JP3006721U - 帽 子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帽子の頭部とひさしを分離又は結合可能な構
浩とすることにより、幾種類もの用途の帽子に使い分け
ることができる帽子をつくることを目的とする。 【構成】 帽子のサイズリボンの下部にボタン穴をあ
け、帽子のひさしの立ち上がりの部分の外側面にボタン
をつけ、このボタンによって、帽子の頭部とひさしを取
り外し可能に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、帽子の頭部１とひさし２を相互に分離し又は結合することが可能 な構造とすることによって、帽子の型を変えて、幾種類かの用途に使い分けをす ることが出来る帽子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、帽子は、ソフト、シルクハット、ターバンハット、山高帽、チロリアン ハットなど、その用途ごと、別個に作られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って、帽子を被るときは、その使用目的にしたがって、それに適合する幾種 類かのものを用意しなければならなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、少なくとも、数種類の用途の帽子には、この考案による１つの帽 子を、その部分の分離又は結合による使い分けによって、対応できるようにした ものである。 帽子の頭部１のサイズリボン３の下部に任意数のボタン穴４をあけ、帽子のひ さしのサイズ元６の外側面に、帽子の頭部１のボタン穴４の位置に対応して任意 数のボタン５をつける。 帽子の頭部１のサイズリボン３の下部のボタン穴４のつけられた部分を帯状に 帽子の頭部１の内側に向かって、折り込み、帽子のひさし２をボタン５によって 、帽子の頭部１に取り外し可能に取り付ける。 以上の構成によれば、帽子の頭部１とひさし２は、自在に取り付け、取り外す ことができる。

【０００５】

【実 施 例】 この考案の実施例について、説明する。 帽子の頭部１のサイズリボン３の下部に任意数のボタン穴４をあける。 帽子のひさしのサイズ元６の外側面に、帽子の頭部１のボタン穴４に対応する 位置で、帽子の頭部１のボタン穴４の数に対応する数のボタン５を取り付ける。 帽子の頭部１のサイズリボン３の下部の、ボタン穴４のつけられた部分を、帽 子の頭部１の内側に帯状に折り込み、このボタン穴４に、帽子のひさし２のボタ ン５を取り付け、帽子の頭部１とひさし２を連結する。 ボタン５を取り外せば、帽子の頭部１とひさし２は、分離する。 ひさしのサイズ元６につけられたボタン５は、頭部１とひさし２が連結された とき、頭部１のサイズリボン３に向かって取り付けられているので、人間の頭に 直接に当たることがない。 また、帽子の頭部１のサイズリボン３の芯の部分に帯状にウレタンを縫い込む ことによって、人の頭部へのクッションの役を果たしている。 次に、帽子の頭部１のサイズリボン３の上部には、フレンチベール（ネット） を取り外し可能に取り付けることもできる。 次に、帽子の頭部１を形成する布その他の材料を、帽子の頭部１の縦又は横の 方向に向かって、つまんで、幾筋もの細い襞（ひだ）をつくり、これを縫いつけ れば、装飾となる。

【０００６】

【考案の効果】

この考案による帽子は、ひさし２を取り外して、頭部１のみの状態にすれば、 ターバン調の帽子となる。 この場合は、帽子の左側面部に造花をつけることによって、慶事に適するもの となり、かつ、フレンチベ−ルをつけることによって、高級感も増す。 ひさし２のみの場合は、日除け帽子として、もちいる。 帽子の頭部１とひさし２が結合されている場合は、タウンハットとなる。 この場合は、帽子の左側面部に造花をつけることによって、慶事に適するもの となり、かつ、フレンチベールをつけることによって、高級感も増す。 この考案による帽子は、その頭部１とひさし２を取り外し可能の構成としたこ とにより、もともとは、一つの帽子でありながら、幾種類にも使い分けをするこ とができる非常に便利なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】帽子の頭部とひさしを分離した状態を示す参考
斜視図である。

【図２】帽子の頭部とひさしを結合した状態を示す参考
斜視図である。

【図３】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図４】図１のＢ−Ｂ線断面図である。

【図５】図１のＡ−Ａ線断面図において帽子の頭部のサ
イズリボンの下部のボタン穴のつけられた部分を帽子の
頭部の内側に折り込んだ状態を示す図である。

【図６】帽子の使用の各態様を示す参考図である。

【符号の説明】

１ 頭部 ２ ひさし（庇） ３ サイズリボン ４ ボタン穴 ５ ボタン ６ ひさし（庇）のサイズ元 ７ サイズリボンの折り込み部分

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【手続補正書】

【提出日】平成６年８月１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】帽子の頭部とひさしを分離した状態を示す斜視
図である。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図２

【補正方法】変更

【補正内容】

【図２】帽子の頭部とひさしを結合した状態を示す斜視
図である。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図６

【補正方法】変更

【補正内容】

【図６】帽子の使用の各態様を示す図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（ア） 帽子の頭部１のサイズリボン３の
   下部に任意数のボタン穴４をあける。 （イ） 帽子のひさし２の立ち上がりの部分（以下「ひ
   さしのサイズ元６」という。）の外側面に、帽子の頭部
   １のボタン穴４の位置に対応して、任意数のボタン５を
   付ける。 （ウ） 帽子の頭部１のサイズリボン３の下部のボタン
   穴４のあけられた部分を帯状に、帽子の頭部１の内側に
   向かって、折り込み、帽子のひさし２をボタン５によっ
   て、帽子の頭部１に取り外し可能に取り付ける。 以上のことを特徴とする帽子。