JP3007922U - 圧縮型ロードセルの密封構造 - Google Patents

圧縮型ロードセルの密封構造

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JP3007922U JP1994010203U JP1020394U JP3007922U JP 3007922 U JP3007922 U JP 3007922U JP 1994010203 U JP1994010203 U JP 1994010203U JP 1020394 U JP1020394 U JP 1020394U JP 3007922 U JP3007922 U JP 3007922U
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洋一 三昌
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ほぼ完全な防塵,防滴機能が得られる圧縮型
ロードセルの密封構造の提供。 【構成】 密封構造は、圧縮型ロードセル用のものであ
って、ロードセルは、弾性起歪体10と、歪みゲージ12
と、可撓性カバー14とを有している。カバー14は、起歪
体10の本体部16の露出側面と中継端子取付板42の露出面
および上下フランジ部38,40 の外周を包囲する角筒部54
と、上,下蛇腹部56,58 と、筒部60とを有している。角
筒部54は、本体部16の露出側面と中継端子取付板42の露
出面、および上フランジ部38の外側面と上面、下フラン
ジ部40の外側面とにそれぞれ密着している。上蛇腹部56
は、荷重受け部20と荷重印加プレート28との接触部分外
周を包囲するように設けられ、端縁は、固定具30の下面
に圧接している。下蛇腹部58は、荷重反力受け部22と支
持プレート34との接触部分外周を包囲するように設けら
れ、端縁は、固定具36の上面に圧接している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、圧縮型ロードセルの密封構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮型ロードセルは、角筒状または円筒状の弾性起歪体と、この弾性起歪体に 設けられた起歪部に貼着された歪みゲージとを有し、上下方向から印加される圧 縮荷重の検出に用いられており、例えば、車両の重量計測やホッパー内に収容さ れる粉粒体の重量計測など、比較的大きな荷重の計測に利用されており、その一 例が特開平4−216427号公報に開示されている。
【0003】 ところで、この種の圧縮型ロードセルでは、屋外に設置されることが比較的多 いので、従来、図2に示すような防塵,防滴対策が施されていた。同図において 、符号1で示した部材が圧縮型ロードセルの弾性起歪体であって、この弾性起歪 体1は、荷重印加材2と支持材3との間に設置される。 弾性起歪体1は、中央に設けられた起歪部1aと、この起歪部1aの両端に設 けられた荷重受け部1bと、荷重反力受け部1cとを有していて、荷重受け部1 bの上端が荷重印加材2と当接し、荷重反力受け部1cの下端が支持材3と当接 している。
【0004】 そして、起歪体1の外周を覆うようにゴム製のカバー4が設けられている。こ のカバー4は、帯状のものであって、起歪体1を設置した後に、その上端を荷重 印加材2の外周に巻付け、この巻き付けた部分をバンド5により締め付けること で固定されており、カバー4の下端は、支持材3から離間した位置になるように 設置されている。
【0005】 しかしながら、このようなカバー4を用いる従来の防塵,防滴対策には、以下 に説明する技術的課題が指摘されていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、図2に示した従来の圧縮型ロードセル用防塵,防滴対策では、起歪 体1を設置した後にカバー4を取り付ける構造なので、カバー4の取付が面倒な ものとなっていた。また、カバー4は、その下端が支持材3から離間した位置に なるように設置されているので、支持材3とカバー4の下端との隙間から、ゴミ や埃,水などが内部に侵入し、荷重受け部1bと荷重印加材2とが当接している 部分および荷重反力受け部1cと支持材3とが当接している部分に、これらが停 滞して、錆などの不具合が発生するという問題があった。
【0007】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 は、取扱が簡単で、しかも、完全な防塵,防滴が行なえる圧縮型ロードセルの密 封構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、荷重印加材と支持材との間に設置され、 前記荷重印加材および支持材とそれぞれ当接する荷重受け部および荷重反力受け 部とが両端に設けられ、これらの荷重受け部と荷重反力受け部との間に起歪部が 設けられた弾性起歪体と、前記起歪部に貼着された歪みゲージとを有する圧縮型 ロードセルにおいて、前記荷重受け部と荷重印加材および荷重反力受け部と支持 材との当接部分外周をそれぞれ包囲するようにして、両端部が前記荷重印加材お よび支持材に接触し、中間部が前記起歪体の外側面に密着する可撓性カバーを設 けたことを特徴とする。
【0009】 前記可撓性カバーは、その両端部のいずれか一方もしくは双方に蛇腹部を設け らることができる。前記可撓性カバーは、その両端部側を複数の弾性リングによ り前記起歪体の外周に止着することかできる。
【0010】
【作用】 上記構成の圧縮型ロードセルの密封構造によると、荷重受け部と荷重印加材お よび荷重反力受け部と支持材との当接部分外周をそれぞれ包囲するようにして、 両端部が荷重印加材および支持材に接触し、中間部が前記起歪体の外側面に密着 する可撓性カバーを設けているので、荷重受け部と荷重印加材および荷重反力受 け部と支持材とが当接している部分に、ゴミや埃,水などの侵入を防止すること ができる。
【0011】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 は、本考案にかかる圧縮型ロードセルの密封構造の一実施例を示している。同図 に示す密封構造は、上下方向から加えられる圧縮力を計測するロードセル用のも のであって、ロードセルは、弾性起歪体10と、歪みゲージ12と、可撓性カバ ー14とを有している。
【0012】 弾性起歪体10は、全体形状が角形筒状に形成されており、その軸方向の中間 に本体部16が形成され、この本体部16に起歪部18が形成され、この起歪部 18と同時軸上に、上端側に荷重受け部20が設けられるとともに、下端側に荷 重反力受け部22が設けられている。起歪部18は、本体部16の対向する2側 面から中心側に向けて一対の円形孔24を設けて薄肉化したものであって、上下 方向から加えられる圧縮力に対して、撓み変形が発生し易いようになっていると ともに、その下部側には、貫通孔25が穿設されている。
【0013】 弾性起歪体10の上端側に位置する荷重受け部20は、本体部16よりも小径 に形成されていて、荷重印加材26と当接するように配置され、荷重印加材26 は、荷重受け部20の上面と下面が当接する荷重印加プレート28と、この荷重 印加プレート28を被荷重測定部に固定する固定具30とから構成されている。 また、弾性起歪体10の下端側に位置する荷重反力受け部22は、荷重受け部 20とほぼ同じ大きさに形成されていて、支持材32と当接するように配置され 、支持材32は、荷重反力受け部22の下面と上面が当接する支持プレート34 と、この支持プレート34を被荷重測定部に固定する固定具36とから構成され ている。
【0014】 また、本実施例の弾性起歪体10は、本体部16と荷重受け部20との間に上 フランジ部38が設けられるとともに、本体部16と荷重反力受け部22との間 に下フランジ部40が設けられている。下フランジ部40は、上フランジ部38 よりも小径に形成されている。上フランジ部38には、中継端子取付板42が固 設されていて、この中継端子取付板42の外面側には、中継端子44と、ケーブ ル取付具46とが固設されている。
【0015】 また、中継端子取付板42には、中継端子44に近接した位置にリード線挿通 孔47が貫通形成されている。一方、歪みゲージ12は、起歪部18の上下左右 方向の歪みを検出するため合計4個使用され、2個ずつが起歪部18の両側面に 貼着されていて、各歪みゲージ12には、リード線48が接続されている。 中継端子取付板42と反対側の起歪部18に貼着された歪みゲージ12のリー ド線48は、貫通孔25内に挿通されて、中継端子取付板42側の円形孔24に 導出され、この円形孔24内において、中継端子取付板42側の起歪部18に貼 着された歪みゲージ12のリード線48と合流させて円形孔24の側面に仮固定 して、その後挿通孔47を介して中継端子44に接続されている。
【0016】 この中継端子44には、ケーブル取付具46に支持された被覆ケーブル50が 接続されていて、各歪みゲージ12で検出した電気信号は、この被覆ケーブル5 0を介して外部に導出される。なお、リード線48および被覆ケーブル50は、 一対の円形孔24およびケーブル取付具46内に、それぞれ樹脂52を充填固化 させることにより固定されている。
【0017】 可撓性カバー14は、例えば、比較的薄いゴムや合成樹脂から構成されていて 、弾性起歪体10の本体部16の露出側面と中継端子取付板42の露出面および 上下フランジ部38,40の外周を包囲する角筒部54と、この角筒部54の両 端側に設けられた一対の上,下蛇腹部56,58と、角筒部54の側面に突設さ れた筒部60とから構成されている。
【0018】 角筒部54は、本体部16の露出側面と中継端子取付板42の露出面、および 上フランジ部38の外側面と上面、下フランジ部40の外側面とにそれぞれ密着 している。上蛇腹部56は、荷重受け部20と荷重印加材26の荷重印加プレー ト28との接触部分外周を包囲するように設けられていて、その端縁は、固定具 30の下面に圧接している。
【0019】 下蛇腹部58は、荷重反力受け部22と支持材32の支持プレート34との接 触部分外周を包囲するように設けられていて、その端縁は、固定具36の上面に 圧接している。筒部60は、ケーブル取付具46の外周面に密着するように設け られている。このように構成された可撓性カバー14は、複数の第1〜第3弾性 リング62,64,66、例えば、Oリングにより弾性起歪体10の外周に止着 されている。
【0020】 第1弾性リング62は、角筒部54と上蛇腹部56との連結部外周に位置し、 かつ、荷重受け部22の下端外周に位置するようにして装着されている。第2弾 性リング64は、角筒部54と下蛇腹部58との連結部外周に位置し、下フラン ジ部40の外周に位置するようにして装着されている。第3弾性リング66は、 筒部60の先端側に位置し、ケーブル取付具46の外周に装着されている。
【0021】 さて、以上のように構成された圧縮型ロードセルの密封構造によると、荷重受 け部20と荷重印加材26および荷重反力受け部22と支持材32との当接部分 外周をそれぞれ包囲するようにして、上,下蛇腹部56,58の端部が荷重印加 材26および支持材32に接触し、角筒部54が弾性起歪体10の外側面に密着 する可撓性カバー14を設けているので、荷重受け部20と荷重印加材26およ び荷重反力受け部22と支持材32とが当接している部分に、ゴミや埃,水など の侵入を確実に防止することができる。
【0022】 また、このような防塵,防滴効果を有する可撓性カバー14は、弾性起歪体1 0を被荷重測定部に取り付ける前に装着することができるので、取扱が非常に簡 単になる。なお、上記実施例では、角筒部54の両端に上,下蛇腹部56,58 を設け、かつ、複数の弾性リング62,64,66で止着したものを例示したが 、本考案の可撓性カバー14では、角筒部54を起歪体10の露出側面に密着さ せるので、蛇腹部や弾性リングは必ずしも必要としない。
【0023】 また、上記実施例では、角形に形成された弾性起歪体10のロードセルを例示 したが、本考案は、円筒形の起歪体を用いるロードセルにも適用することができ る。
【0024】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかる圧縮型ロードセルの密 封構造によると、ほぼ完全な防塵,防滴機能が発揮され、その取扱も簡単になる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる圧縮型ロードセルの密封構造の
一実施例を示す断面図である。
【図2】従来の密封構造の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 弾性起歪体 12 歪みゲージ 14 可撓性カバー 18 起歪部 20 荷重受け部 22 荷重反力受け部 24 円形孔 26 荷重印加材 32 支持材 42 中継端子取付板 54 角筒部 56 上蛇腹部 58 下蛇腹部 60 筒部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重印加材と支持材との間に設置され、
    前記荷重印加材および支持材とそれぞれ当接する荷重受
    け部および荷重反力受け部とが両端に設けられ、これら
    の荷重受け部と荷重反力受け部との間に起歪部が設けら
    れた弾性起歪体と、前記起歪部に貼着された歪みゲージ
    とを有する圧縮型ロードセルにおいて、 前記荷重受け部と荷重印加材および荷重反力受け部と支
    持材との当接部分外周をそれぞれ包囲するようにして、
    両端部が前記荷重印加材および支持材に接触し、中間部
    が前記起歪体の外側面に密着する可撓性カバーを設けた
    ことを特徴とする圧縮型ロードセルの密封構造。
  2. 【請求項2】 前記可撓性カバーは、その両端部のいず
    れか一方もしくは双方に蛇腹部が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の圧縮型ロードセルの密封構
    造。
  3. 【請求項3】 前記可撓性カバーは、その両端部側が複
    数の弾性リングにより前記起歪体の外周に止着されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の圧縮型ロー
    ドセルの密封構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3427173B2 (ja) 1999-05-25 2003-07-14 ミネベア株式会社 ひずみゲージの保護装置および張力センサ
WO2013125418A1 (ja) * 2012-02-22 2013-08-29 株式会社クボタ 防爆型ロードセル装置

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