JP3008058U - 使用順序を識別できる気体又は液体用容器 - Google Patents

使用順序を識別できる気体又は液体用容器

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JP3008058U JP1994007209U JP720994U JP3008058U JP 3008058 U JP3008058 U JP 3008058U JP 1994007209 U JP1994007209 U JP 1994007209U JP 720994 U JP720994 U JP 720994U JP 3008058 U JP3008058 U JP 3008058U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一般に洗髪用洗剤、塗料、医薬品、化粧品等の
分野においては、2種以上の気体又は液体が、順次、決
められた順序で使用される場合が多い。その代表的な例
として、洗髪用のシャンプーとリンスがあげられる。と
ころが、従来の容器では中身を識別しづらく、使用者に
とって不便であった。使用中に目を閉じていることの多
い、シャンプーやリンスの容器は特にそうであった。そ
こで、本考案は、使用順序に着目することにより、中に
何が入っているかを、触覚のみでも、瞬時に識別できる
容器を提供することが目的である。 【構成】容器の表面に、触覚で使用順序を識別できる
印、すなわち、使用する順番に対応した数の凸状又は凹
状の印を付加する。

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、気体又は液体の容器に関し、特に、洗髪用洗剤や塗料等の、2種以 上の気体または液体を順次使用する容器に関する。 (従来技術の問題点) 一般に洗髪用洗剤や塗料等の分野においては、2種以上の気体又は液体を、順 次、決められた順序で使用して仕上げられる場合が多い。そのときに、容器の形 状が似ていると、どの容器に何が入っているかについて、使用者に勘違いが起こ りやすく、不便であった。 一例として、洗髪を例にあげて説明する。洗髪をする場合、シャンプーとリン スを用い、第1番目にシャンプーで洗浄し、その後、リンスで仕上げて洗髪する 方法がとられている。 実際に使用する場面では、シャンプーとリンスは、その2つを並べて置くこと がほとんどである。しかも、シャンプーとリンスの容器は、その形状がよく似て いる。そのため、シャンプーを出すつもりで、リンスの入った容器のノズルを押 したり、また、その逆を行ったりなど、使用するときに間違いが起こりやすかっ た。 そのため従来の技術では、シャンプーとリンスの容器を区別するために、色を 変える、形状を変える、片方のノズルに印を付けるなどの方法がとられてきた。 しかし、それらの方法によっても、どちらがシャンプーの容器で、どちらがリ ンスの容器であるかについて、勘違いが生じやすく、使用者の側に混乱が起こり やすかった。また、洗髪時は、目にシャンプーが入らないように、両目を閉ざし ていることが多く、視覚に頼って容器の区別をしなければならない従来の方法で は不便であった。 また、仮に片方の容器の側に、識別用の印がついていたとしても、どうして、 その容器の側に印がついているのかという必然性に乏しく、したがって、印が、 どちら側の容器についているかを、わざわざ記憶しなければならなかった。それ ばかりか、その記憶が薄れるにつれて、どちらかの容器に印がついていたことは 思い出せたとしても、印が付いていたのは、シャンプーの容器だったか、リンス の容器だったかについて、使用者の側に混乱が起こりやすく、不便であった。 (問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、通常、洗髪するときに、シャンプーとリンスが使用される 順序に着目し、容易に、その使用する順序が触覚だけでも識別できる容器を提供 することを目的とする。 すなわち、本考案は、その表面に、触覚だけでも使用順序を識別できる印を有 し、使用する順序を表す印が、使用する順番に対応した数の、凸状又は凹状の形 であることを特徴とする気体又は液体用容器である。 特に、この容器を、シャンプー用又はリンス用として使用する場合に、より好 適である。 (作用及び実施例) 以下、本考案について詳細に説明する。 本考案でいう触覚だけでも使用順序を識別できる印とは、使用する順序に対応 した数の、凸状又は凹状の形で、容器の表面に形成され、触覚により識別できる 印のことを言う。 たとえば、シャンプー又はリンス用容器の場合について説明すれば、シャンプ ー用容器の頂部2に、1番目に使用することを表す、使用順序に対応した数であ る1つの凸状又は凹状の形が形成される。リンス用容器の頂部には、2番目に使 用することを表す、使用順序に対応する数である2つの凸状又は凹状の形が形成 される。 凸状又は凹状の形は、触覚で識別できるものであれば、どのようなものでもよ のロゴ、キヤラクター、又はマークを使用してもよい。 このように、使用順序に対応した数の、凸,凹状の形が容器の表面に形成され ていれば、手で触れるだけで容易に使用順序を識別することができるので、目を つぶっていても、又、幼児や老人、その他、慣れない人でも容易に使用が理解で き、間違えにくい。 (実施例) 本考案の実施例について、図面を用いて具体的に説明する。 図1(a)は、シャンプー用のプラスチック容器の概略を示す。図1(b)は 、リンス用のプラスチック容器の概略を示す。 シャンプー用容器1は、洗髪用洗剤を貯蔵することのできる貯蔵部と、貯蔵部 から洗剤をノズル5から外部へ放出するための頂部3から構成されている。この 頂部の上表面に1ケの凸状部4が形成されている。 リンス容器も、シャンプー用と同様に貯蔵部2とノズル5を有する頂部3から 構成されている。そして、その頂部の上表面に2ケの凸状部4’が形成されてい る。 図2は、触覚で使用順序を識別できる印を,容器の頂部以外につけた場合の一 例を示す。 (考案の効果) 本考案のようにすれば、どちらがシャンプーの容器で、どちらがリンスの容 器であるかが、手で触っただけでも、瞬時に、且つ、容易に識別することができ る。また、触覚で使用順序を識別できる印に加え、使用順序に対応して、シャン プーの容器には「1」を、リンスの容器には「2」の数字を記入するならば、本 考案の効果をいっそう高めることができる。印にも、目立つ色をつけておくこと により、触覚だけでなく視覚でも識別が容易となる。 (本考案の応用・発展) 本考案はシャンプーとリンスの容器だけでなく、塗料,医薬品,化粧品等で 使用順が決まっている他の物についても、応用することが可能である。また、使 用する順序に対応した数は、使用する物に応じて順次増やしていくことが可能で ある。
【提出日】平成6年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の詳細な説明】 本考案は、気体又は液体の容器に関し、特に、洗髪用洗剤や塗料等の、2種以 上の気体または液体を順次使用する容器に関する。 (従来技術の問題点) 一般に洗髪用洗剤や塗料等の分野においては、2種以上の気体又は液体を、順 次、決められた順序で使用して仕上げられる場合が多い。そのときに、容器の形 状が似ていると、どの容器に何が入っているかについて、使用者に勘違いが起こ りやすく、不便であった。 一例として、洗髪を例にあげて説明する。洗髪をする場合、シャンプーとリン スを用い、第1番目にシャンプーで洗浄し、その後、リンスで仕上げて洗髪する 方法がとられている。 実際に使用する場面では、シャンプーとリンスは、その2つを並べて置くこと がほとんどである。しかも、シャンプーとリンスの容器は、その形状がよく似て いる。そのため、シャンプーを出すつもりで、リンスの入った容器のノズルを押 したり、また、その逆を行ったりなど、使用するときに間違いが起こりやすかっ た。 そのため従来の技術では、シャンプーとリンスの容器を区別するために、色を 変える、形状を変える、片方のノズルに印を付けるなどの方法がとられてきた。 しかし、それらの方法によっても、どちらがシャンプーの容器で、どちらがリ ンスの容器であるかについて、勘違いが生じやすく、使用者の側に混乱が起こり やすかった。また、洗髪時は、目にシャンプーが入らないように、両目を閉ざし ていることが多く、視覚に頼って容器の区別をしなければならない従来の方法で は不便であった。 また、仮に片方の容器の側に、識別用の印がついていたとしても、どうして、 その容器の側に印がついているのかという必然性に乏しく、したがって、印が、 どちら側の容器についているかを、わざわざ記憶しなければならなかった。それ ばかりか、その記憶が薄れるにつれて、どちらかの容器に印がついていたことは 思い出せたとしても、印が付いていたのは、シャンプーの容器だったか、リンス の容器だったかについて、使用者の側に混乱が起こりやすく、不便であった。 (問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、通常、洗髪するときに、シャンプーとリンスが使用される 順序に着目し、容易に、その使用する順序が触覚だけでも識別できる容器を提供 することを目的とする。 すなわち、本考案は、その表面に、触覚だけでも使用順序を識別できる印を有 し、使用する順序を表す印が、使用する順番に対応した数の、凸状又は凹状の形 であることを特徴とする気体又は液体用容器である。 特に、この容器を、シャンプー用又はリンス用として使用する場合に、より好 適である。 (作用及び実施例) 以下、本考案について詳細に説明する。 本考案でいう触覚だけでも使用順序を識別できる印とは、使用する順序に対応 した数の、凸状又は凹状の形で、容器の表面に形成され、触覚により識別できる 印のことを言う。 たとえば、シャンプー又はリンス用容器の場合について説明すれば、シャンプ ー用容器の頂部2に、1番目に使用することを表す、使用順序に対応した数であ る1つの凸状又は凹状の形が形成される。リンス用容器の頂部には、2番目に使 用することを表す、使用順序に対応する数である2つの凸状又は凹状の形が形成 される。 凸状又は凹状の形は、触覚で識別できるものであれば、どのようなものでもよ のロゴ、キャラクター、又はマークを使用してもよい。 このように、使用順序に対応した数の、凸,凹状の形が容器の表面に形成され ていれば、手で触れるだけで容易に使用順序を識別することができるので、目を つぶっていても、又、幼児や老人、その他、慣れない人でも容易に使用が理解で き、間違えにくい。 (実施例) 本考案の実施例について、図面を用いて具体的に説明する。 図1(a)は、シャンプー用のプラスチック容器の概略を示す。図1(b)は 、リンス用のプラスチック容器の概略を示す。 シャンプー用容器1は、洗髪用洗剤を貯蔵することのできる貯蔵部と、貯蔵部 から洗剤をノズル5から外部へ放出するための頂部3から構成されている。この 頂部の上表面に1ケの凸状部4が形成されている。 リンス容器も、シャンプー用と同様に貯蔵部2とノズル5を有する頂部3から 構成されている。そして、その頂部の上表面に2ケの凸状部4’が形成されてい る。 図2は、触覚で使用順序を識別できる印を,容器の頂部以外につけた場合の一 例を示す。 (考案の効果) 本考案によれば、気体又は液体用容器の使用順序を、容器の表面に設けた凸状 又は凹状の印を手で触っただけで、瞬時に、且つ、容易に識別することができる 。また、この触角で使用順序を識別できる凸状又は凹状の印に加え、最初に使用 すべき容器、例えばシャンプーの容器では「1」、2番目に使用すべき容器、例 えばリンスの容器では「2」のように、数字を記入するならば、さらに早く容易 に、これらの容器の使用順序を識別することができる。印にも、目立つ色をつけ ておくことにより、触角だけでなく視覚でも識別が容易となる。 以下、請求項1、請求項2、請求項3に対応して述べる。 請求項1に係る使用順序を識別できる気体又は液体用容器では、表面に形成さ れた凸状又は凹状の印を手で触ることにより、使用順序を、瞬時に、且つ、容易 に識別できる。 請求項2に係る使用順序を識別できる気体又は液体用容器では、表面に形成さ れた凸状又は凹状の印を手で触ることにより、どちらがシャンプーの容器であり 、どちらがリンスの容器であるかが分かり、使用順序を、瞬時に、且つ、容易に 識別できる。 請求項3に係る使用順序を識別できる気体又は液体用容器では、容器の表面に 使用順序を表す数字も記入したので、気体又は液体用容器、例えばシャンプー用 容器とリンス用容器の、使用順序を、より一層早く容易に識別できる。 (本考案の応用・発展) 本考案はシャンプーとリンスの容器だけでなく、塗料,医薬品,化粧品等で 使用順が決まっている他の物についても、応用することが可能である。また、使 用する順序に対応した数は、使用する物に応じて、1、2、3、4、5・・・と 順次増やしていくことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の全体図である。(a)は、シャン
プー用のプラスチック容器の概略を示す。(b)は、リ
ンス用のプラスチック容器の概略を示す。
【図2】触覚で使用順序を識別できる印を,容器の頂部
以外につけた場合の一例を示す。
【符号の説明】
1は容器全体、2は貯蔵部、3は頂部、4は使用順序1
番目を示す印、すなわち洗髪の場合はシャンプーを示す
印、4’は使用順序2番目を示す印、すなわち洗髪の場
合はリンスを示す印、4”は頂部以外につけられた場合
の印、5はノズル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 使用順序を識別できる気体又は液体用
容器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の全体図である。 (a)は、シャンプー用のプラスチック容器の概略を示
す。 (b)は、リンス用のプラスチック容器の概略を示す。
【図2】 触覚で使用順序を識別できる印を,容器の頂
部以外につけた場合の 一例を示す。
【符号の説明】 1は容器全体、 2は貯蔵部、 3は頂部、 4は使用順序1番目を示す印、すなわち洗髪の場合はシ
ャンプーを示す印、 4’は使用順序2番目を示す印、すなわち洗髪の場合は
リンスを示す印、 4”は頂部以外につけられた場合の印、 5はノズル。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その表面に、触覚で使用順序を識別できる
    印を有し、使用する順序を表す印が使用する順番に対応
    した数の、凸状又は凹状の形であることを特徴とする、
    気体又は液体用容器。
  2. 【請求項2】前記、使用順序を識別できる気体又は液体
    用容器がシャンプー用又はリンス用である請求項1に記
    載の容器。
  3. 【請求項3】前記、使用順序を識別できる気体又は液体
    用容器に,使用する順序を表すための数字が記入され
    た、請求項1及び請求項2に記載の容器。
JP1994007209U 1994-05-18 1994-05-18 使用順序を識別できる気体又は液体用容器 Expired - Lifetime JP3008058U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0597031A (ja) * 1991-10-09 1993-04-20 Honda Motor Co Ltd 自走式搬送装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63317462A (ja) * 1987-06-11 1988-12-26 Toppan Printing Co Ltd ラベル付容器及びその製造方法
JPH0426337U (ja) * 1990-06-25 1992-03-02

Patent Citations (2)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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