JP3005221B2 - ラインセンサ - Google Patents
ラインセンサInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はカラー画像信号を得るのに使用して好適なラ
インセンサに関する。 〔発明の概要〕 本発明は、夫々異なる色を受光する第1,第2及び第3
のセンサー部を副走査方向に並べて配置する場合に、第
1,第2のセンサー部を隣接して配置し、第2,第3のセン
サー部に対応して第2,第3のレジスタ部が備えるメモリ
部の容量を、第1のセンサー部から第2,第3のセンサー
部までの距離に対応して設定するようにして、3ライン
のセンサー部を備えたラインセンサにおいて、レジスタ
部が備えるメモリ部の容量を効果的に減らすことができ
るようにしたものである。 〔従来の技術〕 第3図は、カラー画像信号を得るのに使用されるライ
ンセンサの一例を示すものである。 同図において、(1R),(1G)及び(1B)は、夫々赤
色(R)光、緑色(G)光及び青色(B)光を受光し得
る例えばCCDで構成された複数の受光素子が主走査方向
(水平走査方向)Hに配されたセンサー部である。 また、(2R),(2G)及び(2B)は、センサー部(1
R),(1G)及び(1B)の受光素子に得られる信号を順
次読み出すためのレジスタ部であり、例えばCCDで構成
され、夫々センサー部(1R),(1G)及び(1B)に対応
して設けられている。(3R),(3G)及び(3B)は、夫
々レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)より導出された
出力端子である。この場合、センサー部(1R),(1G)
及び(1B)とレジスタ部(2R),(2G)及び(2B)とは
副走査方向Vに交互に配されている。 この第3図例のようなラインセンサ(100)を用いて
画像信号を得る場合、ラインセンサ(100)は例えば第
4図に示すように所定周期ごとに所定ピッチlをもって
副走査方向Vに間欠的に画像を走査するようになされ
る。この場合、次の位置へ移動する直前にセンサー部
(1R),(1G)及び(1B)の受光素子の信号電荷は、夫
々レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)の各段に転送さ
れる。そして、レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)よ
り信号が順次読み出され、出力端子(3R),(3G)及び
(3B)には、夫々赤色信号SR、緑色信号SG及び青色信号
SBが得られる。 なお、第4図は主走査方向と副走査方向との関係を示
す原理図であり、実際にはセンサが走査するピッチ1を
第4図に示したような状態にすると、破線で示すセンサ
の走査位置でない部分では、画像が走査されないことに
なる。画像全てを走査するためには、走査位置が連続す
るようなピッチ1を選定する必要がある。 また、第5図も、カラー画像信号を得るのに使用され
るラインセンサの一例を示すものである。 同図において、(11G)は緑色(G)光を受光し得る
例えばCCDで構成された複数の受光素子が主走査方向H
に配されたセンサー部であり、(11RB)は赤色(R)光
及び青色(B)光を受光し得る例えばCCDで構成された
受光素子が主走査方向Hに交互に複数個配されたセンサ
ー部である。 また、(12G)及び(12RB)は、センサー部(11G)及
び(11RB)の受光素子に得られる信号を順次読み出すた
めのレジスタ部であり、例えばCCDで構成され、夫々セ
ンサー部(11G)及び(11RB)に対応して設けられてい
る。(13G)及び(13RB)は、夫々レジスタ部(12G)及
び(12RB)より導出された出力端子である。この場合、
センサー部(11G)及び(11RB)とレジスタ部(12G)及
び(12RB)とは副走査方向Vに交互に配されている。 この第5図例のようなラインセンサ(200)を用いて
画像信号を得る場合も、ラインセンサ(200)は、例え
ば第4図に示すように所定周期ごとに所定ピッチlをも
って副走査方向Vに間欠的に画像を走査するようになさ
れる。この場合、次の位置へ移動する直前にセンサー部
(11G)及び(11RB)の受光素子の信号電荷は、夫々レ
ジスタ部(12G)及び(12RB)の各段に転送される。そ
して、レジスタ部(12G)及び(12RB)より信号が順次
読み出され、出力端子(13G)には緑色信号SGが得られ
ると共に、出力端子(13RB)には赤色信号SRと青色信号
SBとの点順次信号が得られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、第3図例のラインセンサ(100)において
は、センサー部(1R),(1G)及び(1B)は副走査方向
Vに夫々異なった位置に配されている。即ち、センサー
部(1G)と(1B)とは距離L1だけ離され、また、センサ
ー部(1R)と(1B)とは距離L2だけ離されている。その
ため、このラインセンサ(100)が副走査方向Vに画像
を走査するとき、出力端子(3R),(3G)及び(3B)に
得られる色信号SR,SG及びSBの同時性を確保するため
に、即ち出力端子(3R),(3G)及び(3B)に同一画像
位置に係る色信号SR,SG及びSBを同時に得るために、レ
ジスタ部(2G)及び(2R)には、夫々距離L1及びL2に対
応する容量のメモリ部が設けられている。例えば、距離
L1がラインセンサ(100)の移動ピッチlのn1倍である
ときには、レジスタ部(2G)にはセンサー部(1G)の受
光素子に得られる信号を順次読み出すためのシフトレジ
スタ部の他にn1ライン分のメモリ部が設けられている。
第6図はn1=5の場合のレジスタ部(2G)の構成を示す
ものである。この場合、ある画像位置でセンサー部(1
G)の受光素子に得られる信号は1ライン分のメモリ部M
E1に転送され、そののちラインセンサ(100)が移動す
るごとに1ライン分のメモリ部ME2〜ME5に転送され、セ
ンサー部(1B)が上述のある画像位置に位置するときに
は、シフトレジスタ部REに転送される。したがって、出
力端子(3G)及び(3B)には、同一画像位置に係る緑色
信号SG及び青色信号SBが同時に得られる。同様に距離L2
がラインセンサ(100)の移動ピッチlのn2倍であると
きには、レジスタ部(2R)にはセンサー部(1R)の受光
素子に得られる信号を順次読み出すためのシフトレジス
タ部の他にn2ライン分のメモリ部が設けられている。 また、第5図例のラインセンサ(200)においても、
センサー部(11G)及び(11RB)は副走査方向Vに夫々
異なった位置に配されている。即ち、センサー部(11
G)と(11RB)とは距離L3だけ離されている。そのた
め、このラインセンサ(200)が副走査方向Vに画像を
走査するとき、出力端子(13G)及び(13RB)に得られ
る色信号SG及びSR/SBの同時性を確保するために、レジ
スタ部(12G)には、距離L3に対応する容量のメモリ部
が設けられている。例えば、距離L3がラインセンサ(20
0)の移動ピッチlのn3倍であるときには、レジスタ部
(12G)にはセンサー部(11G)の受光素子に得られる信
号を順次読み出すためのシフトレジスタ部の他にn3ライ
ン分のメモリ部が設けられている。 ここで、第3図例のラインセンサ(100)の場合に
は、センサー部(1G)と(1B)との間にレジスタ部(2
B)が配されると共に、センサー部(1R)と(1B)との
間にはレジスタ部(2G)及び(2B)が配されるので、距
離L1,L2が比較的大となり、そのため、レジスタ部(2
G),(2R)に設けられるメモリ部の容量が大となり、
ラインセンサ(100)のチップサイズが大となる不都合
があった。また、第5図例のラインセンサ(200)の場
合にも、センサー部(11G)と(11RB)との間にレジス
タ部(12RB)が配されるので、距離L3が比較的大とな
り、そのため、レジスタ部(12G)に設けられるメモリ
部の容量が大となり、ラインセンサ(200)のチップサ
イズが大となる不都合があった。 本発明はこのような点を考慮し、レジスタ部に設ける
メモリ部の容量を小さくし、ラインセンサのチップサイ
ズの小型化を図るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、夫々に異なる色の光の受光素子が配され主
走査方向にのびる第1,第2及び第3のセンサー部(1
B),(1G)及び(1R)と、これら第1,第2及び第3の
センサー部に夫々対応して第1,第2及び第3のレジスタ
部(2B),(2G)及び(2R)とを有するラインセンサに
おいて、第1及び第2のセンサー部(1B)及び(1G)を
副走査方向に隣接させて配し、第1のセンサー部(1B)
の第2のセンサー部(1G)と隣接した側と反対側に第1
のレジスタ部(2B)を配し、第2のセンサー部(1G)の
第1のセンサー部(1B)と隣接した側と反対側に第2の
レジスタ部(2G)を配し、第2のレジスタ部(2G)の第
2のセンサー部(1G)と隣接した側と反対側に第3のセ
ンサー部(1R)を配し、第3のセンサー部(1R)の第2
のレジスタ部(2G)と隣接した側と反対側に第3のレジ
スタ部(2R)を配し、第2のレジスタ部(2G)が備える
メモリ部を、第1のセンサー部(1B)と第2のセンサー
部(1G)との離間距離に対応したライン数分の容量と
し、第3のレジスタ部(2R)が備えるメモリ部を、第1
のセンサー部(1B)と第3のセンサー部(1R)との離間
距離に対応したライン数分の容量としたものである。 〔作用〕 上述構成においては、第1及び第2のセンサー部(1
G)及び(1B)の間にはレジスタ部が配されていないの
で、これら第1及び第2のセンサー部(1G)及び(1B)
の副走査方向Vの離間距離L1′は小さくなる。そのた
め、第1,第2及び第3のレジスタ部(2G),(2B)及び
(2R)より出力される信号の同時性を確保するために第
2及び第3のレジスタ部(2G)及び(2R)に設けるメモ
リ部の容量を小さくし得る。 〔実施例〕 以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例につい
て説明する。この第1図において第3図と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。 本例においては、センサー部(1G)及び(1B)は副走
査方向Vに隣接して配される。即ち、センサー部(1G)
と(1B)との間にはレジスタ部は配されない。 なお、レジスタ部(2G)に設けられる同時性確保のた
めのメモリ部の容量は、センサー部(1G)及び(1B)の
副走査方向Vの離間距離L1′に対応するものとされる。
例えば距離L1′がラインセンサ(100′)の移動ピッチ
l(第4図参照)のn1′倍であるときには、n1′ライン
分のメモリ部が設けられる。また、レジスタ部(2R)に
設けられる同時性確保のためのメモリ部の容量は、セン
サー部(1R)及び(1B)の副走査方向Vの離間距離L2′
に対応するものとされる。例えば距離L2′がラインセン
サ(100′)の移動ピッチl(第4図参照)のn2′倍で
あるときには、n2′ライン分のメモリ部が設けられる。 本例は以上のように構成され、その他は第3図例と同
様に構成される。説明は省略するが、本例のラインセン
サ(100′)は第3図例のラインセンサ(100)と同様に
動作し、出力端子(3R),(3G)及び(3B)には、同時
性の確保された色信号SR,SG及びSBが得られる。 本例によれば、センサー部(1G)と(1B)との間にレ
ジスタ部がなく、また、センサー部(1R)と(1B)との
間にはレジスタ部は1個(2G)のみしか配されないの
で、距離L1′及びL2′は、夫々第3図例における距離L1
及びL2より小となる。そのため、レジスタ部(2G)及び
(2R)に設けられる同時性確保のためのメモリ部の容量
を第3図例の場合より小とでき、チップサイズの小型化
が可能となる。 なお、2つのセンサー部(11RB),(11G)を配置す
る場合の構成の第5図とは別の例を、第2図に示してお
く。第2図の例においては、センサー部(11G)及び(1
1RB)は副走査方向Vに隣接して配される。即ち、セン
サー部(11G)と(11RB)との間にはレジスタ部は配さ
れない。 なお、レジスタ部(12G)に設けられる同時性確保の
ためのメモリ部の容量は、センサー部(11G)及び(11R
B)の副走査方向Vの離間距離L3′に対応するものとさ
れる。例えば距離L3′がラインセンサ(200′)の移動
ピッチl(第4図参照)のn3′倍であるときには、n3′
ライン分のメモリ部が設けられている。 本例は以上のように構成され、その他は第5図例と同
様に構成される。説明は省略するが、本例のラインセン
サ(200′)は第5図例のラインセンサ(200)と同様に
動作し、出力端子(13G)及び(13RB)には、同時性の
確保された色信号SG及びSR/SBが得られる。 本例によれば、センサー部(11G)と(11RB)との間
にはレジスタ部が配されないので、距離L3′は、第5図
例における距離L3より小となる。そのため、レジスタ部
(12G)に設けられる同時性確保のためのメモリ部の容
量を第5図例の場合より小とでき、チップサイズの小型
化が可能となる。 なお、上述実施例においては、受光素子がCCDで構成
される旨述べたが、フォトダイオード等で構成されるも
のにも本発明を同様に適用することができる。 また、上述実施例でセンサー部には赤色光、緑色光及
び青色光を受光し得る受光素子が主走査方向Hに複数個
配されたものであるが、受光し得る色光はこれに限られ
るものではない。例えば黄色(Ye)光、シアン(Cy)光
及びマゼンタ(Mg)光であってもよい。 〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、第1及び第2のセンサー
部を副走査方向に隣接させて配するので、これら第1及
び第2のセンサー部の副走査方向の離間距離は小さくな
る。そのため、第2及び第3のレジスタ部に設けられる
同時性確保のためのメモリ部の容量を小さくすることが
でき、チップサイズの小型化が可能となる。
インセンサに関する。 〔発明の概要〕 本発明は、夫々異なる色を受光する第1,第2及び第3
のセンサー部を副走査方向に並べて配置する場合に、第
1,第2のセンサー部を隣接して配置し、第2,第3のセン
サー部に対応して第2,第3のレジスタ部が備えるメモリ
部の容量を、第1のセンサー部から第2,第3のセンサー
部までの距離に対応して設定するようにして、3ライン
のセンサー部を備えたラインセンサにおいて、レジスタ
部が備えるメモリ部の容量を効果的に減らすことができ
るようにしたものである。 〔従来の技術〕 第3図は、カラー画像信号を得るのに使用されるライ
ンセンサの一例を示すものである。 同図において、(1R),(1G)及び(1B)は、夫々赤
色(R)光、緑色(G)光及び青色(B)光を受光し得
る例えばCCDで構成された複数の受光素子が主走査方向
(水平走査方向)Hに配されたセンサー部である。 また、(2R),(2G)及び(2B)は、センサー部(1
R),(1G)及び(1B)の受光素子に得られる信号を順
次読み出すためのレジスタ部であり、例えばCCDで構成
され、夫々センサー部(1R),(1G)及び(1B)に対応
して設けられている。(3R),(3G)及び(3B)は、夫
々レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)より導出された
出力端子である。この場合、センサー部(1R),(1G)
及び(1B)とレジスタ部(2R),(2G)及び(2B)とは
副走査方向Vに交互に配されている。 この第3図例のようなラインセンサ(100)を用いて
画像信号を得る場合、ラインセンサ(100)は例えば第
4図に示すように所定周期ごとに所定ピッチlをもって
副走査方向Vに間欠的に画像を走査するようになされ
る。この場合、次の位置へ移動する直前にセンサー部
(1R),(1G)及び(1B)の受光素子の信号電荷は、夫
々レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)の各段に転送さ
れる。そして、レジスタ部(2R),(2G)及び(2B)よ
り信号が順次読み出され、出力端子(3R),(3G)及び
(3B)には、夫々赤色信号SR、緑色信号SG及び青色信号
SBが得られる。 なお、第4図は主走査方向と副走査方向との関係を示
す原理図であり、実際にはセンサが走査するピッチ1を
第4図に示したような状態にすると、破線で示すセンサ
の走査位置でない部分では、画像が走査されないことに
なる。画像全てを走査するためには、走査位置が連続す
るようなピッチ1を選定する必要がある。 また、第5図も、カラー画像信号を得るのに使用され
るラインセンサの一例を示すものである。 同図において、(11G)は緑色(G)光を受光し得る
例えばCCDで構成された複数の受光素子が主走査方向H
に配されたセンサー部であり、(11RB)は赤色(R)光
及び青色(B)光を受光し得る例えばCCDで構成された
受光素子が主走査方向Hに交互に複数個配されたセンサ
ー部である。 また、(12G)及び(12RB)は、センサー部(11G)及
び(11RB)の受光素子に得られる信号を順次読み出すた
めのレジスタ部であり、例えばCCDで構成され、夫々セ
ンサー部(11G)及び(11RB)に対応して設けられてい
る。(13G)及び(13RB)は、夫々レジスタ部(12G)及
び(12RB)より導出された出力端子である。この場合、
センサー部(11G)及び(11RB)とレジスタ部(12G)及
び(12RB)とは副走査方向Vに交互に配されている。 この第5図例のようなラインセンサ(200)を用いて
画像信号を得る場合も、ラインセンサ(200)は、例え
ば第4図に示すように所定周期ごとに所定ピッチlをも
って副走査方向Vに間欠的に画像を走査するようになさ
れる。この場合、次の位置へ移動する直前にセンサー部
(11G)及び(11RB)の受光素子の信号電荷は、夫々レ
ジスタ部(12G)及び(12RB)の各段に転送される。そ
して、レジスタ部(12G)及び(12RB)より信号が順次
読み出され、出力端子(13G)には緑色信号SGが得られ
ると共に、出力端子(13RB)には赤色信号SRと青色信号
SBとの点順次信号が得られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、第3図例のラインセンサ(100)において
は、センサー部(1R),(1G)及び(1B)は副走査方向
Vに夫々異なった位置に配されている。即ち、センサー
部(1G)と(1B)とは距離L1だけ離され、また、センサ
ー部(1R)と(1B)とは距離L2だけ離されている。その
ため、このラインセンサ(100)が副走査方向Vに画像
を走査するとき、出力端子(3R),(3G)及び(3B)に
得られる色信号SR,SG及びSBの同時性を確保するため
に、即ち出力端子(3R),(3G)及び(3B)に同一画像
位置に係る色信号SR,SG及びSBを同時に得るために、レ
ジスタ部(2G)及び(2R)には、夫々距離L1及びL2に対
応する容量のメモリ部が設けられている。例えば、距離
L1がラインセンサ(100)の移動ピッチlのn1倍である
ときには、レジスタ部(2G)にはセンサー部(1G)の受
光素子に得られる信号を順次読み出すためのシフトレジ
スタ部の他にn1ライン分のメモリ部が設けられている。
第6図はn1=5の場合のレジスタ部(2G)の構成を示す
ものである。この場合、ある画像位置でセンサー部(1
G)の受光素子に得られる信号は1ライン分のメモリ部M
E1に転送され、そののちラインセンサ(100)が移動す
るごとに1ライン分のメモリ部ME2〜ME5に転送され、セ
ンサー部(1B)が上述のある画像位置に位置するときに
は、シフトレジスタ部REに転送される。したがって、出
力端子(3G)及び(3B)には、同一画像位置に係る緑色
信号SG及び青色信号SBが同時に得られる。同様に距離L2
がラインセンサ(100)の移動ピッチlのn2倍であると
きには、レジスタ部(2R)にはセンサー部(1R)の受光
素子に得られる信号を順次読み出すためのシフトレジス
タ部の他にn2ライン分のメモリ部が設けられている。 また、第5図例のラインセンサ(200)においても、
センサー部(11G)及び(11RB)は副走査方向Vに夫々
異なった位置に配されている。即ち、センサー部(11
G)と(11RB)とは距離L3だけ離されている。そのた
め、このラインセンサ(200)が副走査方向Vに画像を
走査するとき、出力端子(13G)及び(13RB)に得られ
る色信号SG及びSR/SBの同時性を確保するために、レジ
スタ部(12G)には、距離L3に対応する容量のメモリ部
が設けられている。例えば、距離L3がラインセンサ(20
0)の移動ピッチlのn3倍であるときには、レジスタ部
(12G)にはセンサー部(11G)の受光素子に得られる信
号を順次読み出すためのシフトレジスタ部の他にn3ライ
ン分のメモリ部が設けられている。 ここで、第3図例のラインセンサ(100)の場合に
は、センサー部(1G)と(1B)との間にレジスタ部(2
B)が配されると共に、センサー部(1R)と(1B)との
間にはレジスタ部(2G)及び(2B)が配されるので、距
離L1,L2が比較的大となり、そのため、レジスタ部(2
G),(2R)に設けられるメモリ部の容量が大となり、
ラインセンサ(100)のチップサイズが大となる不都合
があった。また、第5図例のラインセンサ(200)の場
合にも、センサー部(11G)と(11RB)との間にレジス
タ部(12RB)が配されるので、距離L3が比較的大とな
り、そのため、レジスタ部(12G)に設けられるメモリ
部の容量が大となり、ラインセンサ(200)のチップサ
イズが大となる不都合があった。 本発明はこのような点を考慮し、レジスタ部に設ける
メモリ部の容量を小さくし、ラインセンサのチップサイ
ズの小型化を図るものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、夫々に異なる色の光の受光素子が配され主
走査方向にのびる第1,第2及び第3のセンサー部(1
B),(1G)及び(1R)と、これら第1,第2及び第3の
センサー部に夫々対応して第1,第2及び第3のレジスタ
部(2B),(2G)及び(2R)とを有するラインセンサに
おいて、第1及び第2のセンサー部(1B)及び(1G)を
副走査方向に隣接させて配し、第1のセンサー部(1B)
の第2のセンサー部(1G)と隣接した側と反対側に第1
のレジスタ部(2B)を配し、第2のセンサー部(1G)の
第1のセンサー部(1B)と隣接した側と反対側に第2の
レジスタ部(2G)を配し、第2のレジスタ部(2G)の第
2のセンサー部(1G)と隣接した側と反対側に第3のセ
ンサー部(1R)を配し、第3のセンサー部(1R)の第2
のレジスタ部(2G)と隣接した側と反対側に第3のレジ
スタ部(2R)を配し、第2のレジスタ部(2G)が備える
メモリ部を、第1のセンサー部(1B)と第2のセンサー
部(1G)との離間距離に対応したライン数分の容量と
し、第3のレジスタ部(2R)が備えるメモリ部を、第1
のセンサー部(1B)と第3のセンサー部(1R)との離間
距離に対応したライン数分の容量としたものである。 〔作用〕 上述構成においては、第1及び第2のセンサー部(1
G)及び(1B)の間にはレジスタ部が配されていないの
で、これら第1及び第2のセンサー部(1G)及び(1B)
の副走査方向Vの離間距離L1′は小さくなる。そのた
め、第1,第2及び第3のレジスタ部(2G),(2B)及び
(2R)より出力される信号の同時性を確保するために第
2及び第3のレジスタ部(2G)及び(2R)に設けるメモ
リ部の容量を小さくし得る。 〔実施例〕 以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例につい
て説明する。この第1図において第3図と対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。 本例においては、センサー部(1G)及び(1B)は副走
査方向Vに隣接して配される。即ち、センサー部(1G)
と(1B)との間にはレジスタ部は配されない。 なお、レジスタ部(2G)に設けられる同時性確保のた
めのメモリ部の容量は、センサー部(1G)及び(1B)の
副走査方向Vの離間距離L1′に対応するものとされる。
例えば距離L1′がラインセンサ(100′)の移動ピッチ
l(第4図参照)のn1′倍であるときには、n1′ライン
分のメモリ部が設けられる。また、レジスタ部(2R)に
設けられる同時性確保のためのメモリ部の容量は、セン
サー部(1R)及び(1B)の副走査方向Vの離間距離L2′
に対応するものとされる。例えば距離L2′がラインセン
サ(100′)の移動ピッチl(第4図参照)のn2′倍で
あるときには、n2′ライン分のメモリ部が設けられる。 本例は以上のように構成され、その他は第3図例と同
様に構成される。説明は省略するが、本例のラインセン
サ(100′)は第3図例のラインセンサ(100)と同様に
動作し、出力端子(3R),(3G)及び(3B)には、同時
性の確保された色信号SR,SG及びSBが得られる。 本例によれば、センサー部(1G)と(1B)との間にレ
ジスタ部がなく、また、センサー部(1R)と(1B)との
間にはレジスタ部は1個(2G)のみしか配されないの
で、距離L1′及びL2′は、夫々第3図例における距離L1
及びL2より小となる。そのため、レジスタ部(2G)及び
(2R)に設けられる同時性確保のためのメモリ部の容量
を第3図例の場合より小とでき、チップサイズの小型化
が可能となる。 なお、2つのセンサー部(11RB),(11G)を配置す
る場合の構成の第5図とは別の例を、第2図に示してお
く。第2図の例においては、センサー部(11G)及び(1
1RB)は副走査方向Vに隣接して配される。即ち、セン
サー部(11G)と(11RB)との間にはレジスタ部は配さ
れない。 なお、レジスタ部(12G)に設けられる同時性確保の
ためのメモリ部の容量は、センサー部(11G)及び(11R
B)の副走査方向Vの離間距離L3′に対応するものとさ
れる。例えば距離L3′がラインセンサ(200′)の移動
ピッチl(第4図参照)のn3′倍であるときには、n3′
ライン分のメモリ部が設けられている。 本例は以上のように構成され、その他は第5図例と同
様に構成される。説明は省略するが、本例のラインセン
サ(200′)は第5図例のラインセンサ(200)と同様に
動作し、出力端子(13G)及び(13RB)には、同時性の
確保された色信号SG及びSR/SBが得られる。 本例によれば、センサー部(11G)と(11RB)との間
にはレジスタ部が配されないので、距離L3′は、第5図
例における距離L3より小となる。そのため、レジスタ部
(12G)に設けられる同時性確保のためのメモリ部の容
量を第5図例の場合より小とでき、チップサイズの小型
化が可能となる。 なお、上述実施例においては、受光素子がCCDで構成
される旨述べたが、フォトダイオード等で構成されるも
のにも本発明を同様に適用することができる。 また、上述実施例でセンサー部には赤色光、緑色光及
び青色光を受光し得る受光素子が主走査方向Hに複数個
配されたものであるが、受光し得る色光はこれに限られ
るものではない。例えば黄色(Ye)光、シアン(Cy)光
及びマゼンタ(Mg)光であってもよい。 〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、第1及び第2のセンサー
部を副走査方向に隣接させて配するので、これら第1及
び第2のセンサー部の副走査方向の離間距離は小さくな
る。そのため、第2及び第3のレジスタ部に設けられる
同時性確保のためのメモリ部の容量を小さくすることが
でき、チップサイズの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はライ
ンセンサの例を示す構成図、第3図及び第5図はライン
センサの一例を示す構成図、第4図及び第6図はその説
明のための図である。 (1R)(1G)(1B)(11G)及び(11RB)はセンサー
部、(2R)(2G)(2B)(12G)及び(12RB)はレジス
タ部、(3R)(3G)(3B)(13G)及び(13RB)は出力
端子、(100′)及び(200′)はラインセンサである。
ンセンサの例を示す構成図、第3図及び第5図はライン
センサの一例を示す構成図、第4図及び第6図はその説
明のための図である。 (1R)(1G)(1B)(11G)及び(11RB)はセンサー
部、(2R)(2G)(2B)(12G)及び(12RB)はレジス
タ部、(3R)(3G)(3B)(13G)及び(13RB)は出力
端子、(100′)及び(200′)はラインセンサである。
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(56)参考文献 特開 昭61−237563(JP,A)
実開 昭61−154054(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.夫々に異なる色の光の受光素子が配され主走査方向
にのびる第1,第2及び第3のセンサー部と、これら第1,
第2及び第3のセンサー部に夫々対応して第1,第2及び
第3のレジスタ部とを有するラインセンサにおいて、 上記第1及び第2のセンサー部を副走査方向に隣接させ
て配し、 上記第1のセンサー部の上記第2のセンサー部と隣接し
た側と反対側に上記第1のレジスタ部を配し、 上記第2のセンサー部の上記第1のセンサー部と隣接し
た側と反対側に上記第2のレジスタ部を配し、 上記第2のレジスタ部の上記第2のセンサー部と隣接し
た側と反対側に上記第3のセンサー部を配し、 上記第3のセンサー部の上記第2のレジスタ部と隣接し
た側と反対側に上記第3のレジスタ部を配し、 上記第2のレジスタ部が備えるメモリ部を、上記第1の
センサー部と上記第2のセンサー部との離間距離に対応
したライン数分の容量とし、 上記第3のレジスタ部が備えるメモリ部を、上記第1の
センサー部と上記第3のセンサー部との離間距離に対応
したライン数分の容量とした ラインセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217576A JP3005221B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | ラインセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217576A JP3005221B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | ラインセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6461163A JPS6461163A (en) | 1989-03-08 |
JP3005221B2 true JP3005221B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=16706441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62217576A Expired - Lifetime JP3005221B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | ラインセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005221B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1378268B1 (de) | 2002-07-02 | 2006-03-08 | Joachim Berc | Auflagevorrichtung für einen menschlichen Rücken-und Kopfbereich |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5733868A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 | Canon Inc | Photoelectric converter |
DE3039451A1 (de) * | 1980-10-18 | 1982-05-27 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Vorrichtung zum elektronischen abtasten von bildern |
JPS61154054U (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-24 | ||
JPS61237563A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-22 | Hitachi Ltd | カラ−画像読取用一次元光センサ |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62217576A patent/JP3005221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6461163A (en) | 1989-03-08 |
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