JPH0131130Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、目の不自由な使用者にも、その内容
物が何であるか判別できる化粧料又は洗髪剤等の
容器に関するものである。

［従来の技術］ 従来より、化粧料又は洗髪剤の容器、特にシリ
ーズ商品の場合に於いては、類似したデザイン容
器、キヤツプが使用されているにもかかわらず、
その内容物の表示は、商品名の表示ラベルの下に
小さい文字で記入されるか、裏面の価格等の表示
周辺に記入される程度であつた。

［考案が解決しようとする課題］ 従つて、目の不自由な使用者等は、ヘアーリキ
ツド、ヘアートニツク及びアフターシエーブロー
シヨン等の間で使用ミスを起こす事があつた。ま
た、洗髪剤に於いては、シヤンプーとリンス等の
間で使用ミスを起こす事があつた。又、容器外表
面は、平滑面で構成されているものが多く内容物
等が手についたまま持ち上げた時等、すべり落と
してしまう場合があつた。

［課題を解決する為の手段］ 化粧料又は洗髪剤が収容された容器１の外側壁
上方に、内容物名を点字３で連記する突起２を全
周にわたつて容器と一体に形成する。

［作用］ 目の不自由な人が使用する場合、容器１の側壁
上方に突設した点字３を指先で読む事により、容
易にその容器１の内容物が何であるか判別する事
が可能となる。又、全周にわたつて容器と一体に
形成した点字３の突部２の凹凸がすべり止めの役
を果たす。

［実施例］ 化粧料又は洗髪剤を収納する容器１は、ガラス
ビンでできている。外側壁には、商品名が記入さ
れ、内容物が明記されたラベルが貼着されてい
る。また、その他に側壁上端付近には、内容物名
を点字３で連記した突部２が全周にわたつて容器
と一体に形成している。

［考案の効果］ 本考案は以上の様に、目の不自由な使用者にも
容器１に突出した点字３を指で読み取る事によ
り、簡単に内容物が何であるか判別できるもので
ある。

更に、化粧料の油性分や洗髪剤は、手に付着す
るとすべり易くなり、容器１を取り落としてしま
う事があるが容器１の側壁に点字３として突出し
た突部２が、すべり止めとしての効果をもたら
し、その様な事故を防止可能とするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案実施例の斜視図。 １……容器、２……突部、３……点字。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 化粧料又は洗髪剤が収容される容器１の外側壁
   上方に、内容物名を点字３で連記した突部２を全
   周にわたつて容器と一体に形成した事を特徴とす
   る化粧料又は洗髪剤の容器。