JP3005251U - バッグインボックス - Google Patents
バッグインボックスInfo
- Publication number
- JP3005251U JP3005251U JP1994006980U JP698094U JP3005251U JP 3005251 U JP3005251 U JP 3005251U JP 1994006980 U JP1994006980 U JP 1994006980U JP 698094 U JP698094 U JP 698094U JP 3005251 U JP3005251 U JP 3005251U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mouth
- inner bag
- bag
- window hole
- box
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バッグインボックスの口部を定位置に保持す
る。 【構成】 軟質の内装袋1を段ボール筐2に収容し、段
ボール筐2の天井フラップに、内装袋1の口部11を突出
させるための横長の窓孔29を開設するための断続的な切
込み3を施している。切込み3で囲まれる窓孔予定部30
を切り抜いて、この切抜き片27に予め施された断続的な
切込み31の内側部分28を切り抜して切欠20を開設する。
外フラップ23の切抜き片27を切抜いた後の横長の窓孔29
から内装袋1の口部11を引張り出す。内装袋1の口部11
の基端と鍔12との間を切抜き片27の切欠20に嵌めて口部
11を保持する。
る。 【構成】 軟質の内装袋1を段ボール筐2に収容し、段
ボール筐2の天井フラップに、内装袋1の口部11を突出
させるための横長の窓孔29を開設するための断続的な切
込み3を施している。切込み3で囲まれる窓孔予定部30
を切り抜いて、この切抜き片27に予め施された断続的な
切込み31の内側部分28を切り抜して切欠20を開設する。
外フラップ23の切抜き片27を切抜いた後の横長の窓孔29
から内装袋1の口部11を引張り出す。内装袋1の口部11
の基端と鍔12との間を切抜き片27の切欠20に嵌めて口部
11を保持する。
Description
【0001】
本考案は、合成樹脂製の軟質の内装袋を段ボール筐に収容して構成されるバッ グインボックスに関するものである。
【0002】
液体食品、液体薬品、クリーム状物品等の流動物を収容するために、バッグイ ンボックスが使用されている。 バッグインボックスは、図4に示し周知の如く、合成樹脂製の軟質の内装袋( 1)を段ボール筐(2)に収容して構成されている。内装袋(1)の口部(11)には、 充填機により内容物を充填する際に、口部(11)を定位置に保持するためのチャッ キング用の鍔(12)が突設され、先端にはキャップ(13)が螺合されている。
【0003】 段ボール筐(2)の天井側の4枚のフラップ(21)(21)(22)(23)を閉じる前に、段 ボール筐(2)内の内装袋(1)の口部(11)から内容物を充填し、この後フラップ(2 1)(21)(22)(23)を閉じて、粘着テープ(4)にて止める。
【0004】 段ボール筐(2)の天井部を構成する4枚のフラップ(21)(21)(22)(23)の内、2 枚の内フラップ(21)(21)には、内装袋(1)の口部(11)との対応位置に、内装袋( 1)の口部(11)の鍔(12)が出没可能な切欠き(25)(25)が開設されており、2枚の 外フラップ(22)(23)の内、一方のフラップ(23)の口部(11)との対応位置に、円形 に切抜き可能に断続的な切込み(3)が施されている。
【0005】 内装袋(1)の内容物を取り出すには、段ボール筐(2)の天井部の切込み(3)に 囲まれる円形の窓孔予定部(30)を切り抜いて円形窓孔(26)を開設し、内装袋(1) の口部(11)を切欠き(25)(25)及び窓孔(26)の外側に引出し、この状態でバッグイ ンボックスを横向きに倒す。口部(11)のキャップ(13)を外せば、内容物が流れ出 す。
【0006】 空になったバッグインボックスの内、段ボール筐(2)は故紙として再生紙に利 用でき、或いは簡単に焼却処理できる。 内装袋(1)は、小さく折畳みでき、従来の肉厚の硬質合成樹脂製のタンクに比 べて、飛躍的に嵩ばりを小さくでき、焼却処理するにも、埋立処理する場合でも 処理コストを下げることができる。
【0007】
内フラップ(21)の切欠き(25)(25)及び外フラップ(23)の円形窓孔(26)は、口部 (11)の鍔(12)よりも大きく開設されるため、内装袋(1)の口部(11)を円形窓孔(2 6)の外部に引っ張り出して、内容物を排出する際、口部(11)の位置が前後左右に 安定せず、内容物が受け容器の外側に零れて無駄になり、又、受け容器の周辺が 汚れる問題があった。 又、内容物が残り少なくなると、内装袋(1)が自然に変形して口部(11)が引込 み気味となり、内容物がスムーズに排出されない問題が生じる。
【0008】 本考案は、内装袋(1)の口部(11)を段ボール筐(2)の外側に臨出させた状態に 保持することにより、上記問題を解決できるバッグインボックスを明らかにする ものである。
【0009】
本考案は、キャップ(13)及び鍔(12)付きの口部(11)を具えた合成樹脂製の軟質 内装袋(1)を段ボール筐(2)に収容し、段ボール筐(2)の天井側フラップに内装 袋(1)の口部(11)引出し用の窓孔を開設するための断続的な切込み(3)を施した バッグインボックスにおいて、段ボール筐(2)の天井側の4枚のフラップの内、 2枚の内フラップ(21)(21)には内装袋(1)の口部(11)との対応位置に口部(11)の 鍔(12)が引出し可能な切欠き(25)(25)が開設され、外側の2枚のフラップ(22)(2 3)の内、一方の外フラップ(23)には、上記内フラップ(21)(21)の切欠き(25)(25) を含み外フラップ(23)の長手方向に長い窓孔(29)を開設するための断続的な切込 み(3)が施され、該切込み(3)に囲まれ口部(11)の鍔(12)が引出し可能な大きさ の横長の窓孔予定部(30)の長手方向の一側縁の中央には、内装袋(1)の口部(11) 基端と鍔(12)との間が挿入可能な切欠(20)を開設するための断続的な切込み(31) が施されている。
【0010】
外フラップ(23)の切込み(3)にて囲まれる窓孔予定部(30)を切り抜いて、この 切抜き片(27)に施された断続的な切込み(31)の内側部分(28)を切り抜き、切欠(2 0)を開設する。 外フラップ(23)の窓孔予定部(30)を切り抜くことにより外フラップ(23)に横長 の窓孔(29)が形成される。該横長の窓孔(29)から内装袋(1)の口部(11)を引張り 出す。
【0011】 口部(11)を外側に引張ったまま、切抜き片(27)の向きを横長の窓孔(29)と直交 させて、切抜き片(27)を外フラップ(23)上にすべらせて、内装袋(1)の口部(11) の基端と鍔(12)との間を切抜き片(27)の切欠(20)に嵌め、口部(11)から手を離す 。 内装袋(1)の口部(11)は少し無理に窓孔(29)から引張り出されていたために、 口部(11)に対する外側への引張りが開放されると、口部(11)は引込み気味となり 、口部(11)の鍔(12)は切抜き片(27)の切欠(20)の縁を孔奥側に押す。このため切 抜き片(27)の両端は外フラップ(23)に密接し、口部(11)は切抜き片(27)によって 、不用意に動かぬ様に保持される。
【0012】 従って、バッグインボックスを横に倒し、口部(11)のキャップ(13)を外して内 装袋(1)の内容物を流出させるとき、口部(11)が揺れ動いて、受け容器から零れ る無駄及び受け容器の周辺を汚すことを防止できる。 又、内容物の残量が少なくなっても、口部(11)の位置を一定に保つことができ 、安定して内容物を排出できる。
【0013】
内装袋(1)は従来のものと同じであるので構造説明は省略する。 段ボール筐(2)について、天井部の2枚の内フラップ(21)(21)に内装袋(1)の 口部(11)の位置に対応して一端寄りに半円状の切欠き(25)(25)を開設している点 は、従来の段ボール筐(2)と同じである。
【0014】 本考案において、従来のバッグインボックスと異なるのは、2枚の外フラップ (22)(23)の内、一方の外フラップ(23)に施された切込み(3)によって囲まれる窓 孔予定部(30)の形状が横長である点である。
【0015】 断続的な切込み(3)は、外フラップ(23)の長手方向に長い略小判型の輪郭に沿 って施され、断続的な切込み(3)によって囲まれる小判型の窓孔予定部(30)の中 央部が前記内フラップ(21)(21)の半円状切欠き(25)(25)の位置に対応している。 小判型の窓孔予定部(30)の短径は、内フラップ(21)の半円状切欠き(25)の直径 と同じであり、内装袋(1)の口部(11)の鍔(12)よりも少し大である。
【0016】 然して、段ボール筐(2)の天井側の4枚のフラップ(21)(21)(22)(23)を閉じる 前に、内装袋(1)の口部(11)から内容物を充填し、この後フラップ(21)(21)(22) (23)を閉じて、粘着テープ(4)にて止める。 内装袋(1)の内容物を取り出すには、段ボール筐(2)の天井部のフラップ(21) (21)(22)(23)を閉じたまま、天井部の切込み(3)に囲まれる小判型の窓孔予定部 (30)を切り抜いて小判型の窓孔(29)を開設する。 窓孔予定部(30)はその輪郭に沿って断続的な切込み(3)が施されているため、 ナイフを使用せずとも、外フラップ(23)から引き千ぎることができる。
【0017】 外フラップ(23)から分離した切抜き片(27)に予め施されている断続的な切込み (31)からその内側部分(28)を切り抜き、切抜き片(27)に切欠(20)を開設する。 外フラップ(23)の窓孔予定部(30)を切り抜いて、外フラップ(23)に開設された 横長の窓孔(29)から内装袋(1)の口部(11)を引張り出す。
【0018】 内装袋(1)の口部(11)を外側に引張ったまま、切抜き片(27)の向きを横長の窓 孔(29)と直交させて、切抜き片(27)を外フラップ(23)上にすべらせて、内装袋( 1)の口部(11)の基端と鍔(12)との間を切抜き片(27)の切欠(20)に嵌め、口部(11 )から手を離す。
【0019】 内装袋(1)の口部(11)は少し無理に窓孔(29)から引張り出されていたために、 口部(11)に対する外側への引張りが開放されると、口部(11)は引込み気味となり 、口部(11)の鍔(12)は切抜き片(27)の切欠(20)の縁を孔奥側に押す。このため切 抜き片(27)の両端は外フラップ(23)に密接し、口部(11)は切抜き片(27)によって 、不用意に動かぬ様に保持される。
【0020】 従って、バッグインボックスを横に倒して、口部(11)のキャップ(13)を外して 内装袋(1)の内容物を排出するとき、口部(11)が揺れ動いて、受け容器から零れ る無駄及び受け容器の周辺を汚すことを防止できる。 又、内容物の残量が少なくなっても、口部(11)の位置を一定に保つことができ 、安定して内容物を排出できる。
【0021】 尚、実施例では段ボール筐(2)の内フラップ(21)(21)の切欠き(25)(25)は半円 状であったが、内装袋(1)の鍔(12)が通過出来れば、形状は問わない。 又、外フラップ(23)の窓孔予定部(30)の形状も小判型に限ることはなく、長方 形等横長であれば形状を問わない。 本考案は上記実施例に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載 の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッグインボックスの天井部を閉じる前の斜面
図である。
図である。
【図2】切抜き片によって口部を保持した状態の斜面図
である。
である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】従来例のバッグインボックスの天井部を閉じる
前の斜面図である。
前の斜面図である。
【図5】従来例のバッグインボックスの横倒し状態の斜
面図である。
面図である。
【図6】バッグインボックスの断面図である。
(1) 内装袋 (11) 口部 (2) 段ボール筐 (23) 外フラップ (27) 切抜き片 (3) 切込み (30) 窓孔予定部
Claims (1)
- 【請求項1】 キャップ(13)及び鍔(12)付きの口部(11)
を具えた合成樹脂製の軟質内装袋(1)を段ボール筐(2)
に収容し、段ボール筐(2)の天井側フラップに内装袋
(1)の口部(11)引出し用の窓孔を開設するための断続的
な切込み(3)を施したバッグインボックスにおいて、段
ボール筐(2)の天井側の4枚のフラップの内、2枚の内
フラップ(21)(21)には内装袋(1)の口部(11)との対応位
置に口部(11)の鍔(12)が引出し可能な切欠き(25)(25)が
開設され、外側の2枚のフラップ(22)(23)の内、一方の
外フラップ(23)には、上記内フラップ(21)(21)の切欠き
(25)(25)に重なり外フラップ(23)の長手方向に長い窓孔
(29)を開設するための断続的な切込み(3)が施され、該
切込み(3)に囲まれ口部(11)の鍔(12)が引出し可能な大
きさの横長の窓孔予定部(30)の長手方向の一側縁の中央
部には、内装袋(1)の口部(11)基端と鍔(12)との間が挿
入可能な切欠(20)を開設するための断続的な切込み(31)
が施されているバッグインボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006980U JP3005251U (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | バッグインボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994006980U JP3005251U (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | バッグインボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005251U true JP3005251U (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=43141156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994006980U Expired - Lifetime JP3005251U (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | バッグインボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005251U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022502320A (ja) * | 2018-10-05 | 2022-01-11 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | バッグインボックス容器及びこのようなバッグインボックス容器を効果的に用いるための工程 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP1994006980U patent/JP3005251U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022502320A (ja) * | 2018-10-05 | 2022-01-11 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company | バッグインボックス容器及びこのようなバッグインボックス容器を効果的に用いるための工程 |
JP2022508481A (ja) * | 2018-10-05 | 2022-01-19 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | バッグインボックス容器及びこのようなバッグインボックス容器を効果的に用いるための工程 |
JP7295248B2 (ja) | 2018-10-05 | 2023-06-20 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | バッグインボックス容器及びこのようなバッグインボックス容器を効果的に用いるための工程 |
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