んだ職人でなけ れば不可能であると言われている。
【0003】 このため、経験のない一般の人にも容易に天ぷらの揚げや華付けが行えるよう にした天ぷら用鍋が種々提案されている。
【0004】 その一例として、実開平4−125838号公報に記載された天ぷら用鍋を図 6及び図7に示す。
【0005】 図6に示すように、この天ぷら用鍋100は、円筒形状の鍋本体110と、鍋 本体110の上縁に形成された注ぎ口111と、鍋本体110の上縁に形成され た一対の取手112と、4分円形状をなし、鍋本体110の底面よりも高い高さ を有する華揚げ部113と、華揚げ部113に隣接し、4分円形状をなし、華揚 げ部113よりも高い高さを有するかき揚げ部114と、鍋本体110の底面の 周縁に形成された滓取り用の溝115と、を備えている。
【0006】 この天ぷら用鍋100は以下のようにして用いられる。
【0007】 まず、油面がかき揚げ部114の上の適当な高さになるように油を鍋本体11 0の内部に入れる。すなわち、衣で包んだ具をかき揚げ部114の上に置いたと きに、衣の上面に油滴がかかる程度の深さまで油を入れる。
【0008】 次いで、鍋本体110を熱し、油が適温に達したときに、衣で包んだ具をかき 揚げ部114の上に置き、所望の形に整える。
【0009】 次いで、衣で包んだ具をかき揚げ部114からかき揚げ部114に隣接する華 揚げ部113に移し、華揚げ部113において、天ぷら粉を上からふりかけて華 を付ける。
【0010】 適度に華を付けた後、衣で包んだ具を鍋本体110の底面上に移動させ、ここ で本揚げを行い、最終的に天ぷらとして仕上げられる。
【0011】
上述の天ぷら用鍋100によれば、天ぷら料理に経験が少なくても、天ぷらを 上手に揚げることができ、かつ、天ぷらに上手に華付けを行うことができる。
【0012】 しかしながら、上述の天ぷら用鍋100を用いるにしても、天ぷらを所望の形 に整えることは料理人自らが行わなければならないが、この天ぷらを所望の形に 整えることも少なからず経験を必要とし、経験の少ない人にとっては困難である ことが多い。
【0013】 また、上述の天ぷら用鍋100は鍋本体110の内部に華揚げ部113とかき 揚げ部114とを有しているため、底部の形状が一定せず、その結果、天ぷら用 鍋100は極めて不安定であるという欠点を有している。
【0014】 図7は、図6の矢印A方向から見た天ぷら用鍋100の側面図である。図7か ら明らかであるように、例えば、天ぷら用鍋100を台の上に置く場合、天ぷら 用鍋100は、華揚げ部113及びかき揚げ部114以外の領域においてのみ、 台上に接し、華揚げ部113及びかき揚げ部114の領域においては、台に接し ていない。すなわち、天ぷら用鍋100はその底面のほぼ半分の面積においての み台に接しているため、天ぷら用鍋100を台上に置いた場合、極めて安定性に 欠ける結果となっている。
【0015】 加えて、華揚げ部113及びかき揚げ部114は鍋本体100と一体成形され ているため、華揚げ部113及びかき揚げ部114が形成されていない通常の鍋 では、天ぷら用鍋100のように、天ぷらを上手に揚げることはできない。
【0016】 本考案は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、天ぷら料理に経 験の少ない人であっても、天ぷらを所望の形に作り上げることができる天ぷら用 鍋を提供することを目的とする。
【0017】 また、本考案は、図6に示した天ぷら用鍋100のように鍋の内部が三段にな っている天ぷら用鍋であって、安定性に優れる天ぷら用鍋を提供することをも目 的とする。
【0018】 さらに、本考案は、通常の鍋であっても、図6に示した天ぷら用鍋100と同 等の機能を有することができるようにすることを目的とする。
【0019】
この目的を達成するため、本考案のうち、請求項1は、底部が、第一の高さを 有する第一領域、前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域及び前 記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三領域に分割されている天ぷら用 鍋において、前記天ぷら用鍋の底面には、前記第二領域及び前記第三領域におい て、脚部が形成されており、前記脚部は、前記第二領域及び前記第三領域におけ る前記天ぷら用鍋の底面を前記第一領域における前記天ぷら用鍋の底面と同じ高 さにするものであることを特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0020】 本請求項に係る天ぷら用鍋によれば、天ぷら用鍋の底面において第二領域及び 第三領域に対応して形成された脚部により、天ぷら用鍋の底面が第一乃至第三領 域の全ての領域において同じ高さになる。このため、天ぷら用鍋を台上に置いて も、天ぷら用鍋の底面は第一乃至第三領域の全ての領域において台に接すること ができるので、天ぷら用鍋を台上に置いたときの安定性を増すことができる。
【0021】 請求項2に記載されているように、前記第一領域は半円形をなし、前記第二領 域及び前記第三領域はそれぞれ4分円形をなしており、前記脚部は、前記第二領 域及び前記第三領域にかけて半円形状に形成されている少なくとも一つの脚から なるものであることが好ましい。
【0022】 脚部は種々の形状をなすものとして形成することができる。例えば、第一領域 が半円形、第二及び第三領域がともに4分円形をなしているような場合には、脚 部は第二及び第三領域にかけて延びる半円形状の脚として形成することができる 。この場合、半円形状の脚は一つに限定されるものではなく、二つ以上の脚を設 けることもできる。さらに、二つ以上の脚を設ける場合には、それらの脚は同心 円状に設けることが好ましい。
【0023】 請求項3に記載されているように、前記第二領域及び前記第三領域の少なくと も何れか一方には、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部が形成さ れていることを特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0024】 本請求項に係る天ぷら用鍋によれば、第二領域、第三領域またはその双方には 、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部が形成されている。このため、本天ぷら 用鍋の使用者は、この凹部に衣を付けた具を入れることにより、衣を付けた具を 所望の形状にすることができ、天ぷら料理に経験の少ない人でも、容易に所望の 形状の天ぷらをつくることができる。
【0025】 なお、本請求項に係る天ぷら用鍋においては、第一領域が図6に示した天ぷら 用鍋100の鍋本体110の底面、第二領域が華揚げ部113、第三領域がかき 揚げ部114にそれぞれ対応している。
【0026】 凹部は、例えば、かき揚げ用としては円形、えびの天ぷら用としては細長いえ びの形状などに形成することができる。
【0027】 請求項4は、底部が、第一の高さを有する第一領域、前記第一の高さよりも高 い第二の高さを有する第二領域及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有す る第三領域に分割されている天ぷら用鍋において、前記第二領域は前記第三領域 の周囲に形成され、前記第一領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを 特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0028】 本請求項に係る天ぷら用鍋においては、最も高い第三の高さを有する第三領域 が第二領域の内側に位置し、かつ、第二領域は第一領域の内側に位置している。 このため、第三領域においてかき揚げを行った後、華付けを行うための第二領域 に天ぷらを移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げ を行うための第一領域に天ぷらを移動させることが容易になる。
【0029】 第一乃至第三領域の形状は任意に設定することができる。例えば、請求項5に 記載されているように、前記第一乃至第三領域は同心円状に形成されており、前 記第三領域が中央に位置し、前記第一領域が最外周に位置しているようにするこ とができる。
【0030】 請求項6は、底部が、第一の高さを有する第一領域、前記第一の高さよりも高 い第二の高さを有する第二領域及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有す る第三領域に分割されている天ぷら用鍋において、前記第二領域は前記第一領域 の周囲に形成され、前記第三領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを 特徴とする天ぷら用鍋を提供する。
【0031】 本請求項に係る天ぷら用鍋においては、最も高い第三の高さを有する第三領域 が第二領域の外側に位置し、かつ、第二領域は第一領域の外側に位置している。 このため、第三領域においてかき揚げを行った後、華付けを行うための第二領域 に天ぷらを移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げ を行うための第一領域に天ぷらを移動させることが容易になる。
【0032】 第一乃至第三領域の形状は任意に設定することができる。例えば、請求項7に 記載されているように、前記第一乃至第三領域は同心円状に形成されており、前 記第一領域が中央に位置し、前記第三領域が最外周に位置しているようにするこ とができる。
【0033】 また、請求項6または7に係る天ぷら用鍋には、請求項8に記載されているよ うに、その底面に、前記第二領域及び前記第三領域にまたがる脚部を形成するこ とができる。この脚部は、前記第二領域及び前記第三領域における前記天ぷら用 鍋の底面を前記第一領域における前記天ぷら用鍋の底面と同じ高さにするもので ある。
【0034】 この脚部を設けることにより、天ぷら用鍋の底面が第一乃至第三領域の全ての 領域において同じ高さになる。このため、天ぷら用鍋を台上に置いても、天ぷら 用鍋の底面は第一乃至第三領域の全ての領域において台に接することができるの で、天ぷら用鍋を台上に置いたときの安定性を増すことができる。
【0035】 また、請求項9に記載されているように、請求項4乃至8に記載した天ぷら用 鍋においても、前記第二領域及び前記第三領域の少なくとも何れか一方には、そ の表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部を形成することができる。
【0036】
【0037】
【第一の実施の形態】 図1は、本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0038】 本実施形態に係る天ぷら用鍋200は、円筒形状の鍋本体210と、鍋本体2 10の上縁に形成された注ぎ口211と、鍋本体210の上縁に形成された一対 の取手212と、4分円形状をなし、鍋本体210の底面よりも高い高さを有す る第二領域としての華揚げ部213と、華揚げ部213に隣接し、4分円形状を なし、華揚げ部213よりも高い高さを有する第三領域としてのかき揚げ部21 4と、鍋本体210の底面の周縁に形成された滓取り用の溝215と、を備えて いる。なお、鍋本体210の半円形状の底面216が第一領域を形成している。
【0039】 本実施形態に係る天ぷら用鍋200の華揚げ部213とかき揚げ部214の双 方には、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部213a、214a がそれぞれ形成されている。
【0040】 華揚げ部213に形成された凹部213aは海老の形状をなしており、かき揚 げ部214に形成された凹部214aは円形をなしている。このため、天ぷら料 理に経験の少ない人であっても、衣を付けた具を凹部213aにはめこむことに より、海老の形状をなした天ぷらを容易に形成することができ、あるいは、衣を 付けた具を凹部214aにはめこむことにより、円形のかき揚げを容易に形成す ることができる。
【0041】 本実施形態においては、華揚げ部213とかき揚げ部214の双方に凹部21 3a、214aを形成したが、華揚げ部213とかき揚げ部214の何れか一方 にのみ凹部213aまたは214aを形成することもできる。
【0042】 また、本実施形態においては、華揚げ部213とかき揚げ部214とに形成さ れる凹部213a、214aの形状を異なるものとしたが、同一形状の凹部を華 揚げ部213とかき揚げ部214とに形成することもできる。
【0043】 凹部の形状は任意であり、本実施形態における円形または海老形の他に所望の 形状を選択することができる。
【0044】
図2は、本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋の底面図である。
【0045】 本実施形態に係る天ぷら用鍋300には、上述の第一の実施形態に係る天ぷら 用鍋200の構成に加えて、底面において、二つの脚部215a、215bが形 成されている。
【0046】 二つの脚部215a、215bは、華揚げ部213及びかき揚げ部214にま たがってそれぞれ半円形状に同心円状に形成されている。二つの脚部215a、 215bは、華揚げ部213及びかき揚げ部214における天ぷら用鍋300の 底面を鍋本体210における天ぷら用鍋300の底面と同じ高さにしている。
【0047】 これらの二つの脚部215a、215bにより、天ぷら用鍋300を台上に置 いても、天ぷら用鍋300の底面は鍋本体210、華揚げ部213及びかき揚げ 部214の全ての領域において台に接することができるので、天ぷら用鍋300 を安定した状態で台上に置くことができる。
【0048】 脚部215a、215bの数は二つには限定されない。一つでもよく、あるい は、三つ以上でもよい。
【0049】 なお、脚部215a、215bの形状は半円形状に限定されるものではなく、 種々の形状に形成することができる。例えば、半四角形状、半楕円形状、ジグザ グ形状などの種々の形状に形成することが可能である。
【0050】 また、二つの脚部は必ずしも同一形状に形成する必要はなく、相互に異なる形 状をなしていてもよい。
【0051】
図3は、本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0052】 本実施形態に係る天ぷら用鍋400は、円筒形状の鍋本体410と、鍋本体4 10の上縁に形成された一対の取手412と、鍋本体410の底面の中央に位置 し、第三領域をなす円形のかき揚げ部414と、かき揚げ部414と同心円状に かき揚げ部414の周囲に形成されている第二領域としての華揚げ部413と、 からなっている。なお、鍋本体410の半円形状の底面415が第一領域を形成 している。
【0053】 図3に示すように、華揚げ部413は鍋本体410の底面415よりも高く形 成されており、かき揚げ部414は華揚げ部413よりも高く形成されている。
【0054】 本実施形態に係る天ぷら用鍋400によれば、第三領域としてのかき揚げ部4 14の周囲に第二領域としての華揚げ部413が位置しているため、かき揚げ部 414においてかき揚げを行った後、華付けを行うために天ぷらを華揚げ部41 3移動させることが容易になる。同様に、華付けを行った後に、本揚げを行うた めの第一領域としての鍋本体410の底面415上にに天ぷらを移動させること も容易になる。
【0055】 なお、本実施形態においては、華揚げ部413及びかき揚げ部414はともに 同心円をなす円形形状としたが、華揚げ部413及びかき揚げ部414の形状は 円形には限定されない。かき揚げ部414の周囲に華揚げ部413が位置し、か つ、華揚げ部413の周囲に鍋本体410の底面が位置している限りは、華揚げ 部413及びかき揚げ部414の形状は任意に選定することができるる。例えば 、四角形、三角形、楕円形、その他種々の形状を選択することができる。
【0056】
【第四の実施の形態】 図4は、本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜視図である。
【0057】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500は、円筒形状の鍋本体510と、鍋本体5 10の上縁に形成された一対の取手512と、第一領域をなす鍋本体510の円 形底面515の周囲に形成されている第二領域としてのリング状の華揚げ部51 3と、華揚げ部513の周囲に位置し、第三領域をなすリング状のかき揚げ部5 14と、からなっている。華揚げ部513とかき揚げ部514とは同心円状に配 置されている。
【0058】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500においては、最も高い第三領域としてのか き揚げ部514が第二領域としての華揚げ部513の外側に位置し、かつ、華揚 げ部513は第一領域としての鍋本体510の底面515の外側に位置している 。このため、かき揚げ部514においてかき揚げを行った後、華付けを行うため に華揚げ部513に天ぷらを容易に移動させることができる。同様に、華付けを 行った後に、本揚げを行うために、天ぷらを華揚げ部513から鍋本体510の 底面515に容易に移動させることができる。
【0059】 なお、本実施形態においては、華揚げ部513及びかき揚げ部514はともに 同心円をなすリング形状としたが、華揚げ部513及びかき揚げ部514の形状 はリング形には限定されない。華揚げ部513の周囲にかき揚げ部514が位置 し、かつ、鍋本体510の底面515の周囲に華揚げ部513が位置している限 りは、華揚げ部513及びかき揚げ部514の形状は任意に選定することができ るる。例えば、四角形、三角形、楕円形、その他種々の形状を選択することがで きる。
【0060】 本実施形態に係る天ぷら用鍋500においては、中央に位置する鍋本体510 の底面515が最も深い位置にあり、その周囲の華揚げ部513及びかき揚げ部 514は底面515よりも浅い。このため、天ぷら用鍋500を台上に置いた場 合に安定性を欠くことがある。
【0061】 そこで、図5に示すように、本実施形態に係る天ぷら用鍋500の底面には、 華揚げ部513及びかき揚げ部514において、それぞれ脚部516a、516 bを設けることができる。
【0062】 脚部516aは、華揚げ部513の全周にわたって設けられ、リング状をなし ている。脚部516bは、かき揚げ部514の全周にわたって設けられ、リング 状をなしている。脚部516aと脚部516bとは同心円状に配置されている。
【0063】 この二つの脚部516a、516bは華揚げ部513及びかき揚げ部514に おける天ぷら用鍋500の底面を鍋本体510の底面515と同じ高さにしてい る。このため、天ぷら用鍋500の安定性が飛躍的に増大している。
【0064】 なお、華揚げ部513及びかき揚げ部514にそれぞれ形成する脚部の数は1 個に限定されるものではなく、華揚げ部513及びかき揚げ部514のそれぞれ に2個または3個以上の脚部を形成することも可能である。
【0065】 また、脚部516a、516bの形状もリング状に限定されるものではなく、 例えば、90度の円周角毎に1個の直立壁を脚部として形成することも可能であ る。
【0066】 なお、図示していないが、図3に示した第三の実施形態に係る天ぷら用鍋40 0及び図4に示した本実施形態に係る天ぷら用鍋500の各華揚げ部413、5 13及びかき揚げ部414、514にも、図1に示したような凹部213a、2 13bを形成することが可能である。
【0067】
第二領域及び第三領域の下方に脚部を設けることにより、第二領域及び第三領 域を形成したことに伴う天ぷら用鍋の不安定性を解消することができる。
【0068】 また、第二領域及び第三領域の表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹部 を形成することにより、天ぷら料理に経験の少ない人でも、容易に所望の形状の 天ぷらをつくることができる。
【図1】本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋の底
面図である。
面図である。
【図3】本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図4】本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図5】第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の変形例であ
る。
る。
【図6】本考案の第五の実施形態に係る段部形成用部材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図7】本考案の第五の実施形態に係る段部形成用部材
の変形例の斜視図である。
の変形例の斜視図である。
【図8】本考案の第五の実施形態に係る段部形成用部材
の変形例の斜視図である。
の変形例の斜視図である。
【図9】本考案の第六の実施形態に係る段部形成用部材
の斜視図(A)及び(A)の9B−9B線における断面
図(B)である。
の斜視図(A)及び(A)の9B−9B線における断面
図(B)である。
【図10】本考案の第七の実施形態に係る段部形成用部
材の斜視図(A)及び(A)の10B−10B線におけ
る断面図(B)である。
材の斜視図(A)及び(A)の10B−10B線におけ
る断面図(B)である。
【図11】従来の天ぷら用鍋の斜視図である。
【図12】図11に示した天ぷら用鍋の倒立側面図であ
る。
る。
200 本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋 210 鍋本体 211 注ぎ口 212 取手 213 華揚げ部 214 かき揚げ部 215 溝 213a、214a 凹部 300 本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋 215a、215b 脚部 400 本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋 413 華揚げ部 414 かき揚げ部 500 本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋 513 華揚げ部 514 かき揚げ部 516a、516a 凹部 600 第五の実施形態に係る段部形成用部材 601 第一部分 602 第二部分 603 接続部分 606a、606a 凹部 700 第六の実施形態に係る段部形成用部材 701 第一部分 702 第二部分 703 底板部分 800 第七の実施形態に係る段部形成用部材 801 第一部分 802 第二部分
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月19日(2000.6.1
9)
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 天ぷら用鍋
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋の底
面図である。
面図である。
【図3】本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図4】本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の斜
視図である。
視図である。
【図5】第四の実施形態に係る天ぷら用鍋の変形例であ
る。
る。
【図6】従来の天ぷら用鍋の斜視図である。
【図7】図6に示した天ぷら用鍋の倒立側面図である。
【符号の説明】 200 本考案の第一の実施形態に係る天ぷら用鍋 210 鍋本体 211 注ぎ口 212 取手 213 華揚げ部 214 かき揚げ部 215 溝 213a、214a 凹部 300 本考案の第二の実施形態に係る天ぷら用鍋 215a、215b 脚部 400 本考案の第三の実施形態に係る天ぷら用鍋 413 華揚げ部 414 かき揚げ部 500 本考案の第四の実施形態に係る天ぷら用鍋 513 華揚げ部 514 かき揚げ部 516a、516a 凹部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】削除
Claims (18)
- 【請求項1】 底部が、第一の高さを有する第一領域、
前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域
及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三
領域に分割されている天ぷら用鍋において、 前記第二領域及び前記第三領域の少なくとも何れか一方
には、その表面に、天ぷらの所望の形状をかたどった凹
部が形成されていることを特徴とする天ぷら用鍋。 - 【請求項2】 底部が、第一の高さを有する第一領域、
前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域
及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三
領域に分割されている天ぷら用鍋において、 前記天ぷら用鍋の底面には、前記第二領域及び前記第三
領域において、脚部が形成されており、前記脚部は、前
記第二領域及び前記第三領域における前記天ぷら用鍋の
底面を前記第一領域における前記天ぷら用鍋の底面と同
じ高さにするものであることを特徴とする天ぷら用鍋。 - 【請求項3】 前記第一領域は半円形をなし、前記第二
領域及び前記第三領域はそれぞれ4分円形をなしてお
り、前記脚部は、前記第二領域及び前記第三領域にかけ
て半円形状に形成されている少なくとも一つの脚からな
るものであることを特徴とする請求項2に記載の天ぷら
用鍋。 - 【請求項4】 底部が、第一の高さを有する第一領域、
前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域
及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三
領域に分割されている天ぷら用鍋において、 前記第二領域は前記第三領域の周囲に形成され、前記第
一領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを特
徴とする天ぷら用鍋。 - 【請求項5】 前記第一乃至第三領域は同心円状に形成
されており、前記第三領域が中央に位置し、前記第一領
域が最外周に位置していることを特徴とする請求項4に
記載の天ぷら用鍋。 - 【請求項6】 底部が、第一の高さを有する第一領域、
前記第一の高さよりも高い第二の高さを有する第二領域
及び前記第二の高さよりも高い第三の高さを有する第三
領域に分割されている天ぷら用鍋において、 前記第二領域は前記第一領域の周囲に形成され、前記第
三領域は前記第二領域の周囲に形成されていることを特
徴とする天ぷら用鍋。 - 【請求項7】 前記第一乃至第三領域は同心円状に形成
されており、前記第一領域が中央に位置し、前記第三領
域が最外周に位置していることを特徴とする請求項6に
記載の天ぷら用鍋。 - 【請求項8】 前記天ぷら用鍋の底面には、前記第二領
域及び前記第三領域において、脚部が形成されており、
前記脚部は、前記第二領域及び前記第三領域における前
記天ぷら用鍋の底面を前記第一領域における前記天ぷら
用鍋の底面と同じ高さにするものであることを特徴とす
る請求項6または7に記載の天ぷら用鍋。 - 【請求項9】 前記第二領域及び前記第三領域の少なく
とも何れか一方には、その表面に、天ぷらの所望の形状
をかたどった凹部が形成されていることを特徴とする請
求項4乃至8の何れか一項に記載の天ぷら用鍋。 - 【請求項10】 天ぷら用鍋の底部上に置いて用いる段
部形成用部材であって、前記天ぷら用鍋の前記底部より
も高い高さを有する第一部分と、前記第一部分よりも高
い高さを有し、前記第一部分と一体に形成されている第
二部分と、からなる段部形成用部材。 - 【請求項11】 前記第一部分及び前記第二部分はとも
に4分円形状をなしており、前記第一部分と前記第二部
分とはそれらの直線状縁部において接していることを特
徴とする請求項10に記載の段部形成用部材。 - 【請求項12】 前記段部形成用部材は、前記第一部分
と前記第二部分とをそれらの直線状縁部において接続す
る傾斜部分をさらに備えることを特徴とする請求項11
に記載の段部形成用部材。 - 【請求項13】 前記第一部分は前記第二部分の周囲に
形成されていることを特徴とする請求項10に記載の段
部形成用部材。 - 【請求項14】 前記第一部分の周囲に、前記天ぷら用
鍋の内径と等しい外径を有する板状部分がさらに形成さ
れていることを特徴とする請求項13に記載の段部形成
用部材。 - 【請求項15】 前記第二部分は前記第一部分の周囲に
形成されていることを特徴とする請求項10に記載の段
部形成用部材。 - 【請求項16】 前記第一部分及び前記第二部分は同心
円状に形成されていることを特徴とする請求項13乃至
15の何れか一項に記載の端部形成用部材。 - 【請求項17】 前記第一部分及び前記第二部分は同心
円状に形成されており、前記第二部分の外径は前記天ぷ
ら用鍋の内径に等しいことを特徴とする請求項15に記
載の段部形成用部材。 - 【請求項18】 前記第一部分及び前記第二部分の少な
くとも何れか一方には、その表面に、天ぷらの所望の形
状をかたどった凹部が形成されていることを特徴とする
請求項10乃至17の何れか一項に記載の段部形成用部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002125U JP3072640U (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 天ぷら用鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002125U JP3072640U (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 天ぷら用鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3072640U true JP3072640U (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=43205910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002125U Expired - Fee Related JP3072640U (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 天ぷら用鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072640U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170119030A1 (en) * | 2014-06-17 | 2017-05-04 | Kewpie Corporation | Frozen Liquid Egg Whites, Method for Producing Same, and Liquid Egg Whites Resulting From Defrosting Frozen Liquid Egg Whites |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000002125U patent/JP3072640U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20170119030A1 (en) * | 2014-06-17 | 2017-05-04 | Kewpie Corporation | Frozen Liquid Egg Whites, Method for Producing Same, and Liquid Egg Whites Resulting From Defrosting Frozen Liquid Egg Whites |
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