JP3008039B2 - 軸流ファン送排気装置 - Google Patents

軸流ファン送排気装置

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JP3008039B2
JP3008039B2 JP3228179A JP22817991A JP3008039B2 JP 3008039 B2 JP3008039 B2 JP 3008039B2 JP 3228179 A JP3228179 A JP 3228179A JP 22817991 A JP22817991 A JP 22817991A JP 3008039 B2 JP3008039 B2 JP 3008039B2
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英壽 松田
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株式会社三井三池製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル掘削工事等
の換気設備として使用される軸流ファン送排気装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル掘削工事等において用い
られる送排気システムは、図4に示す如くトンネルA内
に設置した排気ファンCによる換気は、排気ファンCと
切羽間の区域で、該排気ファンCによって流速が殆んど
発生しないので、これを補うため送気ファンDを設置し
て2台のファンで換気を行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気フ
ァンは作業内容によって必要とする換気量に合わせてフ
ァンの風量を制御することが一般的になってきており、
排気ファンによる排気量と、送気ファンによる送気量と
の連動が求められてきている。これを上記の送排気シス
テムである2台のファンで行なうとすると設備が大がか
りとなる欠点がある。また送排気ファンを風量制御なし
のものとすると、省エネルギー化を計ることができず、
さらに送排気風量の連動がなく、排気風量が送気風量よ
り小さくなると、車風が起り汚染空気を循環させること
になる欠点があった。そこで、この発明は、上記の問題
点に鑑み、これを解決したものであって、1台の軸流フ
ァンで、送排気にバランスがとれ、必要空気量の制御が
容易で、設備のコンパクト化を計ることのできる送排気
装置を得るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明によって前記課
題を達成することができたが、この発明に係る軸流ファ
ン送排気装置は次のようなものである。すなわち、円筒
状のファンケーシングの内部にファンケーシングより小
径の円筒状の分離管を同心円状に設け、ファンケーシン
グと分離管との間を送気流路として分離管内を排気流路
とし、分離管の一部をリング状に切り欠いて切り欠いた
部分に近接させて分離管内に軸流ファンを取り付けると
ともに、切り欠いた部分において該軸流ファンの羽根を
排気流路から送気流路へとまたがらせて設け、前記送気
流路は送気風管に流通させ、そしてそれを操作すること
で送気流路と排気流路との間に静圧差を生じないように
コントロールする機能を持つ調圧弁を送気風管内に設け
たものである。
【0005】
【実施例】この発明の構成を図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。図1および図2はこの発明の第1
実施例であって、1は円筒状のファンケーシングで、送
気流路12を構成し、その内部に排気流路13を構成す
る分離管2を設けて二重管状流路を形成すると共に、該
分離管2を外側のファンケーシング1より長く突出して
切羽に向けて設け、該分離管2の内部に反転軸流ファン
3を取付ける。この反転軸流ファン3の構成は、前後部
に夫々流線形状の円筒体よりなるカバー4、4を配した
電動機5とファンケーシング1及び分離管2はアーム7
によって固定され、両電動機5の出力軸に取付けたボス
14上には円周方向に間隔をおいて複数枚の羽根6を放
射状に取付けると共に、該羽根6を内側の分離管2内の
排気流路13を貫通して外側のファンケーシング1内の
送気流路12に臨ませ、両電動機5、5を互いに反対方
向に回転駆動させる。8は排気風管であって、分離管2
の一端に連結され、その先端をトンネルの坑口にまで配
設する。9は送気風管であって、ファンケーシング1の
一端に連結され、その先端をトンネルの切羽側に開口す
る。10は調圧弁であり、11は絞り弁であって、両弁
10、11は共に送気風管8内に開閉可能に取付ける。
【0006】この様に構成されているので、反転軸流フ
ァン3の両電動機5、5を駆動すると、夫々の羽根6は
互いに逆回転する。これによって流入される空気は効率
良く高風圧の空気を送り込むことができる。ところで、
この軸流ファンはファンケーシング内に内筒を設けて流
路を分離すれば、入気される空気は、各々の流路を通
り、互いにその空気は殆んど混合されない特性をもって
いるので、この特性を利用して、羽根6を分離管2内の
排気流路13と、ファンケーシング1内の送気流路12
に跨って配設することによって、該羽根6の回転によ
り、分離管2内の排気流路13には切羽の汚染された空
気を吸込み、排気風管8によってトンネル外に排出させ
る。これと同時にファンケーシング1内の送気流路12
には坑口より送られてくる新鮮な空気を吸込み、これに
接続されている送気風管9を通って切羽に新鮮な空気を
送り込むことができる。その際、分離管2内外の送気流
路12と排気流路13の静圧差が生ずると新鮮な空気と
汚染した空気が混合するおそれがあるので、調圧弁10
を操作して静圧差を生じないようにコントロールする。
さらに絞り弁11を調整して切羽への送気空気量をコン
トロールする。
【0007】図3はこの発明の第2実施例であって、こ
の実施例にあっては、第1実施例の反転軸流ファン3に
代えて単一の軸流ファン20を取付けたものであり、そ
の他の構造は第1実施例の構造と同様に構成されてい
る。この場合は反転軸流ファン3に比べて高風圧の空気
を送り込むことは期待できないが、一層コンパクトに装
置を設置することができるものである。
【0008】
【発明の効果】以上、各種実施例について詳述したよう
に、この発明は、1台の軸流ファンによってバランスの
とれた送排気を確実に行なうことができ、しかも必要空
気量の制御が容易である上、その設置においても従来の
ものに比べて格段にコンパクト化することができる等の
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の縦断正面図。
【図2】同じく縦断側面図。
【図3】この発明の第2実施例の縦断正面図。
【図4】従来例の概略断面図。
【符号の説明】
1 ファンケーシング 2 分離管 3 反転軸流ファン 4 カバー 5 電動機 6 羽根 12 送気流路 13 排気流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 25/16 F04D 29/52 E21F 1/00 F24F 1/02 411

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のファンケーシングの内部にファ
    ンケーシングより小径の円筒状の分離管を同心円状に設
    け、ファンケーシングと分離管との間を送気流路として
    分離管内を排気流路とし、分離管の一部をリング状に切
    り欠いて切り欠いた部分に近接させて分離管内に軸流フ
    ァンを取り付けるとともに、切り欠いた部分において該
    軸流ファンの羽根を排気流路から送気流路へとまたがら
    せて設け、前記送気流路は送気風管に流通させ、そして
    それを操作することで送気流路と排気流路との間に静圧
    差を生じないようにコントロールする機能を持つ調圧弁
    を送気風管内に設けた軸流ファン送排気装置。
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