JP3005219B1 - 外用剤 - Google Patents

外用剤

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JP3005219B1
JP3005219B1 JP5034699A JP5034699A JP3005219B1 JP 3005219 B1 JP3005219 B1 JP 3005219B1 JP 5034699 A JP5034699 A JP 5034699A JP 5034699 A JP5034699 A JP 5034699A JP 3005219 B1 JP3005219 B1 JP 3005219B1
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alcohol
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國男 大原
宣征 田中
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Abstract

【要約】 【課題】 ヒノキチオールを低濃度で含有しても優れた
抗菌性を維持することができ、また副作用が少なく、し
かも油っぽさが少なくべたつかずさらっとした使用感を
有して全身皮膚に使用可能な外用剤を提供する。 【解決手段】 多価アルコール系脂肪酸エステルと、油
分と、低級アルコールと、水を含有させて基剤を調製す
る。基剤にヒノキチオールを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品や医薬部外
品などの外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、基剤にヒノキチオールを含有
させて外用剤を調製し、この外用剤を皮膚の抗菌剤とし
て用いることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外用剤にヒノキチオー
ルを高濃度で含有させると、外用剤の抗菌性が高まって
好ましいが、その一方で、ヒノキチオールが基剤の乳化
を壊したりして基剤の安定性が損なわれ、しかもヒノキ
チオールは高価であるので、外用剤の値段が高くなると
いう問題があった。
【0004】そこでヒノキチオールの濃度を極力低くし
ようとする試みがなされているが、高い抗菌性を維持し
たままでヒノキチオールの濃度を低くすることはできな
かった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ヒノキチオールを低濃度で含有しても優れた抗菌
性を維持することができ、また副作用が少なく、しかも
油っぽさが少なくべたつかずさらっとした使用感を有し
て全身皮膚に使用可能な外用剤を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
外用剤は、多価アルコール系脂肪酸エステルと、油分
と、低級アルコールと、水を含有させて基剤を調製し、
基剤にヒノキチオールを配合して成ることを特徴とする
ものである。
【0007】また本発明の請求項2に係る外用剤は、請
求項1の構成に加えて、多価アルコールを含有させて成
ることを特徴とするものである。
【0008】また本発明の請求項3に係る外用剤は、請
求項1又は2の構成に加えて、ヒノキチオールを全量に
対して0.001〜0.1重量%配合して成ることを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】本発明において使用する多価アルコール系
脂肪酸エステルは、多価アルコールと脂肪酸のエステル
であって、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル
などを単独で用いたり複数種併用したりすることができ
る。
【0011】ショ糖脂肪酸エステルとしては、モノエス
テル含有量が20モル%以上のものが好ましく、またシ
ョ糖1分子当たりの脂肪酸のエステル置換度が2.2以
下のものを好適に用いることができる。さらにエステル
置換度が1.8以下のものがより好ましい。脂肪酸とし
ては炭素数が8〜22の飽和及び不飽和の単独脂肪酸あ
るいは混合脂肪酸を用いることができる。具体的には、
ショ糖モノミリスチン酸、ショ糖モノステアリン酸、シ
ョ糖モノオレイン酸、ショ糖ジステアリン酸、ショ糖ジ
オレイン酸などを単独で用いたり二種類以上を併用した
りすることができる。
【0012】ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、
モノエステルを好適に用いることができる。ポリグリセ
リンとしては、グリセリン重合度が2〜12のものを、
また脂肪酸としては炭素数が8〜22の飽和及び不飽和
の単独脂肪酸あるいは混合脂肪酸を用いることができ
る。具体的には、モノステアリン酸ジグリセリル、モノ
オレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、
モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸
テトラグリセリル、モノオレイン酸テトラグリセリル、
トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン
酸テトラグリセリル、ペンタオレイン酸テトラグリセリ
ル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン
酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ヘキサグリセリ
ル、モノオレイン酸ヘキサグリセリル、トリステアリン
酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸ヘキサグリセ
リル、ペンタオレイン酸ヘキサグリセリル、ポリリシノ
ール酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリ
ル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン
酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、モ
ノリノール酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デ
カグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソ
ステアリン酸デカグリセリル、トリステアリン酸デカグ
リセリル、トリオレイン酸デカグリセリル、ペンタステ
アリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセ
リル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ヘプタ
ステアリン酸デカグリセリル、ヘプタオレイン酸テトラ
グリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、デカオ
レイン酸デカグリセリル、デカイソステアリン酸デカグ
リセリルなどを単独で用いたり二種類以上を併用したり
することができる。
【0013】グリセリン脂肪酸エステルとしては、モノ
エステルを好適に用いることができる。脂肪酸としては
炭素数が8〜22の飽和及び不飽和の単独脂肪酸あるい
は混合脂肪酸を用いることができる。具体的には、モノ
ミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリ
ル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸
グリセリルなどを単独で用いたり二種類以上を併用した
りすることができる。
【0014】ソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノ
エステルを好適に用いることができる。脂肪酸としては
炭素数が8〜22の飽和及び不飽和の単独脂肪酸あるい
は混合脂肪酸を用いることができる。具体的には、モノ
ラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、
モノステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソル
ビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸
ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタントリオレイン
酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セス
キイソステアリン酸ソルビタンなどを単独で用いたり二
種類以上を併用したりすることができる。
【0015】ポリエチレングリコール脂肪酸エステルと
しては、モノエステルを好適に用いることができる。ポ
リエチレングリコールとしては、酸化エチレンの重合度
が20以下の物を、また脂肪酸としては炭素数が8〜2
2の飽和及び不飽和の単独脂肪酸あるいは混合脂肪酸を
用いることができる。具体的には、モノラウリン酸ポリ
エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレング
リコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モ
ノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エ
チレングリコール、ステアリン酸ジエチレングリコー
ル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソス
テアリン酸ポリエチレングリコールなどを単独で用いた
り二種類以上を併用したりすることができる。
【0016】トレハロース脂肪酸エステルとしては、モ
ノエステル含有量が20モル%以上のものが好ましく、
トレハロース1分子当たりの脂肪酸のエステル置換度が
2.2のものを好適に用いることができる。さらにエス
テル置換度が1.8以下のものがより好ましい。脂肪酸
としては炭素数が8〜22の飽和及び不飽和の単独脂肪
酸あるいは混合脂肪酸を用いることができる。具体的に
は、モノミリスチン酸トレハロース、モノステアリン酸
トレハロース、モノオレイン酸トレハロース、ジステア
リン酸トレハロース、ジオレイン酸トレハロースなどを
単独で用いたり二種類以上を併用したりすることができ
る。
【0017】本発明において使用する油分としては、動
植物油類、エステル油類、炭化水素類、高級アルコール
類、シリコン類などを単独で用いたり併用したりするこ
とができる。動植物油類としてはラッカセイ油、ゴマ
油、大豆油、月見草油、サフラワー油、オリーブ油、ア
ボガド油、ホホバ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、ツ
バキ油、カカオ油、ヤシ油、ヒマシ油、ナタネ油、メン
ジツ油、ケシ油、豚脂、羊毛油、牛脂等の油脂類、及び
これら油脂類に水素添加等の化学変化を行ったもの、及
びサラシミツロウ、ゲイロウ、木ロウ、ラノリン、カル
ナバロウ、セラックロウなどのワックス類を例示するこ
とができる。
【0018】エステル油類としては、通常の脂肪酸エス
テル及びエステル置換度が2.2を超えるショ糖脂肪酸
エステルやトレハロース脂肪酸エステル及びジあるいは
トリのグリセリン脂肪酸エステルなどを単独で用いたり
二種類以上を併用したりすることができる。
【0019】具体的には、酢酸(セチル・ラノリル)エ
ステル、トリアセチルグリセリル、プロピオン酸エイコ
サニル、チオジプロピオン酸ジラウリル、乳酸ラウリ
ル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルドデシ
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ポリプロピレ
ングリコールオリゴエステル、コハク酸2−エチルヘキ
シル、ヘプタン酸ステアリル、アジピン酸ジイソプロピ
ル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、
アジピン酸ジ−2−ヘキシデシル、アジピン酸ジ(2−
ヘプチルウンデシル)、カプリル酸セチル、2−エチル
ヘキサン酸セチル、2−エチルへキサン酸セトステアリ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−
エチルへキサン酸ペンタエリスリット、2−エチルヘキ
サン酸ヘキサデシル、2−エチルヘキサン酸ステアリ
ル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、ジ−2−エ
チルへキサン酸エチレングリコール、ジ(2−エチルヘ
キサン酸)−2,2−ジメタル−1,3−プロピンジオ
ール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロ
パン、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ジメチルオ
クタン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、
イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシ
ル、ジノナン酸プロピレングリコール、ペラルゴン酸オ
クチル、イソペラルゴン酸オクチル、トリ(カプリル・
カプリン酸)グリセリン、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール、セバシン酸ジイソプロピル、ラウリン酸ヘキ
シル、ラウリン酸イソステアリル、トリラウリン酸グリ
セリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸デシ
ル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸ミリス
チル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸イソセチル、
ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルド
デシル、トリミリスチン酸グリセリル、テトラミリスチ
ン酸ペンタエリスリット、パルミチン酸イソプロピル、
パルミチン酸オクチル、パルミチン酸セチル、パルミチ
ン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、イソパ
ルミチン酸オクチル、トリパルミチン酸グリセリル、ス
テアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸
オクチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ステ
アリル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、トリステアリン酸
グリセリル、ステアリン酸バルチ、イソステアリン酸エ
チル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン
酸ブチル、イソステアリン酸ヘキシル、イソステアリン
酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソ
ステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステアリン酸オクチル
ドデシル、イソステアリン酸バチル、モノイソステアリ
ン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリ
ル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステ
アリン酸トリメチロールプロパン、テトライソステアリ
ン酸ポリグリセリル、テトライソステアリン酸ペンタエ
リスリット、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシ
ル、オレイン酸エチル、オレイン酸デシル、オレイン酸
イソデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチル
ドデシル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリオレ
イン酸グリセリル、リシノール酸オクチルドデシル、ピ
バリン酸イソデシルピバリン酸イソステアリル、トリベ
ヘン酸グリセリル、エルカ酸オクチルドデシル、ラノリ
ン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシ
ル、アボカド油脂肪酸エチル、ミンク油脂肪酸エチル、
ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ヘキサオキシス
テアリン酸ジペンタエリトリット、ダイマー酸ジイソプ
ロピル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、
オリーブオレイン酸エチル、イソオクタン酸セチル、ス
テアリン酸コレステリル、イソステアリン酸フィトステ
リル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピ
ル、12−ステアロイルステアリン酸イソセチル、12
−ステアロイルステアリン酸イソステアリル、12−ス
テアロイルステアリン酸ステアリル、モノカプリル酸プ
ロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコー
ル、ジデカン酸プロピレングリコール、テトラ2−エチ
ルヘキサン酸ペンタエリスリトール、デカステアリン酸
デカグリセリル、デカオレイン酸グリセリル、デカイソ
ステアリン酸デカグリセリルなどを例示することができ
る。
【0020】炭化水素類としてはワセリン、流動パラフ
ィン、スクワランなどを例示することができる。高級ア
ルコール類としてはセチルアルコール、ステアリルアル
コール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ルなどを例示することができる。高級脂肪酸としてはパ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸などを例示する
ことができる。シリコン類としてはメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン,環状ジメチルポリ
シロキサンを例示することができ、その他、シリコーン
誘導体で医薬品、化粧品、食品などで一般的に使われる
ものを適宜用いることができる。
【0021】本発明において使用する低級アルコールと
しては、炭素数が1〜6の直鎖または分岐鎖状のアルキ
ル基からなるアルコールを用いることができ、例えば、
メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ペ
ンチルアルコール、ヘキシルアルコール、アミルアルコ
ールなどを単独で用いたり併用することができる。
【0022】本発明では、必要に応じて、分子内に2個
以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールを用いるこ
とができる。具体的には、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、エチレングリコールなどのア
ルキレングリコールやこれ以上のポリアルキレングリコ
ール、及びグリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリ
グリセリン、及びトリメチロールエタン、エリスリトー
ル、ペンタエリスリトール、ソルビタン、グルコース、
ソルビトール、マルチトール、シュークロース、ラフィ
ノース、トリハロースなどを単独で用いたり併用するこ
とができる。
【0023】本発明の基剤は常法により調製することが
できる。例えば、多価アルコール系脂肪酸エステルと油
分、及び必要に応じて低級アルコール、及び必要に応じ
て多価アルコールを混合すると共に水浴上で60〜10
0℃、好ましくは75〜90℃に加熱しながら溶解し、
かき混ぜて混合物を調製する。またこれとは別に、防腐
性を有する成分やその他の添加剤を精製水に加え、必要
ならば加熱し、溶解して水溶液を調製する。そして混合
物に水溶液を加えて均一にかき混ぜ、さらに、冷却後に
低級アルコールを加えることによって、本発明の基剤を
調製することができる。薬効成分、防腐剤などの添加
は、その物理化学的性質に応じて、外用剤への製剤化の
初期に多価アルコール系脂肪酸エステル、油分などと混
ぜ合わせるか、または製剤化の最終工程で低級アルコー
ルに溶かして加えることなど適宜選択することができ
る。
【0024】本発明において、多価アルコール系脂肪酸
エステルの含有量は全量に対して1.0〜20.0重量
%に設定するのが好ましい。多価アルコール系脂肪酸エ
ステルの含有量が1.0重量%未満であれば、一部の成
分の分離が見られるなど安定な基剤や外用剤を得ること
ができないという問題が発生する恐れがあり、多価アル
コール系脂肪酸エステルの含有量が20.0重量%を超
えると、粘性が上昇して、皮膚等への塗布時に基剤や外
用剤の延びが低下するという問題が発生する恐れがあ
る。また本発明において、油分の含有量は全量に対して
0.1〜30.0重量%に設定するのが好ましい。油分
の含有量が0.1重量%未満であれば、成分の分離が見
られてゲル状あるいはクリーム状の基剤を安定に調製す
ることができないという問題が発生する恐れがあり、油
分の含有量が30.0重量%を超えると、成分が分離す
るという問題が発生する恐れがある。さらに本発明にお
いて、低級アルコールの含有量は全量に対して0.5〜
10.0重量%に設定するのが好ましい。低級アルコー
ルの含有量が0.5重量%未満であれば、添加する成分
(薬効成分や防腐剤など)によって目的とする安定な外
用剤を得ることができないという問題が発生する恐れが
あり、低級アルコールの含有量が10.0重量%を超え
ると、一部の成分の分離が発生し、安定な基剤や外用剤
を得ることができなくなるという問題が発生する恐れが
ある。また本発明において、多価アルコールの含有量は
全量に対して0.1〜30.0重量%に設定するのが好
ましい。多価アルコールの含有量が0.1重量%未満で
あれば、組成によっては一部の成分の分離が発生し、安
定な基剤や外用剤を得ることができなくなるという問題
が発生する恐れがあり、多価アルコールの含有量が3
0.0重量%を超えると、多価アルコール(特にグリセ
リン)によるべとつきが発生して、官能面(使用感)が
悪いという問題が発生する恐れがある。特に、製剤面か
ら外用剤はゲル状のものが好ましく、安定なゲル製剤
(外用剤)を得るためには0.5重量%以上の多価アル
コールを配合するのが好ましい。
【0025】また本発明は、クリーム状、ゲル状、ロー
ション状(液状)などの外観性状に調製することがで
き、これらの外観性状は多価アルコール系脂肪酸エステ
ルの種類及び配合量、油分の種類及び配合量、低級アル
コールの種類及び配合量、さらには多価アルコールの種
類及び配合量などの組み合わせを適宜変えることによっ
て、変更することができる。例えば、使用する多価アル
コール系脂肪酸エステルをショ糖脂肪酸エステルとした
場合、低級アルコールとともにその濃度を一定にして、
油分:トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルの濃度を
変化させることによって、クリーム状からゲル、ローシ
ョンへと外観性状を変化させることができる。
【0026】そして上記のような基剤にヒノキチオール
を配合することによって、抗菌剤である本発明の外用剤
を調製することができる。ヒノキチオールの配合量は外
用剤の全量に対して0.001〜0.1重量%に設定す
るのが好ましい。ヒノキチオールの配合量が外用剤の全
量に対して0.001重量%未満であれば、ヒノキチオ
ールの薬効性や持続性を十分に発揮させることができ
ず、またヒノキチオールの配合量が外用剤の全量に対し
て0.1重量%を超えると、基剤の乳化を壊すなどして
外用剤の安定性が損なわれたり、外用剤の値段が高くな
る恐れがある。より好ましくは、外用剤の全量に対して
0.05重量%以下にヒノキチオールの配合量を設定す
る。
【0027】また本発明には他の薬剤としてビタミン
類、ホルモン類、アミノ酸類、植物エキス、美白剤、殺
菌剤、保湿剤、金属封鎖剤、酸化防止剤、肌荒れ防止
剤、収斂剤、抗そう痒剤などを必要に応じて適量含有さ
せることができる。
【0028】ビタミン類としては、例えば、油溶性ビタ
ミン類としてビタミンA油(レチノール)、酢酸レチノ
ール、パルミチン酸レチノール、レチノールA、ビタミ
ンD誘導体、ビタミンE(トコフェロール)、酢酸dl
−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、酪
酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、ニコチ
ン酸ベンジルエステル、天然ビタミンEなどを、また水
溶性ビタミン類として、ビタミンB1、ビタミンB2
(リボフラビン酪酸エステル)、ビタミンB6(ジカプ
リル酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシンなど
脂肪酸エステル)、パントテニールアルコール、パント
テニールエチルエーテル、ビタミンC(アスコルビン
酸)、ステアリン酸アスコルビル、パントテン酸アスコ
ルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸
リン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンH(ビオチ
ン)などを用いることができる。
【0029】ホルモン類としては、女性ホルモン類(エ
チニールエストラジオールなど)や副腎皮質ホルモン類
などを用いることができる。アミノ酸類としては、アル
ギニン、シスチン、ロイシン、ヒスチジン、グルタミン
酸イソロイシン、リジン、メチオニン、フエニールアラ
ニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、セリン、
アラニン、ヒドロキシプロリン、アスパラギンなどを用
いることができる。植物エキスとしては、カンゾウ抽出
液、オドリコソウ、マロニエ、ユーカリ抽出液、西洋ノ
コギリソウ、西洋トチノキエキス、アロエ抽出液、カミ
ツレ抽出液、シコン抽出液、ニンジンエキス、ユリ球根
エキス、ベニバナ抽出液、ハマメリス抽出液、シラカバ
抽出エキス、ヘチマエキス、キューリエキス、ニンニク
エキス、トウキエキス、ローズマリーエキスなどを用い
ることができる。美白剤としては、アルブチン、コウジ
酸などを用いることができる。殺菌剤としては、イルガ
サンDP300、イソプロピルメチルフェノール、フェ
ノキシエタノール、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸
クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、塩化セチルピリジニウムなどを用いることが
できる。保湿剤としては、ピロリドンカルボン酸、尿
素、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン分解物など
を用いることができる。金属封鎖剤としては、エチレン
ジアミン四酢酸、コハク酸、クエン酸、ポリリン酸など
を用いることができる。酸化防止剤としては、トコフェ
ロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキ
シアニソール、没食子酸エステル類などを用いることが
できる。肌荒れ防止剤としては、グリチルレチン酸、グ
リチルリチン酸、アラントイン、アズレン、イプシロン
アミノカプロン酸、γ−オリザノールなどを用いること
ができる。収斂剤としては、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラ
ントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、
硫酸アルミニウム、スルフォ石炭酸亜鉛、タンニン酸、
クエン酸、乳酸などを用いることができる。抗そう痒剤
としては、カプサイシン、ノニル酸バニリルアミド、ト
ウガラシ抽出物などを用いることができる。
【0030】また薬剤としては、抗ヒスタミン剤(ジフ
エンヒドラミンおよびその誘導体)、アミノ安息香酸エ
チル、サリチル酸メチル、塩酸ジブカイン、アラントイ
ン、塩酸リドカイン、クロタミン、サリチル酸グリコー
ル、アミノエチルスルフォン酸、アクリノール、過酸化
水素、塩酸ナファゾリン、マレイン酸クロルフェニラミ
ン、スルフイソミジン、インドメタシンなどの薬品類を
用いることができる。さらに消炎剤のアズレンや角質溶
解剤のサリチル酸や硫黄を薬剤として用いることができ
る。
【0031】また本発明では、ヒノキチオールが防腐剤
の作用も発揮するので、特に別途防腐剤を配合する必要
はないが、防腐効果を充分に得るために、必要に応じ
て、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸及
びその塩、サリチル酸及びその塩、フェノキシエタノー
ル、感光素201号を適宜用いることも可能である。
【0032】さらに本発明では、他の慣用の添加剤、例
えば金属石鹸、顔料、色素、香料、紫外線吸収剤、保湿
剤、増粘剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、pH調整剤など
を必要に応じて適宜用いることができ、またl−メント
ールやdl−カンファー、ボルネオールなどの清涼剤等
を必要に応じて適宜用いることができる。
【0033】そして本発明では、多価アルコール系脂肪
酸エステルと油分と低級アルコールとの間で薬効成分で
あるヒノキチオールがバランスよく分配されているの
で、ヒノキチオールが低濃度であっても、その薬効効果
(抗菌性)や防腐効果を高く発揮させることができ、ま
た持続性も長くなるのである。しかもヒノキチオールが
低濃度であるので、基剤の乳化等が壊されることが無
く、安定性を向上させることができる。
【0034】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。
【0035】(実施例1)ショ糖脂肪酸エステル(ショ
糖パルミチン酸エステルとショ糖ステアリン酸エステル
の混合物)を5.0重量部、油分であるトリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリルを2.0重量部、多価アルコール
である濃グリセリンを5.0重量部、99.5%濃度の
エチルアルコールを2.0重量部、ヒノキチオールを
0.05重量部、残部を精製水として、全量が100重
量部の外用剤を調製した。
【0036】調製手順は次の通りである。
【0037】(1)ショ糖脂肪酸エステルとトリ2−エ
チルヘキサン酸グリセリルと濃グリセリンを秤取して混
合し、約80℃に加温した。
【0038】(2)精製水を約80℃に加温し、これを
(1)で調製した混合物に攪拌下、加えた。
【0039】(3)(2)で調製した混合物を冷却し、
約40℃で99.5%濃度のエチルアルコールとヒノキ
チオールを加え、この後さらに30℃以下にまで冷却し
た。
【0040】(実施例2)ショ糖脂肪酸エステル(ショ
糖パルミチン酸エステルとショ糖ステアリン酸エステル
の混合物)を5.0重量部、油分であるトリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリルを2.0重量部、多価アルコール
である濃グリセリンを5.0重量部、99.5%濃度の
エチルアルコールを5.0重量部、ヒノキチオールを
0.05重量部、清涼剤であるl−メントールを0.0
5重量部、清涼剤であるdl−カンフルを0.05重量
部、残部を精製水として、全量が100重量部の外用剤
を調製した。
【0041】調製手順は次の通りである。
【0042】(1)ショ糖脂肪酸エステルとトリ2−エ
チルヘキサン酸グリセリルと濃グリセリンとl−メント
ールとdl−カンフルを秤取して混合し、約80℃に加
温した。
【0043】(2)精製水を約80℃に加温し、これを
(1)で調製した混合物に攪拌下、加えた。
【0044】(3)(2)で調製した混合物を冷却し、
約40℃でエチルアルコールとヒノキチオールを加え、
この後さらに30℃以下にまで冷却した。
【0045】(実施例3)ヒノキチオールを0.001
重量部使用した以外は、実施例1と同様にして外用剤を
調製した。
【0046】(比較例1)白色ワセリンと亜鉛華軟膏を
1:1で混和、攪拌した軟膏の99.8重量%に、0.
2重量%のヒノキチオールを配合して外用剤を調製し
た。
【0047】(比較例2)99.95重量%の親水軟膏
に0.05重量%のヒノキチオールを加え、常法により
混合して外用剤を調製した。
【0048】(比較例3)99.95重量%のワセリン
に0.05重量%のヒノキチオールを加え、常法により
混合して外用剤を調製した。
【0049】(比較例4)白色ワセリン(日本薬局方製
造元日興製薬株式会社)をそのまま用いた。
【0050】(A)黄色ブドー状球菌に対する作用 アトピー性皮膚炎の皮疹の悪化に、最近、特に黄色ブド
ー状球菌が関与しているといわれている。しかしなが
ら、アトピー性皮膚炎に対する黄色ブドー状球菌の病的
意義については未だ明らかになっていない部分がある
が、本発明の外用剤の特徴の一つを見極めるために、黄
色ブドー状球菌に対する作用を試験した。
【0051】この試験は、皮疹が有る52名と皮疹が無
い37名のアトピー性皮膚炎者を対象者とした。皮疹が
有る対象者のうち、18名の皮膚に実施例1を、17名
の皮膚に比較例1を塗布し、残る17名には何も塗布し
なかった。また皮疹が無い対象者のうち、11名の皮膚
に実施例1を、14名の皮膚に比較例1を塗布し、残る
12名には何も塗布しなかった。
【0052】細菌数の測定は、底面積が約5cm2の結
核痰検査容器の底(無菌的にカットした状態のもの)に
それぞれの対象者の皮膚を押し付け、この状態で結核痰
検査容器に5.0ミリリットルの無菌生理食塩水を注ぐ
と共に小綿棒にて10秒間の皮膚表面をこすり洗浄す
る。この後、結核痰検査容器内の洗浄食塩水を原液とし
て、この原液の100倍の希釈液を調製し、希釈液0.
01ミリリットルを血液寒天培地に塗抹し、37℃2日
間培養してコロニー数を計測した。
【0053】尚、血液寒天培地における溶血の有無、培
地上のコロニー形態及びコアギュラーゼにより細菌の種
類の同定を行なった。
【0054】そして皮膚における1cm2あたりの黄色
ブドー状球菌数の観察された人数を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1から明らかなように、実施例1を塗布
した対象者は比較例1を塗布した対象者や無塗布の対象
者よりも黄色ブドー状球菌の数がかなり減少した。従っ
て、本発明の実施例1は黄色ブドー状球菌を減少させる
のに対して有効に作用する。
【0057】(B)官能評価 実施例1と比較例2,3に対してSD法を用いて官能評
価を行った。SD法とは(senotic differential metho
d)、様々な形容詞の対で構成される複数の評価尺度で
提出された試料を評価することによって、試料の印象を
各尺度上で評価する方法である。
【0058】今回は評価項目として、クリーム特有のべ
とつき、さっぱり感、のびの強さ、肌のすべすべ感、浸
透感、肌触り、及びしっとり感の7つの項目を下記の7
段階の尺度で評価した。評価した人は男性17名、女性
18名の合計35名である。
【0059】7段階の尺度は次の通りである。
【0060】 非常にある…7 かなりある…6 ややある…5 どちらともいえない…4 ややない…3 かなりない…2 非常にない…1 そして各評価項目で平均を算出した。結果を表2に示
す。
【0061】
【表2】
【0062】各項目について、実施例1は比較例2、3
よりも優位な官能評価が得られた。特に、実施例1では
べとつき感(油っぽさ)やさっぱり感が高い官能評価で
あった。また最後にこれらの35名のパネルに対して、
実施例1を今後使用したいかの質問に大多数のパネルが
使用したいとの答えであった。
【0063】(C)安全性 実施例1乃至3及び比較例4を染み込ませたろ紙を、Fi
nn chamber,Scanpor tapeを用いてアトピー性皮膚炎な
どの皮膚に疾患のある35名の被験者に48時間閉塞貼
付し、貼付除去後、1時間と24時間に皮膚反応を判定
した。判定結果は以下の基準で評点した。
【0064】 反応なし 0 わずかな紅斑 0.5 明らかな紅斑 1.0 丘疹ないし浮腫をともなう紅斑 2.0 貼付除去後、1時間と24時間の判定結果のうち、評点
の高い方の結果を選び、評点総和を被験者数で除し、そ
の商の百分率を皮膚の刺激指数とした。結果を表3に示
す。
【0065】
【表3】
【0066】表3から明らかなように、実施例1乃至3
は比較例4と同様に、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患の
ある人に対しても極めて低刺激であり、実用上何ら問題
は無い。
【0067】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る発
明は、多価アルコール系脂肪酸エステルと、油分と、低
級アルコールと、水を含有させて基剤を調製し、基剤に
ヒノキチオールを配合するので、ヒノキチオールを低濃
度で含有しても優れた抗菌性を維持することができ、ま
た副作用が少なく、しかも油っぽさが少なくべたつかず
さらっとした使用感を有して全身皮膚に使用可能なもの
である。
【0068】また本発明の請求項2に係る発明は、多価
アルコールを含有させるので、保湿作用を高くすること
ができるものである。
【0069】また本発明の請求項3に係る発明は、ヒノ
キチオールを全量に対して0.001〜0.1重量%配
合するので、皮膚の抗菌性及び基剤の防腐性を確実に得
ることができると共に低刺激性を図ることができ、しか
も低コスト化することができるものである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/12 602 A61K 47/10 A61K 47/14 A61K 47/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコール系脂肪酸エステルと、油
    分と、低級アルコールと、水を含有させて基剤を調製
    し、基剤にヒノキチオールを配合して成ることを特徴と
    する外用剤。
  2. 【請求項2】 基剤に多価アルコールを含有させて成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の外用剤。
  3. 【請求項3】 ヒノキチオールを全量に対して0.00
    1〜0.1重量%配合して成ることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の外用剤。
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