JP3006104U

JP3006104U - 片手鍋用玉杓子載置装置

Info

Publication number: JP3006104U
Application number: JP1994009630U
Authority: JP
Inventors: 守讃岐
Original assignee: 守讃岐
Priority date: 1994-07-01
Filing date: 1994-07-01
Publication date: 1995-01-17
Anticipated expiration: 2000-07-01

Abstract

(57)【要約】【目的】二枚の金属板と蝶番と螺旋バネにより、クリ
ップの如く挟み込む、玉杓子を載置する機構を形成し、
これを片手鍋の把手前部に装着する事により安定して玉
杓子を載せ置かれるようにした、便利な着脱式の玉杓子
載せ置き装置を提供する。【構成】玉杓子の中央柄の部分を、長手方向に包み込
むように、且つ上部を外側に湾曲させた玉杓子載置装置
を、片手鍋の把手前部を挟み込むようにして装着し、玉
杓子をを安定して置かれるように構成し、容易に着脱及
び横に向きを変える事が出来ることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、片手鍋の把手の前部に玉杓子を定置する場所を形成する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

本考案に関しては、先に実用新案登録第３００１１５６号、玉杓子等を載置する鍋、があるがこれには鍋の把手の前部に玉杓子を載置する装置が装着固定されている、したがって、その部分が突起し高くなっているため、鍋を伏せて置くとき、又細かい場所もあり洗浄するときにも不便を感じられます。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、これらの点を改良するため、把手の前部をバネの力をもって、本装置を挟み込み装着、固定するとゆうものであり、又鍋の使用後本装置を横に倒しておく、或いは取外せる事にすることで解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、これに対し次のような手段を考え、これを用いることにした。（イ）上部を右側に、下部を左側に湾曲させた右板（３）と、上部を左側に、中部を折込み受け台（５）を設け下部を右側に湾曲させた左板（４）を中部を折込み受け台（５）を設け下部を右側に湾曲させた左板（４）を形成する。（ロ）双方の中央部両側に設けた折曲げ部先端の穿孔部（６）に、螺旋バネを巻き付けた心棒を通し、クリップ式の蝶番を形成する。（ハ）受け台（５）の上端には丸みを持たせ、下部の開口部をなかば開いた所で止める為、その下端を内側に折込み、停止部（７）を設ける。以上のように構成した片手鍋用玉杓子載置装置を着脱出来るようにした。

【０００５】

【作用】

玉杓子（８）の中央部（９）を把手前部（１０）の位置に装着した玉杓子載置部分（１１）の中に、下ろせば、玉杓子（８）はその中に挟み込まれる様に支えられ、把手の上に長手方向に載せる形で、図３の如く安定して置くことが出来るものである。

【０００６】

【実施例】

（イ）右板（３）及び左板（４）の上部を外側に湾曲させ、中部を玉杓子の柄幅に合わせた載置部分（１１）を形成する。（ロ）鍋の把手前部（１０）を両側から挟み込むように右板（３）と左板（４）の下部を内側に曲げた装着部分（１２）を形成する。（ハ）右板（３）及び左板（４）の上部を外側から圧縮して下部の載置部分（１１）を拡げ、把手前部（１０）に装着する。（ニ）玉杓子載置部分（１１）に玉杓子（８）の中央部（９）を受け台（５）に上から下ろし載せ置く。（ホ）片手鍋の把手前部（１０）の形状は丸型、角型等多種にわたるため、この装着部分（１２）の両側の曲げ具合は、それぞれ把手前部（１０）の形に合わせた装着部分（１２）が個別に形成される。（ヘ）鍋の使用後装着したまま横に向きを変える事、又取外す事も出来る。

【０００７】

【考案の効果】

鍋の使用に際し、玉杓子（８）の中央部（９）を玉杓子載置部分（１１）に下ろし置く。これにより（イ）玉杓子は安定して置くことが出来る。（ロ）把手前部（１０）の上部に安定して置くことが出来るので玉杓子（８）の後部が熱せられるようなことがない。（ハ）玉杓子はすべて鍋の中にて操作されるので、煮汁等が外に流れ出す事がなく衛生的である。（ニ）玉杓子の置く場所が一定するため、次に行なう操作が容易である。（ホ）鍋の使用後、掃除その他必要に応じ、装着したまま横に向きを変え、又取外す事が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解及び斜視図である。

【図２】本考案の分解及び正面図である。

【図３】本考案の使用状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１は鍋本体２は把手３は右板４は左板５は受け台６は穿孔部７は停止部８は玉杓子９は中央部１０は把手前部１１は玉杓子載置部分１２は装着部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】鍋本体（１）と、この鍋本体（１）の周壁
の上部付近に係設されている把手（２）において、２枚
の金属板を加工することにより、（イ）上部を右側に湾曲させ、下部を左側に湾曲させた
右板（３）を形成する。（ロ）上部を左側に湾曲させ、中部を折込み受け台
（５）を設け、下部を右側に湾曲させた左板（４）を形
成する。（ハ）双方の中央部両側に設けた折曲げ部先端の穿孔部
（６）に、螺旋バネを巻き付けた心棒を通し、クリップ
式の蝶番を形成する。（ニ）受け台（５）の上端には丸みを持たせ、下部の装
着部分（１２）を半開状態で止める為、その下端を内側
に折込み、停止部（７）を設ける。以上のように構成し、且つ着脱可能にした片手鍋用玉杓
子載置装置。