JP3007484B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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- JP3007484B2 JP3007484B2 JP20828292A JP20828292A JP3007484B2 JP 3007484 B2 JP3007484 B2 JP 3007484B2 JP 20828292 A JP20828292 A JP 20828292A JP 20828292 A JP20828292 A JP 20828292A JP 3007484 B2 JP3007484 B2 JP 3007484B2
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- liquid detergent
- detergent composition
- weight
- carbon atoms
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/43—Solvents
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体洗浄剤組成物、詳
しくは、特に台所とその周辺、例えば、換気扇、レン
ジ、壁などに付着し変性した油汚れを効率よく落とし、
且つ被清掃面の仕上り性が良好で、しかも安全で保存安
定性の優れた液体洗浄剤組成物に関するものである。
しくは、特に台所とその周辺、例えば、換気扇、レン
ジ、壁などに付着し変性した油汚れを効率よく落とし、
且つ被清掃面の仕上り性が良好で、しかも安全で保存安
定性の優れた液体洗浄剤組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】厨房内などに付着した油汚れの除去に使
用される液体洗浄剤組成物としては、従来より種々のも
のが提案されている。
用される液体洗浄剤組成物としては、従来より種々のも
のが提案されている。
【０００３】例えば、特開昭５４−１３５１１号公報に
は、アニオン活性剤、粘度調節剤及び苛性アルカリを配
合した液体洗浄剤組成物が提案され、また特開昭６０−
１３０６９７号公報には、ポリオキシエチレンアルキル
硫酸塩、高級脂肪酸のジアルカノールアミド及びアルカ
ノールアミンを配合した液体洗浄剤組成物が提案され、
また特開平３−２７３１００号公報には、界面活性剤及
び水難溶性溶剤を配合したｐＨが９以上の液体洗浄剤組
成物が提案されている。
は、アニオン活性剤、粘度調節剤及び苛性アルカリを配
合した液体洗浄剤組成物が提案され、また特開昭６０−
１３０６９７号公報には、ポリオキシエチレンアルキル
硫酸塩、高級脂肪酸のジアルカノールアミド及びアルカ
ノールアミンを配合した液体洗浄剤組成物が提案され、
また特開平３−２７３１００号公報には、界面活性剤及
び水難溶性溶剤を配合したｐＨが９以上の液体洗浄剤組
成物が提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の液体洗浄
剤組成物は何れも、油汚れに対する洗浄力及び拭き取り
性が充分でないため、油汚れを効率よく落とすことがで
きず、且つ被清掃面の仕上り性も満足し得るものでな
く、しかも保存安定性も必ずしも充分に有しているとは
言い難いものである。また、特開昭５４−１３５１１号
公報に記載の液体洗浄剤組成物は、苛性ソーダ等の苛性
アルカリが配合されており、安全性に問題がある。
剤組成物は何れも、油汚れに対する洗浄力及び拭き取り
性が充分でないため、油汚れを効率よく落とすことがで
きず、且つ被清掃面の仕上り性も満足し得るものでな
く、しかも保存安定性も必ずしも充分に有しているとは
言い難いものである。また、特開昭５４−１３５１１号
公報に記載の液体洗浄剤組成物は、苛性ソーダ等の苛性
アルカリが配合されており、安全性に問題がある。
【０００５】従って、本発明の目的は、油汚れに対する
洗浄力及び拭き取り性に優れ、油汚れを効率よく落とす
ことができ、且つ被清掃面の仕上り性が良好で、しかも
安全で保存安定性の優れた液体洗浄剤組成物を提供する
ことにある。
洗浄力及び拭き取り性に優れ、油汚れを効率よく落とす
ことができ、且つ被清掃面の仕上り性が良好で、しかも
安全で保存安定性の優れた液体洗浄剤組成物を提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、特定の非イオン性界面活性剤、特定の水溶性
溶剤並びに特定のモノ及び／又はジアルカノールアミン
を組み合わせることにより、上記目的を達成する液体洗
浄剤組成物が得られることを知見した。
した結果、特定の非イオン性界面活性剤、特定の水溶性
溶剤並びに特定のモノ及び／又はジアルカノールアミン
を組み合わせることにより、上記目的を達成する液体洗
浄剤組成物が得られることを知見した。
【０００７】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、下記（Ａ）成分０．１〜６重量％、下記（Ｂ）成分
０．１〜２０重量％及び下記（Ｃ）成分０．１〜１０重
量％を含有してなる液体洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
で、下記（Ａ）成分０．１〜６重量％、下記（Ｂ）成分
０．１〜２０重量％及び下記（Ｃ）成分０．１〜１０重
量％を含有してなる液体洗浄剤組成物を提供するもので
ある。
【０００８】（Ａ）下記（ｉ）及び下記（ii）の化合物
からなり、且つ両者の重量比が（ｉ）／（ii）＝９９／
１〜５０／５０である非イオン性界面活性剤
からなり、且つ両者の重量比が（ｉ）／（ii）＝９９／
１〜５０／５０である非イオン性界面活性剤
【０００９】（ｉ）下記〔化７〕（化１と同じ）の一般
式（Ｉ）で表わされるポリオキシエチレンアルキルアマ
イド
式（Ｉ）で表わされるポリオキシエチレンアルキルアマ
イド
【化７】 （式中、Ｒ1 は炭素原子数７〜１７の直鎖又は分岐の、
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｌ及びｍはそれぞ
れ１以上の整数で、ｌ＋ｍ＝約２〜５である。）
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｌ及びｍはそれぞ
れ１以上の整数で、ｌ＋ｍ＝約２〜５である。）
【００１０】（ii）下記〔化８〕（化２と同じ）の一般
式（II）で表わされるポリオキシエチレンアルキルエー
テル
式（II）で表わされるポリオキシエチレンアルキルエー
テル
【化８】 （式中、Ｒ2 は炭素原子数８〜２２の直鎖又は分岐の、
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｎは１〜３０の整
数である。）
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｎは１〜３０の整
数である。）
【００１１】（Ｂ）下記〔化９〕（化３と同じ）、〔化
１０〕（化４と同じ）及び〔化１１〕（化５と同じ）の
一般式(III）、（IV）及び（Ｖ）で表わされる水溶性溶
剤の１種又は２種以上
１０〕（化４と同じ）及び〔化１１〕（化５と同じ）の
一般式(III）、（IV）及び（Ｖ）で表わされる水溶性溶
剤の１種又は２種以上
【００１２】
【化９】 （式中、Ｒ3 及びＲ'3はそれぞれ水素又は炭素原子数１
〜８のアルキル基を示し、Ｒ3 及びＲ'3が同時に水素で
あることはない。また、ｐ及びｑは０≦ｐ≦８、０≦ｑ
≦８の整数であって、ｐ及びｑが同時に０であることは
ない。）
〜８のアルキル基を示し、Ｒ3 及びＲ'3が同時に水素で
あることはない。また、ｐ及びｑは０≦ｐ≦８、０≦ｑ
≦８の整数であって、ｐ及びｑが同時に０であることは
ない。）
【００１３】
【化１０】 （式中、Ｒ4 及びＲ5 は炭素原子数１〜３のアルキル基
を示す。）
を示す。）
【００１４】
【化１１】 （式中、Ｒ6 は炭素原子数１〜３のアルキル基を示
す。）
す。）
【００１５】（Ｃ）下記〔化１２〕（化６と同じ）の一
般式（VI）で表わされるエタノールアミン
般式（VI）で表わされるエタノールアミン
【００１６】
【化１２】 （式中、ｒは１又は２の整数である。）
【００１７】以下に本発明の液体洗浄剤組成物について
詳述する。本発明の液体洗浄剤組成物の（Ａ）成分を構
成する上記一般式（Ｉ）で表わされるポリオキシエチレ
ンアルキルアマイド〔上記（ｉ）の化合物〕としては、
一般式（Ｉ）中のＲ1 で示されるアルキル基又はアルケ
ニル基が炭素原子数７〜１７、好ましくは１０〜１４の
ものであって、エチレンオキサイドの付加モル数ｌ及び
ｍが共に１以上の整数で且つ平均付加モル数（ｌ＋ｍ）
が約２〜５のものが用いられる。Ｒ1 が炭素原子数６以
下のものを用いると、洗浄性及び被清掃面の仕上り性が
不十分となり、また１８以上のものを用いると、組成物
の経日安定性が損なわれる。また、エチレンオキサイド
の平均付加モル数が２未満のものを用いると、組成物の
経日安定性が悪くなり、また５を超えるものを用いる
と、汚れの拭き取り性及び被清掃面の仕上り性が悪くな
る。
詳述する。本発明の液体洗浄剤組成物の（Ａ）成分を構
成する上記一般式（Ｉ）で表わされるポリオキシエチレ
ンアルキルアマイド〔上記（ｉ）の化合物〕としては、
一般式（Ｉ）中のＲ1 で示されるアルキル基又はアルケ
ニル基が炭素原子数７〜１７、好ましくは１０〜１４の
ものであって、エチレンオキサイドの付加モル数ｌ及び
ｍが共に１以上の整数で且つ平均付加モル数（ｌ＋ｍ）
が約２〜５のものが用いられる。Ｒ1 が炭素原子数６以
下のものを用いると、洗浄性及び被清掃面の仕上り性が
不十分となり、また１８以上のものを用いると、組成物
の経日安定性が損なわれる。また、エチレンオキサイド
の平均付加モル数が２未満のものを用いると、組成物の
経日安定性が悪くなり、また５を超えるものを用いる
と、汚れの拭き取り性及び被清掃面の仕上り性が悪くな
る。
【００１８】また、本発明の液体洗浄剤組成物の（Ａ）
成分を構成する上記一般式（II）で表わされるポリオキ
シエチレンアルキルエーテル〔上記（ii）の化合物〕と
しては、一般式（II）中のＲ2 で示されるアルキル基又
はアルケニル基が炭素原子数８〜２２、好ましくは１２
〜１６のものであって、エチレンオキサイドの平均付加
モル数ｎが１〜３０、好ましくは５〜１０のものが用い
られる。Ｒ2 が炭素原子数７以下のものを用いると、洗
浄性が不十分となり、また２３以上のものを用いると、
組成物の経日安定性が損なわれる。また、エチレンオキ
サイドの平均付加モル数が１未満のものを用いると、組
成物の経日安定性が損なわれ、また３０を超えるものを
用いると、洗浄後の被清掃面の仕上り性が不十分とな
る。
成分を構成する上記一般式（II）で表わされるポリオキ
シエチレンアルキルエーテル〔上記（ii）の化合物〕と
しては、一般式（II）中のＲ2 で示されるアルキル基又
はアルケニル基が炭素原子数８〜２２、好ましくは１２
〜１６のものであって、エチレンオキサイドの平均付加
モル数ｎが１〜３０、好ましくは５〜１０のものが用い
られる。Ｒ2 が炭素原子数７以下のものを用いると、洗
浄性が不十分となり、また２３以上のものを用いると、
組成物の経日安定性が損なわれる。また、エチレンオキ
サイドの平均付加モル数が１未満のものを用いると、組
成物の経日安定性が損なわれ、また３０を超えるものを
用いると、洗浄後の被清掃面の仕上り性が不十分とな
る。
【００１９】本発明の（Ａ）成分の非イオン性界面活性
剤は、上記ポリオキシエチレンアルキルアマイド
〔（ｉ）の化合物〕及び上記ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル〔（ii）の化合物〕からなり、且つそれらの
重量比が（ｉ）／（ii）＝９９／１〜５０／５０、好ま
しくは９５／５〜７５／２５のものである。上記重量比
が９９／１より大きい〔（ii）の化合物が過少である〕
と、洗浄性が不十分となり、また５０／５０より小さい
〔（ｉ）の化合物が過少である〕と、洗浄時の拭き取り
性及び洗浄後の被清掃面の仕上り性が不十分となる。
剤は、上記ポリオキシエチレンアルキルアマイド
〔（ｉ）の化合物〕及び上記ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル〔（ii）の化合物〕からなり、且つそれらの
重量比が（ｉ）／（ii）＝９９／１〜５０／５０、好ま
しくは９５／５〜７５／２５のものである。上記重量比
が９９／１より大きい〔（ii）の化合物が過少である〕
と、洗浄性が不十分となり、また５０／５０より小さい
〔（ｉ）の化合物が過少である〕と、洗浄時の拭き取り
性及び洗浄後の被清掃面の仕上り性が不十分となる。
【００２０】また、本発明の液体洗浄剤組成物の（Ｂ）
成分としては、既述の通り、上記一般式(III) 、（IV）
及び（Ｖ）で表わされる水溶性溶剤の１種又は２種が用
いられる。
成分としては、既述の通り、上記一般式(III) 、（IV）
及び（Ｖ）で表わされる水溶性溶剤の１種又は２種が用
いられる。
【００２１】上記一般式(III) で表わされる水溶性溶剤
としては、一般式(III) 中のＲ3 及びＲ'3が水素又は炭
素原子数１〜８、好ましくは２〜６のアルキル基であっ
て（但し、Ｒ3 及びＲ'3の何れもが水素であることはな
い）、エチレンオキサイド（ＥＯ）及びプロピレンオキ
サイド（ＰＯ）の平均付加モル数ｐ及びｑがそれぞれ８
以下のものが用いられ、例えば、好ましくは、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン
（ｐ＝２）ポリオキシプロピレン（ｑ＝２）グリコール
ヘキシルエーテルなどが用いられる。Ｒ3 及びＲ'3が炭
素原子数９以上のものを用いると、組成物の経日安定性
が悪くなり、また、ＥＯの平均付加モル数ｐ又はＰＯの
平均付加モル数ｑが９以上のものを用いると、洗浄性が
悪くなる。
としては、一般式(III) 中のＲ3 及びＲ'3が水素又は炭
素原子数１〜８、好ましくは２〜６のアルキル基であっ
て（但し、Ｒ3 及びＲ'3の何れもが水素であることはな
い）、エチレンオキサイド（ＥＯ）及びプロピレンオキ
サイド（ＰＯ）の平均付加モル数ｐ及びｑがそれぞれ８
以下のものが用いられ、例えば、好ましくは、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン
（ｐ＝２）ポリオキシプロピレン（ｑ＝２）グリコール
ヘキシルエーテルなどが用いられる。Ｒ3 及びＲ'3が炭
素原子数９以上のものを用いると、組成物の経日安定性
が悪くなり、また、ＥＯの平均付加モル数ｐ又はＰＯの
平均付加モル数ｑが９以上のものを用いると、洗浄性が
悪くなる。
【００２２】また、上記一般式（IV）で表わされる水溶
性溶剤としては、好ましくは１，３−ジメチル−２−イ
ミダゾリジノン、１，３−ジエチル−２−イミダゾリジ
ノンが用いられる。
性溶剤としては、好ましくは１，３−ジメチル−２−イ
ミダゾリジノン、１，３−ジエチル−２−イミダゾリジ
ノンが用いられる。
【００２３】また、上記一般式（Ｖ）で表わされる水溶
性溶剤としては、好ましくは３−メトキシ−３−メチル
ブタノール、３−エトキシ−３−メチルブタノールが用
いられる。
性溶剤としては、好ましくは３−メトキシ−３−メチル
ブタノール、３−エトキシ−３−メチルブタノールが用
いられる。
【００２４】また、本発明の液体洗浄剤組成物の（Ｃ）
成分としては、上記一般式（VI）で表わされるように、
モノエタノールアミン及び／又はジエタノールアミンが
用いられる。
成分としては、上記一般式（VI）で表わされるように、
モノエタノールアミン及び／又はジエタノールアミンが
用いられる。
【００２５】上記（Ｃ）成分としては、モノエタノール
アミン（１級アミン）とジエタノールアミン（２級アミ
ン）とを、両者の重量比が２級アミン／１級アミン＝０
／１００〜２５／７５、特に０／１００〜１０／９０と
なるように使用することが組成物の保存安定性の観点か
ら好ましい。
アミン（１級アミン）とジエタノールアミン（２級アミ
ン）とを、両者の重量比が２級アミン／１級アミン＝０
／１００〜２５／７５、特に０／１００〜１０／９０と
なるように使用することが組成物の保存安定性の観点か
ら好ましい。
【００２６】本発明の液体洗浄剤組成物は、上記（Ａ）
成分０．１〜６重量％、好ましくは０．５〜３重量％、
上記（Ｂ）成分０．１〜２０重量％、好ましくは３〜１
５重量％、及び上記（Ｃ）成分０．１〜１０重量％、好
ましくは１〜７重量％を含有し、残部は水である。
成分０．１〜６重量％、好ましくは０．５〜３重量％、
上記（Ｂ）成分０．１〜２０重量％、好ましくは３〜１
５重量％、及び上記（Ｃ）成分０．１〜１０重量％、好
ましくは１〜７重量％を含有し、残部は水である。
【００２７】（Ａ）成分が０．１重量％未満であると、
洗浄性が悪くなり、また６重量％超であると、被清掃面
の仕上り性が損なわれる。また、（Ｂ）成分が０．１重
量％未満であると、洗浄性が悪くなり、また２０重量％
超であると、被清掃面の仕上り性が損なわれる。また、
（Ｃ）成分が０．１重量％未満であると、洗浄性が悪く
なり、また１０重量％超であると、組成物の保存安定性
の観点から好ましくない。
洗浄性が悪くなり、また６重量％超であると、被清掃面
の仕上り性が損なわれる。また、（Ｂ）成分が０．１重
量％未満であると、洗浄性が悪くなり、また２０重量％
超であると、被清掃面の仕上り性が損なわれる。また、
（Ｃ）成分が０．１重量％未満であると、洗浄性が悪く
なり、また１０重量％超であると、組成物の保存安定性
の観点から好ましくない。
【００２８】また、本発明の液体洗浄剤組成物は、上記
の（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）成分を、各成分の重量比が
（Ａ）／（Ｂ）／（Ｃ）＝２〜４０／２０〜９０／５〜
６０となるように含有することが好ましい。
の（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）成分を、各成分の重量比が
（Ａ）／（Ｂ）／（Ｃ）＝２〜４０／２０〜９０／５〜
６０となるように含有することが好ましい。
【００２９】また、本発明の液体洗浄剤組成物には、本
発明の目的を損なわない範囲において、この種の組成物
に通常用いられる添加成分、例えば分散剤、キレート
剤、香料、染料、顔料、防腐剤、殺菌剤などを添加する
こともできる。
発明の目的を損なわない範囲において、この種の組成物
に通常用いられる添加成分、例えば分散剤、キレート
剤、香料、染料、顔料、防腐剤、殺菌剤などを添加する
こともできる。
【００３０】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
する。
する。
【００３１】実施例１ 下記〔表１〕に示す組成の液体洗浄剤組成物を調製し、
これらの液体洗浄剤組成物について、油汚れの拭き取り
性、洗浄力、仕上り性、及び保存安定性を次のようにし
て評価した。これらの評価結果を下記〔表１〕に示す。
これらの液体洗浄剤組成物について、油汚れの拭き取り
性、洗浄力、仕上り性、及び保存安定性を次のようにし
て評価した。これらの評価結果を下記〔表１〕に示す。
【００３２】1)油汚れの拭き取り性 天ぷら油を２００〜２２０℃で１８時間加熱した後、１
００℃で空気を吹き込みながら、８時間処理して油を劣
化させた。この劣化した油をステンレス板の表面に塗布
し、室温で２ケ月間放置した。このステンレス板の表面
の油汚れに各液体洗浄剤組成物を塗布し、３分間放置
後、１０人のパネラーに布でぬぐい取らせ、その際の油
汚れの拭き取り易さを下記基準により評価させ、その評
点の平均値を求めた。尚、点数が高いほど拭き取りに力
がかからず、点数が低いほど拭き取りに力がかかる。
００℃で空気を吹き込みながら、８時間処理して油を劣
化させた。この劣化した油をステンレス板の表面に塗布
し、室温で２ケ月間放置した。このステンレス板の表面
の油汚れに各液体洗浄剤組成物を塗布し、３分間放置
後、１０人のパネラーに布でぬぐい取らせ、その際の油
汚れの拭き取り易さを下記基準により評価させ、その評
点の平均値を求めた。尚、点数が高いほど拭き取りに力
がかからず、点数が低いほど拭き取りに力がかかる。
【００３３】＜評価基準＞ ４・・・スムーズに拭き取れる（力があまりかからな
い）。 ３・・・ややスムーズに拭き取れる。 ２・・・あまりスムーズに拭き取れない。 １・・・スムーズに拭き取れない（力がかかる）。
い）。 ３・・・ややスムーズに拭き取れる。 ２・・・あまりスムーズに拭き取れない。 １・・・スムーズに拭き取れない（力がかかる）。
【００３４】2)洗浄力及び仕上り性 上記1)と同様の油汚れに、各液体洗浄剤組成物を塗布
し、３分間放置後、布でぬぐい取り、洗浄力及び仕上り
性（ステンレス板の表面上の油汚れの除去状態）を下記
基準により評価した。
し、３分間放置後、布でぬぐい取り、洗浄力及び仕上り
性（ステンレス板の表面上の油汚れの除去状態）を下記
基準により評価した。
【００３５】＜洗浄力の評価基準＞ ◎・・・油汚れが完全に脱落。 ○・・・油汚れのかなりの部分が脱落。 △・・・油汚れの一部分が脱落。 ×・・・油汚れが全く脱落しない。
【００３６】＜ステンレス面の仕上り性の評価基準＞ ◎・・・非常に良好。 ○・・・良好。 △・・・あまり良くない。 ×・・・良くない。
【００３７】3)保存安定性 各液体洗浄剤組成物をそれぞれ３００ｍｌのポリプロピ
レン製容器に２５０ｍｌ充填、密閉し、４０℃にて６ケ
月間保存し、容器の外観を観察した。その結果を下記基
準により判定した。
レン製容器に２５０ｍｌ充填、密閉し、４０℃にて６ケ
月間保存し、容器の外観を観察した。その結果を下記基
準により判定した。
【００３８】＜判定基準＞ ○・・・異常なし。 △・・・やや容器にへこみがみられる。 ×・・・容器にへこみがみられる。
【００３９】容器のへこみの原因は、ヘッドスペース中
の酸素が液体洗浄剤組成物に吸収されるためで、へこみ
の程度を判定することにより、液体洗浄剤組成物の酸化
劣化の程度（保存安定性）を相対的に判定することがで
きる。
の酸素が液体洗浄剤組成物に吸収されるためで、へこみ
の程度を判定することにより、液体洗浄剤組成物の酸化
劣化の程度（保存安定性）を相対的に判定することがで
きる。
【００４０】
【表１】
【００４１】上記〔表１〕に示す結果から明らかなよう
に、本発明品は何れも、油汚れの拭き取り性、洗浄力及
び仕上り性が優れたものである。また、本発明品は何れ
も、容器が変形しておらず、保存安定性も優れたもので
ある。
に、本発明品は何れも、油汚れの拭き取り性、洗浄力及
び仕上り性が優れたものである。また、本発明品は何れ
も、容器が変形しておらず、保存安定性も優れたもので
ある。
【００４２】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、油汚れに
対する洗浄力及び拭き取り性に優れ、油汚れを効率よく
落とすことができ、且つ被清掃面の仕上り性が良好で、
しかも安全で保存安定性の優れたものである。
対する洗浄力及び拭き取り性に優れ、油汚れを効率よく
落とすことができ、且つ被清掃面の仕上り性が良好で、
しかも安全で保存安定性の優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 7:26 7:32） (56)参考文献 特開 昭61−151300（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−158408（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−51794（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−188195（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−304197（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C11D 10/02 C11D 1/52 C11D 1/72 C11D 1/722 C11D 7/26 C11D 7/32
Claims (2)
- 【請求項１】 下記（Ａ）成分０．１〜６重量％、下記
（Ｂ）成分０．１〜２０重量％及び下記（Ｃ）成分０．
１〜１０重量％を含有してなる液体洗浄剤組成物。 （Ａ）下記（ｉ）及び下記（ii）の化合物からなり、且
つ両者の重量比が（ｉ）／（ii）＝９９／１〜５０／５
０である非イオン性界面活性剤 （ｉ）下記〔化１〕の一般式（Ｉ）で表わされるポリオ
キシエチレンアルキルアマイド 【化１】 （式中、Ｒ1 は炭素原子数７〜１７の直鎖又は分岐の、
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｌ及びｍはそれぞ
れ１以上の整数で、ｌ＋ｍ＝約２〜５である。） （ii）下記〔化２〕の一般式（II）で表わされるポリオ
キシエチレンアルキルエーテル 【化２】 （式中、Ｒ2 は炭素原子数８〜２２の直鎖又は分岐の、
アルキル基又はアルケニル基を示し、ｎは１〜３０の整
数である。） （Ｂ）下記〔化３〕、〔化４〕及び〔化５〕の一般式(I
II）、（IV）及び（Ｖ）で表わされる水溶性溶剤の１種
又は２種以上 【化３】 （式中、Ｒ3 及びＲ'3はそれぞれ水素又は炭素原子数１
〜８のアルキル基を示し、Ｒ3 及びＲ'3が同時に水素で
あることはない。また、ｐ及びｑは０≦ｐ≦８、０≦ｑ
≦８の整数であって、ｐ及びｑが同時に０であることは
ない。） 【化４】 （式中、Ｒ4 及びＲ5 は炭素原子数１〜３のアルキル基
を示す。） 【化５】 （式中、Ｒ6 は炭素原子数１〜３のアルキル基を示
す。） （Ｃ）下記〔化６〕の一般式（VI）で表わされるエタノ
ールアミン 【化６】 （式中、ｒは１又は２の整数である。） - 【請求項２】 （Ｃ）成分において、１級アミンと２級
アミンとの重量比が２級アミン／１級アミン＝０／１０
０〜２５／７５である請求項１記載の液体洗浄剤組成
物。
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|---|---|---|---|
| JP20828292A JP3007484B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20828292A JP3007484B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0649499A JPH0649499A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3007484B2 true JP3007484B2 (ja) | 2000-02-07 |
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Family Applications (1)
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-
1992
- 1992-08-04 JP JP20828292A patent/JP3007484B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0649499A (ja) | 1994-02-22 |
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