JP3007482U - 獣類捕獲器 - Google Patents

獣類捕獲器

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JP3007482U JP1994010651U JP1065194U JP3007482U JP 3007482 U JP3007482 U JP 3007482U JP 1994010651 U JP1994010651 U JP 1994010651U JP 1065194 U JP1065194 U JP 1065194U JP 3007482 U JP3007482 U JP 3007482U
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正俊 松浦
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松浦産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】両端部に入口を有する筒状の筐体内を何れかの
入口より鼠等の小獣類が通過しようとして筐体内を通る
とき、両入口の扉が閉じて中に閉じ込められた小獣類が
暴れたり扉を抱え上げ開こうとしても、扉は閉鎖状態を
保って脱出できない捕獲器を提供する。 【構成】両端部に入口1A,1Bを有し、鼠等の小獣類が通
過可能に貫通した筐体2内に、支軸3A,3Bを支点として
一対の揺動可能な踏み板4A,4Bを内端部が係合して各入
口側に傾倒するように設け、各入口内側に扉7A,7Bを支
軸6A,6Bにより筐体側壁上部の長孔12A, 12Bに上下可能
に支承する。扉を開放状態に係止する係止部材8A, 8Bを
踏み板に設け、小獣類の踏み板上の通過により扉の係止
を解除して入口を閉鎖する方向に回動するごとくし、筐
体2の両端下部に扉下端の嵌挿する溝10A,10Bを設け、
扉7A, 7Bの下端に溝への嵌挿位置から持上げ時、底板13
の端部下面に係止できるように夫々突部14A, 14Bを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、小獣類(主として鼠)を捕獲するための獣類捕獲器に関し、より 詳しくは捕獲器内を通過しようとする小獣類の重量を利用して扉を閉鎖し捕獲す る型式の捕獲器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に此の種の捕獲器は、獣類の好む餌を器具内に配置して、獣類が 餌を求めて器具内に侵入し餌に食いついた時、扉を閉鎖して捕獲するか獣類に衝 撃を与え圧殺する等の方法が採られていた。 しかしながら、このような捕獲器の場合は、器具に取付ける餌を必要とするた め、餌の種類とか状態により、獣類(例えば鼠)が器具内に必ずしも侵入すると は限らず、また餌の取付状態が悪いときは、餌だけが取られて器具が働かないこ とが往々にしてあった。
【0003】 本出願人は、このような欠点を解消するため、先に実願昭57−42882号 (実公昭60−41103号)により、何等餌を必要とせず、獣類(主として鼠 )等の通路に置くだけで捕獲できるようにした獣類捕獲器の提案を行った。 この捕獲器では、両端部に入口を有し、獣類が通過可能なごとく貫通した筒状 の筐体内に、底板に近接して、一対の揺動可能な踏み板を夫々の内端部が常時係 合するとともに外端部が各入口側に傾倒するごとく付勢して対向して設ける一方 、筐体両側の各入口内側に夫々扉を、筐体の側壁上部の長孔に扉上端の支軸によ り上下可能に支承して、踏み板に扉を開放状態で係止する係止部材を付設して、 獣類の通過により、対向する踏み板の中間部が踏まれて下降するとき扉の係止を 解除して各入口を閉鎖する方向に回動するごとくし、筐体の両端下部に扉下端の 嵌入する溝を設けて、回動した扉下端が溝に嵌挿して閉鎖状態を持続するように したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の獣類捕獲器(実公昭60−41103号)では、鼠等の小獣 類が何れかの入口より筐体内を通過しようとして踏み板を踏んで両側の扉が係止 を外され閉鎖する方向に回動として、閉じ込められた鼠等の小獣類が暴れて扉が 内部から押され、扉の下端が筐体両端下部の溝に嵌挿して扉が閉鎖されるが、扉 を持ち上げない限りは、扉は閉鎖状態を持続し、鼠を捕獲することができる。 然し乍ら、たまに、鼠等の小獣類によっては扉を持ち上げ手前に引いて扉を開放 し逃げ出すことが起るという問題があるのが判明した。これは鼠等が前脚の爪先 で扉と筐体の隙間から扉を引掛け、鼠等の小獣類の習性として扉をかかえ込む場 合に扉が浮き上り閉鎖が外れて扉が開放されることが起るのが原因と見られる。
【0005】 本考案は、このような実情に鑑みなされたものであって、先に提案した獣類捕 獲器で鼠など小獣類の習性からくる、たまに発生する扉開放による捕獲された小 獣類の逃げ出しを防止することのできる改良された獣類捕獲器を提供することを 目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のために、本考案の獣類捕獲器においては、両端部に入口1A,1B を有し、小獣類が通過できるように貫通した筒状の筐体2内に、その底板13に近 接して設けられた各一対の支軸3A,3Bを支点として、各入口1A,1B側に傾倒する ように付勢された一対の揺動可能な踏み板4A,4Bを、夫々の内端部が常時係合5 するように対向して支承する一方、各入口1A,1B上方側縁部に支軸6A,6Bを有す る扉7A, 7Bを、筐体2の側壁上部の長孔12A, 12Bに該支軸6A, 6Bが上下可能に支 承されるように設けると共に、上記踏み板4A,4Bに上記扉7A,7Bを開放状態に係 止する係止部材8A,8Bを付設して、小獣類の通過による踏板4A,4Bの支軸3A,3B より内側の押圧下降により、上記扉7A,7Bの係止を解除して入口1A,1Bを閉鎖す る方向に回動するごとくし、且つ、筐体2の両端下部には扉7A,7B下端の嵌挿す る溝10A, 10Bを設けると共に、該扉7A, 7B下端には、底板13内側方向に溝10A, 1 0Bへの嵌挿位置から上昇時、底板13の端部下面に係止できるようにそれぞれ突部 14A, 14Bを設けて構成されている。
【0007】 上記突部14A, 14Bとしては、上記扉7A, 7Bの支軸6A, 6B側と逆側端部に、鋸歯 状部11A, 11Bを挾んで両側に、板状の扉本体を折曲げて形成すると良い。
【0008】 また、上記扉7A,7Bの支軸6A,6Bの外側端の筐体2の外側に扉操作用つまみ16 A, 16Bを設けることが望ましい。
【0009】 一方、上記溝10A, 10Bの外壁部と溝に嵌挿して閉鎖状態にある扉7A, 7Bとの間 隙部分が、所定の楔形キー15を挿入可能に形成されていると効果的である。
【0010】
【作用】
本考案の獣類捕獲器では、鼠等の小獣類の通路に本考案による捕獲器を置き、 両側の扉7A,7Bを開放側に回動させると、該扉の先端部が入口側に傾倒している 各踏み板に設けられた係止部材8A,8Bの上端部を排除通過した後、各踏み板は復 元して係止部材8A,8Bの上端部は扉7A,7Bの先端部を係止して極めて簡単な操作 が各扉7A,7Bを開放状態に維持することができる。
【0011】 各扉7A,7Bが開放状態で鼠等の小獣類が何れかの入口より筐体内を通過しよう として踏み板の各支軸3A又は3Bより内側を踏むと、その重量により踏み板の係合 部5が押圧されて下降し、両側の扉7A,7Bは共に、係止を外されて入口を閉鎖す る方向に回動して扉の先端部は筐体2の底板13に接触して一旦停止する。このと き閉じ込められた鼠等の獣類が暴れると扉は内部から押され、扉上部の支軸6A, 6Bは長溝12A, 12Bに沿い僅かに上昇し、扉の下端は筐体2の両端下部の溝10A,10 B に到達すると扉7A, 7Bは下降し、各入口1A, 1Bは閉鎖される。この状態になる と扉は外力により扉の支軸6A, 6B又は扉表面を持ち上げない限りは閉鎖状態を持 続する。従ってとぢ込められた鼠等の小獣類はいかに暴れても扉は開放されるこ とはない。
【0012】 然し乍ら、たまに、鼠によっては扉を持ち上げ手前に引いて扉を開放し逃げ出 そうとすることが起る。この場合、鼠の前脚の爪先で扉と筐体との隙間から扉を 引掛け、鼠の習性として扉を抱え込むようにするため、従来の捕獲器(実公昭6 0−41103号)では扉が浮き上り閉鎖が外れて扉が開放されることがあった が、扉下端の突部14A,又は14B が底板13端部下面に引掛るため扉下端は溝10A 又 は10B から脱出することなく閉鎖状態は保たれ、鼠等小獣類の逃げ出しを防止す ることができる。
【0013】 上記突部14A, 14Bが上記扉7A, 7Bの支軸6A, 6B側と逆側端部に鋸歯状部11A,11 B 挾んで両側に、板状の扉本体を折曲げ形成することにより、突部14A, 14Bの形 成を容易に行うことができると共に、まれに鼠等の小獣類の身体の一部が底板13 と扉7A又は7Bの間に挾まった場合、小獣類が筐体外に脱出しようとして、扉の下 端が身体に対し圧下の方向(即ち喰い込み方向)に働くとき、上記突部間の鋸歯 状部11A 又は11B が小獣類の身体に容易に喰い込んで脱出を完全に防止すること ができる。
【0014】 また、上記扉7A, 7Bの支軸6A, 6Bの外側端の筐体2の外側に、扉操作用つまみ 16A,16B を設けると、扉の開放状態へのセットや、捕獲された小獣類を、捕獲器 の水の浸漬などにより死亡せしめた後、扉を開放して取出す場合の扉の開放操作 をやりやすくすることができる。
【0015】 さらに、溝10A, 10B外壁部と溝に嵌挿して閉鎖状態にある扉7A, 7Bとの間隙部 が、所定の楔形キー15を挿入可能に形成されていると、鼠等の小獣類を筐体2内 に捕獲後、該キー15を溝10A, 10Bの外壁部と鼠7A, 7Bとの間に押込むことにより 、鼠等の小獣類を捕獲後、捕獲器を水に浸漬などするまでの捕獲器の運搬・取扱 中における扉の閉鎖状態を完全に固定して、不用意な扉の開放・該獣類の脱出を 安定して防止することができる。
【0016】
【実施例】 本考案の実施例を、添付の図面に基づいて説明する。 図1は、本考案による獣類捕獲器の斜視図で、両方の扉を開いた状態を示し、 図2はその一方の側壁を外した扉の閉鎖する状態を示す側面図である。
【0017】 この獣類捕獲器では、貫通した筒状をなす筐体2の両側端部に獣類の侵入する 入口1A, 1Bが設けられており、筐体2の底板13に近接して獣類が通過できるよう に、対向して一対の踏み板4A, 4Bが、一方の踏み板4Aの端縁部を対向する踏み板 4Bの端縁部により挾持して常時係合5するとともに、夫々の踏み板4A, 4Bは、筐 体2の底板13に近接して設けられた各一対の支軸3A, 3Bを支点として揺動可能に 、且つ、該支軸3A, 3Bの外側(捕獲器の入口1A, 1B側) に夫々重量のある板9A, 9Bを固着して各入口側に傾倒するように付勢して設けられている。
【0018】 各入口1A, 1Bの内側には、扉7A, 7Bを、各扉に植設された支軸6A, 6Bが筐体2 の側壁上部に穿設した長孔12A, 12Bに上下可能に支承されるよう設けると共に、 該支軸6A, 6Bの外側端の筐体2の外側に扉操作用つまみ16A, 16Bを設ける一方、 上記踏み板4A, 4Bには上記扉7A, 7Bを開放状態に扉先端部を係止する係止部材8A , 8Bを付設して、小獣類(主として鼠)等の通過により踏み板4A, 4Bの支軸3A, 3Bより内側が押圧されて下降したとき、係止部材8A, 8Bの係止部が回動して扉7A , 7Bの係止を解除し、該扉7A, 7Bが各々入口1A, 1Bを閉鎖する方向に回動するよ うになっている。
【0019】 各扉7A, 7Bには、支軸6A, 6B側と逆側端部に、すなわち扉が入口を閉鎖したと きの下端部に、中央側に所定巾の鋸歯状部11A, 11Bが形成されると共に、両側に 所定巾, 所定高さの突部14A, 14Bが、板状の扉本体を閉鎖時底板13内側方向に向 くように折曲げて形成される一方、筐体2の両側下部である底板13の両側端部に 上記扉下端の嵌挿する溝10A, 10Bが形成されており、扉7A, 7Bが閉鎖したときの 溝10A, 10Bへの嵌挿位置から、筐体2内に閉じ込められた鼠等の小獣類の扉抱え 込み等により、上昇方向に扉下部が筐体内方に引張られる場合、底板13の端部下 面に上記突部14A, 14Bが引掛り扉を係止できるようになっている(図3参照)。
【0020】 また、本実施例では、扉7A, 7Bが閉鎖したとき、不用意に開くことがないよう に、溝10A,10B 外壁部と、溝に嵌挿して閉鎖状態にある扉7A, 7Bとの間隙部に所 定形状の楔形キー15を挿入して、扉を閉鎖状態に固定するようになっている。図 4には、入口1A側の扉7Aが閉鎖されて扉下端が溝10に嵌挿されたとき、ポリエチ レン等の合成樹脂からなる所定寸法の楔形キー15を扉7Aの側面と溝10A の外壁部 との間に押込むことにより扉7Aを閉鎖状態に保つ状態が示されており、これによ り、鼠等の小獣類を捕獲後、扉を開放するまでの捕獲器の運搬・取扱中の扉の閉 鎖状態を完全に固定することができる。
【0021】 以上のように構成された獣類捕獲器を、鼠等の小獣類の通路に置いて、両側の 扉7A, 7Bを、筐体2外側の扉操作用つまみ6A, 6Bを用いて扉開放側の筐体2の内 方向に回動させると、該扉の先端部は、入口1A, 1B側に傾倒している各踏み板4A , 4Bに設けられた係止部材8A,8Bの上端部を排除して通過した後、各踏み板4A, 4Bは復元して係止部材8A, 8Bの上端部は扉7A, 7Bの先端部を係止し、極めて簡単 な操作で各扉7A, 7Bを開放状態に維持することができる。
【0022】 上記の状態で鼠等の小獣類が何れかの入口より筐体2内を通過しようとして踏 み板4A, 4Bの各支軸3A, 3Bより内側を踏むと、その重量により踏み板の係合部5 が押圧されて下降し、両側の扉7A, 7Bは共に係止を外されて閉鎖する方向に回動 して扉の先端部は筐体2の底板13上面に接触して一旦停止する。このとき、筐体 2内に閉じ込められた鼠等の小獣類が暴れると扉は内部から押され、扉上部の支 軸6A,6Bは長溝12A, 12Bに沿い僅かに上昇し、扉の下端が筐体2の両端下部に形 成された溝10A, 10Bに到達すると扉7A, 7Bは下降し、各入口1A, 1Bは閉鎖される 。この状態になると、扉は外力により扉の支軸6A, 6B又は扉表面を持ち上げない 限り閉鎖状態を持続する。 上記扉の閉鎖に当って、扉を開放状態で係止するための係止部材8A, 8Bの上端 は扉7A, 7Bの先端を扉面に沿い係止しているので、踏み板4A, 4Bの揺動で扉7A, 7Bは敏感に作動して閉鎖方向に回動する。
【0023】 この捕獲器では扉7A又は7Bを溝10A 又は10B より持ち上げない限り、扉は閉鎖 状態を持続するため、閉じ込められた鼠等の小獣類は、いかに暴れても扉は開放 されることはないが、小獣類が鼠の場合、鼠の前脚の爪先で扉と筐体の隙間から 扉側部を引掛け、鼠の習性として之を抱え込もうとする際、扉を浮き上るように 抱え込むと、先に本出願人が提案した獣類捕獲器(実公昭60−41103号) では扉の浮き上りにより閉鎖が外れて扉が開放されることがあったが、閉鎖した 扉7A又は7Bの下端の突部14A 又は14B が、図3に示す入口1A側の扉7Aの作動図が 示すように、底板13端部下面に引掛るため扉下端は溝10又は10B から脱出するこ となく閉鎖状態は保たれ、鼠等小獣類の逃げ出しを防止することができる。
【0024】 また、まれに鼠等の小獣類の身体の一部が筐体2の底板13と扉7A又は7Bの間に はさまれることがあって、獣類が筐体外に脱出しようとしても、扉の下端は獣類 の身体に対し圧下の方向即ち喰込み方向に働くため獣類は底板13と扉7A又は7Bの 間にはさみ込まれ、脱出ができないようになるが、扉下端の鋸歯状部11A, 11Bに より扉下端部の捕獲された獣類の身体への喰込みを確実にし脱出を完全に防止す ることができる。
【0025】 そして、鼠等の小獣類を捕獲した後、図4に示すように所定寸法の楔形キー15 (ポリエチレン等の若干弾性のある合成樹脂製のキーが望ましい)を、扉7A又は 7Bの側面と溝10A 又は10B の外壁部との間に押し込むことにより該扉7A又は7Bを 閉鎖状態に保つことができ、鼠等の小獣類を捕獲後、扉を開放するまでの捕獲器 の運搬や捕獲器の水への浸浸等取扱い中の扉の閉鎖状態を完全に固定すると共に 、該楔形キー15の取外しを容易に行うことができ、捕獲器による鼠等の小獣類の 捕獲後の処理を安定して行うことができる。
【0026】 なお、本実施例の捕獲器は一対の台板を夫々に入口側に傾倒させるために動力 を利用して付勢したがこれに拘るものでなく、バネを利用して付勢し得ることは 勿論であり、また、本考案による捕獲器を鼠取りに使用するとき、筐体の外壁を 不透明な金属板で形成すると、鼠の暗路を好んで通る習性と合致し、効率的に捕 獲することができる。
【0027】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の獣類捕獲器によれば、餌を器具に取付ける必要がなく 、餌取付に伴う不便さや不利益を解消するとともに、捕獲器の設置に際しても、 扉を単に押すなどして回動させるだけで簡単に扉を開放状態に維持することがで きるため、設置の操作を極めて簡単に行うことができる一方、鼠などの小獣類が 捕獲されて扉が閉鎖されとじ込められた後、いかに暴れても、また、該獣類が扉 を抱え上げて開こうとしても扉下端を底板下面に引掛けて閉鎖状態を保持するこ とができ、捕獲後の鼠など小獣類の逃げ出しを有効に防止することができる。
【0028】 請求項2記載の考案によれば、扉を閉鎖状態に係止するための扉に対する突部 の形成を容易に行うことができると共に、捕獲後、鼠等の小獣類の身体の一部が 底板と扉との間に挾まったとき、該獣類の脱出を鋸歯状部の獣類の身体への喰込 みにより完ぺき的に防止することができる。
【0029】 請求項3記載の考案によれば、扉操作用つまみを用いて、扉の開放状態へのセ ットや、捕獲された小獣類を死亡せしめた後、取出す場合の扉の開放操作など扉 の操作をやり易くすることができる。
【0030】 請求項4記載の考案によれば、鼠などの小獣類を捕獲後、所定の楔形キーの使 用により捕獲器の運搬・取扱中における扉の閉鎖状態を完全に固定して、不用意 な扉の開放・該獣類の脱出を安定して防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る捕獲器の斜視図、
【図2】筐体の一方の側壁を外した扉の閉鎖状態を示す
側面図、
【図3】捕獲された鼠等の小獣類が扉を抱え込んで開こ
うとするとき、扉が係止され閉鎖状態を保つときの図、
【図4】所定の楔形キーを用いて扉を閉鎖状態に保持す
るときの入口部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1A, 1B…入口、 2…筐体、 3A, 3B…支軸、 4A, 4B
…踏み板、5…踏み板の係合部、 6A,6B…支軸、 7
A,7B…扉、 8A,8B…係止部材、 10A, 10B…溝、 11
A, 11B …鋸歯状部、 12A, 12B…長孔、 13…底板、
14A, 14B…扉の突部、 15…楔形キー、 16A, 16B…
扉操作用つまみ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部に入口1A,1Bを有し、小獣類が通過
    可能なごとく貫通した筒状をなす筐体2内に、その底板
    13に近接して設けられた各一対の支軸3A,3Bを支点とし
    て、各入口1A,1B側に傾倒するごとく付勢された一対の
    揺動可能な踏み板4A,4Bを夫々の内端部が常時係合5す
    るごとく対向して支承する一方、各入口1A,1B上方側縁
    部に支軸6A,6Bを有する扉7A,7Bを筐体2の側壁上部の
    長孔12A, 12Bに支軸6A,6B が上下可能に支承されるよう
    設けると共に、上記踏み板4A,4B に上記扉7A,7B を開放
    状態に係止する係止部材8A, 8Bを付設して、小獣類の通
    過による踏板4A, 4Bの支軸3A, 3Bより内側の押圧下降に
    より、上記扉7A, 7Bの係止を解除して入口1A, 1Bを閉鎖
    する方向に回動するごとくし、且つ、筐体2の両端下部
    には扉7A,7B下端の嵌挿する溝10A, 10Bを設けると共
    に、該扉7A, 7B下端には、底板13内側方向に、溝10A, 1
    0Bへの嵌挿位置から上昇時、底板13の端部下面に係止可
    能に突部14A, 14Bを設けたことを特徴とする獣類捕獲
    器。
  2. 【請求項2】上記突部14A, 14Bは、上記扉7A, 7Bの支軸
    6A, 6B側と逆側端部に、鋸歯状部11A,11B を挾んで両側
    に、板状の扉本体を折曲げ形成したことを特徴とする請
    求項1記載の獣類捕獲器。
  3. 【請求項3】上記扉7A,7Bの支軸6A,6Bの外側端の筐体
    2の外側に、扉操作用つまみ16A, 16Bを設けたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の獣類捕獲器。
  4. 【請求項4】上記溝10A, 10B外壁部と溝に嵌挿して閉鎖
    状態にある扉7A, 7Bとの間隙部が、所定の楔形キー15を
    挿入可能に形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2又は3記載の獣類捕獲器。
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