JP3008863B2 - 光ファイバユニット - Google Patents

光ファイバユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海底ケ−ブル等に
用いられる光ファイバユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ海底ケ−ブルは、20
年にわたる寿命期間について伝送媒体である光ファイバ
の伝送特性を劣化させないように維持するために、図4
に示すように、800気圧に及ぶ海水圧から光ファイバ
を保護する構造を採用している。
【0003】即ち、まず図4(a)に示す海底ケ−ブル
の中心部に光ファイバユニット1が収納され、その外側
に耐圧構造物2を設けて海水圧から保護し、更にその外
側に抗張力線3を設けて外力から機械的に保護し、最外
層にポリエチレンシ−ス5が被覆されて海水の侵入から
保護する構造になっている。なお、給電線4は、中継増
幅器などへ送電するための金属導体である。
【0004】光ファイバユニット1の断面は、図4
(b)に詳細に示すように、中心に、製造時等に張力を
分担して光ファイバ10aの断線を防止するための鋼線
等からなる支持体11があり、この周辺に一定のピッチ
で樹脂被覆された光ファイバ10aを複数本巻き付け、
これら全体を比較的軟質のユニット充填層24内に充填
し、たものである。
【0005】光ファイバユニットの構造に関する従来技
術としては、支持体11と光ファイバ10aをそれぞれ
紫外線硬化型樹脂により被覆したものが、製造特性に優
れたものとして、特開昭61−47912号公報に記載
されている。具体的には、図4(b)に例示するよう
に、支持体11が紫外線硬化ウレタン樹脂により被覆さ
れ、光ファイバ10aが紫外線硬化ウレタン樹脂層2
0、紫外線硬化エポキシ樹脂21、熱可塑性樹脂22に
より被覆された構造を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来法で
は、これまで使用されてきた、光ファイバの外径が40
0μm又は900μmの太径の場合は問題を生じない
が、最近一般的に使用されるようになった外径250μ
mの細径の光ファイバでは、被覆厚が薄くなり側圧によ
り光損失を増加しやすいという問題を生ずる。
【0007】光ファイバの側圧特性とは、光ファイバの
側面から何らかの不均一な外圧がかかる事により、光フ
ァイバに不均一な変形を生じて光損失が増加し、伝送特
性が劣化する性質をいう。一般に、光ファイバの表面に
硬くて厚い被覆がなされているときは、この側圧特性は
優れているが、被覆が薄い前記外径250μmの細径の
光ファイバでは、側圧の影響を受けやすく、この特性が
劣る。
【0008】原則として、光ファイバユニットが設計ど
うりの構造で全長にわたり均一に製造されていれば、光
ファイバには均一な応力がかかるため、側圧特性に問題
を生じないはずである。
【0009】しかし、実際には不均一を生ずる様々な原
因がある。特に光ファイバユニットに用いられる樹脂に
は、気泡、微小異物、硬化度の差異が存在し、これらの
不均一が、海底の加圧下で光ファイバへの不均一な側圧
を与えることとなり、損失増加をもたらす原因となる。
本発明は、この側圧に関する問題を解決し、光損失の少
ない海底ケ−ブル用の光ファイバユニットの構造を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、光ファイ
バユニット中の光ファイバを、中心にある硬度の大きな
支持体にできるだけ近くに位置するように配置すれば、
不均一な応力を受けることが比較的少なくなり、側圧特
性が向上する可能性があることに着想した。
【0011】そして、光ファイバユニット中の光ファイ
バを、その中心にある支持体の硬質表面と光ファイバの
ガラス表面との間の距離を、軟質の樹脂層を介して一定
の範囲になるように位置させると、海底の水圧下におい
ても光損失の増加を極めて小さくできることを見いだし
た。
【0012】本願発明は、この事実を実証した上で、支
持体の表面又は支持体の外周に被覆した硬度が50Kg
/mm2〜200Kg/ mm2の硬質表面から光ファイ
バのガラス表面迄の距離が125μm以下であれば、細
径の光ファイバを用いた光ファイバユニットの側圧特性
を顕著に向上でき、これにより側圧特性に優れた光ファ
イバユニットを提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
願発明の実施例を詳細に説明する。なお、図面の説明お
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0014】
【実施例1】本実施例1では、光ファイバを、その光フ
ァイバユニットの中心にある硬度の大きな支持体にでき
るだけ近くに位置させるようにすれば、不均一な応力を
受けることが比較的少なくなり、側圧特性が向上すると
いう前記の着想を実証する。
【0015】まず、本実施例で用いる外径2.55mm
の8心の光ファイバユニット1の断面を図1に示す。光
ファイバ10は、外径125μmの光ファイバガラス1
0aの上に厚さ62.5μmの紫外線硬化型樹脂層10
bを被覆して外径250μmとしたものを用いた。この
紫外線硬化型ウレタン樹脂被覆層10bの硬度は38K
g/mm2である。
【0016】支持体12は、硬度が極めて大きい材料で
ある外径600mm、ヤング率が200Kg/mm2の
ピアノ鋼線を用いた。この支持体12の表面から光ファ
イバ10のガラス層10aの表面までの距離を所期の値
とする手段として、ピアノ鋼線12の上に、樹脂硬化後
の硬度が5.5Kg/mm2とヤング率が比較的低い軟
質の紫外線硬化型ウレタン樹脂の層12aを、厚さを2
5μm毎に変えて100μmまでの範囲で塗布した各ケ
−ス(No1〜No5)を検討した。
【0017】この場合、光ファイバ10のガラス層表面
10aと支持体12の表面との間の距離は62.5μm
から162.5μmの範囲となり、この距離Aが損失量
の増加に如何に影響するかを明らかにした。
【0018】前記各支持体12の表面に前記光ファイバ
10を8本、ピッチ50cmで巻き付けた。この上に、
硬化後のヤング率が5.5Kg/mm2の紫外線硬化型
ウレタン樹脂を塗布して外径2.05mmのユニット充
填層13を形成した。更にその上に硬化後のヤング率が
70Kg/mm2 の紫外線硬化型ウレタン樹脂を塗布し
てユニット外層被覆14を形成し、外径2.55mmの
光ファイバユニット1を試作した。
【0019】この光ファイバユニット1に、海底で光フ
ァイバユニットに負荷されると予測される圧力100a
tmを負荷したときの光損失の増加量を測定し、許容で
きる光損失の増加量が10mdB/km以下の範囲に抑
制可能な支持体12の硬質表面、即ち、ピアノ鋼線の表
面と、光ファイバガラス層10aの表面との間の距離A
を求めた。光損失の増加の上限を10mdB/km以下
としたのは、この範囲であれば、海底ケ−ブルによる光
通信において通信システムとして問題ないとされている
ことによる。
【0020】結果は、表1のNo1〜5に示すように、
光ファイバ10のガラス表面10aと支持体12として
用いたピアノ鋼線の表面との間の距離Aが162.5μ
mから62.5μmへと小さくなるにともない、光損失
の増加量も42mdB/kmから2mdB/kmへと顕
著に減少した。
【0021】これは、光ファイバを硬い支持体の近くに
位置させれば不均一な側圧を抑制して損失増加を減少で
きるということを示すものであり、また従来光ファイバ
が硬い物体に近く位置するほど、側圧を受けやすく、光
損失が増加するという常識を覆すものである。
【0022】この原因としては、光ファイバが、高い硬
度の支持体に近く位置するほど、光ファイバの被覆層や
その周辺の樹脂層中の、気泡、異物、硬化度の差異など
に起因する不均一な側圧を受けにくくなるためと考えら
れる。
【0023】図2に、横軸に光ファイバガラス10aと
支持体12であるピアノ鋼線との間の距離Aを、縦軸に
損失増加量(mdB/km)をそれぞれとり、プロット
した結果を示す。本図より、光損失の増加を10mdB
/km以下とする上記距離は150μm以下と判断され
るが、製造誤差などを考慮すると125μm以下が好適
範囲と考えられる。
【0024】本実施例の結果より、支持体12としてピ
アノ鋼線を用いその表面に直接光ファイバを巻き付けて
もよいが、その場合にはピアノ鋼線の表面に凹凸がある
とこれも損失増加の原因となることから、軟質の樹脂被
覆層12aを125μm以下の適当な厚さに被覆するの
が好ましい。
【0025】なお、本実施例では支持体12の樹脂被覆
層12aとして、軟質の紫外線硬化型ウレタン樹脂をも
ちいたが、これに限定されるものではなく、硬度が同じ
各種の熱硬化性又は熱可塑性の樹脂材料を用いることも
できる。
【0026】
【実施例2】本実施例2では、実施例1での知見に基づ
いて、支持体12として用いられたピアノ鋼線の表面に
硬質の樹脂層を被覆しても前記の側圧の増加を減少させ
る効果が得られることを明らかにしたものである。
【0027】光ファイバユニット1は、実施例1とほぼ
同様にして試作したが、本実施例では、支持体12の表
面に被覆した樹脂層12aは、硬化後のヤング率が65
Kg/mm2と硬質の紫外線硬化型エポキシ樹脂を用
い、実施例1で用いたと同じ外径600mmのピアノ鋼
線のうえに50μm、75μm又は100μmの厚さに
塗布した各ケ−ス(No6〜No8)を検討した。 ま
た参考ケースとして、樹脂被覆層12aの内側に軟質の
紫外線硬化型エポキシ樹脂層25μmを、外側に硬質の
紫外線硬化型エポキシ樹脂層100μmを塗布したケー
ス(No8a)も採用した。
【0028】結果は表2のNo6からNo8aに示すよ
うに、損失増加量は3〜4mdB/kmと、10mdB
/km以下であり、極めて良好であった。本実施例2で
は、硬質の樹脂層12aの表面と光ファイバのガラス1
0aの表面との間の距離が、いづれも62.5μmで1
25μm以下であり、実施例1で得られた結果を肯定す
るものである。即ち、ピアノ鋼線のうえに硬質の樹脂層
を被覆した支持体12であっても、ピアノの鋼線だけを
支持体12として用いたときと同程度に側圧特性を向上
することが可能であるといえる。
【0029】またNo8aより、外側の硬質の樹脂被覆
層12aの内側に軟質の樹脂層があっても、この結論
は、変わらないことがわかる。このケ−スは、支持体樹
脂被覆層12aの内側の樹脂層部分の硬化が遅れた場合
でも、本ケ−スに近い場合であれば有効であることを示
している。
【0030】本実施例により、例えば通常の8心ユニッ
トとでなく12心ユニットの光ファイバユニットなどを
製造する場合には、ピアノ鋼線よるなる支持体12の上
に硬質樹脂層を被覆して、光ファイバユニット当たりの
光ファイバの本数に応じて任意の太さとして使用するこ
とが可能となり、材料選択の自由度が高くなる。また高
価なピアノ鋼線のコストの節減も期待できる。
【0031】なお、本実施例2では樹脂被覆層12aと
して、硬質の紫外線硬化型エポキシ樹脂をもちいたが、
これに限定されるものではなく、硬度が同程度の各種の
熱硬化性又は熱可塑性の樹脂材料を用いることもでき
る。
【0032】
【実施例3】実施例2では、支持体上の硬質の樹脂被覆
層12aとしてヤング率が65Kg/mm2の紫外線硬
化型エポキシ樹脂を任意に選択したが、本実施例3は、
樹脂被覆層12aの表面の硬さがどの程度のものが好適
かを明らかにした。
【0033】光ファイバユニット1は、実施例1及び2
とほぼ同様にして試作したが、本実施例3では、表3に
示すように、外径600μmのピアノ鋼線からなる支持
体12の表面にヤング率が65Kg/mm2、38Kg
/mm2又は5.5Kg/mm2と樹脂硬化後の硬度が異
なる紫外線硬化型エポキシ樹脂を100μmの厚さに塗
布して外径800μmとした3種類の支持体を用い、損
失増加量への影響を調べた(No9〜No9b)。ま
た、参考までに、支持体12の外径が異なり条件は同じ
ではないが、ヤング率が200Kg/mm2で600μ
mのピアノ鋼線自体で樹脂を被覆しない場合について
も、表3に記載してある(No9c)。
【0034】結果は、ヤング率が5.5Kg/mm2、
38Kg/mm2、65Kg/mm2と硬度が高くなるに
従い、損失増加量も42mdB/km、28mdB/k
m、3mdB/kmと小さくなり、特に65Kg/mm
2の場合には3mdB/kmと、No9cに示すヤング
率が200Kg/mm2のピアノ鋼線のときの2mdB
/kmとほとんど同じ値となった。
【0035】なお、本実施例3では、光ファイバ10の
樹脂被覆層10bと支持体の樹脂被覆層12aとを合計
した厚さは162.5μmでかなり大きいが、損失増加
量に影響する、硬質の支持体の被覆層12aの表面と光
ファイバガラス層表面10aとの間の距離Aは62.5
μmで、125μm以下である。
【0036】本実施例3より、支持体12の外周の硬質
の樹脂層12aの硬さは、ヤング率が65Kg/mm2
から200Kg/mm2までが好適であることは明らか
であるが、この範囲外でも下限として50Kg/mm2
までは光損失増加は10mdB/km以内で使用可能範
囲である。上限としては、本実施例3ではヤング率20
0Kg/mm2のピアノ鋼線を用いた例を記載したが、
樹脂を用いた場合は200Kg/mm2を超えるとクラ
ックが入るなど他の特性面での支障が生ずるので、結局
被覆層12aの表面の樹脂層の硬度としては、ヤング率
が50Kg/mm2から200Kg/mm2まで が好適
範囲といえる。
【0037】
【実施例4】本実施例4は、図3に示す支持体12とそ
の表面に被覆した硬質の紫外線硬化型エポキシ樹脂層1
2bとが、損失増加量に関して同径のピアノ鋼線と等価
なものであることを明らかにしたものである。
【0038】図3に示す光ファイバユニット1は、実施
例1とほぼ同様にして試作したが、本実施例4では、ま
ず、外径600μmのピアノ鋼線の表面に、硬化後のヤ
ング率が65Kg/mm2と硬質の紫外線硬化型エポキ
シ樹脂層12bを25μmの厚さで形成した。更に、こ
の表面に光ファイバを所定の距離に保持するための、軟
質の、硬化後のヤング率が5.5Kg/mm2と比較的
軟質の紫外線硬化型エポキシ樹脂12cを25μm、5
0μm、75μm又は100μmの厚さに形成した4ケ
−ス(No10〜No13)を検討した。
【0039】結果は、表4に示すように、光ファイバガ
ラス10aの表面と支持体12上の硬質被覆層12bの
表面との間の距離Bが、162.5μm、137.5μ
m、112.5μm、87.5μmと小さくなるに従
い、損失増加量は66mdB/km、13mdB/k
m、5mdB/km、3mdB/kmと小さくなる。
これは、実施例1で得られた結果と整合するものであ
る。
【0040】即ち、ピアノ鋼線等の支持体のうえに硬質
の樹脂層12bを被覆した材料であっても、同径のピア
ノ鋼線と、光損失特性に関して同等の機能を有するとい
える。
【0041】なお、以上の実施例では支持体の樹脂被覆
層12a、外側樹脂被覆層12c、内側樹脂被覆層12
bとして紫外線硬化型エポキシ樹脂又は紫外線硬化型エ
ウレタン樹脂をもちいたが、これに限定されるものでは
なく、硬度が同程度の各種の熱硬化性又は熱可塑性の樹
脂材料を用いることもできる。
【0042】また、支持体の金属材料としてピアノ鋼線
を用いたがこれに限定されるものではなく、ヤング率が
50Kg/mm2以上で1000Kg/mm2以下の範囲
の種々の金属線を用いることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、海底ケ−ブル用光
ファイバユニットにおいて、中心にある金属線からなる
支持体の表面若しくは支持体の表面に形成したヤング率
が50Kg/mm2〜200Kg/mm2の硬質樹脂層と
光ファイバのガラス表面との間の距離が125μm以下
となるように光ファイバを位置させれば、海底ケ−ブル
の光損質増加量を極めて小さくすることができる。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバユニットの断面を示す図で
ある。
【図2】本発明の効果を示す図である。
【図3】本発明の光ファイバユニットの実施例を示す図
である。
【図4】従来の光ファイバユニットの断面を示す図であ
る。図4(a)は光ファイバ海底ケ−ブル全体の断面
を、図4(b)は光ファイバユニット部分の断面を示
す。
【符号の説明】
1:光ファイバユニット 2:耐圧構造物 3:抗張力線 4:給電線 5:ケ−ブルシ−ス 10:光ファイバ心線 10a:光ファイバガラス 10b:光ファイバの樹脂被覆層 12:支持体 12a:樹脂被覆層 12b:内側樹脂被覆層 12c:外側樹脂被覆層 13:ユニット充填層 14:ユニット外層被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹岡 英資 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−203110(JP,A) 実開 昭61−68215(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の上に、紫外線硬化樹脂により被
    覆された複数本の光ファイバが撚り合せられ、それらの
    全体紫外線硬化樹脂で充填被覆された光ファイバユニ
    ットにおいて、支持体はヤング率が50Kg/mm 2
    上で1000Kg/mm 2 以下の範囲である金属線であ
    り、前記支持体の表面と前記光ファイバのガラス表面
    との間の距離125μm以下であることを特徴とす
    ファイバユニット。
  2. 【請求項2】 支持体上に設けられた被覆の上に、紫外
    線硬化樹脂により被覆された複数本の光ファイバが撚り
    合せられ、それらの全体が紫外線硬化樹脂で充填被覆さ
    れた光ファイバユニットにおいて、前記支持体上の被覆
    はヤング率が50Kg/mm 2 以上で200Kg/mm 2
    以下の範囲である硬質の樹脂であり、前記支持体上の被
    覆の表面と前記光ファイバのガラスの表面との間の距離
    は125μm以下であることを特徴とする光ファイバユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 支持体上の設けられた被覆の上に、紫外
    線硬化樹脂により被覆された複数本の光ファイバが撚り
    合せられ、それらの全体が紫外線硬化樹脂で充填被覆さ
    れた光ファイバユニットにおいて、前記支持体上の被覆
    はヤング率が5Kg/mm 2 以上で40Kg/mm 2 以下
    の範囲である軟質の樹脂からなる内側層とヤング率が5
    0Kg/mm 2 以上で200Kg/mm 2 以下の範囲であ
    る硬質の樹脂からなる外側層とからなり、前記支持体上
    被覆の外側層の表面と前記光ファイバのガラスの表面と
    の間の距離は125μm以下であることを特徴とする
    ファイバユニット。
  4. 【請求項4】 前記支持体上の被覆は、紫外線硬化樹脂
    からなることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載
    の光ファイバユニット。
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