JP3007665U - シールドトンネル用セグメント - Google Patents

シールドトンネル用セグメント

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JP3007665U
JP3007665U JP1994009846U JP984694U JP3007665U JP 3007665 U JP3007665 U JP 3007665U JP 1994009846 U JP1994009846 U JP 1994009846U JP 984694 U JP984694 U JP 984694U JP 3007665 U JP3007665 U JP 3007665U
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JP
Japan
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segment
shield tunnel
segments
glass
tunnel
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JP1994009846U
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English (en)
Inventor
暢与 佐藤
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面滑性を高めてスケールの付着・堆積を防
止するとともに、耐腐食性を高めて耐用年数を向上させ
ることができ、しかも、トンネル内の意匠性を向上する
ことができるシールドトンネル用セグメントを提供する
ことである。 【構成】 シールドトンネルの覆工を構成するセグメン
トリング1は、これの周方向に沿って分割構成された複
数のセグメント2を径方向に接合するとともに、長手方
向に沿って順次接合することによって筒状に形成された
もので、各セグメント2は、ガラス材単体からなるもの
で、外周の裏込め注入材3との接触表面2aを粗面ない
し不透明とし、内壁面2bを平滑面としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シールドトンネルの一次覆工に用いられるセグメントに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
シールドトンネルの一次覆工に用いられるセグメントは、推進時におけるジャ ッキの推力に耐え、かつ、地山の土圧に耐えるように設計されなければならない 。このような条件を満足するものとして、地下鉄などの大口径トンネルに鉄筋コ ンクリートセグメント(RCセグメント)が使用され、上下水道や電力洞道など の中小口径トンネルに鋼製セグメント(スチールセグメント)またはRCセグメ ントが使用されるのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、RCセグメントや鋼製セグメントは表面滑性が低いので、特に 、トンネルが上下水道として使用される場合には、スケールが付着・堆積しやす く、これによって流通不良、ひいては詰まりが生じたり、酸,腐朽菌,薬品等に よる腐食が生じて耐用年数が短くなる欠点があった。また、無機的で意匠性に乏 しいという欠点があった。
【0004】 本考案は以上の問題を解決するものであって、表面滑性を高めてスケールの付 着・堆積を防止するとともに、耐腐食性を高めて耐用年数を向上させることがで き、しかも、トンネル内の意匠性を向上することができるシールドトンネル用セ グメントを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、シールドトンネルの内壁 に設けられる覆工用のセグメントであって、該セグメントは、少くとも内壁面部 をガラス材により構成したことを特徴とする。前記セグメントは、鋼製セグメン トまたはRCセグメント等の公知の材料からなるものの内周面にガラスライニン グを施してなることを特徴とする(請求項2)。
【0006】 また、請求項3にかかる考案は、シールドトンネルの内壁に設けられる覆工用 のセグメントであって、該セグメントは、全体がガラス材により構成されている ことを特徴とする。
【0007】 上記考案において、隣接するセグメントとの間にシール部材を介在することが でき(請求項4)、この場合、隣接するセグメントとの接合端面には、前記シー ル部材が嵌入される凹部を形成することが好ましい(請求項5)。
【0008】
【作用】
上記構成において、セグメントを円環状に組立てた状態では、セグメント全体 がガラス材からなるもの、或いは構成セグメントまたはRCセグメント等の内周 面にガラスライニングを施したもののいずれであっても、その内壁表面がガラス 面となる。
【0009】 また、隣接するセグメントとの間にシール部材を介在することにより、止水性 を確保することができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜3は本考案を下水 道トンネルに適用した一実施例を示し、図1は側断面図、図2は横断面図である 。
【0011】 図において、地盤E内に構築されたシールドトンネルの覆工を構成するセグメ ントリング1は、その周方向に沿って分割構成された複数のセグメント2を径方 向に接合するとともに、長手方向に沿って順次接合することによって円環状に形 成されたものである。
【0012】 これら各セグメント2は、ガラス材単体からなるもので、シールドマシンの推 進時におけるジャッキの推力に耐え、かつ、地山の土圧に耐えるように寸法が設 計されている。なお、設計に際しては、ガラス材の素材そのものの強度を考慮し た設計がなされるが、高強度ガラス材を用いたり、鋼線を格子状に配置すること が望ましい。
【0013】 前後上下に接合するセグメント2同士の接合縁には図3に一部拡大して示すよ うに、それぞれ一対のジョイントボックス4が設けられ、各ジョイントボックス 4間をボルトナット5,6で連結することにより各セグメント2を一体に接合し ている。なお、このジョイントボックス4は鋼製であって、ガラス材をセグメン ト2に成形する段階で一体にインサート成形されたものである。
【0014】 また、ボルトナット5,6による組立て後はジョイントボックス4内に液状ガ ラス材を注入充填し、固化させて内壁面2bに連続する平滑面とすることが望ま しい。
【0015】 さらに、各セグメント2同士の接合面には止水ゴム材7(シール部材)が介在 され、接合面の直接接触を回避して塑性体であるガラスの割れを防止するととも に、接合面の止水性を保つようにしている。止水ゴム材7は、幅方向中央部に凸 条7aが長手方向に沿って連続形成されており、隣接するセグメント2,2の接 合端面には該凸条7aが嵌入される凹部2cが形成されている。
【0016】 以上の構成によれば、セグメントリング1の内壁表面2bがガラス性であるの で表面滑性が高く、内部を流通する下水が流れ易くなって、スケールの付着や成 長・堆積を防止することができ、またガラス材料そのものが酸,アルカリ等に対 する耐食性があるため耐久年数も向上させることができる。
【0017】 また、各セグメント2の裏込め注入材3との接触表面2aを粗面ないし不透明 とし、セグメント2を通して裏込材3を視認することを不能とすることにより、 ガラス材のもつ工芸性や工学的特性によるトンネル内の意匠を向上させることが できる。
【0018】 さらに、セグメント2を構成するガラス自体を色ガラスや模様入りガラスとし たり、表面に適度な凹凸を形成することもでき、種々のセグメントを組み合わせ ることによって模様を形成することもできる。
【0019】 図4は他の実施例を示し、この実施例では、RCセグメント10または構成セ グメントの内壁側にガラスライニングを施してガラスライニング層12を形成し たことを特徴としており、この構成によっても上記実施例と同様な効果が得られ る。
【0020】 なお、以上のシールドトンネルは中小口径のトンネルだけでなく鉄道,道路な どの地下交通として用いられる大口径のトンネルにも適用できることは勿論であ る。
【0021】 また、本考案によるセグメントの一次覆工のみでトンネルの覆工を終了する場 合には、セグメントのガラス部(ライニングするものにあっては該ライニング部 分)の裏面を鏡面加工することもでき、この場合には、該鏡面による光の反射に より照明コストを低減することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上実施例によって詳細に説明したように、本考案にかかるシールドトンネル 用セグメントにあっては、セグメントを円環状に組立てた状態では、その内壁表 面がガラス面となるので、表面滑性が高く流通性が向上するとともに、耐薬品性 など耐腐食性に富む。また、ガラスの持つ工芸性や光学的特性により、トンネル 内の意匠を向上させることができる。
【0023】 隣接するセグメントとの間にシール部材を介在することにより、止水性を確保 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるシールドトンネルの側
断面図である。
【図2】同横断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 セグメントリング(シールドトンネル) 2 セグメント 10 RCセグメント 12 ガラスライニング層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドトンネルの内壁に設けられる覆
    工用のセグメントであって、該セグメントは、少くとも
    内壁面部をガラス材により構成したことを特徴とするシ
    ールドトンネル用セグメント。
  2. 【請求項2】 前記セグメントは、鋼製セグメントまた
    はRCセグメント等の公知の材料からなるものの内周面
    にガラスライニングを施してなることを特徴とする請求
    項1記載のシールドトンネル用セグメント。
  3. 【請求項3】 シールドトンネルの内壁に設けられる覆
    工用のセグメントであって、該セグメントは、全体がガ
    ラス材により構成されていることを特徴とするシールド
    トンネル用セグメント。
  4. 【請求項4】 隣接するセグメントとの間にシール部材
    が介在されてなることを特徴とする請求項1,2,3の
    いずれか1項に記載のシールドトンネル用セグメント。
  5. 【請求項5】 隣接するセグメントとの接合端面には、
    前記シール部材が嵌入される凹部が形成されていること
    を特徴とする請求項4に記載のシールドトンネル用セグ
    メント。
JP1994009846U 1994-08-10 1994-08-10 シールドトンネル用セグメント Expired - Lifetime JP3007665U (ja)

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