JP3007393B2 - 歯科用バーとその製造方法 - Google Patents

歯科用バーとその製造方法

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JP3007393B2 JP21904290A JP21904290A JP3007393B2 JP 3007393 B2 JP3007393 B2 JP 3007393B2 JP 21904290 A JP21904290 A JP 21904290A JP 21904290 A JP21904290 A JP 21904290A JP 3007393 B2 JP3007393 B2 JP 3007393B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、歯又は歯冠等の研削に用いられる歯科用
バーとその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 歯科用バーには、先に本出願人が特開昭63−318937号
公報で開示したように、その先端部から冷却水を噴出し
て研削部分を冷却することができるようにしたものがあ
る。
第9図はこの種の歯科用バーを示したものである。歯
科用バー1はステンレス製の棒状をなす台金2を有して
いる。台金2は、その基部が円柱状のシャンク部2aにな
っており、先部が先細テーパ状の作用部2bになってい
る。作用部2bの全表面にはダイヤモンド等からなる砥粒
3が固着されている。そして、台金2の内部には、その
中心線に沿って基端面から先端面に貫通する冷却水通路
4が設けられており、先端面の開口が冷却水の噴出口5
になっている。
尚、砥粒3は、作用部2bの表面にメッキ法で形成した
金属層によって固定されている。第10図はその時に用い
られるメッキ装置であり、メッキ槽10には、ニッケル等
を溶解させた電解液(メッキ液)11が満たされていると
ともに、砥粒3で満たせれた砥粒箱12が沈められてい
る。砥粒3を固着するに際し、メッキを行う前に、台金
2のシャンク部2aに金属層が析出しないように予めマス
キングを施しておく。そして、台金2の作用部2aを砥粒
箱12内の砥粒3の中に完全に埋没させ、台金2と電極板
13との間に電流を流すことにより、作用部2aの表面にニ
ッケル等からなる金属層を析出させる。この金属層によ
って、作用部2aの表面近傍に位置していた砥粒3を台金
2に固着せしめる。
ところで、上記歯科用バーの製造方法には大別して二
つの方法が考えられる。第一の方法は、台金2に冷却水
通路4を設ける前に作用部2bに砥粒3を固着し、その後
の冷却水通路4を形成する方法であり、第二の方法は、
初めに台金2に冷却水通路4を形成しておき、その後で
作用部2bに砥粒3を固着する方法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記第一の方法は非現実的であった。
なんとなれば、台金2を切削して冷却水通路4を形成す
ることはできるが、非常に硬い材質からなる砥粒3を切
削するのは非常に困難であり、噴出口5を開けることが
できないか、開けるには特殊な孔開け装置が必要となる
からである。
そこで、一般には第二の方法が用いられるのである
が、この方法だと作用部2aを砥粒箱12内の砥粒3の中に
埋没させた時に、噴出口5から冷却水通路4内に砥粒3
及び電解液1が侵入して、この砥粒3が冷却水通路4の
内周面や噴出口5にメッキで固着し、これらの開口面積
を小さくしたり、あるいは噴出口5を完全に塞ぐ場合が
あるという欠点があった。このような歯科用バーでは、
冷却水の噴出量が減少したり停止してしまい、冷却効果
が減殺されるという問題を生じた。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、良好な冷却効果
を得ることができる歯科用バーと、歯科用バーの製造方
法を提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、以下の通りである。
(1)棒状をなす台金の内部に、この台金の先端部の表
面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けられ、台金
の先部表面にメッキ法で形成した金属層によって砥粒が
固着されている歯科用バーの製造方法において、 初めに台金に上記冷却水通路を形成しておき、次に台
金の先端部の噴出口に、この噴出口から冷却水通路内へ
の砥粒の侵入を阻止する阻止部材を取り付け、そして、
阻止部材が装着された台金の先部をメッキ液中に浸漬す
るとともに砥粒中に埋没させ、この状態でメッキを行い
台金の先部表面に金属層を析出させることにより砥粒を
この先部表面に固着し、砥粒の固着完了後に上記阻止部
材を取り外すようにしたことを特徴とする歯科用バーの
製造方法。
(2)棒状をなす台金の内部に、この台金の先端部の表
面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けられ、台金
の先部表面にメッキ法で形成した金属層によって砥粒が
固着されている歯科用バーの製造方法において、 初めに台金に上記冷却水通路を形成しておき、次に、
台金の先端部の噴出口に、この噴出口から冷却水通路内
への砥粒の侵入を阻止するとともに、台金の先端部の表
面に沿って延びる部分に砥粒が付着するのを阻止する阻
止部材を取り付け、そして、阻止部材が装着された台金
の先部をメッキ液中に浸漬するとともに砥粒中に埋没さ
せ、この状態でメッキを行い台金の先部表面に金属層を
析出させることにより砥粒をこの先部表面に固着し、砥
粒の固着完了後に上記阻止部材を取り外すようにしたこ
とを特徴とする歯科用バーの製造方法。
(3)棒状をなす台金の内部に、この台金の先端部の表
面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けられ、台金
の先部表面にメッキ法で形成した金属層によって砥粒が
固着されている歯科用バーにおいて、上記台金の先端部
の表面の一部に、上記噴出口を始端として先端部の表面
に沿って延びる砥粒無着部が形成されていることを特徴
とする歯科用バー。
[作用] 上記(1)に記載の歯科用バーの製造方法によれば、
噴出口に阻止部材を取り付けることによって、メッキ処
理の際に砥粒が冷却水通路内に侵入しなくなり、その結
果、冷却水通路の内周面に砥粒が付着するのを防止する
ことができる。又、砥粒を固着させた後、阻止部材を取
り外すと、必要十分な大きさの開口面積を有する噴出口
が出現する。
上記(2)に記載の歯科用バーの製造方法によれば、
上述作用に加えて、台金の先端部の表面に、噴出口を始
端として先端部の表面に沿って延びる砥粒無着部を形成
することができる。
上記(3)に記載の歯科用バーでは、台金の先端部の
表面の一部に形成された砥粒無着部が噴出口に連なって
いるので、この砥粒無着部が冷却水の通路となる。歯等
を研削している時、歯科用バーの先端部の表面はその研
削部分に押し付けられているので冷却水が噴出口から流
れにくに状態になっているが、この歯科用バーではこの
ような場合にも砥粒無着部を介して冷却水が流れ出るよ
うになり、冷却効果が向上する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を、第9図及び第10図を援用
し、第1図から第8図までの図面に基づいて説明する。
初めに、歯科用バーの製造方法に関する第一の発明に
ついて説明する。
この製造方法では、台金2の作用部2bの表面に砥粒3
を固着する前に、台金2に基端面から先端面に貫通する
冷却水通路4を形成し、噴出口5を開口させておく。冷
却水通路4の内径は例えば0.2〜0.4mmであり、噴出口5
も同径である。この実施例の台金2においては、その先
端面(先端部の表面)2cで開口する噴出口5だけしか具
備していないが、歯科用バーによって作用部2bの先端部
外周面に開口する噴出口を具備する場合もある。
そして、上記噴出口5に阻止部材を第1図あるいは第
2図に示すように取り付ける。
第1図の場合には阻止部材が栓20によって構成されて
いる。栓20はウレタンゴム製で、截頭円錐形をなしてい
る。周知のようにウレタンゴムは非導電性を有し、耐薬
品性に優れていて、電解液11に侵されることもない。こ
の栓20を噴出口5に差し込んで固定し、噴出口5を完全
に塞ぐ。噴出口5に栓20を装着した状態で、作用部2bの
表面にダイヤモンド等からなる砥粒3を固着する。砥粒
3の固着方法は前述従来の方法と同じである。即ち、第
10図に示すように、台金2の作用部2bを、ニッケル等が
溶解されている電解液(メッキ液)11中に浸漬するとと
もに電解液11内に収容された砥粒3の中に埋没させ、こ
の状態で台金2と電極板13との間に電流を流して作用部
2bの表面にニッケル等からなる金属層を析出させ、この
金属層によって砥粒3を作用部2bの表面に固着せしめ
る。この場合には、栓20によって噴出口5が塞がれてい
るので、砥粒3及び電解液11は台金2の冷却水通路4及
び噴出口5に侵入することができない。したがって、冷
却水通路4の内面及び噴出口5に砥粒3が固着すること
はない。作用部2bの表面に砥粒3を固着させた後、台金
2をメッキ槽10から取り出し、噴出口5から栓20を取り
外す。このようにすれば、噴出口5が砥粒3によって絞
られたり塞がれたりすることもない。この方法で製造さ
れた歯科用バー1においては、冷却水通路4も噴出口5
も十分な大きさの開口面積が確保されるので、良好な冷
却効果を得るに十分な冷却水を噴出することができるよ
うになる。
又、第2図の場合には阻止部材がナイロン製の糸21に
よって構成されている。周知のように、ナイロンもウレ
タンゴムと同様に非導電性を有し、耐薬品性に優れ、電
解液11に侵されることはない。糸21の外径は冷却水通路
4及び噴出口5の内径よりも若干小さく、その直径差は
砥粒3の粒径よりも小さくされている。この糸21を冷却
水通路4に挿通し、糸21の一端を噴出口5から突出され
る。噴出口5と糸21との間には若干の隙間が生じるが、
この隙間から砥粒3が冷却水通路4に侵入することはで
きない。冷却水通路4及び噴出口5に糸21を挿入した状
態で、前述と同様に作用部2bにメッキ処理を施し、作用
部2bの表面に砥粒3を固着する。砥粒3の固着完了後、
台金2をメッキ槽10から取り出して、糸21を取り外す。
このように糸21を用いた場合にも、前記栓20を用いた場
合と同様に、冷却水通路4の内面や噴出口5に砥粒3が
固着せず、冷却水通路4及び噴出口5に十分な大きさの
開口面積が確保されるので、良好な冷却効果を得るに十
分な冷却水を噴出することができるようになる。前記栓
20を用いた場合と比べてただ一つの違う点は、冷却水通
路4及び噴出口5と糸21との間に若干の隙間が生じてい
るので、電解液11はこの隙間を介して冷却水通路4内に
侵入することができることである。しかし、上記隙間は
非常に狭いので電解液1が流動することは殆どない。し
たがって、冷却水通路4の内面に金属層が形成されて
も、その厚さは非常に薄く、冷却水の噴出量に影響を与
えることはない。例えば、作用部2bの外周面に60μmの
金属層を形成した場合でも、冷却水通路4の内面には数
μm程度の金属層が形成されるに過ぎない。
次に、歯科用バーの製造方法に関する第二の発明と、
その歯科用バーに関する第三の発明について説明する。
この製造方法においても、台金2の作用部2bに砥粒3
を固着する前に、予め台金2に冷却水通路4を形成し、
噴出口5を開口させておく点は第一の発明と同じであ
る。
そして、台金2の先端面2cに開口する噴出口5に阻止
部材を第3図あるいは第6図に示すように装着する。
第3図の場合には、阻止部材が栓22によって構成され
ている。栓22はウレタンゴム製で、第4図に示すよう
に、截頭円錐状の幹部22aと、幹部22aの外周面のほぼ中
央に設けられ幹部22aの軸心に対して直交するように外
側に延びる円筒状の一対の枝部22b,22bとから構成され
ている。両枝部22bの先端同士の離間寸法は台金2の先
端面2cを横断するのに充分な長さになっている。この栓
22を噴出口5に差し込んで固定し、噴出口5を塞ぐ。そ
の際、幹部22aの小径側を冷却水通路4内に挿入し、両
枝部22bを台金2の先端面2cに押し当てるようにする。
この状態で、前述同様に作用部2bにメッキ処理を施し、
作用部2bの表面に砥粒3を固着する。砥粒3の固着完了
後、台金2をメッキ槽10から取り出して、栓22を取り外
す。この製造方法においても、冷却水通路4の内面や噴
出口5に砥粒3が固着せず、冷却水通路4及び噴出口5
に十分な大きさの開口面積が確保されるので、良好な冷
却効果を得るに十分な冷却水を噴出することができるよ
うになる。それに加えて、台金2の先端面2cにおいて栓
22の枝部22bが押し付けられていた部分には砥粒3が固
着されなくなるので、先端面2cには第5図に示すよう
に、噴出口5を始端として先端面5の径方向外方へ延び
る2条の砥粒無着部6が形成される。この砥粒無着部6
は冷却水の通路となり、冷却効果を高める。即ち、歯科
用バー1で歯等を研削している時には、歯科用バー1の
先端面がその研削部分に押し付けられているので冷却水
が噴出口5から流出しにくい状態になっているが、この
ような時にも冷却水が砥粒無着部6を通って研削部に流
れ出ていくようになる。
第6図の場合には阻止部材がナイロン製の糸23で構成
されている。糸23の外径は冷却水通路4及び噴出口5の
内径よりも若干小さく、その直径差は砥粒3の粒径より
も小さくされている。この糸23を冷却水通路4に挿通
し、糸23の一端を噴出口5から突出させ、その突出端を
台金2の先端面2cに密着固定する。固定手段には例えば
接着剤による接着等があるが、これに限るものではな
い。噴出口5と糸23との間には若干の隙間が生じるが、
この隙間から砥粒3が冷却水通路4に侵入することはで
きない。冷却水通路4及び噴出口5は糸23を挿入した状
態で、前述と同様に作用部2bにメッキ処理を施し、作用
部2bの表面に砥粒3を固着する。砥粒3の固着完了後、
台金2をメッキ槽10から取り出して、糸23を取り外す。
このように糸23を用いた場合にも、前記栓22を用いた場
合と同様に、冷却水通路4の内面や噴出口5に砥粒3が
固着せず、冷却水通路4及び噴出口5に十分な大きさの
開口面積が確保されるので、良好な冷却効果を得るに十
分な冷却水を噴出することができるようになり、又、第
7図に示すように、先端面2cには噴出口5に連なる1条
の砥粒無着部7が形成され、この砥粒無着部7が研削中
において冷却水の通路として確保されるので、冷却水が
充分に噴出されるようになる。
尚、第一の発明で糸21を用いる場合、あるいは第二の
発明で糸23を用いる場合において、同一メッキ槽10内で
一度に複数本の台金2に砥粒3を固着する時には、第8
図に示すように、1本の糸21あるいは23を全ての台金2
の冷却水通路4に順次挿通するようにすると、メッキを
施している時などに糸21,23が脱落することがなくなり
都合がよい。尚、第8図において符号14は電極を兼ねた
ホルダである。他の構成は第10図に示すものと同じであ
るので、同一符号を付しその説明は省略する。
この発明は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
例えば、栓20,22はウレタンゴム製に限るものではな
く、例えば、シリコン、セラミック、グラスファイバ等
の他の材質であってもよい。又、栓20,22の形状も実施
例の形状に限るものではない。糸21,23もナイロン製に
限るものではなく、他の材質であってもよい。
更に、歯科用バーの先端面に形成する砥粒無着部は、
1条あるいは2条に限るものではなく、それ以上であっ
てもよい。
又、砥粒3はダイヤモンドに限るものではなく、立方
晶窒化硼素等であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、以下に記載される
優れた効果を奏する。
第一の方法発明及び第二の方法発明によれば、台金の
噴出口に阻止部材を取り付けてメッキ処理し砥粒を固着
するようにしたことによって、冷却水通路の内周面や噴
出口に砥粒が固着しなくなり、冷却水通路や噴出口に対
して、十分な冷却効果を得るに足る冷却水量を流せるだ
けの開口面積が確保されるという優れた効果が奏され
る。
更に、第二の方法発明によれば、台金の先端部の表面
に、噴出口を始端として先端部の表面に沿って延びる砥
粒無着部を形成した第三の発明の歯科用バーを製造する
ことができる。この第三の発明における砥粒無着部は冷
却水の通路となる。
そして、先端面に設けた噴出口が上記砥粒無着部の始
端とされている歯科用バーでは、研削中において冷却水
がより流出し易くなり、冷却効果が更に向上するという
優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図までの図面はこの発明の実施例を示す
ものである。第1図及び第2図はそれぞれ第一の発明に
おける阻止部材を噴出口に取り付けた状態を示す要部断
面図、第3図及び第6図はそれぞれ第二の発明における
阻止部材を噴出口に取り付けた状態を示す要部断面図、
第4図は第3図態様における阻止部材の外観斜視図、第
5図及び第7図はそれぞれ歯科用バーの先端面の端面
図、第8図及び第10図はそれぞれこの方法発明の実施に
使用されるメッキ装置を示したものであり、第9図は一
部を断面にした歯科用バーの正面図である。 1……歯科用バー、2……台金、 2b……作用部(先部)、2c……先端面(先端部の表
面)、 3……砥粒、4……冷却水通路、5……噴出口、 6,7……砥粒無着部、 11……電解液(メッキ液)、 20,22……栓(阻止部材)、 21,23……糸(阻止部材)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状をなす台金の内部に、この台金の先端
    部の表面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けら
    れ、台金の先部表面にメッキ法で形成した金属層によっ
    て砥粒が固着されている歯科用バーの製造方法におい
    て、 初めに台金に上記冷却水通路を形成しておき、次に台金
    の先端部の噴出口に、この噴出口から冷却水通路内への
    砥粒の侵入を阻止する阻止部材を取り付け、そして、阻
    止部材が装着された台金の先部をメッキ液中に浸漬する
    とともに砥粒中に埋没させ、この状態でメッキを行い台
    金の先部表面に金属層を析出させることにより砥粒をこ
    の先部表面に固着し、砥粒の固着完了後に上記阻止部材
    を取り外すようにしたことを特徴とする歯科用バーの製
    造方法。
  2. 【請求項2】棒状をなす台金の内部に、この台金の先端
    部の表面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けら
    れ、台金の先部表面にメッキ法で形成した金属層によっ
    て砥粒が固着されている歯科用バーの製造方法におい
    て、 初めに台金に上記冷却水通路を形成しておき、次に、台
    金の先端部の噴出口に、この噴出口から冷却水通路内へ
    の砥粒の侵入を阻止するとともに、台金の先端部の表面
    に沿って延びる部分に砥粒が付着するのを阻止する阻止
    部材を取り付け、そして、阻止部材が装着された台金の
    先部をメッキ液中に浸漬するとともに砥粒中に埋没さ
    せ、この状態でメッキを行い台金の先部表面に金属層を
    析出させることにより砥粒をこの先部表面に固着し、砥
    粒の固着完了後に上記阻止部材を取り外すようにしたこ
    とを特徴とする歯科用バーの製造方法。
  3. 【請求項3】棒状をなす台金の内部に、この台金の先端
    部の表面で開口して噴出口となる冷却水通路が設けら
    れ、台金の先部表面にメッキ法で形成した金属層によっ
    て砥粒が固着されている歯科用バーにおいて、上記台金
    の先端部の表面の一部に、上記噴出口を始端として先端
    部の表面に沿って延びる砥粒無着部が形成されているこ
    とを特徴とする歯科用バー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061288A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Manii Kk 歯科用研磨器具

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JP2007061288A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Manii Kk 歯科用研磨器具

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