JP3007882U - 磁力応用疲労回復具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、直接患部に添着するとともに、患
部の構成する磁場の極性等に関係なく、均等且つ効果的
に作用し、しかも使用法の容易な磁力応用疲労回復具を
得ることを目的とする。 【構成】天然磁石を細砕して得た粒体、又は粒体に帯磁
させた多数の粒子群１を集結させてこれらの外部に不特
定方向の磁場を構成させるとともに、該粒子群を容器２
に収め該容器の外部に身体に固定させるための接着剤３
及びこれを包むシール材４を被着させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は磁石を応用した疲労回復具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

血行を良好とする目的で帯磁させた腕環、時計バンド、頸飾り等の商品は多種 存在する。また身体の一部に磁石を直接添着させるようにした医療補助具も公知 であるが、前者は患部と離隔した位置において使用者の血行を良好としても目的 場所への伝達が緩慢であり、後者は磁石のＮ又はＳ極が直接皮膚の直下を流れる 血流に作用するため強く作用する反面として適用部の皮膚又は血流がＮ又はＳに 帯磁している場合適用を誤まれば相互の磁石が相反撥して発効を阻害し、また相 互間の磁力が強過ぎ却って血流を停滞させて痛みを与える等の欠点があった。

【０００３】 更に磁石と取付部の磁場との間の混乱を防止するため磁石面にＮ又はＳに相当 する表示を施すことも考えられたが、患部の帯磁状態を知ることは専門家でなけ ればできず、従って前記のように磁石面に表示があっても患者においいて適用品 を選択することは殆ど不可能であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、直接患部に添着するとともに、患部の構成する磁場の極性等に関係 なく均等且つ効果的に作用し、しかも使用法の容易な磁力応用疲労回復を得よう とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の課題を解決するため、本考案の磁力応用疲労回復は図例のように磁石を 細砕して得た粒体、又は粒体に帯磁させた多数の粒子群１を集結させてこれらの 外部に不特定方向の磁場を構成させるとともに、該粒子群を容器２に収め該容器 の外部に身体に固定させるための接着剤３及びこれを包むシール材４を被着させ て成るものである。

【０００６】 なお本案品は、図例のほか台紙面に多数の容部を設け、各容部に帯磁粒子群を 封入し、使用時に各容部を一個毎にちぎって使用するようにしてもよい。

【０００７】

【作用】

本考案品を使用するには、シール剤４を剥して接着剤３面を露わし該面を患部 に付着させれば、容器２内の帯磁粒子群１はその不特定方向の磁場を患部の皮膚 、筋肉及び血管に作用させて各部を消極させるとともに血行を促すものとす。

【０００８】

【実施例】

本考案に使用する帯磁粒子群を作成するには、天然磁石、磁鉄鉱等の帯磁物を 破砕して粒状に成形させ、或は磁化可態金属を予め粒状に成形してこれらを電磁 石コイルの磁場内に入れて磁化させる等の手段がある。

【０００９】

【考案の効果】

本考案品は在来の磁力応用類型品と異なり、これを肩部、腰部、頸部其他の患 部に直接添着することにうより、速かにコリをほぐすとともに、使用者は患部の 磁場状態等に顧慮することなく適用でき、また本考案品の発散する不特定方向の 磁力線は、適用部の磁場の性質、皮膚、筋肉、血流の状態及びコリ、痛みの程度 等に関係なく、身体の目的場所に磁力を適切、有効に作用させ得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ） は本考案磁力応用疲労回復具一実施例
の平面図。（Ｂ）は前図の中央縦断正面図。

【符号の説明】

１ 帯磁粒子群 ２ 容器 ３ 接着剤 ４ シール材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下面に順次接着剤３とシール剤４とを被
   着させた容器２中に、各種の磁場を有する帯磁物粒子群
   １を封入して成る磁力応用疲労回復具。
2. 【請求項２】 磁石を細砕して得た粒子群を各磁極方向
   を定めずに容器中に封入して成る請求項１に記載の磁力
   応用疲労回復具。
3. 【請求項３】帯磁させた物質粒子群を使用した請求項１
   に記載磁力応用疲労回復具。