JP3009072U - 締め具 - Google Patents

締め具

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JP3009072U
JP3009072U JP1994012660U JP1266094U JP3009072U JP 3009072 U JP3009072 U JP 3009072U JP 1994012660 U JP1994012660 U JP 1994012660U JP 1266094 U JP1266094 U JP 1266094U JP 3009072 U JP3009072 U JP 3009072U
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tightening
vertical
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▲芳▼雄 小野
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泰平産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業で、重量物の据付台を構成する部
材間を容易に締付けて確実に固定する締め具を提供する
こと。 【構成】 アルミ台箱4,4,4,4間で左右に隣接す
る孔2a,2b、2c,2dの孔壁12a,12b、1
2c,12d同士を左右方向から横締めする一対の締め
具本体5,5と、横締めするためのネジ部材9と、台箱
間で上下に隣接する孔2a,2c、2b,2dの孔壁2
2a,22b、22c,22d同士を上下方向から縦締
めする一対の補助体6,6と、縦締めするためのネジ部
材7,7と、締め具本体5,5間を連結する連結体8と
を備え、各締め具本体5の内方Iの一方の面mに、補助
体6およびくさび形スライド部材10をそれぞれ有し、
縦締め用ネジ部材7のネジ込みによりくさび形スライド
部材10を介して補助体6を内方Iの一方の面mから他
方の面nに向かって移動可能に配置してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は締め具に関し、更に詳しくは、重量物の据付台を構成する部材間を 直接締付けて固定する新規な締め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
重量物の保守・点検等の作業を行うために重量物を載置する際その作業場所を 確保することにより重量物を据え付けるようにした重量物据付台がある。例えば 、鉄道用の枕木を重量物据付台の部材として使用し、枕木を重ね合わせたものを 一対設けて重量物据付台とし、これに重量物を載置して保守・点検等を行ってい たけれども枕木では重量物据付台の組み立て作業が必ずしも簡単ではなく、また 、不安定であり崩れ易かった。そのため、枕木の代りにアルミ台箱を用い、例え ば、複数のアルミ台箱を上下方向(高さ方向)に並置したものを一対設けて重量 物据付台としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このアルミ台箱1は、断面略方形で、さらに中空部分が、例えば、縦および横 がそれぞれ5cm以上および6cm以上の長さを有する角の孔が複数形成された ハニカム(蜂の巣状)状の構造を有しているので、上下に重ね合わせて行くだけ の簡単な組み立て作業で済む一方、強度・耐久性に優れ、また、軽いので取扱い が容易であり、しかも耐腐食にも強い。そのため、重量物据付台に使用する部材 としては、枕木よりも遙に有利であるけれども、アルミ台箱を上下に単に載置し ているだけであるから、上下に積まれた台箱の重ね面で滑りが生じ易い。
【0004】 特に、重量物の大きさによっては、左右に複数個の台箱を設置したものが頻繁 に用いられる。この際、重量物の載置面積を大きくして安定性を確保してもやは り滑りが発生すれば据付台が崩れ易くなるという事態は免れない。このことから 、上下・左右に隣接する台箱間を締付けて確実に固定する締め具が望まれていた 。
【0005】 この考案は、上記問題に鑑みてなしたもので、その目的は、簡単な作業で、重 量物の据付台を構成する部材間を容易に締付けて確実に固定する締め具を提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案の締め具は、重量物の据付台を構成する 部材間を締付けて固定する締め具であって、前記部材として、断面略方形で、さ らに矩形の孔が複数形成されたハニカム状の中空部分を有する台箱が用いられ、 この台箱間で左右に隣接する孔の孔壁同士を左右方向から横締めする一対の締め 具本体と、横締めするためのネジ部材と、前記台箱間で上下に隣接する孔の孔壁 同士を上下方向から縦締めする一対の補助体と、縦締めするためのネジ部材と、 前記締め具本体間を連結する連結体とを備え、更に、前記各締め具本体はそれぞ れU字形状をなし、この各締め具本体の内方の一方の面に、前記補助体および前 記縦締め用ネジ部材によってスライド可能に取付けられたくさび形スライド部材 をそれぞれ有し、しかも前記縦締め用ネジ部材のネジ込みにより前記くさび形ス ライド部材を介して前記補助体を前記各締め具本体の内方の一方の面から対向す る他方の面に向かって移動可能に配置してあることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、断面略方形で、さらに矩形の孔が複数形成されたハニカム 状の中空部分を有する台箱を、上下・左右方向に複数個並置してある重量物据付 台を固定するにあたり、締め具を構成する2つのU字形状の締め具本体間の隙間 および各締め具本体の内方をそれぞれ前記中空部分に挿入することで、2つの締 め具本体を重量物据付台にセットし、まず、台箱間で左右に隣接する孔の孔壁 同士を左右方向から横締めする。その後、台箱間で上下に隣接する孔の孔壁同 士を上下方向から縦締めする。
【0008】 すなわち、前記の横締めの場合、2つの締め具本体の縦壁をそれぞれ締付け 面同士で左右に隣接する孔の孔壁同士を締付ける。この際、横締め用ネジ部材を ネジ込み方向にネジ込むことによって前記隙間間隔が狭くなるよう締め具本体同 士が近接し、該締め具本体同士の押圧により、前記縦壁の締付け面同士で左右に 隣接する孔の孔壁同士を締付けることができる。ここで、締付け時に生ずる締め 具本体のそりは連結体により阻止される。
【0009】 また、前記の縦締めの場合も横締めの場合と同様に、各締め具本体の内方を それぞれ中空部分に挿入した後、補助体として締め具本体の一方の面に取付けら れた押圧部材の緩斜面および締め具本体の他方の面間に形成されている空間に、 上下に隣接する孔の孔壁同士を配置する。
【0010】 次に、締め具本体の前記内方の一方の面から対向する前記他方の面に向かって 押圧部材を移動可能させることにより締付け動作が行われる。
【0011】 この際、縦締め用ネジ部材のネジ込みによりくさび形スライド部材を介して前 記押圧部材を加圧することで該押圧部材を締め具本体の前記内方の一方の面から 対向する前記他方の面に向かって移動させ、前記空間が狭くなるよう前記押圧部 材が締め具本体の前記他方の面に近接し、よって上下に隣接する孔の孔壁同士に 対する該押圧部材の前記締め具本体の他方の面への押圧により、押圧部材の緩斜 面および前記締め具本体の他方の面とで上下に隣接する孔の孔壁同士を締付ける ことができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、それによってこの 考案は限定を受けるものではない。 図1〜図5において、締め具は、重量物Wの据付台1を構成する部材間を締付 けて固定するものであって、前記部材として、断面略方形で、さらに矩形の孔2 が複数形成されたハニカム状の中空部分3を有する4個の台箱4が用いられ、こ のアルミ台箱4,4,4,4間で左右に隣接する孔2a,2b、2c,2dの孔 壁12a,12b、12c,12d同士を左右方向から横締めする一対の締め具 本体5,5と、横締めするためのネジ部材9(図2、図9参照)と、台箱4,4 ,4,4間で上下に隣接する孔2a,2c、2b,2dの孔壁22a,22b、 22c,22d同士を上下方向から縦締めする一対の補助体6,6と、縦締めす るためのネジ部材7,7と、締め具本体5,5間を連結する連結体8とを備え、 更に、締め具本体5,5はそれぞれU字形状をなし、この各締め具本体5の内方 Iの一方の面mに、補助体6および縦締め用ネジ部材7によってスライド可能に 取付けられたくさび形スライド部材10をそれぞれ有し、しかも縦締め用ネジ部 材7のネジ込みによりくさび形スライド部材10を介して補助体6を締め具本体 5の内方Iの一方の面mから対向する他方の面nに向かって移動可能に配置して ある。なお、矩形の孔2が、例えば、縦Jおよび横Kがそれぞれ5cm以上およ び6cm以上の長さを有する角の孔であり、孔壁12aおよび孔壁22aの厚み は同一であり、例えば、5mm程度である。
【0013】 更に、補助体6が、締め具本体5の内方Iの他方の面nとで上下に隣接する孔 壁22a,22b、22c,22d同士を縦締めするための緩やかな勾配を有す る緩斜面11,縦締め用ネジ部材7によってくさび形スライド部材10がネジ込 み方向にスライドする急勾配を有する急斜面13をそれぞれ両面に備えた押圧部 材からなる。
【0014】 また、締め具本体5の内方Iの一方の面mで、縦締め用ネジ部材7のネジ込み 方向に、ガイド溝14,14を有する保持板15が取付けられ、このガイド溝1 4,14に、スライド用受板16を有するくさび形スライド部材10および押圧 部材6がそれぞれガイド片17、19を介して配置され、更に、前記ネジ込み方 向の最下流側に、くさび形スライド部材10の加圧による押圧部材6のガイド片 19のスライドを阻止するストッパー50が設けられ、しかもガイド溝14,1 4における押圧部材6のガイド片19の移動範囲を制限し、よって締め具本体5 の内方Iの一方の面mから対向する他方の面nに向かう押圧部材6の移動を一定 に保持して上下に隣接する孔2a,2c、2b,2dの孔壁22a,22b、2 2c,22d同士を締付けうる移動保持片18をガイド片17、19間に有する 。
【0015】 押圧部材6は、緩斜面11の入口側で縦締め用ネジ部材7のネジ込み方向に向 かって先太りする傾斜面23を有する押圧部材本体20と、ガイド片19とから なり、一方、締め具本体5は、その他方の面nの入口側で、ネジ込み方向に向か って先太りする傾斜面24を有する。
【0016】 また、保持板15のガイド溝14が縦断面略コ字状をなし、押圧部材6のガイ ド片19がガイド溝14に遊嵌するよう形成され、押圧部材6がガイド片19を 介して保持板15に取付けられている。すなわち、図4に示すように、押圧部材 本体20における突出部20aの周縁Lと突出部20aの基部周縁B、ならびに ガイド片19の端部19aによって形成されている矩形形状の凹部21が、ガイ ド溝14に遊嵌可能に支持されている。
【0017】 そして、横締め用ネジ部材9が、2つの締め具本体5,5の縦壁5a,5aを それぞれ貫通して形成されたネジ穴25に螺合し、横締め用ネジ部材9をネジ込 み方向にネジ込むことによって縦壁5a,5aの締付け面p,q同士で左右に隣 接する孔2a,2b、2c,2dの孔壁12a,12b、12c,12d同士を 締付ける。なお、30は連結体8を固定する固定ピンである。
【0018】 この実施例のものは上記構成を有するから、台箱4を、上下・左右方向に2個 ずつ並置してある重量物据付台1を固定するにあたり、締め具を構成する2つの U字形状の締め具本体5,5間の隙間S(図9参照)および各締め具本体5の内 方Iをそれぞれ中空部分3に挿入することで、2つの締め具本体5,5を重量物 据付台1にセットし、まず、台箱4,4,4,4間で左右に隣接する孔2a, 2b、2c,2dの孔壁12a,12b、12c,12d同士を左右方向から横 締めする(図6〜図8参照)。この際、孔壁12aおよび孔壁12bの厚みの合 計も、孔壁12cおよび孔壁12dの厚みの合計も共に10mm程度である。そ の後、台箱4,4,4,4間で上下に隣接する孔2a,2c、2b,2dの孔 壁22a,22b、22c,22d同士を上下方向から縦締めする(図8参照) 。この際、孔壁22aおよび孔壁22bの厚みの合計も、孔壁22cおよび孔壁 22dの厚みの合計も共に10mm程度である。
【0019】 すなわち、前記の横締めの場合(図9参照)、2つの締め具本体5,5の縦 壁5a,5aをそれぞれ締付け面p,q同士で左右に隣接する孔2a,2b、2 c,2dの孔壁12a,12b、12c,12d同士を締付ける。この際、横締 め用ネジ部材6をネジ込み方向にネジ込むことによって隙間Sの間隔が狭くなる よう締め具本体5,5同士が近接し、締付け面p,q同士、すなわち、締付け面 p1 ,q1 同士、締付け面p2 ,q2 同士(図6参照)で左右に隣接する孔2a ,2b、2c,2dの孔壁12a,12b、12c,12d同士を締付けること ができる。ここで、締付け時に生ずる締め具本体5のそりは連結体8により阻止 される。
【0020】 また、前記の縦締めの場合(図8、図10、図11参照)も横締めの場合と 同様に、各締め具本体5の内方Iをそれぞれ中空部分3に挿入した後、締め具本 体5,5の一方の面mに取付けられた押圧部材6の緩斜面11および締め具本体 5,5の他方の面n間に形成されている空間Vに、上下に隣接する孔2a,2c 、2b,2dの孔壁22a,22b、22c,22d同士を配置する。
【0021】 このとき、押圧部材6は縦締め用ネジ部材7のネジ込み方向に向かって先太り する傾斜面23を有する一方、締め具本体5はネジ込み方向に向かって先太りす る傾斜面24を有するので、孔壁22a,22b、22c,22dの空間Vへの 挿入を容易にできる。
【0022】 次に、締め具本体5,5の内方Iの一方の面Mから対向する他方の面nに向か って押圧部材6を移動可能させることにより締付け動作が行われる(図7、図8 参照)。
【0023】 この際、縦締め用ネジ部材7のネジ込みによりくさび形スライド部材10を介 して押圧部材6を加圧することで(図10参照)該押圧部材6を締め具本体5の 内方Iの一方の面mから対向する他方の面nに向かって押圧部材6を移動させ、 空間Vが狭くなるよう押圧部材6が締め具本体5の他方の面nに近接し、よって 上下に隣接する孔2a,2c、2b,2dの孔壁22a,22b、22c,22 d同士に対する該押圧部材6の他方の面nへの押圧により、該押圧部材6の緩斜 面11および締め具本体5の他方の面nとで孔壁22a,22b、22c,22 d同士を締付けることができる。この際、ネジ込み方向の最下流側にストッパー 50を設けたので、くさび形スライド部材10の加圧による押圧部材6のガイド 片19のスライドを阻止できる。しかもガイド片17、19間に移動保持片18 を設けたので、ガイド溝14,14における押圧部材6のガイド片19の移動範 囲を制限でき、よって締め具本体5の内方Iの一方の面mから対向する他方の面 nに向かう押圧部材6の移動を一定に保持して締付け動作が行える。
【0024】 このように本実施例では、締め具本体5,5間を重量物据付台1にセットし、 横締め用ネジ部材9をネジ込み方向にネジ込み、また、縦締め用ネジ部材7をネ ジ込み方向にネジ込むだけの簡単な締付け作業で、重量物Wの据付台1を構成す る4個の台箱4,4,4,4間を容易に締付けて確実に固定できる。
【0025】 また、本実施例の締め具は、締付け部材を、例えば台箱4の矩形の孔2の端か ら端までにわたって設けることなく、矩形の孔2の端部だけにセットするだけで 締付けできるので、コンパクトなものを提供でき、経済性にも優れている。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案では、断面略方形で、さらに矩形の孔が複数形成 されたハニカム状の中空部分を有する台箱を、上下・左右方向に複数個並置して ある重量物据付台を固定するにあたり、締め具を構成する2つのU字形状の締め 具本体間の隙間および各締め具本体の内方をそれぞれ前記中空部分に挿入するこ とで、2つの締め具本体を重量物据付台にセットし、まず、台箱間で左右に隣 接する孔の孔壁同士を左右方向から横締めする。その後、台箱間で上下に隣接 する孔の孔壁同士を上下方向から縦締めする。
【0027】 すなわち、前記の横締めの場合、2つの締め具本体の縦壁をそれぞれ締付け 面同士で左右に隣接する孔の孔壁同士を締付ける。この際、横締め用ネジ部材を ネジ込み方向にネジ込むことによって前記隙間間隔が狭くなるよう締め具本体同 士が近接し、該締め具本体同士の押圧により、前記縦壁の締付け面同士で左右に 隣接する孔の孔壁同士を締付けることができる。ここで、締付け時に生ずる締め 具本体のそりは連結体により阻止される。
【0028】 また、前記の縦締めの場合も横締めの場合と同様に、各締め具本体の内方を それぞれ中空部分に挿入した後、補助体として締め具本体の一方の面に取付けら れた押圧部材の緩斜面および締め具本体の他方の面間に形成されている空間に、 上下に隣接する孔の孔壁同士を配置する。
【0029】 次に、締め具本体の前記内方の一方の面から対向する前記他方の面に向かって 押圧部材を移動可能させることにより締付け動作が行われる。
【0030】 この際、縦締め用ネジ部材のネジ込みによりくさび形スライド部材を介して前 記押圧部材を加圧することで該押圧部材を締め具本体の前記内方の一方の面から 対向する前記他方の面に向かって移動させ、前記空間が狭くなるよう前記押圧部 材が締め具本体の前記他方の面に近接し、よって上下に隣接する孔の孔壁同士に 対する該押圧部材の前記締め具本体の他方の面への押圧により、押圧部材の緩斜 面および前記締め具本体の他方の面とで上下に隣接する孔の孔壁同士を締付ける ことができる。
【0031】 このように、締め具本体間を重量物据付台にセットし、横締め用ネジ部材をネ ジ込み方向にネジ込み、また、縦締め用ネジ部材をネジ込み方向にネジ込むだけ の簡単な締付け作業で、重量物の据付台を構成する複数個の台箱間を容易に締付 けて確実に固定できる効果がある。
【0032】 また、本考案の締め具は、締付け部材を、例えば台箱の矩形の孔の端から端ま でにわたって設けることなく、矩形の孔の端部だけにセットするだけで締付けで きるので、コンパクトなものを提供でき、経済性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の締付け動作を示す全体構
成説明図である。
【図2】上記実施例における締め具本体を示す分解斜視
図である。
【図3】上記実施例における締め具本体を示す構成説明
図である。
【図4】上記実施例における正面図である。
【図5】上記実施例における上面図である。
【図6】上記実施例における締付けの初期動作を示す構
成説明図である。
【図7】上記実施例における締付けの途中動作を示す構
成説明図である。
【図8】上記実施例における締付けの最終動作を示す構
成説明図である。
【図9】上記実施例における横締めの動作を示す構成説
明図である。
【図10】上記実施例における縦締めの動作を示す構成
説明図である。
【図11】上記実施例における縦締めのその後の動作を
示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…重量物据付台、2…矩形の孔、2a,2b、2c,
2d…左右に隣接する孔、2a,2c、2b,2d…上
下に隣接する孔、3…中空部分、4,4,4,4…アル
ミ台箱、5,5…一対の締め具本体、6,6…一対の押
圧部材(一対の補助体)、7…縦締め用ネジ部材、8…
連結体、9…横締め用ネジ部材、10…くさび形スライ
ド部材、12a,12b、12c,12d…左右に隣接
する孔の孔壁、22a,22b、22c,22d…上下
に隣接する孔の孔壁、W…重量物、I…締め具本体の内
方、m…一方の面、n…他方の面。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量物の据付台を構成する部材間を締付
    けて固定する締め具であって、前記部材として、断面略
    方形で、さらに矩形の孔が複数形成されたハニカム状の
    中空部分を有する台箱が用いられ、この台箱間で左右に
    隣接する孔の孔壁同士を左右方向から横締めする一対の
    締め具本体と、横締めするためのネジ部材と、前記台箱
    間で上下に隣接する孔の孔壁同士を上下方向から縦締め
    する一対の補助体と、縦締めするためのネジ部材と、前
    記締め具本体間を連結する連結体とを備え、更に、前記
    各締め具本体はそれぞれU字形状をなし、この各締め具
    本体の内方の一方の面に、前記補助体および前記縦締め
    用ネジ部材によってスライド可能に取付けられたくさび
    形スライド部材をそれぞれ有し、しかも前記縦締め用ネ
    ジ部材のネジ込みにより前記くさび形スライド部材を介
    して前記補助体を前記各締め具本体の内方の一方の面か
    ら対向する他方の面に向かって移動可能に配置してある
    ことを特徴とする締め具。
  2. 【請求項2】 補助体が、締め具本体の内方の他方の面
    とで上下に隣接する孔壁同士を縦締めするための緩やか
    な勾配を有する緩斜面,縦締め用ネジ部材によってくさ
    び形スライド部材がネジ込み方向にスライドする急勾配
    を有する急斜面をそれぞれ両面に備えた押圧部材からな
    る請求項1に記載の締め具。
  3. 【請求項3】 締め具本体の内方の一方の面で、縦締め
    用ネジ部材のネジ込み方向に、ガイド溝を有する保持板
    が取付けられ、この保持板の前記ガイド溝に、スライド
    用受板を有するくさび形スライド部材および押圧部材が
    それぞれガイド片を介して配置され、更に、前記ネジ込
    み方向の最下流側に、前記くさび形スライド部材の加圧
    による押圧部材の前記ガイド片のスライドを阻止するス
    トッパーが設けられ、しかも前記ガイド溝における押圧
    部材の前記ガイド片の移動範囲を制限し、よって前記締
    め具本体の内方の一方の面から対向する他方の面に向か
    う押圧部材の移動を一定に保持して上下に隣接する孔の
    孔壁同士を締付けうる移動保持片を前記ガイド片間に有
    する請求項1または請求項2に記載の締め具。
  4. 【請求項4】 押圧部材は、緩斜面の入口側で縦締め用
    ネジ部材のネジ込み方向に向かって先太りする傾斜面を
    有する押圧部材本体と、ガイド片とからなり、一方、締
    め具本体は、その他方の面の入口側で、ネジ込み方向に
    向かって先太りする傾斜面を有する請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の締め具。
  5. 【請求項5】 保持板のガイド溝が縦断面略コ字状をな
    し、押圧部材のガイド片が前記ガイド溝に遊嵌するよう
    形成され、前記押圧部材が前記ガイド片を介して保持板
    に取付けられている請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載の締め具。
  6. 【請求項6】 横締め用ネジ部材が、2つの締め具本体
    の縦壁をそれぞれ貫通して形成されたネジ穴に螺合し、
    前記横締め用ネジ部材をネジ込み方向にネジ込むことに
    よって前記縦壁の締付け面同士で左右に隣接する孔の孔
    壁同士を締付ける請求項1に記載の締め具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200450502Y1 (ko) 2010-06-09 2010-10-07 안판율 분할판 고정구조
KR102134102B1 (ko) * 2019-07-24 2020-07-15 이명숙 방음판 고정구

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