JP3005683B1 - 超微粒子の製造方法及び超微粒子 - Google Patents
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Abstract
得ることのできる新たな製造方法、及びこの製造方法に
よって得ることのできるナノサイズの超微粒子を提供す
る。 【解決手段】 水酸化ニッケルなどの金属塩を、還元性
のエチレングリコールなどの有機溶媒に、好ましくは塩
化白金酸などの固体触媒と共に、溶解あるいは分散させ
て溶液を作製する。次いで、この溶液に好ましくは0.
01〜0.5W/cm3 の強度のマイクロ波を、好まし
くは0.1〜20分間照射する。
Description
法及び超微粒子に関し、さらに詳しくは光触媒、金属触
媒などの種々の触媒、記憶材料、発光材料、オプトエレ
クトロニクスなどの広範な分野における基本材料として
使用することのできる、超微粒子の製造方法及び超微粒
子に関する。
大きさの(以下略して、「ナノサイズ」という場合があ
る)超微粒子は、光触媒、金属触媒などの種々の触媒、
記憶材料、発光材料、オプトエレクトロニクスなどの広
範な分野における基本材料として重要視されている。し
かしながら、ナノサイズで粒径を制御し、かつ粒径分布
の小さい粒子を調製することは困難を極めていた。この
ため、従来においては、分散した準安定状態の半導体又
は金属に、ポリマー、界面活性剤、及びミセルなどの表
面安定化剤を共存させて粒径成長を抑制する方法が取ら
れていた。
リックスを用いて粒径を制御する方法や、所定の粒径分
布を有する微粒子を製造した後、電気泳動法やサイズ除
外クロマトグラフなどの手段によって所望するナノサイ
ズの超微粒子のみを分離する方法などがあった。
ーや界面活性剤、あるいはゼオライトなどのマトリック
スを共存させる方法では、このような添加物が表面の状
態変化、汚染を生じさせる原因となる。したがって、得
れらた超微粒子を使用する際において望んだ物性が生じ
ないという問題を生じる。一方、電気泳動法などを用い
て分離する方法は、装置が複雑となることに加えてプロ
セスが複雑になり、コスト高を生じるという問題があっ
た。また、上記のような方法では、サブナノサイズの微
粒子を得ることはできるが、ナノサイズの超微粒子を得
ることは困難であった。
つ再現性よく得ることのできる新たな製造方法、及びこ
の製造方法によって得ることのできるナノサイズの超微
粒子を提供することを目的とする。
種の金属塩を溶媒中に溶解あるいは分散してなる溶液
に、マイクロ波を照射することによって、前記金属塩中
の金属から構成される超微粒子を製造することを特徴と
する、超微粒子の製造方法である。
るべく鋭意検討を行った。その結果、金属塩を溶解した
溶液に所定強度のマイクロ波を照射することによって、
極めて短時間でナノサイズの超微粒子が製造されること
を見いだした。本発明はこのような発見に基づいてなさ
れたものである。図1は、本発明の製造方法によって得
られた金属ニッケル粒子の粒径分布を示す図である。図
1から明らかなように、金属ニッケル粒子の粒径分布は
粒径が7nmのところでピークを示し、平均粒径が7n
mであることが分かる。したがって、本発明の製造方法
によりナノサイズの超微粒子を簡易に製造できることが
分かる。
に製造することができる原因については明らかではない
が、以下のように推察される。すなわち、金属塩が溶解
あるいは分散している溶液にマイクロ波が照射される
と、金属塩がマイクロ波を吸収して励起される。この結
果、金属塩が還元されて分解し微細なコロイドを生成す
るためと考えられる。なお、本発明でいうマイクロ波と
は、波長2.45GHzのものをいう。
に基づいて詳細に説明する。本発明の超微粒子の製造方
法は、少なくとも一種の金属塩を溶媒中に溶解あるいは
分散させた溶液を用いる。上記金属塩の種類は特に限定
されない。得られる超微粒子を構成する金属の種類に応
じていかなる種類の金属塩をも使用することができる。
金属塩としては、例えば、水酸化物、ハロゲン化物、硝
酸塩、硫酸塩、アセチルアセトナト塩を挙げることがで
きる。具体的には、超微粒子を構成する金属が亜鉛の場
合は、Zn(OH)2 などを用いることができる。ま
た、超微粒子を構成する金属がニッケルの場合は、Ni
(OH)2 などを用いることができる。その他、超微粒
子を構成する金属が鉛、ニッケル、鉄、コバルト、ルテ
ニウム、銀、インジウムなどの場合は、それぞれの水酸
化物、ハロゲン化物、過塩素酸塩、アセチルアセトナト
塩、硝酸塩などを用いることができる。
な金属塩を溶解あるいは分散できるものであれば、特に
限定されるものではない。具体的には、エチレングリコ
ール、アルコール類、有機アミン類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、アル
コールなどを例示することができる。
ついては、本発明の製造方法を実施するに当たって選択
した、金属塩及び溶媒の組み合わせ、及び溶媒に対する
金属塩の量によって決定される。さらに、溶媒中に溶解
あるいは分散させる金属塩の量は、製造する超微粒子の
量によって決定される。特に、単一金属のみからなる超
微粒子を製造する場合においては、金属塩に対して還元
性を示すエチレングリコール、アルコール類、及び有機
アミン類などの有機溶媒を用いる。これによって、金属
塩は効率よく還元され、後のマイクロ波照射によって微
細な金属コロイドが生成される。その結果、単一金属か
らなる超微粒子を製造することができる。
属塩の種類は、必ずしも一種類に限られるものではな
い。超微粒子を構成する金属の種類に応じて、複数の種
類の金属塩を使用することができる。さらに、上記還元
性の有機溶媒を用いた場合においては、複数の種類の単
一金属からなる超微粒子を同時に製造することができ
る。
は、上記金属塩を溶解あるいは分散してなる溶液に、塩
化白金酸、塩化金酸、塩化ロジウム、及び塩化パラジウ
ムなどの触媒を含有させることが好ましい。これによっ
て、金属塩の還元させる割合がさらに増加し、マイクロ
波を照射する時間をさらに短くすることができる。この
ような固体触媒の含有量については特に限定されるもの
ではないが、溶媒中に溶解あるいは分散させる金属塩に
対して、0.01〜1モル%であることが好ましく、さ
らには0.1〜1モル%であることが好ましい。これに
よって、上記したような固体触媒としての作用を最も効
率よく発揮することができる。
微粒子を製造することもできる。金属硫化物超微粒子を
製造するには、上記のように金属塩が溶解あるいは分散
してなる溶液に、硫黄元素を含有してなる物質、すなわ
ち硫黄源を含有させることが必要である。このようにし
て金属硫化物からなる金属硫化物超微粒子を製造するこ
とができる理由は明確ではない。後のマイクロ波照射に
よって、金属塩のコロイドが生成するとともに、硫黄源
が分解し、さらにマイクロ波のエネルギーを借りてこれ
らの反応が行われるためと考えれる。
ン酸などを例示することができる。また、含有させる硫
黄源の量については、マイクロ波照射によって前記した
ような金属塩と反応し、金属硫化物を生成できれば特に
限定されるものではない。一般には、金属硫化物を構成
する金属と硫黄とが化学量論的に合致するように、前記
金属塩の量に対応させて硫黄源を含有させる。
した溶液にマイクロ波を照射する。マイクロ波の照射強
度については、金属塩を還元して微細な金属コロイドを
形成できるものであれば特に限定されるものではない。
しかしながら、マイクロ波強度の下限は0.005W/
cm3 であることが好ましく、さらには0.01W/c
m3 であることが好ましい。これによって、金属塩を効
率よく還元し、微細なコロイドを生成することが可能と
なるとともに、マイクロ波の照射時間を短くすることが
でき、超微粒子を製造する時間を短縮することができ
る。
3 であることが好ましく、さらには0.5W/cm3 で
あることが好ましい。マイクロ波強度の上限が前記値よ
りも大きくなると、例えば金属硫化物超微粒子を製造す
る場合において、目的とする金属硫化物以外に副生成物
などを生じ、純度の高い金属硫化物超微粒子を得ること
ができない。また、前記上限値より高い強度でマイクロ
波を照射しても、超微粒子の製造時間の短縮化や超微粒
子の粒径制御には何ら寄与しない。
の方法にしたがって超微粒子を製造できれば特に限定さ
れるものではない。しかしながら、マイクロ波の照射時
間の下限は2分であることが好ましく、さらには1分で
あることが好ましい。マイクロ波の照射時間が前記下限
値よりも小さいと金属塩を十分に還元することができ
ず、極めて微細なコロイドを生成することができない。
また、マイクロ波の照射時間の上限は5分であることが
好ましく、さらには3分であることが好ましい。マイク
ロ波の照射時間が上記上限値より大きいと、前述したよ
うな金属硫化物超微粒子の製造において副生成物が生じ
る場合がある。また、超微粒子の粒径制御に何ら寄与す
ることがない。
あらゆる超微粒子の製造に対して用いることができる。
例えば単一金属からなる金属超微粒子としては、ニッケ
ル、コバルト、銅、亜鉛、金、銀、白金、パラジウム、
ロジウム、イリジウムなどを例示することができる。金
属硫化物からなる金属硫化物超微粒子としては、硫化亜
鉛、硫化カドミウム、硫化鉛、硫化ニッケル、硫化鉄、
硫化コバルト、硫化ルテニウム、硫化銀、硫化インジウ
ムなどを例示することができる。本発明により、金属超
微粒子の場合、0.5〜50nmの大きさのものを製造
することができる。また、金属硫化物超微粒子の場合、
0.5〜10nmの大きさのものを製造することができ
る。
る。 実施例1 本実施例においては、金属超微粒子としてニッケル超微
粒子を製造した。水酸化ニッケル0.0266gをエチ
レングリコール2mLに分散させるとともに、生成した
金属超微粒子の安定化保護剤としてポリビニルピロリド
ン0.133g、触媒として塩化白金酸6.72×10
-4gを加え、溶解させて溶液を作製した。次いで、市販
の電子レンジを用いて0.01W/cm3 の強度で5分
間マイクロ波を前記溶液に照射した。その結果水酸化ニ
ッケルが分散した前記溶液は黒茶色に変色した。
子顕微鏡で観察したところ、ナノサイズの超微粒子が生
成していることが判明した。次いで、残留生成物に電子
線回折を行って同定を行ったところ、立方晶系のニッケ
ル金属であることが判明した。次いで、電子顕微鏡写真
上の粒子を100個任意に抽出し、その粒径分布によっ
て調べた。その結果、図1に示すような、7nmにピー
クを有する平均粒径7nmの粒径分布が得られた。
は実施例1と同様にして実施した。得られたニッケル粒
子の粒径分布をレーザ光散乱法によって測定したとこ
ろ、図2及び3のような粒径分布が得られた。すなわ
ち、それぞれ5nm、6nmにピークを持ち、平均粒径
が5nm、6nmのニッケル超微粒子が得られた。
を3分とした以外は実施例1と同様にして実施した。得
られたニッケル超微粒子のレーザ光散乱法によって調べ
たところ、図4に示すような8nmにピークを持ち、平
均粒径8nmの粒径分布が得られた。
ケル、硫酸ニッケル、臭化ニッケルを用いた以外は、実
施例1と同様にして実施した。残留生成物を電子線回折
及びX線回折によって同定したところ、立方晶系のニッ
ケル微粒子であることが判明した。次いで、これらのニ
ッケル微粒子の粒径をレーザ光散乱法によって調べた。
その結果、図5〜7に示すような粒径分布が得られた。
また、得れらたニッケル微粒子の平均粒径はそれぞれ8
nm、11nm、11nmであった。
本発明の製造方法によってnmオーダーのニッケル超微
粒子を製造できることが分かる。また、実施例1〜3よ
り照射時間を長くすると粒径が増大する傾向を示すこと
が分かる。さらに、実施例3及び4より、マイクロ波の
照射強度を増大させることによっても粒径の増大するこ
とが分かる。また、実施例1及び5〜7から明らかなよ
うに、ニッケル金属塩の種類を変えることによって、得
られるニッケル超微粒子の粒径が変化することが分か
る。
ドミウム超微粒子を製造した。金属塩として2.5mM
の酢酸カドミウムを用い、硫黄源としてチオ尿素2.5
mMを用いた。これらをN,N−ジメチルホルムアミド
10mLに溶解して溶液を作製した。次いで、市販の電
子レンジによって0.036W/cm3 の強度で、それ
ぞれ15、18、21、24、27、30、31、41
秒間マイクロ波の照射を行った。その結果、溶液は透明
から黄色に変色した。溶液をレーザ光散乱法で観察した
ところ、ナノサイズの超微粒子が生成していることが判
明した。次いで、電子線回折によって前記超微粒子の同
定を行ったところ、六方晶系の硫化カドミウムが生成し
ていることが判明した。
示す。図8から明らかなように、吸収スペクトルの立ち
上がり位置が480nmよりも短波長側に出現している
ことが分かる。したがって、吸収スペクトルの立ち上が
りが粒系に依存していることから、正確に定量すること
はできないが、約1〜10nmの平均粒径を有すること
が分かる。また、照射時間が長くなるにつれて、立ち上
がりが超波長側にシフトし、硫化カドミウム超微粒子の
粒径が増大していることが分かる。
態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記内容に
限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限
りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
ネルギーを利用しているので、短時間でnmオーダーの
超微粒子を簡易に製造することができる。
超微粒子の粒径分布を示す図である。
射時間を変化させて得たニッケル超微粒子の粒径分布を
示す図である。
射時間を変化させて得た他のニッケル超微粒子の粒径分
布を示す図である。
射強度を変化させて得たニッケル超微粒子の粒径分布を
示す図である。
代えて得たニッケル超微粒子の粒径分布を示す図であ
る。
代えて得た他のニッケル超微粒子の粒径分布を示す図で
ある。
代えて得たさらに他のニッケル超微粒子の粒径分布を示
す図である。
ムの吸収スペクトルを示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも一種の金属塩を溶媒中に溶解
あるいは分散してなる溶液に、マイクロ波を照射するこ
とによって、前記金属塩中の金属から構成される超微粒
子を製造することを特徴とする、超微粒子の製造方法。 - 【請求項2】 前記溶媒として前記金属塩に対して還元
性の有機溶媒を用い、単一金属からなる超微粒子を製造
することを特徴とする、請求項1に記載の超微粒子の製
造方法。 - 【請求項3】 前記有機溶媒中に複数の前記金属塩を溶
解あるいは分散させて、複数の種類の単一金属からなる
超微粒子を同時に製造することを特徴とする、請求項2
に記載の超微粒子の製造方法。 - 【請求項4】 前記溶液中に触媒を含有させたことを特
徴とする、請求項2又は3に記載の超微粒子の製造方
法。 - 【請求項5】 前記溶液中に硫黄元素を含有してなる物
質を溶解させて、金属硫化物からなる金属硫化物超微粒
子を製造することを特徴とする、請求項1に記載の超微
粒子の製造方法。 - 【請求項6】 前記マイクロ波の照射強度が0.005
〜2W/cm3 であることを特徴とする、請求項1〜5
のいずれか一に記載の超微粒子の製造方法。 - 【請求項7】 前記マイクロ波の照射時間が0.1〜3
0分であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか
一に記載の超微粒子の製造方法。 - 【請求項8】 平均粒径が0.5〜50nmであること
を特徴とする、単一金属からなる金属超微粒子。 - 【請求項9】 平均粒径が0.5〜10nmであること
を特徴とする、金属硫化物からなる金属硫化物超微粒
子。
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JP11058435A JP3005683B1 (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 超微粒子の製造方法及び超微粒子 |
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JP11058435A Expired - Lifetime JP3005683B1 (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 超微粒子の製造方法及び超微粒子 |
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