JP3007346U - 指圧ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】からだの前面、特に主要な経穴が集中する腹部
を中心に指圧することができ、しかも指圧用突子の突出
量をからだの部位に応じて自在に調節できて、適切な押
圧力で指圧でき、また、各突子はからだの経穴もしくは
その近傍に位置して、指圧を効果的に行えるようにす
る。 【構成】ベッド本体２の上面に、突出量を自在に調節で
きる多数の指圧用突子５が配設し、ベッド本体を、中央
部から前後両端に向かって下り勾配を付された山形状の
もので構成し、前記突子を、左右方向および前後方向に
それぞれ約４ｃｍの間隔をおいて設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はからだの前面を指圧するベッドに関し、特に腹部を指圧するのに好適 なベッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】

指圧器具には種々のものがあるが、からだの前面を指圧する製品はこれといっ てない。

【０００３】 本考案はからだの前面、特に主要な経穴が集中する腹部を中心に指圧すること ができ、しかも指圧用突子の突出量をからだの部位に応じて自在に調節できて、 適切な押圧力で指圧でき、また、各突子はからだの経穴もしくはその近傍に位置 して、指圧を効果的に行えるベッドを提供できるようにした。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案を実施する手段およびその実施態様は次のとおりである。

【０００５】 ＜手段＞ ベッド本体の上面に、突出量を自在に調節できる多数の指圧用突子が配設し、 ベッド本体を、中央部から前後両端に向かって下り勾配を付された山形状のもの で構成し、前記突子を、左右方向および前後方向にそれぞれ約４ｃｍの間隔をお いて設けるようにした。

【０００６】 ＜実施態様＞ 前記突子は半球状の頭を有し、かつ下面にボルトを有するものとしてあり、こ のボルトを、ベッド本体に設けたナットへ螺入してある。

【０００７】

【作用】 ベッド本体の上面には多数の突子を設けてあるので、ベッド本体に俯せに寝る と、からだの前面が突子に押されて指圧される。

【０００８】 ベッド本体は中央部から前後両端に向かって下り勾配を付された山形状のもの としてあるので、使用者の体重が最も掛かるベッド本体の中央部に使用者の腹部 を載せることにより、腹部への押圧力が高まり、腹部が効果的に指圧される。

【０００９】 また、突子は突出量を調節できるので、からだの部位に適した突出量とするこ とにより、からだ全体は適切な圧力で指圧される。

【００１０】 また、からだの経絡の間隔は約４ｃｍで、経穴は各経絡上に約４ｃｍ間隔の位 置にあるが、本考案においては各突子が左右方向及び前後方向にそれぞれ約４ｃ ｍの間隔で配してあるので、ベッドの上に寝ると、突子はからだの経穴部位に位 置し、経穴が刺戟されて指圧が効果的に行われる。

【００１１】

【実施例】

以下本考案に係る実施例を添付図面に示す一具体例により説明する。 図において、基脚１がベッド本体２を支持しており、ベッド本体２は使用者の 上半身を載せる前部傾斜面３と下半身を載せる後部傾斜面４とを有する山形状の ものとしてあって、前後の各傾斜面３、４は中央の頂部２ａから前後両端に向か って１０〜３０°程度の下り勾配を付されている。

【００１２】 なお、本実施例ではベッド本体２を前後一体もので構成してあり、前後傾斜面 の勾配は固定されたものとなっているが、ベッド本体２の前後部分を別々に構成 し、その間に上下擺動機構を設けて前部と後部の傾斜角度を自在に調節できるよ うにしてもよい。

【００１３】 ベッド本体２の上面には指圧用の突子５を多数設けてあり、突子５は図３に示 すように、頭が半球状をなす短い棒体よりなり、下端にボルト６を備えるものと してあって、ベッド本体の下面に固定したナット７へ、ベッド本体にあけた孔８ から螺挿してベッド本体に取り付けてあり、したがって正逆回動することにより 自在に調節できるようになっている。

【００１４】 また、各突子５は左右方向および前後方向の間隔が約４ｃｍとなるようそれぞ れスペースをあけて設けてある。

【００１５】 なお、図面上では腹部と大腿部前面を指圧するように突子を配設してあるが、 胸部や腕も指圧するように突子を配設してもよい。

【００１６】 また、本考案の指圧ベッドはからだの前面を指圧するためのものではあるが、 ベッド上に仰臥することにより、腰部を中心とする指圧と、背筋伸ばしに使用す ることもできる。

【００１７】

【考案の効果】

ベッドに俯せに寝ると、からだの前面が突子によって押圧され、指圧効果が得 られる。 特に、主要や経穴が集中する腹部は使用者の体重が最も掛かる中央頂部２ａ近 傍の突子によって指圧されるので、押圧力が大で、より高い指圧効果を得ること ができる。

【００１８】 また、からだは曲面を呈しているので、突子の突出量が一様であると、からだ の各部位に係る突子の圧力は不均一になるが、本考案では各突子をからだの部位 に応じた突出量に調節することによりからだ全体を一様な押圧力で指圧すること ができる。

【００１９】 さらに、人体の経穴は図４に示すように各経絡９、９上へ約４ｃｍの間隔であ るとされ、また各経絡の間隔も約４ｃｍであって、各経穴１０は左右方向、縦方 向にそれぞれ約４ｃｍの間隔で並んでいる。

【００２０】 本考案では各突子が左右方向および前後方向にそれぞれ約４ｃｍの間隔で配し てあるので、突子はベッドに仰臥したからだの各経穴に位置し、指圧効果が向上 させられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す平面図。

【図２】本考案の実施例を示す側面図。

【図３】突子の取付部分を示す側面図。

【図４】人体前面における経絡および経穴の分布を示す
図。

【符号の説明】

１ 基脚 ２ ベッド本体 ３ 前部傾斜面 ４ 後部傾斜面 ５ 突子 ６ ボルト ７ ナット ８ 孔 ９ 経絡 １０ 経穴

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ベッド本体の上面に、突出量を自在に調節
   できる多数の指圧用突子を配設し、ベッド本体を、中央
   部から前後両端に向かって下り勾配を付された山形状の
   もので構成してなる指圧ベッド。
2. 【請求項２】ベッド本体の上面に、突出量を自在に調節
   できる多数の指圧用突子が配設し、ベッド本体を、中央
   部から前後両端に向かって下り勾配を付された山形状の
   もので構成し、前記突子を、左右方向および前後方向に
   それぞれ約４ｃｍの間隔をおいて設けてなる指圧ベッ
   ド。