JP3009357U - 分電盤の絶縁板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 導電体及びブレーカの端子ねじ部である充電
部を覆える絶縁板、を１枚にしたことにより低価格で作
業が簡単に行える構造を提供する。 【構造】 絶縁体４を導電体及びブレーカ３の端子ねじ
部である充電部を覆える１枚の絶縁板６とし、ブレーカ
３を取付ない部分のメクラ板を一体で形成し、導電体を
固定する絶縁体４に絶縁板６をはめこむための爪を備え
てある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、分電盤の充電部を覆うための絶縁板の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

分電盤において導電体である充電部を覆う絶縁板は製造メーカーが取付、ブレ ーカの負荷側の端子ねじ部を覆う端子カバーは、工事業者がブレーカの負荷側へ 配線を行ってから取付るため、分電盤に付属とし取付るとき手間がかかり、端子 カバーが小さいため無くしやすく、端子カバーは別部品となるためコストがかか り、更にブレーカを取付ない部分につていは別部品であるメクラ板を取付なけれ ばならないため、製造するとき手間がかかりコストもかかるという欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の目的は上記従来の構造の欠点を改良することであり、分電盤におい て導電体である充電部とブレーカの負荷側の端子ねじ部を、一枚の絶縁板で覆う ことにより安全性を損なうことなく、簡単に作業が行えコストが安い絶縁板を提 供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するためこの考案の絶縁板は、導電体である充電部とブレーカ の負荷側の端子ねじ部を１枚の絶縁板で形成し、ブレーカを取付ない部分へ取付 るメクラ板を一体で形成する構造を特徴とする。

【０００５】

【作用】

分電盤の絶縁板は、導電体を固定する絶縁体に絶縁板固定用の爪を設けその爪 に絶縁板を固定する。ブレーカに配線を行うときは、絶縁板を外しブレーカに配 線を行い配線が終われば絶縁板をはめこむ。そのことにより充電部を全て覆える 。ブレーカが付いていない部分については、メクラ板を一体としているためその 部分にブレーカを取付るときは、一体でなっているメクラ板をカットしブレーカ を付ける。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例について図面を参照にしながら説明する。図１は分電盤の斜 視図であり図２は分電盤の平面図を示し、図３は分電盤の断面図を示し、図４は 絶縁板の斜視図を示している。

【０００７】 分電盤は合成樹脂で一体成形されたカバー１と合成樹脂で一体成形されたベー ス２からなっており、複数のブレーカ３を収容している。２列に配列されたブレ ーカ３の間に絶縁体４があり、その上に導電体５が固定されている。絶縁体４に ３本の爪４１が一体で形成され、絶縁板６には絶縁体４の３本の爪４１に係合す る四角穴６１を３ヶ所設けそれにより絶縁板６を絶縁体４の爪４１に係合させ、 導電体５を覆う絶縁板６とブレーカ３の端子ねじ部３１を覆う端子カバーの役目 を果たしている。

【０００８】 絶縁板６は、ブレーカ３のハンドル３２が操作できるように角穴６２と、ブレ ーカ３が取付いていない部分には材料を残しておきメクラ板６３の役目をさせる ものであり、そのメクラ板６３についてはブレーカ３を後から取付るときは、カ ットできる構造である。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したようにこの考案の絶縁体は、低価格で別部品である端子カバー及 びメクラ板を使わず、絶縁板１枚で全ての充電部を覆うことが簡単にできるとい う効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の分電盤の斜視図である。

【図２】上記分電盤の平面図である。

【図３】上記分電盤の断面図である。

【図４】上記絶縁体の斜視図である。

【符号の説明】

１ カバー ２ ベース ３ ブレーカ ４ 絶縁体 ４１ 爪 ５ 導電体 ６ 絶縁板 ６１ 四角穴 ６２ 角穴 ６３ メクラ板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 分電盤において導電体である充電部を覆
   う絶縁板と、ブレーカの負荷側の端子ねじ部を覆う端子
   カバーを、一体にしたことを特徴とする分電盤の絶縁板
2. 【請求項２】 ブレーカを取付ない部分を覆うためのメ
   クラ板を一体とした請求項１の分電盤の絶縁板