JP3006541B2 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

通信装置及び通信システム

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JP3006541B2
JP3006541B2 JP13490597A JP13490597A JP3006541B2 JP 3006541 B2 JP3006541 B2 JP 3006541B2 JP 13490597 A JP13490597 A JP 13490597A JP 13490597 A JP13490597 A JP 13490597A JP 3006541 B2 JP3006541 B2 JP 3006541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMネットワー
ク等を利用して道路や工場の遠隔監視を行う際に、伝送
路の容量を節約するために、監視に耐えうる範囲で映像
や音声を圧縮符号化し、圧縮符号化データを遠隔の監視
センターなどに伝送し、伝送されてきた信号を伸長復号
化して道路や工場の監視を行うシステム等に用いて好適
な通信装置及び通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3-280679号公報に
は、1画面分の画像データを単位ブロックとし、この単
位ブロックごとに記録媒体上に記録する記録装置が開示
されている。この記録装置において、撮像データを記録
する場合の処理方法としては、上記単位ブロックの供給
タイミングが速くなるに従い圧縮率を高くしていき、そ
れに比例して圧縮符号化データに付加する誤り訂正パリ
ティビットを長くしていき、記録媒体には圧縮符号化デ
ータ、誤り訂正パリティビット及び記録時の圧縮率を示
す圧縮率データを記録するようにしている。また、撮像
データを記録媒体から再生する場合の処理方法として
は、再生画像データより抽出された圧縮率データに基づ
いて、誤り訂正復号化及び伸長を行うようにしている。
【0003】このような処理方法によれば、装置内の伝
送系で伝送速度を抑えたままで比較的大容量な映像信号
等のデータの記録をする上で、1画面分の画像データご
との供給タイミングに応じたデータ圧縮を施し、データ
圧縮に応じてデータの冗長性が減少するため、これに応
じて誤り訂正符号を付加することによって画質劣化を最
小限度に抑えることができ、これによって、遅い伝送速
度のままで連写速度を向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録装置にお
ける処理方法を圧縮符号化データを遠隔の監視センター
に伝送するシステムに用いた場合の第1の問題点は、伝
送路の品質に関わらず常に誤り訂正符号化制御を行って
いることである。即ち、もし常に誤り訂正符号化を行わ
ない設定にした場合は、伝送路誤りに対する圧縮符号化
データの保証が不可能となり、このため受信再生した映
像・音声が監視に耐えられるだけの品質を保てなくなる
場合が生じるが、上述したように常に誤り訂正符号化を
行う設定にした場合は、圧縮符号化データに誤り訂正パ
リティビットを付加するため、このパリティビットの分
だけ伝送容量を余計に必要とすることになる上、誤り訂
正符号化・復号化回路を動作させるだけの電力を常に必
要とすることになる。
【0005】さらに第2の問題点は、遠隔監視の場合、
従来の技術においては受信側から送信側の誤り訂正符号
化器の制御信号を送る手段がなく、送信側の誤り訂正符
号化器の制御は固定的に行われ、監視センター側の監視
者が、受信し再生した映像・音声の品質の劣化を認識
し、自由に送信側の映像・音声符号化装置の誤り訂正符
号化器の制御を行うことができないことである。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、受信側からの制御により、伝送路品質が
良好な場合は、誤り訂正符号化を行わず、監視に耐えう
る範囲で映像・音声等の信号を圧縮符号化したデータの
みの伝送を行い、伝送路品質が悪い場合は、上記圧縮符
号化データに対して誤り訂正符号化を施した後、伝送を
行うことのできる通信装置及びこの通信装置を用いる通
信システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、送信側の通信装置においては、入力信号
を圧縮符号化して第1の圧縮符号化データを出力する圧
縮符号化手段と、上記第1の圧縮符号化データを誤り訂
正符号化して第2の圧縮符号化データを出力する誤り訂
正符号化手段と、上記第1、第2の圧縮符号化データの
一方を受信したセレクト信号により選択する選択手段
と、上記選択された圧縮符号化データをCRC演算処理
してCRCビットを多重した第3の圧縮符号化データを
出力するCRC演算手段と、上記第3の圧縮符号化デー
タを伝送路に送信すると共に上記伝送路から上記セレク
ト信号を受信する通信手段とを設けている。
【0008】また、受信側の通信装置においては、伝送
路から圧縮符号化データを受信すると共に上記伝送路に
セレクト信号を送信する通信手段と、上記受信した圧縮
符号化データをCRC演算処理すると共に、上記伝送路
の誤り率を検出し検出した値と所定の値とを比較判定す
るCRC判定手段と、上記検出した値が上記所定の値以
上のときの上記比較判定結果に応じて上記圧縮符号化デ
ータの送信側における誤り訂正機能をONにする上記セ
レクト信号を出力する制御手段と、上記CRC判定手段
により上記演算処理された圧縮符号化データを誤り訂正
復号化する誤り訂正復号化手段と、上記演算処理された
圧縮符号化データ又は上記誤り訂正復号化された出力デ
ータを上記セレクト信号により選択するセレクタ手段
と、上記選択されたデータを伸長復号化する伸長復号化
手段とを設けている。
【0009】また、上記送信側の通信装置において、上
記セレクタ手段は、上記第1の圧縮符号化データを選択
するときはこの第1の圧縮符号化データが上記誤り訂正
符号化手段に入力されないように成されていてもよい。
【0010】また、上記受信側の通信装置において、上
記セレクタ手段は、上記CRC判定手段の出力データを
選択するときは、この出力データが上記誤り訂正復号化
手段に入力されないように成されていてもよい。
【0011】さらに、上記誤り訂正復号化手段は、誤り
訂正フレーム同期を検出して検出信号を出力するように
成され、上記セレクタ手段は、上記セレクト信号と上記
検出信号とに基づいて上記選択を行うようにしてもよ
い。
【0012】またさらに、上記制御手段は、上記比較判
定結果により上記セレクト信号を出力するか又は手動に
よる制御信号により上記セレクト信号を出力するかを設
定可能に成されていてもよい。
【0013】また、本発明による通信システムにおいて
は、入力信号を圧縮符号化して第1の圧縮符号化データ
を出力する圧縮符号化手段と、上記第1の圧縮符号化デ
ータを誤り訂正符号化して第2の圧縮符号化データを出
力する誤り訂正符号化手段と、上記第1、第2の圧縮符
号化データの一方を受信したセレクト信号により選択す
る第1のセレクタ手段と、上記選択された圧縮符号化デ
ータをCRC演算処理してCRCビットを多重した第3
の圧縮符号化データを出力するCRC演算手段と、上記
第3の圧縮符号化データを伝送路に送信すると共に上記
伝送路から上記セレクト信号を受信する第1の通信手段
とを有する第1の通信装置と、上記伝送路から上記第3
の圧縮符号化データを受信すると共に上記伝送路に上記
セレクト信号を送信する第2の通信手段と、上記受信し
た第3の圧縮符号化データをCRC演算処理すると共
に、上記伝送路の誤り率を検出し検出した値と所定の値
とを比較判定するCRC判定手段と、上記検出した値が
上記所定の値以上のときの上記比較判定結果に応じて上
記誤り訂正符号化手段をONにする上記セレクト信号を
出力する制御手段と、上記CRC判定手段により上記演
算処理された圧縮符号化データを誤り訂正復号化する誤
り訂正復号化手段と、上記演算処理された圧縮符号化デ
ータ又は上記誤り訂正復号化された出力データを上記セ
レクト信号により選択する第2のセレクタ手段と、上記
選択されたデータを伸長復号化する伸長復号化手段とを
有する第2の通信装置とを設けている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、誤り訂正符
号化・復号化方式を用いた映像・音声通信システムの第
1の実施の形態による全体構成を示すブロック図であ
る。図1において、映像・音声送信側において入力され
た映像・音声入力信号1 は、圧縮符号化器2 において圧
縮符号化され、圧縮符号化器2 より出力される圧縮符号
化データ3 はセレクタ6 及び誤り訂正符号化器4 に入力
される。誤り訂正符号化器4 においては、入力された圧
縮符号化データ3 に対する誤り訂正パリティビットを演
算生成し、これを圧縮符号化データ3 に時分割多重し
て、圧縮符号化データ5 を出力する。
【0015】セレクタ6 においては、映像・音声受信側
の誤り訂正制御器24より受信側回線インタフェース13の
送信部及び送信側回線インタフェース10の受信部を介し
て送信されてくるセレクト信号26に従って圧縮符号化デ
ータ3 または圧縮符号化データ5 を選択し、選択した圧
縮符号化データ7 をCRC演算器8 に入力する。CRC
演算器8 においては、圧縮符号化データ7 に対して定め
られた生成多項式によりCRC演算を施し、剰余データ
を圧縮符号化データ7 に多重して、圧縮符号化データ9
を送信側回線インタフェース10の送信部に出力する。
【0016】送信側回線インタフェース10の送信部より
出力された送信データ11は、受信側回線インタフェース
13の受信部に入力され、受信側回線インタフェース13の
受信部より出力される圧縮符号化データ14はCRC判定
器15に入力される。CRC判定器15は、圧縮符号化デー
タ14に対して映像・音声送信側のCRC演算器8 と同様
のCRC演算を施し、CRC演算後の圧縮符号化データ
17をセレクタ18および誤り訂正復号化器19に出力すると
共に、伝送路誤りの有無を検出し、誤り率があらかじめ
定められたしきい値以上であるか否かの判定結果信号16
を誤り訂正制御器24へ出力する。
【0017】誤り訂正復号化器19においては、入力され
た圧縮符号化データ17に対して誤り訂正検出を行い、誤
りが検出された場合は、訂正を施した後、誤り訂正パリ
ティビットを分離し、圧縮符号化データ20をセレクタ18
へ出力する。誤りが検出されなかった場合は、誤り訂正
パリティビットを分離し、圧縮符号化データ20をセレク
タ18へ出力する。セレクタ18においては、圧縮符号化デ
ータ17と圧縮符号化データ20とのうちから、誤り訂正制
御器24より出力されるセレクト信号26に従って圧縮符号
化データを選択し、選択した圧縮符号化データ21を伸長
復号化器22へ出力する。
【0018】伸長復号化器22においては、セレクタ18よ
り出力された圧縮符号化データ21に対して伸長復号化を
施し、映像・音声出力信号23を出力する。誤り訂正制御
器24においては、CRC判定器15より出力される判定結
果信号16と監視者が手動で設定する制御信号25のどちら
を有効にするかの設定を行う。自動制御モードが設定さ
れた場合は、CRC判定器15の出力である判定結果信号
16により誤り訂正符号化・復号化を実行するか否かを決
定し、手動制御モードが設定された場合は、制御信号25
により誤り訂正符号化・復号化を実行するか否かを決定
し、セレクタ18の動作制御を行うセレクト信号26を出力
する。
【0019】ここで、出力された映像・音声出力信号23
が、監視者の主観評価もしくはCRC判定器15における
判定結果により、誤り訂正を必要としない程度の伝送路
品質であると判断する場合は、セレクタ6 ・セレクタ18
において、誤り訂正符号化・復号化を施されない圧縮符
号化データを選択するようなセレクト信号26を出力する
ように誤り訂正制御器24を設定する。これによりセレク
タ6 においては、受信側より送信されてきたセレクト信
号26に従って誤り訂正パリティビットを含まない圧縮符
号化データ3 を選択して出力する。また、セレクタ18に
おいては、誤り訂正制御器24から出力される誤り訂正符
号化・復号化を施されない圧縮符号化データを選択する
ようなセレクト信号26により、圧縮符号化データ17を選
択して伸長復号化器22へ出力する。
【0020】また、映像・音声出力信号23に対する監視
者の主観評価もしくはCRC判定器15における判定結果
により、誤り訂正が必要であると判断された場合は、セ
レクタ6 ・セレクタ18において、誤り訂正符号化・復号
化を施された圧縮符号化データを選択するようなセレク
ト信号26を出力するように誤り訂正制御器24を設定す
る。これによりセレクタ6 においては、受信側より送信
されてきたセレクト信号26に従って誤り訂正符号化器4
の出力である圧縮符号化データ5 を選択して出力する。
また、セレクタ18においては、誤り訂正制御器24から出
力される誤り訂正符号化・復号化を施された圧縮符号化
データを選択するようなセレクト信号26により、圧縮符
号化データ20を選択して伸長復号化器22へ出力する。
【0021】本実施の形態により得られる第1の効果
は、映像・音声信号の伝送効率の向上である。即ち、送
信されてきた映像・音声信号を監視センターにおいて、
CRCによる伝送路品質の評価、あるいは監視者による
再生映像・音声に対する主観評価により、誤り訂正符号
化を必要とする伝送路品質であるか否かを判断し、その
結果により誤り訂正符号化の実行を決定するため、監視
者の監視に耐えうる範囲を超えた伝送路誤りであれば、
誤り訂正符号化を実行することができ、監視者の監視に
耐えうる範囲内での伝送路誤りであれば、誤り訂正符号
化を行わないで、誤り訂正パリティの分も映像・音声信
号の圧縮符号化データに伝送容量を割り当てることが可
能となり、伝送容量を監視に耐えうる範囲内で最小限に
抑えることが可能になる。
【0022】第2の効果は、遠隔地の監視者から送信側
の誤り訂正符号化を実施、あるいは解除する場合の操作
性の向上、受信側の誤り訂正復号化の実施、あるいは解
除する場合の操作性の向上である。即ち、受信側である
遠隔地から、送信側の誤り訂正符号化の制御を行う制御
信号を伝送することで、送信側においては、自動的に、
誤り訂正符号化を施さない圧縮符号化データと、誤り訂
正符号化を施した圧縮符号化データの選択を行い、伝送
路に送出することが可能となり、送信側における誤り訂
正符号化を実行または解除するための設定回路等が必要
なくなり、遠隔地の監視者からの送信側の誤り訂正符号
化制御が容易にできるようになる。
【0023】次に、本発明の具体的な実施例について図
面を参照して詳細に説明する。図1において、映像・音
声入出力信号1 は、圧縮符号化器2 において高能率圧縮
符号化を施される。圧縮符号化器2 の出力である圧縮符
号化データ3 は、セレクタ6 に入力されると共に、誤り
訂正符号化器4 に入力され、誤り訂正符号化を施され、
圧縮符号化データ5 をセレクタ6 へ出力する。
【0024】ここで、誤り訂正符号化器4 の一実施例を
図2、図3を参照して詳細に説明する。図2には、493
ビットの圧縮符号化データに対して、18ビットの誤り訂
正パリティビットを付加したデータ列を1つのフレーム
とし、各フレームの先頭に誤り訂正フレーム同期ワード
S1〜S8を順に付加したマルチフレームを構成するような
誤り訂正符号化を施されたデータの一実施例を示す。
【0025】図3において、圧縮符号化器2 より出力さ
れた圧縮符号化データ3 は、誤り訂正パリティ演算器28
へ入力されると共にセレクタ31へ入力される。誤り訂正
パリティ演算器28においては、圧縮符号化データ3 に対
して生成多項式g(X)による演算を施し、演算結果である
誤り訂正パリティビット37を出力する。ここで、図2の
誤り訂正パリティを算出する生成多項式g(X)は、 g(X)= (X9+X41) (X9+X6+X4+X3+1) ‥‥‥ (1) である。
【0026】多重化制御器29は、圧縮符号化データ3 に
同期したクロック27をカウントし、カウント値35を出力
すると共に、セレクタ30、セレクタ31を制御するセレク
ト信号33、セレクト信号34を出力する。フレーム同期ワ
ード送出器32は、多重化制御器29から出力されるカウン
ト値35に応じてフレーム同期ワードS1〜S8を順次送出す
る。セレクタ31は、多重化制御器29より送出されるセレ
クト信号33に従って、圧縮符号化データ3 あるいは誤り
訂正パリティビット37を選択して出力する。セレクタ30
は、多重化制御器29より出力されるセレクト信号34に従
って、セレクタ31の出力信号38あるいはフレーム同期ワ
ード送出器32より出力されるフレーム同期ワード36を選
択して、圧縮符号化データ5 を出力する。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4は映像・音声送信側の構成を示し、図5
は映像・音声受信側の構成を示す。先ず図4は、図1に
おける映像・音声送信側の誤り訂正符号化器及びセレク
タ部分を変形したものであり、図1と同一部分には同一
番号が付されている。図1に示す映像・音声送信側の誤
り訂正符号化器4 及びセレクタ6 の構成では、常に圧縮
符号化器2 の出力である圧縮符号化データ3 と、誤り訂
正符号化器4 において誤り訂正符号化を施された圧縮符
号化データ5 とをセレクタ6 に供給している。しかしな
がら、映像・音声受信側に送信されるのはどちらか1つ
の圧縮符号化データであり、常に誤り訂正符号化器4 の
回路を動作させておくのは余分な電力を消費することに
なる。
【0028】このため本実施の形態では、図4に示すよ
うにセレクタ39を設けて、映像・音声受信側より送信さ
れてきたセレクト信号26によりセレクタ39を制御するこ
とにより、圧縮符号化データ5 が選択される場合のみ誤
り訂正符号化器4 を動作させるようにしている。このセ
レクタ39で選択されたデータは、圧縮符号化データ40と
してCRC演算器8 に入力される。
【0029】次に、図5は図1における映像・音声受信
側の誤り訂正復号化器及びセレクタ部分を変形したもの
である。図4の場合と同様に、映像・音声受信側につい
ても、余分な電力の消費をなくすために図5に示す通り
セレクタ41を設けて、誤り訂正制御器24より出力される
セレクト信号26によりセレクタ41を制御することによ
り、誤り訂正復号化器19の出力である圧縮符号化データ
20を選択する場合のみ、誤り訂正復号化器19を動作させ
るようにしている。このセレクタ41で選択されたデータ
は、圧縮符号化データ42として伸長復号化器22に入力さ
れる。
【0030】図6は本発明の第3の実施の形態を示すも
ので、図1における映像・音声受信側の誤り訂正復号化
器及びセレクタ部分を変形したものである。誤り訂正制
御器24より出力されるセレクト信号26を図1におけるセ
レクタ6 及びセレクタ18に出力した場合、セレクト信号
26を受信側から送信側に伝送する分だけセレクタ18に対
してセレクタ6 の制御は遅れることになる。さらにセレ
クト信号26が正常に送信側に伝送されなかった場合は、
送信側と受信側の設定が異なる場合がおきてしまう。
【0031】上記の問題を解決するために、本実施の形
態においては、図2・図3に示す誤り訂正符号化を施さ
れた圧縮符号化データに対して、図6に示す誤り訂正復
号化器43において誤り訂正フレーム同期検出を行い、そ
の結果を同期検出信号44として、セレクタ46に入力し、
セレクタ46において、誤り訂正制御器24から出力される
セレクト信号26と同期検出信号44とにより、圧縮符号化
データ17あるいは圧縮符号化データ45を選択するように
している。
【0032】図7に図6における誤り訂正復号化器43の
一実施例を示し、図8に図6におけるセレクタ46の一実
施例を示す。図7において、圧縮符号化データ17はフレ
ーム同期検出器47へ入力され、映像・音声送信側の誤り
訂正符号化器4 において圧縮符号化データ5 に付加され
たフレーム同期ワードS1〜S8を検出して同期をとり、マ
ルチフレームの先頭をそろえて圧縮符号化データ54をメ
モリ49と誤り検出器50へ出力する。
【0033】誤り検出器50においては、圧縮符号化デー
タ54に付加されている誤り訂正パリティビットを基に誤
り検出を行い、誤り訂正制御信号56を誤り訂正器51へ出
力する。メモリ49においては、誤り検出器50において誤
り検出に要する時間の分だけ圧縮符号化データ54を遅延
させ、誤り訂正器51へ圧縮符号化データ55を出力する。
誤り訂正器51においては、誤り検出器50より出力される
誤り訂正制御信号56により、メモリ49の出力である圧縮
符号化データ55に対して誤り訂正を実行し、圧縮符号化
データ45を出力する。
【0034】図8において、セレクト信号26が誤り訂正
実行、かつ同期検出信号44が同期状態の場合には、AN
Dゲート57からの信号62によりANDゲート60がON
し、誤り訂正復号化を施された圧縮符号化データ45がA
NDゲート60及びORゲート61を通って圧縮符号化デー
タ21として出力される。その他の場合は、上記信号62は
反転され、インバータ58で再び反転されるので、AND
ゲート59がONし、これにより誤り訂正復号化を施され
ていない圧縮符号化データ17が圧縮符号化データ21とし
て出力される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による送信
側の通信装置によれば、圧縮符号化データ又はこれを誤
り訂正符号化したデータを選択する制御を外部から受信
したセレクト信号により行うように構成したので、受信
側等で受信した信号の品質に応じて上記制御を行うこと
ができ、これにより伝送効率を向上させることができ
る。
【0036】また、本発明による受信側の通信装置によ
れば、CRC判定の結果に応じてセレクト信号を出力す
るように構成したので、受信した信号の品質に応じて送
信側の誤り訂正符号化を制御することができ、これによ
り伝送効率を向上させることができる。
【0037】また、送信側の通信装置において、誤り訂
正符号化を行わないときは、誤り訂正符号化手段の動作
を停止させるように構成することにより、消費電力を節
約することができる。
【0038】また、受信側の通信装置において、CRC
判定手段の出力を選択するときは、誤り訂正復号化手段
の動作を停止させるように構成することにより、消費電
力を節約することができる。
【0039】また、誤り訂正復号化を行う際に訂正フレ
ーム同期を検出し、この検出信号とCRC比較判定結果
とに基づいてセレクト信号を出力するように構成するこ
とにより、セレクト信号の伝送遅れ等の異常により送信
側と受信側との設定が異なることによる誤動作を防止す
ることができる。
【0040】さらに、CRC比較判定結果又は手動によ
る制御信号に基づいてセレクト信号を出力するように構
成することにより、送信側における誤り訂正符号化の制
御を、自動モード又は手動モードで行うことができる。
【0041】また、本発明による通信システムによれ
ば、受信側でCRC判定に応じてセレクト信号を出力す
るように成すと共に、送信側で上記セレクト信号に基づ
いて誤り訂正符号化を制御するように構成したので、監
視センター等の受信側から誤り訂正符号化の制御を行う
ことができ、このため、受信側において受信した圧縮符
号化データを伸長復号化した映像・音声等の信号の品質
を確認した上で容易に誤り訂正符号化の制御を行うこと
ができ、伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による通信システムの第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1における誤り訂正符号化器4 において、誤
り訂正のために構成される誤り訂正マルチフレームの構
成図である。
【図3】図1における誤り訂正符号化器4 の構成例を示
すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による送信側のブロ
ック図である。
【図5】第2の実施の形態による受信側のブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態による受信側のブロ
ック図である。
【図7】図6における誤り訂正復号化器43の一実施例を
示すブロック図である。
【図8】図6におけるセレクタ46の一実施例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
2 圧縮符号化器 2 誤り訂正符号化器 6,18,30,31,39,41,46 セレクタ 8 CRC演算器 10 送信側回線インタフェース 13 受信側回線インタフェース 15 CRC判定器 19,43 誤り訂正復号化器 22 伸長復号化器 24 誤り訂正制御器 28 誤り訂正パリティ演算器 29 多重化制御器 32 フレーム同期ワード送出器 47 フレーム同期検出器 48,49 メモリ 50 誤り検出器 51 誤り訂正器 57,59,60 ANDゲート 58 インバータ 61 ORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/06 H04L 1/00 H04L 1/08 - 1/24 H04N 7/18 H04N 7/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を圧縮符号化して第1の圧縮符
    号化データを出力する圧縮符号化手段と、 上記第1の圧縮符号化データを誤り訂正符号化して第2
    の圧縮符号化データを出力する誤り訂正符号化手段と、 上記第1、第2の圧縮符号化データの一方を受信したセ
    レクト信号により選択するセレクタ手段と、 上記選択された圧縮符号化データをCRC演算処理して
    CRCビットを多重した第3の圧縮符号化データを出力
    するCRC演算手段と、 上記第3の圧縮符号化データを伝送路に送信すると共に
    上記伝送路から上記セレクト信号を受信する通信手段と
    を備えた通信装置。
  2. 【請求項2】 伝送路から圧縮符号化データを受信する
    と共に上記伝送路にセレクト信号を送信する通信手段
    と、 上記受信した圧縮符号化データをCRC演算処理すると
    共に、上記伝送路の誤り率を検出し検出した値と所定の
    値とを比較判定するCRC判定手段と、 上記検出した値が上記所定の値以上のときの上記比較判
    定結果に応じて上記圧縮符号化データの送信側における
    誤り訂正機能をONにする上記セレクト信号を出力する
    制御手段と、 上記CRC判定手段により上記演算処理された圧縮符号
    化データを誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、 上記演算処理された圧縮符号化データ又は上記誤り訂正
    復号化された出力データを上記セレクト信号により選択
    するセレクタ手段と、 上記選択されたデータを伸長復号化する伸長復号化手段
    とを備えた通信装置。
  3. 【請求項3】 上記セレクタ手段は、上記第1の圧縮符
    号化データを選択するときはこの第1の圧縮符号化デー
    タが上記誤り訂正符号化手段に入力されないように成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 上記セレクタ手段は、上記CRC判定手
    段の出力データを選択するときは、この出力データが上
    記誤り訂正復号化手段に入力されないように成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 上記誤り訂正復号化手段は、誤り訂正フ
    レーム同期を検出して検出信号を出力するように成さ
    れ、上記セレクタ手段は、上記セレクト信号と上記検出
    信号とに基づいて上記選択を行うことを特徴とする請求
    項2記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記比較判定結果によ
    り上記セレクト信号を出力するか又は手動による制御信
    号により上記セレクト信号を出力するかを設定可能に成
    されていることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 入力信号を圧縮符号化して第1の圧縮符
    号化データを出力する圧縮符号化手段と、上記第1の圧
    縮符号化データを誤り訂正符号化して第2の圧縮符号化
    データを出力する誤り訂正符号化手段と、上記第1、第
    2の圧縮符号化データの一方を受信したセレクト信号に
    より選択する第1のセレクタ手段と、上記選択された圧
    縮符号化データをCRC演算処理してCRCビットを多
    重した第3の圧縮符号化データを出力するCRC演算手
    段と、上記第3の圧縮符号化データを伝送路に送信する
    と共に上記伝送路から上記セレクト信号を受信する第1
    の通信手段とを有する第1の通信装置と、 上記伝送路から上記第3の圧縮符号化データを受信する
    と共に上記伝送路に上記セレクト信号を送信する第2の
    通信手段と、上記受信した第3の圧縮符号化データをC
    RC演算処理すると共に、上記伝送路の誤り率を検出し
    検出した値と所定の値とを比較判定するCRC判定手段
    と、上記検出した値が上記所定の値以上のときの上記比
    較判定結果に応じて上記誤り訂正符号化手段をONにす
    る上記セレクト信号を出力する制御手段と、上記CRC
    判定手段により上記演算処理された圧縮符号化データを
    誤り訂正復号化する誤り訂正復号化手段と、上記演算処
    理された圧縮符号化データ又は上記誤り訂正復号化され
    た出力データを上記セレクト信号により選択する第2の
    セレクタ手段と、上記選択されたデータを伸長復号化す
    る伸長復号化手段とを有する第2の通信装置とを備えた
    通信システム。
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