JP3008661U

JP3008661U - 金属箔印刷装置

Info

Publication number: JP3008661U
Application number: JP1994012540U
Authority: JP
Inventors: 文雄李
Original assignee: 文雄李
Priority date: 1994-09-06
Filing date: 1994-09-06
Publication date: 1995-03-20
Anticipated expiration: 2000-09-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ダイの不要な金属箔印刷装置の提供。【構成】カーボン式レーザプリンタ５１、カーボン式
複写機等の一つの前処理装置５と、一つの金属箔印刷機
を有し、上記前処理装置５は、金属箔印刷を行うシート
状の被印刷物上に図案を印刷して炭素粉図案を形成し、
上記金属箔印刷機６は、主に、一つの金属箔紙送受装置
７、一つの圧印装置８及び一つの被印刷物の伝送装置を
包括し、該金属箔印刷機６は、金属箔紙を炭素粉図案を
形成した被印刷物上に圧印し、炭素粉図案上に一層の金
属箔を固着し、これにより炭素粉図案を金属箔図案に転
換する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一種の金屈箔印刷装置に関し、特に一種のダイの製造が不要な金属箔印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の金属箔印刷装置には、図１に挙げたようなものがある。これは大きく、圧印シリンダ（１）、印刷フレーム（２）、金属箔紙収容フレーム（３）、及び完成品収集台（４）を包括する。そのうち、印刷フレーム（２）上には加熱板（２１）とダイ（２２）が固定され、図案を彫刻したダイ（２２）と上記圧印シリンダ（１）の組合せにより、金属箔紙（２０）を薄い被印刷物上に圧印する。

【０００３】この例に挙げるように、従来の金属箔印刷装置は、印刷したい図案を彫刻したダイの製作が必要となる。このダイの製作は専業的に行われ、時間もかかり、これにより、金属箔印刷は、複雑で高価なものとなった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ダイの製造をする必要がなく、金属箔印刷工作が簡単に、そして低いコストでできる金属箔印刷装置を提供することを課題とする。本考案は次に、印刷したい図案を速やかに金属箔印刷できる装置を提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の金属箔印刷装置は、一つの前処理装置と、一つの金属箔印刷機を有し、上記前処理装置は、金属箔印刷するシート状の被印刷物上に図案を印刷して炭素粉図案を形成し、上記金属箔印刷機は、主に、一つの金属箔紙送受装置、一つの圧印装置及び一つの被印刷物の伝送装置を包括し、該金属箔印刷機は、金属箔紙を炭素粉図案を形成した被印刷物上に圧印し、炭素粉図案上に一層の金属箔を固着し、これにより炭素粉図案を金属箔図案に転換する。

【０００６】上記前処理装置は、一つのカーボン式レーザプリンタとし、該カーボン式レーザプリンタは、さらに一つのコンピュータを包括し、該コンピュータは主に、一つのスクリーン、一つの主機、一つのキーボード及び一つの走査器を包括する。

【０００７】上記金属箔印刷機の圧印装置は、圧印ローラ及び加熱板を包括し、該金属箔印刷機の金属箔紙送受装置は、一つの金属箔紙発送シリンダ、一つの金属箔紙巻取シリンダ、一つの前プレスローラ及び一つの後プレスローラを包括する。

【０００８】上記前処理装置は一つのカーボン式複写機としてもよい。

【０００９】

【作用】

本考案は、一種の金属箔印刷装置であり、一つの前処理装置と、一つの金属箔印刷機を有する。上記前処理装置は図案を被印刷物上に印刷することができ、これにより被印刷物上に炭素粉図案を形成する。また上記印刷機は、主に一つの金属箔紙送受装置と、一つの圧印装置と一つの被印刷物伝送装置を有し、金属箔紙を炭素粉図案が形成された被印刷物上に圧印し、これにより、被印刷物上の炭素粉図案表面に一層の金属箔を圧着し、炭素粉図案を金属箔図案に変換するものである。

【００１０】また、本考案でいういわゆる図案は、文字も包括する。本明細書中で用いる炭素粉図案という言葉は、炭素粉が被印刷物上に圧着されて形成する図案を指し、例えばカーボン式複写機で印刷される図案のようなものである、また、被印刷物とは、紙、プラスチックシート、或いはプラスチック板等を指す。

【００１１】

【実施例】図２に示すように、本考案中の前処理装置（５）は、一つのカーボン式レーザプリンタ（５１）及び、一つのコンピュータ（５２）を包括する。該コンピュータ（５２）は主に、一つのスクリーン（５２１）、一つのコンピュータ主機（５２２）、一つのキーボード（５２３）及び一つの走査器（５２４）を包括する。炭素粉図案を製造したい時には、設計或いは選び取った図案を走査器（５２４）で走査してコンピュータ（５２）に入力する。並びに該コンピュータ（５２）によりカーボン式レーザプリンタ（５２）に、図案を被印刷物の適当な位置に印刷するよう指示する。該被印刷物は、紙、プラスチックシート或いはプラスチック板等とする。当然、炭素粉図案を直接コンピュータ（５２）上で設計して、コンピュータ（５２）でカーボン式レーザプリンタ（５１）に印刷するよう指示してもよく、以上のようにして炭素粉図案を完成する。炭素粉図案が形成された被印刷物は、紙送り台（５１１）から送り出し、金属箔印刷の進行に供する。

【００１２】図２に示すように、金属箔印刷機（６）は、一つの金属箔紙送受装置（７）と、一つの圧印装置（８）及び一つの被印刷物伝送装置（９）を有する。そのうち、金属箔紙送受装置（７）は一つの金屈箔紙送出シリンダ（７２）と、金属箔紙巻取シリンダ（７３）、一つの前プレスローラ（７４）及び一つの後プレスローラ（７５）を包括する。そのうち、圧印装置（８）は、一つの圧印ローラ（８１）と一つの加熱平板（８２）を有する。被印刷物上の炭素粉図案を金属箔図案に変えたい時は、炭素粉図案を形成した被印刷物をカーボン式レーザプリンタ（５１）の紙送り台（５１１）から送り出し、金属箔印刷機（６）の被印刷物伝送装置（９）を経て圧印装置（８）にと送る。このとき圧印ローラ（８１）は加熱平板（８２）と共同で金属箔紙（７１）を炭素粉図案が形成された被印刷物上に圧印し、これにより炭素粉図案の炭素粉の表面に一層の金属箔を固着させ、このように炭素粉図案を金属箔図案に変換する。すなわち被印刷物上に金属箔図案が形成される。

【００１３】図３に示すように、図中の前処理装置（５）は、一つのカーボン式複写機としてもよく、これは周知のカーボン式複写機とする。これはまた炭素図案を製作するのに使用することができ、その操作方法は、一般の複写のステップと同様であり、複写により形成された炭素粉図案は金属箔印刷機（６）により金属箔図案と転換されることができる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、ダイの製造をする必要がなく、金属箔印刷工作が簡単に、そして低いコストで行える金属箔印刷装置であり、印刷したい図案を速やかに金属箔印刷できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の金属箔印刷機の側面図である。

【図２】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図３】本考案のもう一つの実施例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

５・・・前処理装置５１・・・カーボン式レーザプリ
ンタ５２・・・コンピュータ５２１・・・スクリーン５２２・・・コンピュータ主機５２３・・・キーボー
ド５２４・・・走査器５１１・・・紙送り台６・・・金属箔印刷機７・・・金属箔紙送受装置８・・・圧印装置９・・・被印刷物伝送装置７２・・・金属箔紙送出シリンダ７３・・・金属箔紙
巻取シリンダ７４・・・前プレスローラ７５・・・後プレスローラ８１・・・圧印装置８１・・・圧印ローラ８２・・
・加熱平板１・・・圧印シリンダ２・・・印刷フレーム３・・・金属箔紙収容フレーム４・・・完成品収集台２１・・・加熱板２２・・・ダイ２０・・・金属箔
紙

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一つの前処理装置と、一つの金属箔印刷
機を有し、上記前処理装置は、金属箔印刷を行うシート状の被印刷
物上に図案を印刷して炭素粉図案を形成し、上記金属箔印刷機は、主に、一つの金属箔紙送受装置、
一つの圧印装置及び一つの被印刷物の伝送装置を包括
し、該金属箔印刷機は、金属箔紙を炭素粉図案を形成し
た被印刷物上に圧印し、炭素粉図案上に一層の金属箔を
固着し、これにより炭素粉図案を金属箔図案に転換す
る、以上の特徴を有する、金属箔印刷装置。
【請求項２】前処理装置は、一つのカーボン式レーザ
プリンタとし、該カーボン式レーザプリンタは、さらに
一つのコンピュータを包括し、該コンピュータは主に、
一つのスクリーン、一つの主機、一つのキーボード及び
一つの走査器を包括する、請求項１に記載の金属箔印刷
装置。
【請求項３】金属箔印刷機の圧印装置は、圧印ローラ
及び加熱板を包括し、該金属箔印刷機の金属箔紙送受装
置は、一つの金属箔紙発送シリンダ、一つの金属箔紙巻
取シリンダ、一つの前プレスローラ及び一つの後プレス
ローラを包括する、請求項１に記載の金属箔印刷装置。
【請求項４】前処理装置は一つのカーボン式複写機と
する、請求項１に記載の金属箔印刷装置。