JP3005245U - ペットハウス付きチェア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェアの台部の空間をペットハウスとして利
用できるように構成したペットハウス付きチェアを提供
する。 【構成】 座部（１）及び該座部（１）の周縁に沿っ
て垂直に延びる周壁を有する台部（３）よりなるチェア
の前記周壁にペットの出入り用の開口部（４、４’）を
設け、前記台部３の周壁内部をペットハウスとして利用
できるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ペットハウス付きチェア、特にスツール等のチェア（椅子）の座部 の下の空間をペットハウスとして利用できるようにしたペットハウス付きチェア に関する。

【０００２】

【従来の技術】

スツールやソファなどのチェア即ち椅子は家具として、また生活必需品として 各家庭に広く普及している。一方、最近は猫、小型犬等の愛玩用動物即ちペット を室内で飼育するケースが増えつつある。従来はこの様なペット用のいわゆるハ ウスは専用のもの、あるいは既存の容器を流用したものなどを部屋の片隅に置い ていた。しかし、この様な別のハウスを部屋に置くことは部屋のスペースを余分 にとるのみならず、他の家具調度品との調和の点からも不都合な場合があり、ま たペット愛好家はペットを常に自分のそばに置いておきたいと欲することが多い ので、自分の座る場所から離れたところにハウスがあったのでは満足しなかった 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、これらの点に鑑みなされたもので、省スペースで、家具としての調 和性がよく、ペット愛好家の欲望を満たすペットハウス付きチェアを提供するこ とを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案では、スツールやソファなどのチェアの座 部下方の空間を利用して、この空間の周壁の一部にペット出入口を設け、この空 間をペットハウスとして利用できるように構成した。

【０００５】

【実施例】 図１は本考案に係るペットハウス付きチェアの一実施例の斜視図を示す。チェ アは座部１、背もたれ及び肘部２、台部３よりなる。台部３は座部２の周縁に沿 ってほぼ垂直に延びる周壁で構成される。そしてこの周壁で取り囲まれた台部３ 内の空間をペットハウスとして利用するために、周壁の１部にペットの出入り用 の開口部４を設けてある。背もたれ及び肘部２は本考案の必須部分ではなく、チ ェアの用途によってはなくてもよく、またこれを設ける場合は任意の高さ、形状 のものでよい。

【０００６】 好ましい実施例では、座部１は、ペットハウス内の清掃やペットの世話を容易 にするように取り外し可能になっている。代案として、座部１を蝶番止めにして もよい。

【０００７】 この様な構成にしたことにより、ペットの飼育者は自分の座っているチェアの 足下にペットをおいておくことが出来るので、安心して読書、テレビ鑑賞その他 の仕事をすることが出来、余分のスペースをとらず、チェアと完全に調和した形 でペットハウスを置くことが出来る。

【０００８】 図２は本考案の他の実施例の斜視図を示す。図１の実施例との相違点は、ペッ ト用の出入口４’が台部３の周壁の正面ではなく右側面に設けてある点であり、 他の構成は図１の実施例と同じである。

【０００９】 このほか、出入口４または４’は台部３の周壁の任意の位置に設けてもよい。 また、出入口の形は図１または図２に示した方形に限らず、半円形、アーチ形等 任意の形でよい。また、出入り口を周壁の正面と側面と２カ所またはそれ以上設 けてもよい。この場合、出入口に対応して周壁内の空間を仕切れば、２匹または それ以上のペット用の独立したハウスを１つのチェア内に作ることが出来る。

【００１０】 本考案のチェアは、上に述べたように台部３をペットハウスとして利用するの で、通気性の点から籐製のチェアが特に適するが、布などの他の材料のチェアで あってもよい。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案では、チェアの台部の周壁内の空間をペットハウ スとして利用出来る構成にしたので、別個のペットハウスを置く場合に比べて省 スペース、調和性の向上、ペット飼育者の満足度向上といった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図である。

【図２】本考案の他の実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 座部 ２ 背もたれ及び肘部 ３ 台部 ４ ペット出入口 ４’ ペット出入口

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】座部（１）及び該座部（１）の周縁に沿っ
   て垂直に延びる周壁を有する台部（３）よりなるチェア
   の前記周壁にペットの出入り用の開口部（４、４’）を
   設け、前記台部３の周壁内部をペットハウスとして利用
   できるように構成したことを特徴とするペットハウス付
   きチェア。
2. 【請求項２】前記開口部（４）が前記台部３の周壁正面
   に設けられている、請求項１のペットハウス付きチェ
   ア。
3. 【請求項３】前記開口部（４’）が前記台部３の周壁側
   面に設けられている、請求項１のペットハウス付きチェ
   ア。
4. 【請求項４】前記開口部（４、４’）が複数個前記台部
   の周壁に設けられている、請求項１のペットハウス付き
   チェア。
5. 【請求項５】前記座部（１）が取り外し可能である、請
   求項１、請求項２、請求項３または請求項４のペットハ
   ウス付きチェア。
6. 【請求項６】前記座部（１）が蝶番止めされている、請
   求項１、請求項２、請求項３、請求項４または請求項５
   のペットハウス付きチェア。
7. 【請求項７】前記チェアが籐製である、請求項１、請求
   項２、請求項３、請求項４、請求項５または請求項６の
   ペットハウス付きチェア。