JP3008034U - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】 電源スイッチに即応して瞬時に点灯し、し
かも、蛍光灯の消費電力に近い照明器具の提供。 【構 成】 電源に対して、並列に、蛍光灯点灯回路
と、電源スイッチＳを入れてから、蛍光ランプＦＬが点
灯するまでに必要な時間以上の時間に、白熱電球Ｌを自
動的に消灯させる遅消回路を有する白熱電灯回路をつな
ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、蛍光ランプと白熱電球を併用して使用する照明器具に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、蛍光灯では、電源スイッチを入れてから点灯するまで、数秒の時間がか かり、白熱電灯では、電源スイッチを入れると瞬時に点灯するが蛍光灯と同じ明 るさにするためには蛍光灯の数倍の消費電力が必要である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、電源スイッチを入れてから瞬時に点灯し、蛍光灯の消費電力に近い照 明器具を実現しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案は、電源に対して、蛍光灯点灯回路と、電源スイッチを入れてから蛍光ラ ンプが点灯するまでに必要な時間以上の時間に、白熱電球を自動的に消灯させる 遅消回路を有する白熱電灯回路を並列につなぐ。

【０００５】

【作用】

本案は、以上のような構造であるから、電源スイッチを入れると、蛍光灯点灯 回路と、遅消回路を有する白熱電灯回路に電源電圧が同時にかかり、瞬時に白熱 電球が点灯し、数秒後に蛍光ランプが点灯する。又、白熱電球は遅消回路の働き で電源スイッチが入ってから蛍光ランプが点灯するまでに必要な時間以上の時間 に白熱電球を自動的に消灯させる。

【０００６】

【実施例】

本案の一実施例を図面に基づいて説明すれば、Ｄ_１，Ｄ_２，Ｄ_３，Ｄ_４はダイ オード、ＺＤはツエナーダイオード、ＳＣＲはサイリスタ、Ｑはトランジスタ、 Ｃはコンデンサ、Ｌは電球、Ｒ_１，Ｒ_２は抵抗、Ｓはスイッチ、ＲＬは電流が流 れればスイッチＯＦＦ、電流が止まればスイッチＯＮとなるリレー、Ｔは安定器 、ＦＬは蛍光ランプ、Ｐはグローランプ、Ｃｎは雑音防止コンデンサである。 スイッチＳがＯＮになると、抵抗Ｒ_１，サイリスタＳＣＲのＧ，サイリスタＳ ＣＲのＫへと電流が流れ、無接点スイッチ（サイリスタＳＣＲ）がＯＮになる。 これにより、電球Ｌに電流が流れて点灯する。一方、コンデンサＣは抵抗Ｒ_２を 介して充電され、徐々に電圧が上昇するが、数秒経過するとツェナーダイオード ＺＤの動作電圧に達し、トランジスタＱがＯＮになる。トランジスタＱのＯＮに よりサイリスタＳＣＲの抵抗Ｒ_１、サイリスタＳＣＲのＧ、サイリスタＳＣＲの Ｋへと流れる電流は遮断され、サイリスタＳＣＲがＯＦＦし、電球Ｌに流れる電 流は止まる。従って電球Ｌは消灯する。リレーＲＬはスイッチＳがＯＦＦに切り 替わったとき、コンデンサＣの電圧を零にするものである。なお、スイッチＳが ＯＮになってからツェナーダイオードＺＤの動作電圧に達するまでの時間は、ス イッチＳがＯＮになってから蛍光ランプＦＬが点灯するまでに必要な時間以上の 時間になるようにコンデンサＣの容量を選ぶ。

【０００７】

【考案の効果】

この考案の照明器具を使用すれば、電源スイッチをＯＮにすれば、最初に瞬時 に電球が点灯し、数秒後蛍光ランプが点灯した後、遅消回路の働きで電球は消灯 する。従って、電源スイッチに瞬時に反応し、しかも低消費電力の照明器具が実 現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の回路図

【符号の説明】

Ｓ：スイッチ Ｄ_１，Ｄ_２，Ｄ_３，Ｄ_４：ダイオード ＺＤ：ツエナーダイオード ＳＣＲ：サイリスタ Ｒ_１，Ｒ_２：抵抗 Ｑ：トランジスタ Ｃ：コンデンサ Ｌ：電球 ＲＬ：リレー Ｔ：安定器 ＦＬ：蛍光ランプ Ｐ：グローランプ Ｃｎ：雑音防止コンデンサ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電源に対して蛍光灯点灯回路と並列に、
   遅消回路を有する白熱電灯回路をつないだことを特徴と
   する照明器具。